198 かるらさんのうなじ争奪村
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――……。
[言葉は聴く。その頃は考えられなかったと、いて当たり前で、なのに、嫌われているんだと。 そして、黙って消えることがどういうことかも、と。]
それで?
[続けざまに言う友は、玲と仲直りしたらしい。 そこの部分だけは聞けば笑んだ。]
(4) 2014/10/11(Sat) 09時頃
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よかったな。
[かけた言葉はそれだけ。]
[また会おう、そんなことを言って、友はチカチカと点滅する鬼灯に照らされ、消える。 いなくなったあとは、一瞬残った赤い椿。それも薄く、消えていく。]
(5) 2014/10/11(Sat) 09時頃
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――……何、いってるんだよ。これは夢さ。
[消えてしまった後に言う。 自分は、友にああいう友を望んだんだろうか。 でも、思う、これは夢だから、あれは本当の友じゃない。 あれは、幻影だ。これは本当じゃない。
そういうことを言われたかったのかな、自分は、なんて、考えて…。 でも、どうせ誰のことも覚えているつもりもない。
男はまた飴を舐めながら、雑踏に消えていく。*]
(6) 2014/10/11(Sat) 09時頃
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>>9
ん?
[デジャヴのように、またぶつかった。 同じく支える。]
――……またお前か。 しっかり歩け。
(10) 2014/10/11(Sat) 10時半頃
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[白い子のつぶやき、 聞こえているが、とくに答えようともしない。 ポケットの中の花はどうなっているのか。
でも、そこから出さない。みようとはしない。]
(11) 2014/10/11(Sat) 10時半頃
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― 交番テントの前 ―
[場所はそこ。 玲がしゃんとすれば、小さく笑ってテントを覗き込む。
幾人かの子ども。泣いてる子、黙っている子。怒っている子。 迎えの親。怪我の手当。
ちょうど盛況のようだ。 敬礼をすれば敬礼が返される。 入ってから、手伝うことはないか、と手帳を見せて。
すると、若いもんは暗がりでカツアゲとか、不純異性交遊とかしているので、そこを見て回ってください、などと言われる。
まぁ、祭りにはあることだ。
と、そう言い終わらいうちに、喧嘩があっているという報せ。 やれやれ、とその現場に足を向けようとした。]
(15) 2014/10/11(Sat) 11時頃
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>>16 [まだ、警察テントにはいる前]
ん、根性飴
[わかりやすく、『根性』という熟語がかなり夜露死苦書体で書かれているべっこう飴だ。]
もう飽きてきたな、やるわ。
[押し付けた。]
(17) 2014/10/11(Sat) 11時頃
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なんだ、飴だらけだな。 まぁ、甘いマスクに甘い飴、 全身あまあまでエロいじゃねぇえか。
[口にも手にも飴だらけの玲にケラケラ笑いつつ]
じゃ、ちょっと俺、仕事してくるわ。
[喧嘩現場へ急行するつもり]
(19) 2014/10/11(Sat) 11時半頃
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ゴロウは、すたこらさっさ。**
2014/10/11(Sat) 11時半頃
ゴロウは、林檎飴はまたあとでな、と玲に手を振った。
2014/10/11(Sat) 18時半頃
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― 喧嘩の現場 ―
あーあ、やっちゃってるなぁ。 あれ、絶対やってるっしょ。
[暴れている連中はすでに人間ではないって最初から違ったかもしれないけれど、 そして、どれどれ、と近づくと、やつらは、矛先を見事にこちらに変えてきた。]
ほい、 あんね。けーさつかんを舐めんなよ。
[伊達に鍛えてはおりませぬとばかり、飛びかかってくる連中をちぎっては投げ、ちぎっってはなげ。]
ほい、終了。
[ぽむぽむ、と手を叩き終了。ちゃっかり1発ぐらいは殴られているけれど。]
(26) 2014/10/11(Sat) 18時半頃
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>>25
てっ
[そして、喧嘩では1発しか殴られなかったのに、 後頭部からはチョップをくらった。]
お? あー、トップじゃねぇか。なんだ?
