291 Fate/Goddamned Omen
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── 宇宙樹周辺 ──
[黒霧を漂わせながら、砂塵を払う。 語りながら歩む足取りは少しずつ、神都へと近づいて。 宇宙樹が迫るにつれ、見上げる首は仰角になる。
重たいローブから覗かせた、少し長い首をぎゅっと、 目を凝らすようにして突き出す。 夜色に星をちりばめたような巻き角が天へと向けられた]
たかい、たかい
[道中、出くわしかけた小さな悪魔達は遠巻きに。 その進路を阻むような無粋はない。
黒い霧を恐れてでもいるかのように]
(52) 2019/02/10(Sun) 16時半頃
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[そうでなくても、この辺りには魔が少ない。 此処は神都の、すぐ近くだ。 迂闊があれば命など、いとも容易く奪われる。
転生すれば、全く異なる個となるのだ。 神都の奴らよりきっと、死は普通に恐ろしかった]
んーん……────、 ?
[じぃ、と見上げるその塔なるもの。 大きいし、一体何でできているのやら見当もつかない。 これは途方もない気がして、しゅんと耳を下げたが。
その根元まで、近寄る事はできたろうか。 緊張と共に歩を進ようと思ったのは。 きっと、単なる好奇心ばかりではなかった筈だと思いたい*]
(58) 2019/02/10(Sun) 17時頃
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[神秘を宿す者には皆々、食指が動く。 人並みの味覚は失われて久しいが、
魔は、美味だ。 その純度が高ければ高い程、極上に。
忌避される行為ではあろう。 神都の倫理においても、 汎人類史の倫理においても]
おいしいは、たべてあげなきゃ だいち、かえる、くらいなら
[強きものの遺伝子を残す為には、 それを摂取しなければならないのだから]
(76) 2019/02/10(Sun) 19時頃
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[とはいって、それは“死ぬくらいなら”のお話。
毛並みを撫でる手に齧りつく程、 見境がない訳ではないのだ>>61]
(77) 2019/02/10(Sun) 19時頃
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いいこは、はいれる わるいこは、はいれない るーらーは、きっと、いいこ?
[或いは。 それぞ創世の神などといった存在であるなら、 神都はその門扉を開いて見せるだろうか。 それとも、────たとえ神すらも拒むのだろうか。
いずれの神を信奉するかを選ぶのは、 つまるところは、人ならば]
(78) 2019/02/10(Sun) 19時頃
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[平凡に、けれどこれ以上もなく。 弱肉強食の大地であれど、 それ以外の故郷を知らぬならば望みはひとつ。]
るーらー そとからきたひと ちから、かしてくれるの?
[目的もなくやってきた訳ではないとは、 これまでよりも薄っすらと気付いてはいたが。 ぱたた、っと喜ぶように尻尾を振って]
うれし、……!
[無邪気にはしゃいだ]
(79) 2019/02/10(Sun) 19時頃
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あらしがなくなる、とてもよい もとどおりなる、うれしい
なにか、おきてる、僕わかる なにが、おきてる、僕しりたい
[サーヴァントと云う存在を知らぬ故に、 そう、漠然と口にしたのだった。
契約だとか。 世界を守るという、目的があるだとか。 そんな事は知りもせず、ただ。 この砂漠への来訪者として]
(80) 2019/02/10(Sun) 19時頃
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たかいたかい るーらー、げんきない?
[お腹が空いているのだろうか>>69。 さもありなん、砂漠は食料が少ない。 と、見当違いを思いながら。
何処かに獲物はいないだろうかと、 きょろりと辺りを見渡したところで。 くい、とローブを引く手に、振り返った>>70]
(81) 2019/02/10(Sun) 19時頃
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ゥ、 ?
