67 砂の都
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
/* ヨーランダは村人だったのかなあ。 もしそうだったなら、狂狂半黙……。
村\(^o^)/オワタ
(-3) 2011/10/19(Wed) 23時半頃
|
|
[ふ、わ。 砂が踊るようにして、男の周りを舞った。 手を出してみても、砂は通り抜けて風と共に去るばかり。]
嗚呼、やはり……。 寂しいものだよ、ペラジー。
[彼はもうこの世からいなくなってしまっただろうか。 伏せた目から不意に、枯らしたと思っていた水が頬を伝って、地に落ちていった。]
[また、まだ。取り残されてしまった。]
(4) 2011/10/20(Thu) 00時頃
|
|
[翌朝、男は昇る日をぼんやりと眺めていた。 渇いた喉、空いた胃袋。生というものの感触が、酷く憂鬱に感じられる。]
さ、て……
[足が自然と村の外側へと向く。 商人から水を受け取らねば、と。そう義務付けられたように。]
(10) 2011/10/20(Thu) 00時頃
|
チャールズは、寝る前にホリーに声を掛けられれば、別に、おやすみ。とだけ言い、宵闇に姿を眩ました。
2011/10/20(Thu) 00時半頃
|
[いつものように商人を待って村外れに立ち、外へと目を遣る男。 そこに声を掛けられるのは、昨日に続いて二度目か。今度は少年ではなく、教会の前で見かけた少女……確か、お嬢様。彼女に微笑んで。]
うむ。もうすぐ、あっちの方から来る筈なんだ、商人さんは。 ……ほら、ご覧。
[指で示した先の方に、ゆらゆらと近付いてくる影。 この一ヶ月間、何一つ変わりなくやってきた商人が今日も、いつものように。やってきた。]
ご苦労さま。
[いつもの小瓶に、いつもの透明な水。商品でさえも結局、変わらなかった。 思わず苦笑を浮かべながらも、男は軽く商人と他愛も無い会話を交わすのだろう。**]
(15) 2011/10/20(Thu) 00時半頃
|
|
……そうだねえ、少なくとも私が受け取るようになってから別の人が来たことは無いけれど。 彼も、砂人……だったりしてね。
[商人の後ろ姿を見送りながら、ぽつり呟く。一ヶ月前は思いもしなかったが、今では有り得る話だと緩く首を振った。 影が小さくなるのを見届ければ、踵を返してその場を離れようとする。しかし、少女に呼び止められれば、小首を傾げながら振り返って。]
ふうむ。 まさか、君まで自ら水を浴びようなどと言うんじゃないだろうね。
[受け取った水は男の手の中。少し腕を上げれば少女の背では届かない位置となり、その理由を聞くまで渡すつもりはないと言わんばかりに、意地悪く笑んだ。**]
(17) 2011/10/20(Thu) 18時頃
|
|
[子供らしい、真っ直ぐで綺麗な瞳。 それに対して男の目は暗く鈍く、何と薄汚れた灰色か。男は彼女の視線に眉尻を下げた。]
そう。 ……それは、真にその人を想ってのことなのかい。
それとも、ただの君の自己満足なのかい。
[柔らかく穏やかな声音は、少女の真意を問う。]
(20) 2011/10/20(Thu) 21時頃
|
|
[愛らしい微笑み、されど何処か硬く感じられる少女の表情。 その口からきっぱりと紡がれた言葉に、男は困ったような笑いを零しながら目を閉じた。]
確かに、想いが正しい結果として実ることは、あまり無いね。 それでも人間というのは誰かを想うもので、他人と繋がっていたいと願う生き物だと私は思っている。
君は残された僅かな時間さえも、独りで過ごすのか。
[少女の二倍以上の年月を生きてきた男の思考と、少女の思考は掛け離れたものかもしれない。一体その短い人生で少女は、どんな思想を築き上げてきたのだろう。男には到底、理解出来ぬ領域だ。]
……そう見えたなら、そうかもしれないけれど。 でも、これまでの苦労も、もう少しで報われそうではあるんだよ。
[そう、少しだけ嬉しそうに笑う。疲れた顔ではあっただろうが。]
(27) 2011/10/20(Thu) 21時半頃
|
|
[やはり、相容れぬ思想。男の目には、少しの同情心が宿る。 砂になったらそれはそれで幸せなのかもしれないけれど。]
私はね。君たちにはね。 最期の時くらいは幸せな気持ちでいてほしいと思ってる。 それだけだよ。
[この状況下では、無理難題に等しいことだが。そう願わずにはいれないと、少女に再び微笑んで。許されるのなら少しだけ、その頭を撫でただろう。]
貴重な水を私に使うなど、もったいないよ。 でも、そうだね。ありがとう、と言っておこうか。
[例え自己満足でも、楽にしてやりたいと思ってもらえたのは奇妙なことに、嬉しさに心擽られていた。]
(30) 2011/10/20(Thu) 22時頃
|
|
[>>26おっちゃん、という声に瞬きを数度。 すぐに少年へと視線を遣れば、にこりと相変わらずの笑顔を。]
やあ、おはよう。 話していた内容は、彼女の言う通りさ。
ところで、ホリーはどうしたんだい? それに、ヨーランダも見ていないが。
