8 DOREI品評会
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[くすくすと笑いながら、蛇の身体を摘まんで彼女の肩へと乗せると、それはずるりと動き乳房の上を這って行く。 彼女の悲鳴、それでも唇を離すまいとする様子に]
…――ふふ、そう、そういう顔。 その、心からの恐怖――焦り。 そういう顔が、ボクは好きだよ。
[言って髪を撫でる。 道化の声が、舞台へと響いた。]
(38) 2010/04/13(Tue) 22時半頃
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― 客席 ―
[今、商品として残った少女と、ヴェスパタインが買いあげた女奴隷とが、今回の舞台のラストショーを演じている。]
―――…おや、もう、そんな時間ですか。 愉しい時というのは、過ぎるのが早いものですね。
[道化の言葉に、ルーカスは薄く微笑むのみ。 灰青は、舞台上のヴェスパタインの様子を、興味深そうに映した。]
(39) 2010/04/13(Tue) 22時半頃
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[額を頬をひやりとした汗が伝う。それは道化の声で焦りを覚えただけでなく 乳房を這う感触。見たくない見たくないと一心不乱にしゃぶる唇。 そっと傷口を避けて腹を下が滑り、今度は舌先で陰核を攻めようとする。 それと同時に、裡へと指を埋めて。くるくるとかき回すように]
[恐怖のあまりに首が震えて髪が揺れると唇が、舌先が微妙な振動を ツィーに伝え。彼女の唇からあまやかな吐息が漏れる]
(40) 2010/04/13(Tue) 22時半頃
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長老の孫 マーゴは、ランタン職人 ヴェスパタインに汗を舐め取られ、一瞬だけひくりと震えて息を漏らす
2010/04/13(Tue) 22時半頃
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[ツィーが、甘やかな声をあげる。 身を震わせた彼女は、
「…もっと激しくて構わないのよ?」
と、彼女に囁いたようだった。]
うん、上手だね。 やっぱり君には――こういう才能、ありそう。
[くすくすと笑うと、蛇をまた彼女背へ増やし。 汗を舐ぶると、舌舐めずりを、ひとつ。]
(41) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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[男は手の中、小さな通信機に囁くように、声を紡ぐ。]
――ptは少なければ少ないほど、金額が下がるの?
(*23) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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ですねぇ。 1ポイント1000ドルくらいだと考えていただければ
(*24) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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1ポイントで買われる人間は、1000ドルの価値ってことですネ。 最高額が三百万ドル、です。
(*25) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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[尻を這うざわりとした蛇の鱗の感触。 それだけでなくちろと小さく舌が触れる。その度にひくつく身体 その揺れは埋め込まれた指からツィーの裡に、少女の舌から陰核にも 刺激を分ける。 激しくして構わないとの声に、裡に入れる指を増やし、かき回したり 時には男性が与える律動のように出し入れしたり。 その間も今度は激しく陰核を舐めしゃぶる動き。 額に汗飛ぶのを舐ぶられて、また一瞬だけ体を震わせる度にツィーにも 動きが伝わり、上がる息が激しくなってくるのがこちらにもわかる。
背中を這う動きが増えるのに、また、ひくりと身体は一瞬揺れて 汗と、冷や汗と、 顔は上気してるのに、どこか焦りと、怯えが見え隠れしていた]
(42) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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そう。 ――じゃあ、入札しようかな。 1pt、で。
[手の中の通信機に、小さく言った。]
(*26) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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No.7に1ポイント入りましたぁ!
ちなみに奴隷のミナサンにはお教えしていませんでしたが、 1ポイントは約$1000ですネ。
(43) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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そう、上手だね。 ――ねェ、ボクに買われたい?
[甘い声で言いながら、満足げに笑み。 男は手を伸ばしてツィーの毛皮を肩から落とす。 其処に見えるのは、無残な傷とその上からの焼鏝の痕。]
(44) 2010/04/13(Tue) 23時頃
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[体を縦横無尽に蠢く蛇の動き、いつしか、それが恐怖が恍惚に 変わりかけて、顔は怯えと苦悶と恍惚とめまぐるしく変わる。]
[激しくツィーの奥を突付き、陰核を舌先で震わせたとき。 ツィーが脚をピンと突っ張らせて痙攣したように震えて脱力し 蜜と潮がちょろちょろと溢れ出た]
…イったの?
[それと同時に、道化の声が響く。体から力が抜けて 後ろから甘く囁かれる声]
(45) 2010/04/13(Tue) 23時半頃
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[目に入る毛皮の下の無残な傷と焼け鏝の痕]
[顔が恐怖に歪む。体がひくつく、がくがくと震える身体]
(46) 2010/04/13(Tue) 23時半頃
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[くすくすと笑いながら、少女の細い肩を後ろから両手で掴む。 耳元で笑みの声と共に、優しく食む耳朶。]
(47) 2010/04/13(Tue) 23時半頃
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定刻ですネ!
