56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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/* ぐあああああああバーナが泣ける…。泣けるやべえ…
ちょっと、ちょっと、絡みたいので戦場まで来てやくれませんか!←
(-79) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[両軍が平原の中央で激突する。 最初の激突こそが最も剣戟激しく、一瞬にして大勢の死者が出る瞬間。 槍に、剣に貫かれ、馬に跳ね飛ばされ、硝煙の香りが立ち込める。 その首筋に突き付けられた刃を物ともせず、誰もが、敵陣深くの喉元にまで食い込もうとする]
――イアンッ!!
[そして彼よりも更に戦闘切って突撃を仕掛ける青年も又。 抜き放った両手の短剣を強く強く構えて……
乗り捨てる様に愛馬から飛び降りる]
(127) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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――先に行くよ!!
(*40) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[馬から飛び降りた青年は、自身の足で戦場を駆け抜ける。
軍馬の突撃を――躱す。 騎士の長剣の斬撃を――躱す]
―――っ……!
[そして静かなる咆哮を上げる狼は、その牙を振り翳す]
(128) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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――僕は『狼』……
(*41) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[一瞬の交差に、数名の敵騎士が纏めて絶命する。
その力で甲冑を打ち砕くでも無い。 その力で盾を叩き割るでも無い。
その狼の如き素早さを以て、片手で肩を叩く。 そしてその手には、一振りの短剣が、兜に覆われない首を掠める。 ただそれだけで、人は軽く絶命してしまえる。
それが、力強さに恵まれず、騎士剣を持てなかった青年の戦い方]
(129) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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すみません、分かっているんです。 守るために戦う貴方にこんなことを言うのは筋違いで、 無理なんだってことは。
ですが公女さまが求めているのは平和なんです、 このまま……この戦が、 両軍どちらかが討ち果たされて終わってしまえば、 あの方のお心は二つに裂けてしまいそうなんです。
ヤニクさん、お願いします、 公女さまの味方になってあげてください。 今の彼女には支えとなる人がいませ、――
[ぷつっと、糸が切れるように声は途切れた]
(=16) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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/* >>125 Σ何でフィリップまで刺されたし
あわわ死ぬ 肺からの傷って結構やばい…ような! (うろ覚えのこの看護士)
フィリップううううあああ
(-80) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[赤と緑が、平原へと散らばって行く。 向かい来るのは、唸りを上げた敵軍。
愛馬の手綱を引いていれば、思い出されるのは 馬の世話を欠かさずしていた少年の姿。 彼が今、負傷をしているなどとは思いもしない。]
…ッああああ!!
[ただ、咆哮と共に敵軍へと切り込んでいく。]
(130) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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/* あのwwwwwフィリップwwwwwwwww 僕よりさきにフィリップが死にそうwwwwww
誰か手当をしてあげて!誰か手当を!!
(-81) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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/* かwwwwwたwwおwwwもwwwいwwwwwwww
やっと把握したwwwwww くそっwwwww
(-82) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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/* フィリップ、君、一体何をやっているんd !!?!!?!?!? */
(-83) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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――― ベネット!!
[馬から飛び降りて、地へと降り立った青年の名を呼んだ。 剣や矢、はたまた馬の猛攻が飛び交う中、 地に足を着いて戦うのは、危険だった。 けれど]
(131) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[この分野では最強と言えるオスカー程では無い。 人体の急所等青年は全て押さえても居ない。
然し、地を駆ける狼の足は疾風を求める様に素早い。 既に軍馬に道を塞き止められそれ以上を斬り込めずに乱戦の最中斬り合う騎士達を後方へ。 馬に乗らず、己が身一つで剣を振り翳す騎士達は、只一人突出してきた狼を狩り尽くそうとその長剣を突きだすが。
―当たらない。 ――当たらない。 ―――当たらない。 ]
(132) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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―――任せたぞ、副団長。
(*42) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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―回想:開戦前>>118― [ダスクと名づけられた白馬を引き取りにきた緑騎士団副団長へと敬礼をして、手綱を引き渡す。]
―――はい。 どうか、ダスクと共にご無事の帰還を。 待って、います。
[一度、馬と顔を合わせ、頼んだぞ、とでも言うようにして、悠然と歩くその後ろ姿を見送った。*]
(133) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[砦にいるほとんどの看護士たちは、戦場からの負傷者の手当てに追われている。
まして、治療に使われているホールや中庭は、地下牢からは、やや遠い。
そして、戦場を往復している女衛生兵は、まさか砦の中にいるムパムピスや、フィリップが負傷しているなどとは露ほども思っていなかった]
(134) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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―回想:撤退直前>>123― [駆けつけてきたミッシェルに叫ぶ]
駄目だ、ミッシェルさん、一人で敵う相手じゃない!!
