280 【半突発】茨姫の眠る町で
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―回想―
男の人は力が強いもんね。 殴られたりしたら大変。
[>>3:120肩を竦める様子は、そんな目に遭った事があるのだろうかと感じたが、深い部分には触れないでおく。 経験があるとしたらよいものではないだろうから。]
大丈夫。 お兄ちゃんにお嫁さんが出来て、お店が大丈夫って思わないとそんな気にはならないから。
[窘めるのには少しだけ声を潜ませて内証事の真似を。]
私も、魔法を使える人の知り合いは少ないよ。 ふふっ、鉄屑を金に変えたり?
[笑ったりせずに、金儲けになるなら、と呟く彼には緩く首を傾げながらそう言った。 錬金術、といったものがあるらしいとは何処かで聞いた事があったが、それが真実、金に変えられるものかまでは知らない。]
(4) 蒼生 2018/08/13(Mon) 01時頃
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えへへ、ありがと。
[似合う、と言われれば、はにかむように笑った。 名前からの連想。 例え、今から力が手に入るとしても少女は強力な魔法は必要としないだろう。 客に料理を提供するような、些細なものでいい。
――逆にそれは、魔法がなくても暮らせるという事でもあった。*]
(5) 蒼生 2018/08/13(Mon) 01時頃
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お待ちどうさま。 このワインと合うと思うんだけど、グレンウィルさんにも気に入って貰えると嬉しいな。
[>>3:117運んできた赤ワインと料理をそっとテーブルの上に乗せる。 お盆を胸の前で押さえると、軽くお辞儀をして。]
ごゆっくり。
…あ、そうだ。 ジェレミーさんとは知り合いだったの?
[先刻は随分と楽しそうに話していたようだったから、と。 投げかける問いは、それくらいか。*]
(6) 蒼生 2018/08/13(Mon) 01時頃
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[その後は、再び出店の応対に戻る。 お摘みと麦酒の売れ行きはそこそこだ。 何度か店内と出店を行き来して、皿やグラスを綺麗なものと交換して]
お粗末様でした。
ふふ、それは良かった。 ちゃんと伝えておくね。
[>>2声を掛けられれば、ルーカスの元へ向かってチップ分上乗せされた代金を受け取る。 父や兄への言伝は笑顔で受け取ると、また何処かへ向かうルーカスの背中を見送った。
――そろそろ昼の営業も終わりに近付く頃合か。*]
(8) 蒼生 2018/08/13(Mon) 01時頃
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―ステージ脇―
[>>11せっせとバスケットに料理を詰めたら飲み物を持つ余裕はなくなってしまったが、 あの場所なら出店もあるし、何処かから差し入れもあるかもしれない、と。
ステージの横に座る彼女に声を掛ければ、顔を上げる彼女にいそいそと近づいて行った。 どうやら本を読んでいたらしい。]
そうだと嬉しいなぁ。
[バスケットに視線を向ける彼女に少女は笑顔を浮かべた。 遅い昼食でも、ステージまでに摘まむ間食でも、何方でも問題ないようにした心算だ。]
その衣装すっごく似合ってる。 きっとステージで映えるね。
[少女の方は間近に見たステージの衣装姿に目を止めて褒める。]
(15) 蒼生 2018/08/13(Mon) 21時頃
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あ、ありがとー。 いいよ、ポーチュラカも忙しかったでしょ?
