303 突然キャラソンを歌い出す村4
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─ 昼休み、食堂の外 ─
[エーテル体とか言われる便利な体と違って、今のこの身体は、ほとんど人間同様に機能する。 よって、維持には同様のエネルギーが必要だった。 つまり、普通に食欲が発生する。]
いいなー メシ……パスタ…… ビスケット……
[そーっと、窓の外から、あたたかそうな食堂の窓を覗く。食券が飛ぶように売れて、食への意識を刺激された生徒たちが各々に議論を交わし──なにかこれと似た効果を知っているような気がした。]
うおっ!?
[>>1:596 が、そんな記憶の糸は、こちらに視線をぶつけてきた男がいたのに、手繰るのが中断された。 窓の影にバっと隠れる。]
(20) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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やっべえ…… 誰か知らねぇけど カンがいいヤツがいる……
[ちらっと視線が合っただけだが、潜伏行動中に見つかったせいで、驚いた。自分が叫んだことを棚上げにして気づいたのは相手の技だと思い込む。接触時間が短かったのもあって、それ以上には理解が及ばない。
また、視線が合わなかったために、視線が合った男に話しかけたのレイであることまでは、気がつかなかった。]
(21) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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てか…… さっきのカンジは……
[わしわしと頭をかきまぜて思い出そうとするのは、今の《いれもの》を貰うずっとずっと昔、獣姿だった頃の、古い古い記憶だ。
「ガルム」には、元々、精神と呼べるような複雑な機構は備わっていなかった。翼を与えられている天使たちとは、また在り方が違う。
その天使たちに使役される武装だとか武器だとか、もっと単純な、消耗品に過ぎない存在だ。
器と魂のみで構成されたソレは、器が壊れれば、自動的に魂が回収される仕組みになっている。
壊れるまで、その時々の器に入力された命令に従って動くだけの機械。 元々は、そういう存在"だった"。]
(22) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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[その単純な在り方に変調が起きた。 それを自覚できたのは、二年前。 そうなるきっかけは──十年前。 この天獄での出来事だ。]
(23) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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[ただ。それよりもずっとずっと昔の戦の時。
兵器には朧げに奪還戦だ。>>1:551>>1:586としか聞かされず、そのための道を切り開くことさえできれば十分だと思っていた時代。 敵を倒すこと以外に思考する余地などなかったくらいの時に、一度だけ。
個体としての思考回路を、 外部から刺激されたことがあった。]
[青年が金色の目を眇めると、オルゴールのような澄んだ懐かしい音が流れ出す────]
(24) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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[◆情景、空を白い天使と黒い悪魔が入り乱れ、剣が振るわれる中を、巨大な灰銀の獣が走って行く。噛みついた"敵"を投げ飛ばし、時には爪で相手を踏みつけながら、命じられたとおりに目的地への道を切り開く。胸元の毛だけが、血に染められたように赤かった。
───戦の中で、歌が聞こえる。
それに、歌に聞き入る心などないはずの獣は、足をとめた。]
…♪
That's a small small seed ( それは小さな小さな種だった ) They call that "good news" ( 誰かはそれを「福音」と呼んだ )
(25) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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♪
[獣は戦場の只中、赤い胸を反らすようにして、音が降ってくる空を見上げる。奪還せよと吠える白い陣営の中には、呻き、足を止め、剣を取り落とすものがある。羽根が落ちてくる。]
─────…
[四つ足が大地を踏みしめる。 争いの気配が周囲には満ちていた。]
Long long time and that don't bud ( 芽吹くこともなく幾星霜 ) Little device kept sleeping ( 眠り続けた小さな仕掛け )
(26) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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[♪ ォオォォオーーーーーーーーーーーン… ]
(27) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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[戦場に、遠吠えが響く。]
The tone of the prayer is left ( 祈りの言葉の残響音 ) Seed lodges at a soul and waits for awaking──…♪ ( 魂に宿り目覚めを待つ… )
[空に声を投げた犬は、降りしきる音を振り切るように、また戦場を駆けだした。その背が土埃に掻き消える───暗く影が落ちて]
(28) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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─ 昼休み、天獄学園、食堂の外 ─
[思考に沈んで閉じていた瞼がゆっくりと開いて金色の目が覗く。]
あのときの……感じに似てた。
ような……
[確証はもてない。というかメシテロソングと記憶中の歌ではジャンルもなんか違うのではという気がした。 それに、感性(センス)が育ってない頃に聞いた音の記憶は朧げだ。]
(30) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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…………………。
[どうだったか? と過去と先ほどの歌とを引き比べ、]
……腹減ったぁ……………
[自分で自分の空腹状態を刺激してしまった青年は、情けない声を出して、頭を抱え込むように再び地面にへたり込んだ。]
(31) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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!!!!!!? 野良じゃねえ!!!!!!
[と、ちょうど通りがかった人間から、声がかかったのはその時だった>>1:610。]
(32) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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[犬のところではなく、野良であることの方を否定した青年は、見つかったぞ、まずいかも。という顔をしたのち、相手が持っているパンに釘付けになった>>1:611。]
!!!!! 食っていいのか!? くれるのか!? 大当たりなのにか!?
[食べるか? と聞かれて、欲求に正直にぱっと手が出された。奪うようなことはしないが、恵みをもたらしてくれた相手に向けている金色の目は、完全に期待一色できらきらと輝いている。]
(33) 2020/01/08(Wed) 20時頃
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/*
>>60
そっとしておいてくれてよかったんですよ!!!
>>62
このマイクほんとに ほんとにあざといな……
(-97) 2020/01/08(Wed) 23時半頃
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/*
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ノアぁ!!!!!!!
