56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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あれ、
[聞き覚えのある声と名前。 扉を開けてみれば、やはり予想通りの姿があって]
やーっぱり、フィリップ …とオスカーか。 はは、わりーな俺で。
[いつもサボり現場を目撃されている彼の、背筋をピンと張った姿に苦笑を浮かべて。]
ま、とりあえず入れよ。
[そうして、二人を室内に入るように促した。]
(248) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/06/29(Wed) 01時頃
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[溜息も出ない陰鬱な面で、墓石を見遣る。 父親の墓前に対して、全く相応しい表情で無かった]
やっぱり無理だよ、父さん。 僕じゃ、父さん程凄い人には成れない。
[抱く感情は、劣等感と呼ばれる物なのか。 だが、このままでは『狼』の騎士団は死に絶える。 その現実も、もう間もなく訪れる事は、解ってはいるが。
やがて青年も又、砦へと踵を返すだろう]
(249) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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[さて、と、バーナードに向き直れば、先手を打って探られて>>245]
いや、ここに来たのは本当に成り行きだが――。 補給管理担当、お前だからはっきり言っておこうか。
[その声は先程までの叱りつける調子とも違う、低く抑えた声。]
単刀直入に言えば、開戦は近い。 明日明後日にも全隊準備命令が出るだろう。 今、その方向で最終調整を行っている。
[倉庫にいる補給部隊員には聞こえないように囁く。]
(250) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/06/29(Wed) 01時頃
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…何だって? それは何処で!?
[フィリップの言葉に、身体が冷たくなるのを感じて、思わず問い詰めるような強い口調で彼に言葉を発した。 執務室のドアが開いたのは、丁度その時だったろうか。]
何してるんだこんなところで。
[意外な人物が出てきたな、と思いつつも、招かれるがままに部屋の中で。 フィリップの話も、少なくとも廊下ではしない方がよいと思われた事もあって。]
(251) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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[扉が開いて迎え出た人物に、背筋を伸ばしたまま目を丸くした]
あれ、 イアンさん?
[目を瞬くが、促されればどこか拍子抜けした表情で中へと入った]
飼葉の上で昼寝してないイアンさんを見るのは、久しぶりですね。 今は、イアンさんが代理をしているんですか?
[少年は笑顔で問う。 赤緑双方の騎士団の中でも指折りの実力を誇る彼ならば、そうでも不思議ではない、が彼の性分では苦労しているのではないだろうか、と少し心配そうに見上げた]
(252) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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[彼自身が悪いわけではないとは分かっているが、しかし刷り込みのようなもので、その服装を見ると反射的に逃げそうになってしまう。 騎士団に入団してからは、流石に逃げたことはないが。]
そうだな。待たせちゃ悪い。
[ムパムピスの言葉>>241に頷き、そのばから離れようとするが。]
お前さんが、祈る以外の職務をしないですむように……俺の分も神様に祈っておいてくれ。
[思い出したようにそれだけ言って、そそくさと食堂へと向かった。]
(253) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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― 砦内 ―
[薄く溜息を吐く青年の様子に、擦れ違う騎士は何事かと思うか。 若しくは最近となっては何時もの事と思うか。 墓地では、オスカーから、不甲斐無いと思われたのだろうな、と言う思いが、青年の気を更に陰鬱とさせていた。 だから、騎士団にあるまじき注意力の散漫さから]
――うわっ!?
[曲がり角で、決して高くない青年の背丈より低い女性がぶつかる。 揺れる赤十字から、衛生兵の女性だろうとは解ったが]
(254) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/06/29(Wed) 01時頃
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…ちょっと、書類の整理。
[何をしてる、とのオスカーの問いには>>251 バレバレだろう嘘をついて。 昼寝のことをフィリップに言われれば]
うっせ、しー、だよ。しー。 俺が代理なわけないだろ、たまたま通りかかっただけだっつーの。
[こちらにも、すぐにバレるであろう嘘をついた。]
…で、何の報告だって?
[適当に二人を座らせれば、自分も腰を落ち着かせて。 改めて用件を聞くことにした。]
(255) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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[>>251 強い口調に、改めて事の重大性を意識する。 物資に関することとはいえ、その情報から此方がいつまで持ちこたえられるか推察されてしまうことは恐ろしい。]
話は、中でいいですか?