[>>12一昨日、彼女に渡したバスケットを受け取れば、其方にも中身が入っているようで。 差し入れをしてくれる、と言っていたのを思い出す。 後で店の皆で食べようと決めた。]
いいよー。 皆、ステージを楽しみにしてるもん。 手は抜けないよね。
[時間の余裕は残念上がらなさそうだ。 少女は詳しくは知らないが、色々と準備があるのだろう。 それならば仕方ない、と少ししゅんとした様子の友人に笑顔を向けた。]
(16) 蒼生 2018/08/13(Mon) 21時頃
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うん、約束。
[>>13抱き付いてきた彼女の問いかけに少女は頷いてみせた。 そっと背中に腕を回して抱き返す。
年下の友人の久しぶりの我が儘だ。 頷かない筈がない。*]
(17) 蒼生 2018/08/13(Mon) 21時頃
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─昼営業時・偃月亭─
成程、其方で。 偶然の再会って奴だったんだね。 彼方には人が沢山いるだろうし、仕方ない事かも。
[>>14規模の違いもあるが、この街の普段より、或いはこの祭りの時ほどの人がいるのだろう。 一杯の酒を楽しんだ後は代金を支払って帰ってゆく人が多い。 祭りにはまだまだ見どころも多いのだから、一所に長く留まる人は少ないだろう。 そうした客には夜も営業している旨を伝えて笑顔で見送った。
テーブルの片付けが終わる頃には、また客が訪れて席を埋める。 予定していた時間まではそれが続いた。*]
(18) 蒼生 2018/08/13(Mon) 21時半頃
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[>>21一対のアクアマリンを輝かせ、スカートを持ち上げてみせる友人は眩しい。]
うん、すっごく可愛い。 お母さん、今年も頑張ってくれたんだねぇ。
[ステージに立つ娘の為、一刺し毎に真心を籠めて作られたのだろう。 それは友人によく似合い、魅力を引き立てている。
もしも衣装を渡されたなら、恥ずかしがりつつも着てみるだろう。 少女にとっては、やはりお洒落は気になるものではあるから。]
(27) 蒼生 2018/08/13(Mon) 23時半頃
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[>>22バスケットは交換する形に。 次は、店で使う用のパンを入れて貰う事になるだろうか。]
そっかぁ。 本番の前だもんね。 それだけ真剣って事だ。
――そういうのって、素敵だと思う。
[他に理由がある事は知らず、感じたままを伝える。
少女も仕事とそれ以外とでは切り替えもするが、ステージに立つ程に切り替えるわけではない。 ステージに真剣に向き合う友人が誇らしいと思った。]
(28) 蒼生 2018/08/13(Mon) 23時半頃
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大丈夫。 きっと上手くいくよ。
[>>23腕の中のポーチュラカに囁く。 彼女はこんなに真剣に取り組んでいるのだから。
会う事は今日でなくても出来る。 この後には彼女のステージも観に行くのだから。 祭りは来年にだってある。]
(29) 蒼生 2018/08/13(Mon) 23時半頃
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…どうかなぁ。 でもね、 お手伝いは祭りの時だけでも雇おうって、お父さん達に言ってみる心算。
[>>24ジェレミーは来年のこの時期には何処か知らないところにいるかもしれない。 その可能性の方がきっと高い。 けれど今回の事は、次に生かす心算ではいた。
身が離されれば、そっと手を下ろす。 しょんぼりとした顔は普段の彼女のものに戻っていて。]
わぁ、それは大変だ! 仕入れを倍にしなくっちゃいけなくなっちゃう。
[本気でないのは感じ取りつつ、笑顔でそれに乗った。*]
(30) 蒼生 2018/08/13(Mon) 23時半頃
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―偃月亭―
[昼の営業を終えて昼食を済ませた後は、交代で出店の応対をする。 >>26不意にジェレミーに声を掛けられて、皿を洗っていた少女は顔を上げる。]
あれ、もうそんな時間?
[言われて外を見れば、陽は傾いていた。]
――ありがとう。 うん、今出れば大丈夫。 終わったら、すぐに戻るから。
[夕刻からは、また店の営業が始まって忙しくなる時間だ。 故に、いつもはぎりぎりに店を抜けさせて貰うのだ。 大抵は最初の方が見られない。
けれどジェレミーはステージに迎えるようにと声を掛けてくれた。 気を回して貰ってしまったようだ。]
(31) 蒼生 2018/08/14(Tue) 00時頃
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[少女は彼に感謝の言葉を向けると布巾で手を拭くと エプロンを外して畳み、バックヤードに置いて。]
いってきます!
[笑顔で、店を出て行った。 その足取りは軽い。*]
(32) 蒼生 2018/08/14(Tue) 00時頃
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もうっ、そこまで子供じゃないってば。
――お店の方、よろしくね。
[>>33まるで友人と遊ぶ子供を送り出すような言葉には少しだけ頬を膨らませ、笑う。 厚意は有難く受け取る事にしよう。
西日は朱の混じった温かな色を空に滲ませようとしている。 店を出た時間はいつもよりも余裕があった。 この分なら、見逃す事はないだろう。*]
(39) 蒼生 2018/08/14(Tue) 00時半頃
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[>>35少女の言葉にポーチュラカは相好を崩す。]
毎年、沢山の人が見に来てくれるもんね。
[見てくれる人がいる故の張り合いのようなものなのだろうか、と少女は受け取った。 きっとステージを楽しみにしている人達も多い事だろう。 自分もその一人である。
それが彼女のやる気に繋がるのであれば、良い事だ。]
(43) 蒼生 2018/08/14(Tue) 20時半頃
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ふふ、どう致しまして。
[>>36少女は笑顔で応じてみせる。 魔女の祝福ではないが、本番前の彼女の力に少しはなれただろうか。
年を重ねても、彼女とこうした関係を続けていく事が出来たらいい。 彼女の一番が出来るまでは、──出来た後も、こうして何度もささやかな約束を交わすのだ。]
(44) 蒼生 2018/08/14(Tue) 20時半頃
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ポーチュラカもそう思う?