[ぱちり、と目を瞬かせ。 すん、を鼻を鳴らした。 宇宙樹をちらりと一瞥をして]
まつ、だれか、あえる
[異変を感じる者がいたならば、 同じように此処へやって来るだろうか。 成程、と納得したように歩を留めて。 歩いてきたばかりの荒野をぐると見渡した]
(82) 2019/02/10(Sun) 19時半頃
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[その耳慣れぬ音韻は何処か歌めいて。 果たして何を詠っているのか、 黒山羊は小首を傾げるばかりだったけれども]
ほし、そら
[高い、天を仰いで。 それから、嵐に霞む地平を見た。
熱砂の中、影も揺らめく灼熱に。 ひとつ、人の姿は見えたであろうか>>49。 彼方に、遠く*]
(83) 2019/02/10(Sun) 19時半頃
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ヨグラージは、稲荷の傍でやはり黒霧を漂わせて佇んでいる◇
2019/02/10(Sun) 19時半頃
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[見詰めていた視線の先からかけられた声>>97。 ぱたん、耳を揺らした]
ひと 悪魔、人魔、ちがう でも、やっぱり、おいしそうなにおいの、ひと
[不思議な事だ。 神都の人間が追放された訳ではない、と。 ひと目で解ってしまう。 彼が神都の方角とは逆の方からやって来た、 その事実を差っ引いたとしても、だ]
(105) 2019/02/10(Sun) 21時頃
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き
[樹、という表現に深く首を傾げた。 それがまさか、樹だなんて思ってもいなかったから]
き、って あれのこと? もしそうなら、そう、あれ、きになるとても みたい、しりたい、ちかくいく
[鼻先を高く宇宙樹の方へと掲げてみせた]
(106) 2019/02/10(Sun) 21時頃
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[砂塵を喰らうように辺りに漂わせていた黒霧を ほんの少しばかり、晴らした]
あなたも、るーらーといっしょ そとからきた、ひと?
あるしゅが、さがしてた そとからきた、ひと あるしゅ おっきな、おっきな、おとこのひと
[そういえば、聞きそびれていたけれど。 いったい外から、何をしに来たのだろう? 隣のルーラーを見て、それから。 砂塵の向こうからやって来た人影を、見た*]
(109) 2019/02/10(Sun) 21時半頃
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ヨグラージは、ノッカの隠蔽の術式を探知する方法は恐らくは、なく◇
2019/02/10(Sun) 21時半頃
ヨグラージは、ザーゴは無事外からの人に逢えたのかな、と思案をひとつ◇
2019/02/10(Sun) 21時半頃
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/* 飴うりきれ、うりきれ。 久々に1000ptだから早い早い。 省エネはすごく頑張ってる。
(-12) 2019/02/10(Sun) 21時半頃
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[いいこ、わるいこ。 神に善神、悪神あるといえども。 幾多の面を持つのもまた神であるなら。 生ける者の善悪と何ら変わりもなく]
ごはん、いらない? あそぶも、いらない?
[それじゃあ、何で元気になるのだろうか。 またもやくい、と傾げられた頭上にはきっと、 ぽこぽこと疑問符が浮かび上がっていた事だろう]
(148) 2019/02/10(Sun) 22時半頃
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ほしい、あったら ここにあるもの、だったら 僕、さがす なにかあったら、おしえて、おしえて
[求められるものが魔力であるなら、 ない訳ではないけれども。 或いは、もっと、別の。 まあ、まあ、この際、それはさて置いて。 もの知らずの子供の想像力は儚いものだ]
(149) 2019/02/10(Sun) 22時半頃
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[新たに訪れた人影へ、 彼方が声をかけるのを聞いていた>>140。
きょとん、きょとん。 同じ外からきた人だとしても、 知り合い同士だとかではないのだろうか。 姿形もあまり似てはいない。
じぃっと、彼らの交わす言葉もまた、 耳を傾けて聞いていたのだ]
……、のぼる
(150) 2019/02/10(Sun) 22時半頃
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[ふいと、宇宙樹を見遣る。 山羊は断崖絶壁も登ってしまうというが。 さて、あれに蹄をかける事はできるだろうか。
うっかり、踏み外したならば────]
────、
[ぶるる、っと首を振れば耳が揺れる。 いや、それ以前に。 神都の者に追い払われる事は、なかろうか。 ふと不安に思って、神都のある大地に視線を落とした]
(151) 2019/02/10(Sun) 22時半頃
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神都
[どんな場所なのか。 追放されてきた一世達の伝聞や噂話以外では、 黒山羊はその中の事を知らない。
一生、関わる事なんてないと思っていたのだけれど。 こうして近くに居る事に、やはりひとつ、身震いした*]
(152) 2019/02/10(Sun) 23時頃
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/* 尻尾をぱたぱたぱたぱた
(-17) 2019/02/11(Mon) 00時頃
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[ふい、と話の傍ら]
────、ゥ ?