[もの怖じせず少年が言ったのと、扉が開いたのは同時だった]
(256) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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/* ヴェスメモ>ペラジーがいつの間にか若くなくなっていて驚愕。
とてもふいた。そ、そうですね……! いやでも20代前半は、若いんじゃないかな……! */
(-80) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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>>250ああー、やっぱりですか。やけに忙しかったり運ばれてくる物が重いものばかりと思っていましたけどね。参ったなあー。絵を描く時間が無いよー。
[帽子の上から自分の頭を掌でぐりぐりする。 軽口もどこか軽々しさがうせていた。]
はぁー、了解いたしました。 こちらもそのつもりで動きます…が調整が行うまでは周囲には伝えないでおきます。
[ぴっと締まった口調ではないものの、自分なりのきっちりで答えた。]
(257) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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―砦内・廊下―
これからはあまり贅沢はできなくなるかな。 平和なうちに、皆にはいい物食べてもらわないと…
わ…っ!
[晩御飯の献立について考えていた為、前方に人影が現れたことに気づくのが遅れ。見事にベネットとぶつかった]
ご、ごめんなさい…! 考え事をしてたもので!
(258) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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ありがとうございます。 私自身が聞ければ一番良いのですがね。 さすがに…
[全ての言葉を言い切る前に、隣にいたヤニクが逃げるように食堂へと入っていった>>253]
ちょっとヤニク?! すみません。変な態度を取ってしまって…申し訳ないです。
[慌ててムパムスピスに頭を下げた。気を悪くしていなければ良いがと気になった。]
ではこれで失礼します。
[握りしめた拳を緩め、左手を上にあげて敬礼を行った。 その後、自らも後を追うように食堂へと入っていた。]
(259) 2011/06/29(Wed) 01時頃
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それと副団長、何か個人的にご入用でしたら別途物資とは別に頼んでおきますよ。 ―それが秘密にしておきたいものなら、こちとら口が堅い、秘密にしておきますしね。
[副団長が以前利用したかは分らないが。
騎士の中には、個人的に(内緒も含め)欲しいもの等を取り寄せて欲しいと願う者は少なからず居た。]
(260) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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……はい。承ります。
[俺の分も祈っておいてくれ、と言うヤニクに頷く。>>253 彼が信仰や神職を悪く思っているわけではないと感じて、 穏やかに微笑みかけた]
もし、ヤニクさんがご自身で祈りたいと思われた時は、 礼拝に来られるのが苦手なのでしたら、 寝室など、落ち着ける場所でお祈りされてみては いかがでしょう? 神様はいつ、どんな場所でも耳を傾けて下さいますから。
私もこれで失礼しますね。
[ヤニクとミッシェルと別れて、再び歩き出した。 彼らの後ろ姿を振り返って眺めてみれば、 仲の良い様子は戦を目前にして長閑にも見えた]
ああして、平穏に過ごせれば一番だと思うのですが……
(261) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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伝書鳩が一羽落とされてたらしい。 向こうにこちらの情報が渡ったようだ。
[イアンに告げる口調は落ち着いてはいたけれど、その瞳には若干焦りの様な色が滲んでいて。]
詳しい話を頼む。
[隣に座ったフィリップに、声をかけた。]
(262) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/06/29(Wed) 01時半頃
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/* やっべ確定しちゃった ごめんんさい。
(-81) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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[>>255 代理ではない、と聞けば意外そうな顔をする]
そうですか。 イアンさんなら、皆安心すると思ったんだけど。
[下っ端の自分にも気さくに接してくれる彼は、上には気に入られていなかったのかもしれないが、下のものには好かれていたように思う。 上の決定に阿らず、下を大事にするのは上に立つ者として望ましかった―――本人は面倒くさがるのかもしれないが。 自分もその一人なわけで、口から出たのは素直な感想だった]
ええ、補給部隊が飛ばした伝書鳥が、砦の近くで射落とされていました。 文書は持ち去られていたので、恐らく敵兵の手に落ちたものと。 内容は今回の補給物資の欠品リストとのことです。
[少年の朗らかな笑顔が、この時ばかりは曇った]
(263) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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お前は、本当に……。 呑気にも程があるな。ある意味尊敬する。
[呆れ果てて、一つ盛大に溜息を吐いた。 これがもし自分の下につく団員なら叱り飛ばす所だが]
――安心して絵を描ける環境なら良かったんだがな。
[ぽつり、呟いて。 「周囲には伝えない」と言われれば頷いた] ああ、それでよろしく頼む。 砦の中に不安を拡散させることが一番避けたいことだ。
(264) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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ご、ごめん。 僕も考え事してたから。
[咄嗟に謝る青年の顔は、まだ微かに翳っているだろうか。 改めて衛生兵の娘を視る。ぶつかった拍子にフードが上がると、中々可愛い子だと思った。 年は大体同じ頃だろうか、ほんの少し自分の方が年下かも知れない]
衛生班の子だよね? ごめん、邪魔させちゃった。
(265) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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/* >>265 冗談だったのに<メモこれは恋の予感
本当に可愛いと言ってくれるベネットさんマジ男前です
(-82) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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―食堂― シチューまだあります?
