147 書架の鳥籠
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[――これは鐘の鳴る前の事。
私は小動物のような動きをみせるホリーにポーズを決めた後、3人でランタンの薄青い灯りを頼りにサロンへ戻る事となった。その間、本の迷宮での話はまた後日としよう。]
うむ。 レティ嬢はお茶を貰うといい。
[私は、いっていおいでとレティーシャの背を優しく後押した。 その時に、顔から涙が消えたようなら帽子は回収するつもりで。 それから、その背に向けて思っていた事を伝える。]
何か辛ければ、甘えるといい。 私でよければいつでも力になるよ。
(4) 2013/10/05(Sat) 09時半頃
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[そして、サロンでサイモンの傍らに椅子を持って行き、顔の上に帽子を乗せたまま足を組んで座っていると顔を上げる気配に気付く。]
おい、一体 どうし…――
[それからの事を、私は簡単に説明する事は出来ない。 けれど、紙の嵐の中で確かに聞こえたのはサイモンの言葉>>#7
そして 少女の笑い声 ――― ** ]
(5) 2013/10/05(Sat) 09時半頃
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[ くすくすくす ] [ くすくすくす ]
[姿も無いのに少女のわらう声が聞こえる]
(-7) 2013/10/05(Sat) 09時半頃
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[素敵なお人形が欲しいわ]
[終わるまで、帰して なんて ――― から ]
(-8) 2013/10/05(Sat) 09時半頃
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[鐘の音と共に]
ねえねえ、思い出した? ちゃーんと思い出した?
[ 声が、 ]
願いを叶えてあげたあなたとあなたよ。 あなたと、あ な た。
[ ――― 記憶が、 ]
(-9) 2013/10/05(Sat) 10時頃
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[――― オズ、 オズ、あなたは父親失格よ、と。 まともに飯にありつけない日々が続いたある日、そう言われた。
嫌いになったわけではないのに、出ていくと言われた。 そのまま、娘を抱いてその姿を消してしまった妻。
今思えば、随分と私も若かった。 矜持が邪魔をして止める事すらできず、見送った背。
今更、手を伸ばしも、届かない、掴めない。 泪すら出ない。]
(-22) 2013/10/05(Sat) 21時頃
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― サロン ―
[誰かの声が耳に入り、私は細い目を開く。 私の視界は真っ暗で、帽子の内側がまず見える。]
…、む
[身を椅子から起こして、最初に見るのはサイモンがいた場所。 “魔女狩りの時間だ。”と、確かにそう聞こえた。 魔女を“探す”ではなく、“狩る”と言った男の姿は見当たらない。 意識が遠のく前に、黒い獣が見えた気がしたがそれもなく、]
サイモン君は、どこに?
(50) 2013/10/05(Sat) 21時頃
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[ くすくすと嗤う 少女の声 ] [ あなた、と ] [確かにわたしに向けられた 言葉が、]
――…、嗚呼
[ゆっくりと、失ってた記憶を取戻していく。]
(*2) 2013/10/05(Sat) 21時頃
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起きたよ、…そして 私もまた、思い出したところだ。
[亡霊は静かに、もう1人に静かな口調で語りかける。]
(*3) 2013/10/05(Sat) 21時頃
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オズワルドは、きょろきょろと周囲を見渡す。
2013/10/05(Sat) 21時頃
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[サロンの中、上の吹き抜けを含めて見渡す。 何か変化していないかとついつい探偵心が疼く。]
ふむ。 とりあえず私はサイモン君を探しに行こうと思うよ。
その黒い獣の事も気になるし、…
[顎鬚をなぞりながら、書見台の上の本に細い視線が向く。]
む? 私も人形は見た覚えはないな。
(57) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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[何人かもその書見台には気付いていたようだが、 私はそこで敢えて声を出しながら]
レティ嬢、その本の調査を任せていいかね?
[ルーカスの帽子の鍔へ手を伸ばし、 きりりとした探偵顔とポーズを決めた。]
(60) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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[願いを叶えて貰った、と。 確かに私は、魔女に願いを叶えて貰った。
そして、願いは等価交換なのだと 思い知る。]
(*4) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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[世の中、甘い話には裏がある。 それを調査するのが仕事でもあったはずなのに、]
(-25) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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む?