[朝を迎えてから顔を見ていない二人の名を挙げれば、顎に手を置き考えるような素振りを。 オスカーが平常にしている様子から、消えたのは誰か。察していない訳でもなかった、が。]
(31) 2011/10/20(Thu) 22時頃
|
|
ううむ。いつも通り、ねぇ。
[彼女とまともに話したのは昨日が初めてのこと。 放浪癖でもあるのかな、と思いつつきょろきょろと辺りを見回せば、ようやっとホリーの存在>>28に気が付いて。]
おや、いつからそこに? 君もおいで。今日の分の水をどうするか、話さなくちゃならないしね。
[砂を撫でる少女にちょいちょいと手招きすれば、もう一度視線をばら撒く。少なくとも近くにはもう誰もいないようだ。]
ヨーランダがいないのは、……そういうこと、なのかな。
(34) 2011/10/20(Thu) 22時半頃
|
|
大人……は、もう私しかいないからねぇ。 人としてのお話かな。
[少女が首を傾げるのを見ては>>36、そんな風に説明して。 次いで少年にも疑問符を出されれば、浮かんでいた笑顔は少し苦々しく。答える。]
砂になってしまったのかもしれない。砂人に、襲われて。 ペラジーは……砂人ではなかった、だろうし。
[分かっていたのに、止められなかった自分は。やはり、気狂いか。 静かに溜息が漏れると同時に、笑顔も元に戻る。]
(38) 2011/10/20(Thu) 22時半頃
|
|
[水をどうするか。少女に問われて、そうだねぇと考え込むように目を細める。 自分が持っている以上、そう問われるのは当然だが……正直。]
あんまり、考えてなかったよ。
[あはは、とだらしなく笑い声を零して。]
君たちはどうかな。 誰に、かけたい。それとも、かけたくない?
私は君たちの意見を尊重したいと思っている。
[三人の少年少女に、問い返す。 最後かもしれない選択を、今まで全くこの件に触れてこなかった子供たちの手に。男はどんな答えであろうと受け入れる、と穏やかに微笑んでいた。]
(41) 2011/10/20(Thu) 23時頃
|
チャールズは、ホリーにそれもそうか、と頷けば、水の入った小瓶を中央へと置いた。
2011/10/20(Thu) 23時頃
|
[>>44赤い瞳がまた、自分の心を抉る。 子供は鋭いなあ、なんて。渇いた笑い声が漏れた。]
……残されるのは、怖いというより。寂しいね。 その人がいなくなるのが怖いと思えるほど大切な人が、私にはもういないから。 砂になることにも、独りになることにも。恐ろしさは無い。
だからね、私は……頑張って生きながら、待っていたんだよ。 砂人が私を砂にしてくれるのを。私が水を浴びせる候補に挙がるのを。
[決して自分からその道を選ばないのは。聖職者故に、か。 だのにどうして、なかなか。神は自分に、今の今までその道を与えてはくださらなかった。先のお嬢様の提案さえ素直に肯定出来なかった自分が恨めしいほどだ。]
(46) 2011/10/20(Thu) 23時頃
|
|
……君たちが私を砂人だと思った末に私に水をかけるというのなら、喜んで受け入れよう。
でも、残された君たちがどうするのか。 私はそれがちょっとだけ心配、かな。
[オスカーからの問いかけへの答えには適っただろうか。 自分の想いを伝えるのは難しいものだと改めて実感しつつ、彼ら三人をそれぞれ見つめた。]
(47) 2011/10/20(Thu) 23時頃
|
|
[三人の言葉に、ゆるりと心が解ける感触を覚える。]
ありがとう。それなら、よかった。 ……うむ。ついでにだけれど。
ちょっとだけ、伝道師の真似事をしてみようかな。 オスカーなら、とうに解っていることかもしれないけれどね。 聞きたくなければ耳を塞いでいてくれ。
[そんな前置きを置けば、こほんこほんと咳払いを数回。 最後の深呼吸。肺に送られ、溜まる息。それを吐き出した時の心地良さに、自然と笑顔が浮かんだ。]
(51) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
|
|
私も、君たちも。 きっともうすぐ、砂になってしまうだろう。 きっと砂になれば、他人という境界を越えて一つになれば。幸せになれるだろう。
だけれど、最期のその時まで、君たちは人間なんだ。 君たちは今まで笑ったり、泣いたり、楽しいことや苦しいこと、色んなことを感じてきた筈だ。 それを、無下にしてほしくないんだ。
最期の、最後まで。人間としての感覚を、幸せを。 持っていて、ほしい。
……他人の温もりを、覚えていてほしい。
(52) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
|
|
[――最後の伝道を終え、男はほっと一息。 やり残したことはもう無い。この最期に後悔も、無い。]
君たちに、神のご加護がありますよう。
[にこり。いつも通りに笑って。 自分に水がかけられるのを、待った。**]
(53) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る