まさかの最低額、1ポイントの落札になります。 それでも売れ残りにはならなかった分、 この1ポイントは大きいですネ。
[少しつまらなさそうに、道化は木槌を叩いた。]
(48) 2010/04/13(Tue) 23時半頃
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では、これにて今回の市場は閉幕となります。 お嬢さんは後ほど身体を清めてから、あちらの小部屋へどうぞ。
[今迄全ての奴隷を引き渡してきた、舞台袖の扉を指して、道化はそちらへ消えていく。]
(49) 2010/04/13(Tue) 23時半頃
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…――君にも、押してあげるね?
[少女の震える身体を後ろからそっと。 支えるかのようにも見えるかもしれない。
その言葉は、落札したのが男であるという証。]
(50) 2010/04/14(Wed) 00時頃
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[くすくすと笑い声が遠い。細い肩を触れる感触 耳朶が優しく食まれるのが逆に怖い―――… いっそ痛くしてくれたなら―――…]
……んんっ
[首をぷるぷると震わせて豊かな海草の様な髪が男の顔を擽るはず。 震えながらも、どこか、痛くして欲しいという気持ちが片隅で 生まれかけていたのは確かで脱力して支えられるまま体を預けた。]
(51) 2010/04/14(Wed) 00時半頃
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― 回想/舞台袖/個室 ―
[屈強な男の使用人を1人置いたのは、テッドに処置をしてる最中、志乃に寝首をかかれないとは言えないからだ。手元にはメスやカミソリといった凶器もある。]
……慎重と云って欲しいかな?
[ちりん、りん――と、異国の女から2つの鈴の音が聴こえ。 金の眼の青年の「卑怯」という評価に、ルーカスは肩を竦めて見せる。
使用人には、志乃を押さえるという目的も兼ねて、舞台と同じよう顎を青年に向けて固定させた。]
勃起させない方が、この後痛くないよ?
[青年を立たせたまま、下に穿いていた物を足首まで下げさせて、ルーカスは白絹の手袋を取り、片手にシェービングクリームを取りながら、優しく云う。 勃起させない方が、皮が余る分、メスや真珠を入れやすい=痛みは少なくてすむ。 じゅわり、泡が押し付けられる音が、青年の下肢に響いた。]
(*27) 2010/04/14(Wed) 00時半頃
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下手に動くと、大切なところ剃り落としてしまうかもしれないから 動かないようにね……―――
[そして、勃起しない方が……と謂いながらも、ルーカスの指先は、作業にかこつけて、まるで快楽を与えるように青年のペニスに触れた。 棒の上を剃る時は、押さえつけるように。 脇を剃る時は、自慰をするときのように輪を作り、根本から上に向かって擦りあげ、ぐっと横に倒す。手が滑った風を装い、何度も。
青年の其処は、反応したのだろうか。 どちらにしても、大の大人のそこが、小さな子のようにつるつるとしている……ある意味滑稽に見える様が出来あがった。]
さて、これからが本番だ。 椅子に腰かけなさい。
[志乃にしたのと同じく、青年の脚にある枷の錘を肘掛に置き、脚を開かせた。 まるで傅くように、ルーカスは青年の股間の間に、頭を寄せる。 煌めく銀の刃の先が、すっとペニスの表側、縦に3つ並べて傷をつけた。 裏に埋め込むと、勃起の際皮が張るので、埋めても抉れ出てしまう危険性が高い。故にヴェスパタインのドリルのように宝石が巻かれた其処を拝見することがあったなら、驚きを見せることだろう。]
(*28) 2010/04/14(Wed) 00時半頃
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一つ目は、これで終了。 後、2つだね。
[開けた傷の隙間に真珠を押し込み、灰青を金に合わせて微笑む。 2つ目、3つ目……3つ目を押し込んだ時に聴こえた声に、青年の股間を見詰める男の口角の角度はあがる。]
これで終了だ。 嗚呼、ちゃんと電話はさせてあげるよ。
―――私は今までちゃんと約束は守っているだろう?
[そして、縫いあげ、ペニスバンドを装着し終えると、つるりとしたペニスの上の肌をなで上げ、薄らと金の端滲んでいた雫を血濡れた指先で拭い、電話を許可した。]
(*29) 2010/04/14(Wed) 00時半頃
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― 回想/舞台袖/個室→客席 ―
[電話を許可すると、青年はさっそく家族へと電話をし始めた。 ソフィア――という名が聴こえた。 姉か妹か。おそらく姉妹の代わりに此処に来たのだろうという予測を、男はたてながら、青年の声を聴く。]
ん?なんだい?