[何か、悪魔の気配を感じた────、 ような気がしたが、視界には何も映らなかった>>171。
すん、と鼻を鳴らして。 しきりとあちら、こちらと首を巡らせる]
(179) 2019/02/11(Mon) 00時半頃
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[さて、こちらはもふもふだ>>174。 黒山羊のような生き物がローブを羽織っている。 四つ足の、もふもふだ。 特徴といえば、少し首が長い事と。 変わった色合いの角をしている、という事くらい。
人魔がカルデアにはどう観測されるかは分からないが、 悪魔と融合した存在なればそれなりの反応は出るであろう。 ベースとなるものは人であり、 混ざった悪魔の血の数は両手の指を越えるものだから、 文字通りキメラ的な奇妙な生物と映るやもしれないが]
(180) 2019/02/11(Mon) 00時半頃
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[空が、薄らと翳る。 雲の流れが監視衛星を遮る隙間。
ふい、と。 首を傾げて目をぱちくりさせた。 迷彩が解けた、その先に。 先程見渡した時は見えなかった筈の姿を認めて]
……、と、 ひと、 ?
[明らかな人語を乗せたのだった*]
(181) 2019/02/11(Mon) 00時半頃
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[指名手配、とやらの事も。 シュメールと関与のない人魔には知れぬ事で、 彼女の悲壮感など思いもよらず黒山羊は首を傾げたのだった]
だれ、 だぁれ あなたも、そとのひと
……わるいこ ?
[“ここにいる”“わるいこはここだ”>>95。 そう、さざめく悪魔の気配がより明確に伝わって]
(184) 2019/02/11(Mon) 01時頃
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[成程、さっき感じた気配はこれが原因かとばかり。 本来なら彼女の義肢にも目を留めて然るべしなのだろうが、 生憎と、異形はあまりに見慣れ過ぎていたものだから。 そっくり、そこは意識をスルーしてしまった]
あくま、あくま、 あくまのこえ、する
[すんすん、すん、と気配と手繰るように。 蹄はさくさく、彼女の方へと歩を進めた。 良い子、悪い子、その区別に興味はない。 強いて云うなら、こういう気持ちになるだけだ]
(185) 2019/02/11(Mon) 01時頃
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たべちゃいたい
[それは、彼女に向けてというよりは。 彼女に宿った“悪魔の気配”に向けた言葉だったが。 それがどう取られるかは、分からぬものだ。
ほどほどの距離で、黒山羊は首を傾げて立ち止まる]
へん、なの、へんなの ひとなのに、おいしそう、ふしぎ
[お腹は満ちていたから、いきなり襲いはしない。 じぃって、気配の元を見詰めるだけだ**]
(186) 2019/02/11(Mon) 01時半頃
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[何か欲しいものは、と問うた時>>200。 こころ、と云われて夜色はぱちぱち、と瞬いた]
こころ あげる、できる、こころ……?
[おもむろに、鼻先をぎゅうっと胸に埋めてみた。 顔を上げれば、やっぱり不思議そうに首を傾げる。 心とは、どうすればあげられるのだろう。 例えば、それをあげたらどうなるのだろう。 人魔の子供には聊か、それは難解な事であったようで。
微笑と、弾むような声音は何だか。 心地好くも感じたけれど。 それだけに、考え込んでしまったのだった]
(227) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[うんうん、と唸ったり、しながら]
……そとのせかい、ふしぎなひと、いる
[人でも、悪魔でも、人魔でもない>>189。 そう云われて初めてすとんと落ちた。 姿形は人に酷似していたけれど、 違う、と云われた方が納得できたのだ。
傾げられた首を見ながら、こっくり、頷いた]
(228) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[そうして、この塔──宇宙樹の正体が その口から紡がれたなら>>190]
都、のひと しゅめーるの、ひとが、?
[ぱたん、っと耳を揺らした]
──── きえる
やだ、やだ……そんなの、やだ さばく、きえるのやだ みんな、きえるの、やだ
(229) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[宇宙樹がこの世界を守るものであるなら。 あの嵐との因果関係は何なのだろうか。 そんな事を考えても仕方ないのだろうけど]
せかいが、よんだ それじゃあ、いいこ
せかい きえたくない、って たすけて、って、して、る?
[嵐はその表れなのだろうか、と。 あちらこちらに飛び回る視線が、 嵐壁に煙る辺境の地平を見た]
(230) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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