[食堂に着くとカウンターのおばちゃんに尋ねた。 どうやらペラジーが言ってくれたようで幸いにも2名分残っていた。おばちゃんからシチューを受け取ると自分の分と共にヤニクの元へ持っていく。]
はい。ご飯だよ。
[目の前にシチューを置くと、ヤニクの隣に腰を降ろし、シチューを一口含んだ。]
やっぱり美味しい。 いきなり入っていくなんてひどいよ〜。びっくりしたんだからね。 あっ…そういえばシチューってくれるの?
[先程の態度は分かっているため、それ以上のことは言わなかった。 話題を変える為に出した会話…それは賭けの賞品だった。]
(266) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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/* うあー…連投しちゃってごめんなさいー…
(-83) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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[>>262 促され、頷く。>>263の説明をすると、オスカーに顔を向け]
かなり近くまで敵の斥候がきているようです。 外の状況については、オスカーさんの方が詳しいと思うけれど… 今後は伝書鳥の飛ぶルートを変えさせたいと思うのだけれど、どちらの方角が良いでしょう?
[死んでしまった鳥に心を痛める。 きちんと仕事をこなす様に仕込むまで大変だということもあるが。 彼にとっては、動物の死も人の死も等価に悲しいものだった]
(267) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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[幼馴染が何を思っていたか>>247知らないが、]
あのクソ爺のせいで、トラウマ埋め込まれたんだ。 そう簡単に慣れるかってんだ。
[神職者が苦手になった過去を思い出しかけ、頭を振った。 それでも、あんな態度を取ってしまった自分に対しても掛けてくれたムパムピスの言葉>>261を思い出せば、礼拝には行けなくとも、たまには祈るのも良いかもしれないと思う。]
(268) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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[この男と真面目な話をする程度には緊迫した状況なのだなと、どこか他人事のように思う。 しかし次に告げられた内容に>>260、やはり、と溜息を重ねた]
……お前。 それを言うのか。この状況で。他でもない私に。
[補給部隊の「裏の取り寄せ」のことは、利用したことはなくとも存在は知っていた。 規律の乱れを苦々しく思い処罰しようとするところを、騎士団長に黙認するよう説得される、そんな遣り取りを何度も繰り返したのに]
全く。
……柘榴が食べたい。
[擦れ違い際に呟いたのは小さな一言。 確認も、挨拶もすることもなく倉庫を*出た*]
(269) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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/* なんか柘榴食べたかったんだ。
(-84) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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怪我、は……? ベネットさん。
[口癖で言いかけ、相手が誰かすぐに気づいた。彼は団長の息子ということでそれなりに有名でもある>>265]
いいえいいえ!邪魔はしてないです!
[フードが上がっているのにも気づかず、諸手を振って]
そ、それより。 お顔が優れませんが、どこか痛かったりとかしてません?
(270) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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/* >>269いやーフォローすんません。 ほんとうにすんません。 久しぶりに迂闊に確定させちゃいました。。。
(-85) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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[フィリップの言葉を聞き、ぎり、と唇を噛んだ。 予想よりも大分早くに懐まで入られてしまっている。 しかも欠品のリストとなれば、ある程度そのリストの内容からこちらの状態が伺えてしまう。]
ルート…ルート、か。
[鳩を飛ばせる方角を変えたいと言う彼の言葉にはすぐに答えられずに。]
…一度、見てくるか。
[それは勿論、鳩が居落とされた付近の事。]
(271) 2011/06/29(Wed) 01時半頃
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