[>>37手伝いを雇う事を強く押してくる様子には小さく笑い。 けれど一先ずは今に意識を向ける事に。]
あはは、ポーチュラカってば商売上手。
[立派なパン屋のお手伝いだと。 笑いながらそんな事を話していると、彼女を呼ぶ声が。]
(45) 蒼生 2018/08/14(Tue) 20時半頃
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いってらっしゃい。 またね。
[>>38大きなバスケットと本を手に取る彼女に、この場を辞する頃合いだと悟る。 先程とは違い、彼女の顔に浮かぶのは微笑み。 それには少しほっとして。
念を押すのには頷いてみせると、手を振り返して彼女の背中を見送った。]*
(46) 蒼生 2018/08/14(Tue) 20時半頃
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―ステージ―
[見送られて向かった先、ステージの前には既に沢山の観客が集まっていた。 祭りの為に用意された舞台。 下がっている垂れ幕の奥では踊り子達が出番を待っているのだろう。
少女は後で出て行きやすいように道に面したところに陣取る。 知り合いの顔を見つけたなら、笑顔で挨拶をしよう。
久々に余裕を持って辿り着いたお蔭で味わう事となった、心の浮き立ち、心臓の高鳴る感覚を宥めるよう、少女はそっと自分の胸元に手を添えた。
――大丈夫。 きっと上手くいく。 心の中で、友人に囁いた言葉を唱える。]
(63) 蒼生 2018/08/15(Wed) 22時頃
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[――やがて、開幕を知らせるベルが鳴る。 >>56幕が上がれば、ステージ用の衣装に身を包んだ可愛らしい少女達の姿が見えた。 彼女達の様子はそれぞれで、緊張した表情をした子も見受けられたが、ポーチュラカは誇らしげな笑顔を浮かべて其処にいた。
お辞儀を終えた後に音楽が流れ、>>57少女達はステージの上で身軽に跳ねる。 腕を組み、笑顔を浮かべ、 輪を作ってくるくると回り。 ステップを刻む。
友人の足許で弾ける黄色い光は、太陽の光が弱まった今でははっきりと見えて。 ステージを照らす灯りの一つ、或いは演出の一部のように 踊る少女達を照らす煌めく暖かな色の光は、楽しさを観客の心にまで届かせるようで。]
(64) 蒼生 2018/08/15(Wed) 22時頃
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[本職の踊り子ではないが、少女達の踊りは微笑ましく、愛らしい。 少女の目は友人を中心に収めていたが、去年よりもずっと素晴らしいものに感じられた。 十分未満のその時間、無事に役目を務めた彼女達に少女は拍手を送る。 幕が下りても、暫く拍手を続けていて。]
やったね、ポーチュラカ。
[その手を止めた少女は興奮で頬を上気させていた。*]
(65) 蒼生 2018/08/15(Wed) 22時頃
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―ステージ終了後―
[ステージの前からは人が引いてゆく。 また何処かの屋台や店を見に行くのだろう。 少女も店に帰らねば、と思った時に知った顔を見つけた。 小さな相棒も一緒のようで。]
こんばんは。 フェルゼさんも見に来てたんだね。
[友人と彼との間に交わされた話は知らず。 彼もステージを見に来ていたのか、と思いながら声を掛けた。*]
(73) 蒼生 2018/08/15(Wed) 23時半頃
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[>>74フェルゼの紡いだ応えに、少女は目を瞬かせる。]
色々…? お仕事か何か? それとも誰かに呼ばれたのかな。
[一昨日にポーチュラカがステージの宣伝をしていたのを思い出しながら、見に来なければいけなかった理由を想像して]
今年のステージ、良かったよね。 ポーチュラカ、絶好調だった。 最初から最後まで見られて良かったよ。
[黒猫に笑みを向けつつ、少女は未だ興奮の冷めきっていない様子でステージの感想を口にした。*]
(75) 蒼生 2018/08/16(Thu) 00時頃
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え、どっちも?
[>>78何方も、という答えには少し驚きの声を上げた。 仕事関係で呼ばれた――という事だろうか。 物言わぬ黒猫の尻尾が振られる様子が見えたが、繋がりまでは手繰れない。]
ふふ、フェルゼさんにとっても想定外かぁ。
[あのステージも、彼の制作物へ反映されるのだろうか。 もしそうなら、彼がどう切り取るのかも興味をそそられる。]
うん。 今年は頼りになるお手伝いさんがいるからね。 とっても助かってるんだ。
[ジェレミーとフェルゼが外で出会っていたとは知らず。 少女はふわりと微笑んだ。*]
(80) 蒼生 2018/08/16(Thu) 00時半頃
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…もしかしてポーチュラカ? 何を賭けてたのか、聞いてもいいのかな。
[>>81絶好調、と少女が言ったのは友人の事だ。 差し入れをしに行った時に随分とやる気に満ちていた彼女の姿勢、自分に語ったものの他に賭けもあったのかもしれないと。 好奇心を擽られ、伺うように見てみれば経緯を教えて貰えただろうか。 聞けたなら、ポーチュラカらしい、と笑う。]
そっか。良かったね?