[ぴしりとポーズを決めた時に、>>68ピッパの視線を感じればそちらの方にもしっかりとキメ顔を見せた。]
ラルフ君がサイモン捜索の助手になるかい? 私は一向に構わない。
(90) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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魔女が優しいか怖いか、 そこまでは考えていなかったな。
ただ、願いを…――
[それだけだったのにと、私は言葉を続けられず。 レティーシャが本の調査を済ませ、報告を聞き終えれば]
うむ。ご苦労。
[と、まずは労いの言葉を伝えるが顔色は浮かない。]
(91) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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人形を…、と言っていたな。 それが、魔女の願いなら――
私達は 叶えないといけない。
狩られては、困る。 困るのだよ ――― サイモン君。
[苦汁を飲むような声が、滲む。]
…困るの だよ。
(*7) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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/* >>86 女 ふいた 女ww
(-30) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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オズワルドは、ホリーに話の続きを促した。
2013/10/05(Sat) 23時頃
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[いつだろうか。 思い出すことも辛い、あの日の事を。
だから、 私は、 わたしは ここに 来たのだ。 魔女に願いを叶えてもらうために。
失った家族を 取り戻したい、と――]
(-32) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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――…なに。 少しばかり、親しくなった相手だっただけに
別れるのだと思うと、辛くてな。
[魔女に叶えられた願いは、―――] [―――亡霊となってしまった身体]
[ここから出るためには―――]
(*12) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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…しかし、 その本は何を示しているのだろうな。
では、私なりに推理をしてみようか。
[暫し黙って話を聞いていたが、顎鬚を一度撫でてから 帽子の鍔に手を置き姿勢を正したポーズを決めたままで]
(122) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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占い師。これは、呪い、シャーマン、といった所か。 他人には見えないものが見えるのではなかろうか。
霊能者…、これは占い師と似ている部分があるが 対象が死者でる事が解るな。
そして、狂人。…狂い人か。 どうにも推測し難いが、その者の言葉には 偽りが混じる可能性があるのではないかな。
最後に、亡霊か。
(123) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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オズワルドは、そこで一度、言葉を止めて帽子の鍔から手を下してから
2013/10/05(Sat) 23時半頃
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その本の言葉を読む限り、魔女の…仲間、もしくは弟子。 そういった所だろうか。
以上だ。
[ぴしりと最後に表情だけはきめた。]
(124) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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私の名推理を参考にしてくれたまえ。
[と、得意気に私は最後に付け足してから]
…、確かに、どうしてサイモン君は。
[私は遅れて思考を巡らせる。 彼は不思議な男だったが、更に謎が深まったのは確かだ。]
うむ。 私はそろそろサイモン君を探しに行くとするよ。
ラルフ君はどうするかね?
(126) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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いいや。 私の願いは、サイモンの人形を貰う事ではないからな。
…、人形は、魔女のものだ。
そして、彼を人形にするのは ――― 我々の仕事だよ、シメオン君。
(*14) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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だれがどのような配役を任されたにしろ、 魔女がもういらないと言うまで…
人形を与え続けなければならない。
―― そうではないかね?
(*15) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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[シメオンから拍手を貰うと誇らしげな顔をする。 私は彼がどのような表情であれ、気にはしない。]
うむ。 ラルフ君は頼もしい。
では、そちらの方を頼むよ。 私は、2階から探す事にしよう。
(133) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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…、人形になった者の願いは 叶う事はないのだろうがな。
魔女も人と同じで、気紛れなのか 願いを叶えるためには条件がいるのか。
私は推理しかできない所だが、…
(*18) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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[私はそれでも、魔女の願いを叶えないといけない。 そう、思っていた。
残酷な事だと、理解していても、 願いが叶ってしまったのだ。 叶った願いを、叶え続けたいと思ってしまっているのだ。
だから、と。言い聞かせる。 徐々に甦る記憶が、そう 語りかけてくる。]
(*19) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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シメオン君は、その人形と一緒ならば 寂しくはないのかい?
行くあてがないのならば、 …私の助手の席はいつでもあけておこう。
(*20) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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ボリス君も探すのであれば、是非、頼むよ。 確かに1人では、迷って大変かもしれないな。 ならばラルフ君の方をお願いできるかね?
[私は協力を申し出てくれたボリスへとそう言いつつ、 名探偵、というフレーズが耳に飛び込めば胸を反らして]
ふふふ… ホリー嬢、気付いてしまったかね。
そう、私は 名探偵なのだよ!
[びし、っと顔とポーズを決めてから2階の方へと向かうつもりで]
(139) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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