[暴れたあとのスッキリ笑顔で振り向いた。ついでにVサイン。]
何?心配してくれんの? 大丈夫大丈夫。俺、丈夫さだけが取り柄だから。
[怪訝な顔に、そう告げて、なんだい?とかがみ込む。]
(27) 2014/10/11(Sat) 18時半頃
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ゴロウは、振り向いて、またチョップをくらったことにしよう、いてて
2014/10/11(Sat) 18時半頃
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お?付き合え? デートのお誘い?ラッキーだねぇ。
[一見仏頂面にみえるトップに引きずられる形。 タコ警察官にはまーたーねー、と手を振って。]
なに?どこいくん?
[がっしりホールドされた腕に、ニヤニヤしつつ*]
(28) 2014/10/11(Sat) 18時半頃
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― 夜店の雑踏の中 ―
[そして、陸と夜店を歩き回ることになる。 祭りがはじめてだといってた陸なので、主にいろいろ教える方向で。]
んー、お化け屋敷あんなぁ。いく?
[大袈裟な謳い文句とともに、血の池地獄、井戸の中からどろどろ〜っといったお化け屋敷がみえてくる。 でも、正直、そうじゃなくても、お化けっぽいものはそこらにすでにいるのだけど。]
怖いの苦手だっけ? そうでもそうじゃなくても行こうぜ。こいこい。
[さて、陸の反応はどうだったか。 どうにもこうにもでも、連れていってしまうわけで。]
(40) 2014/10/11(Sat) 20時半頃
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ひゅおおおお〜〜〜どろでろでろでろ
― お化け屋敷 ―
[駄賃払って、はいる入口、 そのこは真っ暗すぎて、ヒューと、思わず口笛吹いた。]
よーっし、陸、先に行け!
[にやにやした声でそう送り出す。]
(42) 2014/10/11(Sat) 20時半頃
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ゴロウは、ひゅー、どろどろでろ
2014/10/11(Sat) 22時頃
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わーー
[そのお化け屋敷はかなり性能がよかった。 いや、本気で、マジにお化けだらけだった。
しかも、お岩さんも、のっぺらも、サービス精神満点で、 闇から、冷たい手はのびるわ、火の玉は乱舞するわ、鬼はおっかけてくるわ、と。]
す、すっごいな、これは、まさにお化け屋敷!!
[最終的には、陸の腕をひっつかみながら、マジ走り、それでも、ぐったりならば、俵抱きに抱えて、出口まで駆け込んでいった。]
(69) 2014/10/11(Sat) 22時頃
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すごかったな!!
[[出口か出れば、 さっきまでの雑踏。ただ、幾人ものお面をかぶった子供たちが目の前を駆け抜けていった。]
おい、陸、生きてるかー?
[俵抱きしている陸のお尻をぺちん。]
(70) 2014/10/11(Sat) 22時頃
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>>72
ん?マジ大丈夫? なんなら、ずうっと抱っこしてやっててもいいんだぜ。
[くったりしている様子に、そう笑いながら返す。 そして、そっと身体を下ろすと、弱っていそうな身体、その顔を覗き込んで。]
なんか買ってきてやろうか?何がいい?
(73) 2014/10/11(Sat) 22時頃
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おう、まかせろ。
[そして、ラムネと、とりあえず焼きおにぎりとか一緒に買ってくると、陸に手渡した。]
いや、でも、面白かった。
陸の反応が。
[自身はラムネ、ぷしょり、開けつつ]
(75) 2014/10/11(Sat) 22時半頃
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>>77
そーさな。祭りは、こんなもんさ。 ついでに、花火とかくじで当たったら、帰りに公園とかでやる。
まぁ、でも、そんなに予算はないから、分け合いとかもするよ。
[だばだばのラムネにおやや、としつつ、その飲む姿をじいっと見て]
陸が叫ぶとか、本当、めちゃ楽しかったな。 昔も強引にさそってりゃよかった。
[そしてキヒヒと。]
(78) 2014/10/11(Sat) 22時半頃
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>>82
おう、楽しかったか。よかったよかった。
[感想に満足して答え、]
ん?まぁ、いいんじゃね? 行きたくないものをむりやり連れてってもな。
[昔についてはそうフォローをいれる。]
陸や玲は大人しいから、静かに過ごしているほうがよかったんじゃないかとも思うしな。 まぁ、来て、毎日楽しいとも限らないし。
今回、楽しかったなら、よかったよ。
[そして、出てきたゴミを捨ててくると、ゴミをまとめ]
(84) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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さて、あとはどこに行きたい? つきあうよ。
[きっと、これが最後だと思うのもあって、 陸にそう話しかけ、ゆるく笑った。**]
(85) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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>>95>>96>>97>>99>>100>>102
[ラムネを飲み始めた陸がぽつりぽつり語りはじめる。 すると、口を挟む間もなく、言葉が流れ出してきたものだから、そのまま、じいっときいている。 そして、語り終わったあと、ふうっと息をついて、疲れた様子。 その様子を覗き込んでから、その手を取ると、べろっと指を舐めた。]
あまー
[ラムネがひかぶった指だ。べとっとしている。でも、砂糖水のあとは甘く]
洗わなくちゃだな。
[そのまま、手を引っ張ると、手が洗えるような場所へ。 仮設トイレとかそんな傍になる。]
(128) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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[蛇口をひねると、想像以上に冷たい水が出て、その音も光も夜の中でもきらきら。 陸に洗えとばかりに指差す。]
つーか、さっき、その話は終わっているのに、なんで、またしてるのかわかんないんだわ。 陸ってそんな性格だったっけか?