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-109) 2020/01/09(Thu) 00時頃
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/*
ヤッバイヤバイ ヤバヤババイバイ(いぇい♡) ヤッバイヤバイ ヤババイバイ(ぶい♡)
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
更新かけていきなり腹筋を崩壊させられてしまったよな…
(-112) 2020/01/09(Thu) 00時頃
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/*
シーシャァァァwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
つっ
ら
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
はい……
(-142) 2020/01/09(Thu) 00時半頃
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というか怒涛だな!?!?!?
というか!! これピスティオなんなら赤かこれ!?
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ジェルマン賢者でティオ赤か……!?
(-144) 2020/01/09(Thu) 00時半頃
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─ 昼休み、食堂の外 ─
[大当たりのパンのうちのひとつが手に入ることになった青年は、そのお恵みをありがたくうやうやしく頂戴した>>92。]
助かったぁあ……!! ほんとに腹へってたんだ!
サンキューな!
[手に入ったビフカツパンに、遠慮も警戒もなく、がぶ! と大口を開けて噛みつく。]
ンンンン〜〜〜〜!!
[一口齧って、唸りながら天を仰ぐ。]
(107) 2020/01/09(Thu) 01時頃
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ンッメぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!! ♪
(108) 2020/01/09(Thu) 01時頃
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[ジャッジャッジャ〜〜〜ァン♪ と何処からか警戒なギターが鳴り響く。]
草食子羊ちゃんだって 肉食野郎に様変わり! ビフカツ(オマエ)の魅力にまっさかさま
ふんわり包む柔肌は良く焼けた小麦色 健康的でソソるじゃねぇか!
♪
衣装も彩りサイキョー薄づき 赤く染まった中身(オマエ)を イマジネーション(モウたまんねぇ!)
噛みつきゃ超☆JUICY! 纏う香り全部が俺を誘ってる bun☆ 心臓(ハート)射抜かれりゃ もうすっかりビフカツ(オマエ)に夢中なのさ!
(109) 2020/01/09(Thu) 01時頃
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[バキュン☆ と片目を瞑って指で作った鉄砲を目の前に向けたポーズから、スッと座りなおして、最後に残っていたビフカツパンの残りを口の中に放りこんだ。]
っはぁぁぁあ 生きかえったぁ
[大口でガツガツと大当たりのパンを平らげた青年は、少し補給されたエネルギーにほっと息をついた。]
むぐ、 そういやオマエ、 朝のときに近くに居たヤツだな?
[欲求が満たされてようやく頭が少し回り始めたらしい。とはいえ、なんの気配に気づいた風もない。そういえば見た顔だ、と思い出したくらいの態度だ。]
(112) 2020/01/09(Thu) 01時頃
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/*
き っ つ
どの方向にふっても嫌だな今回……
(-153) 2020/01/09(Thu) 01時頃
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─ 昼休み・食堂前 ―
[犬っぽい銀髪の青年は、目の前の相手を不審とは思っていない。それは彼が器としての適格性を持ち合わせていたからだったかもしれないし、敵意らしいものを感じていないからだったかもしれない>>96>>119。>>138]
? おう! 確かになんかちょっと 今、ぼーっとしてたな?
[ビフカツパンを食べている間、見つめられていたような気もする>>123。なんかヘンなとこあったか?と、自分の顔や肩周りをパタパタと叩いてみたが、自分では特にわからなかった。]
えっと 大丈夫か? ……ホントはメシ足りてねぇとかないよな?
[人間がどのくらい食べるのかはよくわからない。ちなみに、青年にはちょっとたりないが、与えられたものに文句を言わない程度の思考はあった。]
(144) 2020/01/09(Thu) 02時頃
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そうそう。それだ。 朝のガラス割れたりしてたヤツ。
[>>138 朝の話については、うんうん。と頷く。]
そーだ。黒い羽根が生えたヤツとか あのあとどっかで見てねぇか?
[そんなヤツがいたら大騒ぎになっている可能性が高いのだが、そこまで思いいたらないまま、不審な部外者はごくナチュラルに不審者情報を生徒に尋ねた。]
(149) 2020/01/09(Thu) 02時頃
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wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwわかった。わかった。わかったよ。 ありがとな。 転校手段探してたとも!!!
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-172) 2020/01/09(Thu) 02時半頃
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─昼休み、食堂近く─
虹色の方じゃなくて、 黒い羽根だ。
[>>151 一番わかりやすい特徴を伝える。 >>152 間に、横に首が傾いだ。]
あ〜〜…知らねぇかぁ〜〜〜〜〜〜……
[が、思い当たらない! という返答を>>153、素直に受け取って、残念そうに肩を落とした。まったく疑いすらしていない。]
(167) 2020/01/09(Thu) 03時頃
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マジか! でもあんま近づき過ぎんなよ!? [>>153 動向を探る。と言い出す相手に一瞬喜んでから、巻き込むのはよくないかと言葉を添えた。それから、時計を見て慌てた相手の様子に約束があるらしいと踏む。]
忙しいのにありがとな……! 大当たりパンくれたヤツ……!
[名前も知らない相手の施しに感謝して、ぶんぶんと手を振る。──その足元に、ひらりとチラシが一枚舞い込んだ>>158。]
(168) 2020/01/09(Thu) 03時頃
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? これ、アイツの忘れモンか?
[今しがた落ちた紙を地面の上から拾い上げる。幸いにして、文字はちゃんと読める]
なんだって? げいのーじむしょ、 モデルタレントぼしゅー…
天獄学園……って、ここのコトだよな?
その日から授業をうけられます……
ってことは……
(169) 2020/01/09(Thu) 03時頃
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! 部外者! じゃ、 なくなる!?
[モデルとかタレントとかがよくわかっていないまま、都合のいいところだけを呼んで、青年は完全にピンと来た! という顔をした。]
(170) 2020/01/09(Thu) 03時頃
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