[ふっと、灰青が、青年か電話かを、酷く気にしている様子の女の姿を捉える。 望みを謂うことを許可すると、彼女も家族に電話をしたいのだという。
手術用の手袋をはめることなく、血にまみれていた手を、使用人が運んだ湯で清めながら、ルーカスは少しばかり考える仕草を見せた。]
(*30) 2010/04/14(Wed) 00時半頃
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良いよ。その代わり、何か「代償」を貰おうか。 「代償」は、そうだね、少し考えさせてもらうけれど。
[先の見えない「代償」。けれど志乃はそれでも良いと云う。 最早、彼女にとってはどうなっても、あまり変わらないと思ってのことだったのだろうか。 青年の電話が終われば、異国の女も電話を手にとった。 漏れ聞こえる日本語―――ルーカスは、また買いあげたカンバスの背景を少し知る。]
まぁ、調べ上げれば直ぐにわかることだが…―――
[あえてそれをせずに置くべきか否か。 そんな愉しみを抱きながら、異国の女の電話が終われば客席へと、2人を伴って自称芸術家は戻るのだった。
その間も、まるで2人の揺れる心を体現するよう。 りぃん、りぃんと女につけた2つの鈴の音が鳴った。]
(*31) 2010/04/14(Wed) 00時半頃
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[>>125交わされる口付けは何よりも甘く感じた。 絡まる舌も、奪われていく唾液も。身体に熱を齎して。
舞台に用意されたキングサイズのベッド。そこにツィーが乗って。そこにヴェスパタインに連れられてきたマーゴの姿もあった、
名を呼ぶ声。呼ばれるたびに、我慢したはずの熱が又沸き起こる。 腕に絡めた指に力が篭った]
(*32) 2010/04/14(Wed) 01時頃
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[舞台に戻ってきたヴェスパタインと、二人の奴隷。 寝台の上、ツィーが足を広げて座る。 その傷跡が見えて、息を吐いた。
上質な奴隷だと思っていたから、傷の増えていく彼女に、それでも従順なままの彼女に、向けるのは憐れみ。 自身の奴隷ではないから、何も言うつもりもなかったし、何も言えないのだけれど、やはり少し勿体無いと思った]
(52) 2010/04/14(Wed) 01時頃
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[そして、ベッドに座る男の支持で始まる宴。 それを見る目は形だけは微笑んでいた。 やがて告げられる入札の期限。
入札のポイントに一度眉を寄せて]
1ポイント、ね…。
[零す言葉。 それからしばらく、奴隷として使う方法を考えて、けれどネイサンの声は無情にもオークションの終了を告げた。
小さく溜息をつく。傍らの男を見上げる瞳には、どこか疲れが見える。体力的なものか、精神的なものかその判断は本人にもわからない]
部屋に戻るわ。
[弟へもそう告げて、席を立つと客席から去っていく]
(53) 2010/04/14(Wed) 01時頃
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― 回想/客席 ―
[志乃と金目の青年――テッドとの間に交わされる会話に、主人である男は口を挟まない。交わした名はいつか奪われると知ったなら、彼らはどう思うのだろうか。カンバスの背景を知ることと、名を奪うタイミングと――そんな仄暗い愉しみを考える。
テッドがヴェスパタインに対して非礼を働けば、謝罪をしようかと思うこともあったが、相手が愉しそうにしていれば、それもすることなく。 言葉にしなかった礼のように、No.5への競りには参加しなかった。 姉も参加しなかったことで、アマゾネスのような女を引き取りに、ヴェスパタインが席を立った。]
(*33) 2010/04/14(Wed) 01時頃
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おや……―――
[姉が残された少女に話しかけるのを、弟は特に口を挟まず見守っていた時か、鈴の音が響いた。くずおれる志乃を支えるテッド。そして、戻ってきた姉が、買いあげた男の腰に手を回すのも、灰青の視界に入る。
舞台は暫くの間、休息の時間を取るようだった。
まるで、2人にも休息時間を与えるように、志乃を支えるテッドにルーカスは何を謂う訳でもなかった。逆にそれが彼の――主に下半身を苦しめることになったようであるが。
テッドとは対照的に、ルーカスは汗一つかかず。 汚物の匂いも無くなったことだしと、温かな紅茶を運ばせ、それを優雅に啜った。]
(*34) 2010/04/14(Wed) 01時頃
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― 回想/客席 ―
[そして、始まる今宵のラストショー。 あえてかどうなのか。姉とその奴隷も、自分の奴隷2人に、男の灰青は向けられることはなく。ヴェスパタインが女2人を遊ぶ様を、常の微笑を湛えたまま見ていた。
今回も、やはりルーカスは競りに参加することはなく。 そして、一先ず今宵の舞台は幕を降ろしたのだった。]
(*35) 2010/04/14(Wed) 01時頃
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[先ほどまで自身に触れていた腕。それが腕から腰に添えられると一度目を向けて。
客席の出口まで来たところでついて来るイアンを待った。 追いついた彼の腕を取り、客間の方へと引き上げていく]
(*36) 2010/04/14(Wed) 01時頃
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