[洗わないなら、添えて、洗わせる。水しぶきが跳ねて、やっぱりそれもきらきらとして光になった。]
俺が怒って責めて、どうなんの? もう昔の話だ。 陸がその時に決めた判断を今、責めても仕方ないさ。 もちろん、友もそうだし。
あれがあって、今がある。 それは一つの関所みたいなものかなぁ。
(129) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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[綺麗綺麗に洗い終われば、蛇口をきゅきゅっと閉めて]
別に俺よか、陸のほうがそんなん気にしてるんだったら、 もう、陸は十分じゃないか。 俺は、今のように気にしてもらうより、陸に安心してもらいたいほうが気持ち強いはずなんだけどなぁ。
[首をはて、と傾げる。 さっきも思ったけれど、こんなに友とか陸に謝ってもらいたがってるのだろうか。]
あのさ……。 忘れるって大事なことだとおもわん? 覚えていることだけがいいことじゃないっておもわん?
(130) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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陸が昔辛かった思いとか、もうそれで苦しまくてもいいじゃない。 大事なのは、経験を踏まえてどう生きるかってこと。
俺は、あの時、友や陸がなにもいわずに去っていったこと 別にそこまで責めることじゃないって思うことができるようになった。 むしろ俺よか、友や陸のほうが苦しんでいるほうが、気にするな。
[そして、手の水を切るようにぱっぱっぱ、とか振りつつ。 やはり水はきらきらと。]
もう、陸自身が後悔するようなことを今後しなければいいと思うよ。 俺はそれだけだ。
(131) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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[いいたいこと。 それはいまさら、友人を傷つけるようなことではない。 むしろ、今後も、彼らを傷つけることはしたくない、と思う。 それだけだ。]
行くぞ。
[ポケットに手を突っ込んで歩き出す。 陸がついてくるか、それともそのまま別れるかは陸次第。**]
(132) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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/*
なんか駄目なことをしたっぽい。
(-46) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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|
/*
なるほど、死亡フラグたててもよくなったということか。
(-48) 2014/10/12(Sun) 09時半頃
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知っててもらうとか覚えてもらう、とかで安心か。 まぁ、大丈夫だよ。 忘れても、お前がどんなにひどくても俺はお前が好きだし。 友のことだって、好きだ。
ひどくされても、それは変わらないから、 大丈夫なんだよ。
[というと、ちらと振り返り、手を差し伸ばす。]
つか、今、現実が大変なのか。 ん……
立ち直れると思うんなら、安心だ。 がんばれ。
[こちらによる陸の頭に手をおいて、 やっぱり父親のようにぽむぽむ。]
じゃ、可愛く、型抜きでもすっか?
(143) 2014/10/12(Sun) 10時半頃
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ゴロウは、そのあとは、大きな身体、背を丸めて、型抜きに集中し、ことごとく失敗する男の姿があっただろう。
2014/10/12(Sun) 10時半頃
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>>145
お前が先におとうさん、いうたんだろうが。
[型抜き無理でした。すんぼり。]
よし、次は…。
[そして、おそらくは現実に戻ったら、おどろくほどのペソを使ったに違いなかった。]
(147) 2014/10/12(Sun) 12時頃
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