[しかし、走りだした馬は、無情にもその場から彼を遠ざけて行く。 声は、届いただろうか。*]
(135) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[オスカーが馬を走らせるは、己が主の斜め後ろ。 主の背後に守られる様に、馬上で手にした長弓を番える。]
…っ!
[ヒュッ、と鋭い音と共に弓を放てば、狙う先は今にも衝突しようとしている敵軍の先頭の馬。 激しい嘶きをあげ、大きな音をたてて崩れ落ちる馬に連鎖され、次々に倒れてゆく馬達。 そこに切り込んでゆけば、かなりの敵兵を蹴散らす事が出来ただろうか。]
(136) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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/* あ、これ
>フィリップと踊り狂ったおぼろげな記憶がある。
って、笛吹き自身と踊ったってわけじゃないんだ! 片思いフィリップと一緒に、笛吹きと3人で踊った、みたいな感じなのね。多分。
なるほど理解。 …………。
うわああああああああああああああああ フィリップうううううううううううううううう
(-84) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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…………ぐ
[視界が明滅して音が遠退いていた。 いつの間にか床がすぐ目の前にあって、体は動かない]
――ィ、っ
[夥しい赤に染まる床の向こう、同郷の少年が見えた。>>126 どうして彼はあんな風に這いずっているのか。
……離れてください。ここは危険です。
ただの一言が出ずに、濁った嗚咽が漏れる。 痛む腹を、震える手で押さえると、ぬるりと滑った気がした]
(137) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 砦内 ―
追加食料は7,8番倉庫においてありますが。 …わかりあした直ぐ持ってきま―、一人来てくださーい!
負傷兵が見えたそうでーす! 薬が足りなくなりそうだったら直ぐ言って下さいー!
[戦場の後方もまたひとつの戦場を擁していた。 伝言、物資の運搬、補助。 何にでも限り対応することが自身の戦となっている。]
(138) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[傍には、命を棄てたとしか思えない特攻。 然しその数多の剣に斃れず、その数だけの敵軍の喉笛を噛み切る。 敵陣も敵陣。既に周りには敵しか居ない『副団長』のその勇姿に、赤狼達はきっと勢い付けられるだろう]
―― 食い千切れっ! 赤狼達っ!!
[活気付いた士気は、未だ高まる]
(139) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[一太刀、二太刀とガイルに浴びせる。 同時に鋭い刃が自らの躯を掠めた。じわりと滲む赤い染み。]
いい加減にその馬から降りろ。 そこから殺り合うよりお前は地面に足をついて殺り合う方が得意だろう?
[男の何を知っているのか、女はガイルに向かって至近距離から話かけた。]
(140) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 現在・戦場 ―
[乱戦の中、剣の切っ先を向け、冷徹に軍勢を突き倒し進む。 甲冑を叩き割れば骸が転がり落ち、白馬は返り血に染まる]
第二隊は一時退却! 第三隊は南方へと進撃せよ!
[戦場を駆け回り、指示を出し続ける。 同時に、探すのは敵将。ガイル・カロッサの黒き姿を討てば、混乱の内に瓦解することを見越して。
将の姿を求め――――。]
(141) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[一瞬、一瞬気を取られただけでも、 次の瞬間、目の前に剣や槍が有る。 片手でそれらを受け止めれば、首目掛けて一撃を放つ]
…上等だ、ッつーの!
[翠の瞳を思い出しながらも、咆える。 背後では、オスカーが弓を持って援護をしていた。 そうしてひらけた視界へ、またしても突撃していく。]
(142) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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ベネット…
[地を駆けてゆく狼の足は、オスカーも驚くほど素早いもので。 敵の合間を縫い、ただ、貪欲に得物を求めて、前へと。 その姿はまさに『狼』其の物。]
(*43) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 薄明:出陣前 ― [愛用の弓は左手に。 団長と副団長の鼓舞する声を聞く。
集まる前、ペラジーが用意してくれたであろう軽食を取った。 不味くても、と彼女は言っていた>>77が、用意されていた物は旨かった。 これから戦場への力となるべく残さず食べて、行って来る、と声を掛けただろう。]
(143) 2011/07/02(Sat) 00時頃
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[提案は受け入れられた。間合いを取って、馬から降りる二人の騎士。二人の空間に入ってくる兵はいなかった。]
『お前。俺の何を知っている。』
[低い声で尋ねられれば女は高らかに笑った。]
やっぱり何も覚えてないんだな。 お前が5年前の戦で殺した男の娘だ。 やっと逢えたね。
[女は男を憎しみの視線を送り続け、最後の言葉は笑ってみせた。]
(144) 2011/07/02(Sat) 00時頃
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姫様がどうかしたのか?
[彼が言いかけた>>=14その先を促すように聞いてみたが、士気を高める為の演説へ意識が行っていた。
きちんと聞いていれば良かったと後に後悔するかもしれないが、今はまだわからない。]
(=17) 2011/07/02(Sat) 00時頃
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