[今はもう垂れ幕で覆われてしまったステージにフェルゼは視線を移す。 その横顔を見、黒猫を見つめた。]
それは、本当に思うな。 やっぱりね、自分達だけでは手が回らない事もあるし。
(87) 蒼生 2018/08/16(Thu) 01時半頃
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あ、フェルゼさんも何か困った事があったら言ってね? グレンウィルさんみたいに熱心なパトロンにはなれないけど、お料理やお掃除なら手伝えるから。
[少女の小さな夢。 ――いつか、自分のお金で彼の作品を購入する事。 店で眺めるだけでなく、迎え入れたいものだと語ったのは二年程前の事だったか。]
と、いけない。 そろそろ戻らないと。
――その前に、 リュミィちゃん、撫でてもいい?
[当人達が了承してくれたなら、 そっとその毛並を堪能して、店に戻ろうと。**]
(88) 蒼生 2018/08/16(Thu) 01時半頃
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オーダーメイドの依頼権。
[>>94フェルゼが稀に注文を受ける事を少女は把握していなかった。 定期で引き受けていれば何処かで耳にするだろうし、恐らく少ないのだろう。 彼の楽しげな笑みからは、ポーチュラカは賭けに勝った事を想像させ、友人らしい、と笑った。]
ふふ、有難い事だよ。
[毎日忙しい、と言われれば、少女は笑ってみせる。 休みは少ないが、沢山の出逢いが此処にあり、自分はそれを楽しみにしているのだと。]
(113) 蒼生 2018/08/16(Thu) 21時頃
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うん、いつでも言ってね。
[>>95出来るのは、近所の助け合いの延長。 どうしてもってなったら、と言うのには大きく頷いてみせて。]
そうだったら嬉しい。
[目利きという訳ではないが、彼の作品が素晴らしいという事は分かる。 少しの事でも助けになる、というのなら、そのままの距離で応援しよう。 近い将来、彼の作品を購入するのを夢見て、こつこつと貯金をするのだ。]
(114) 蒼生 2018/08/16(Thu) 21時頃
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ありがと! ふああー、癒されるぅ…。
[>>96店に動物を入れる事は難しい為、こうして動物と触れ合う機会は貴重だ。 笑顔で差し出された黒猫―どうぞ、と言うように鳴いた―をそっと抱えると、毛並みを掌で撫でる。 触れた場所からは温もりと生命力を感じられた。 少女はふにゃりと頬を緩め、]
どうも、ありがとう。 またね。
[暫し、その触れ合いを堪能した後、 そっと黒猫をフェルゼに返して、ふたりに感謝を告げて帰ろう。*]
(115) 蒼生 2018/08/16(Thu) 21時頃
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―偃月亭―
ただいまー!
[少女は裏口から戻ると、軽くワンピースを払ってから手を洗い、エプロンを身に付ける。 抜けていた穴を埋めるよう、働いてくれたジェレミーに近付いていくと]
ジェレミーさん、お蔭で最初から見られたよ。 ありがとう。
[ステージについて色々と語りたいところだが、今は仕事に専念しよう。 空は夕方から夜闇へ。 月や星が空に、地上ではランプの灯りが煌めき始める。*]
(116) 蒼生 2018/08/16(Thu) 21時頃
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―翌日・偃月亭 ―
[祭りが終わり、日常に戻る。 けれど、今年は大きな変化を迎えていた。 城の変化に少女が気付いたのは、一夜明けてから。 近くの店主が教えてくれてだった。
城を覆っていた茨は見事に消えた姿を、ぽかんと口を開けて眺めていたが、 思い出したのは、ルーカスとの話。 呪いが解ければ、姫君がどんな人か分かるかもしれない――と。
もしや、本当に呪いが解けたというのだろうか。 胸が期待と好奇心で高鳴るのを感じながらも、掃除を済ませた。]
(122) 蒼生 2018/08/16(Thu) 21時半頃
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[>>111掃除を終えて、二階で洗濯物を干していると 聞こえてきたのは、ジェレミーの声。 彼の仕事は今日で終わり、と父より聞いている。
少女がステージを見終えて帰った時には店は営業中。 >>120また明日も来る、という彼にその場では頷いた。 祭り当日という事もあって店は盛況で、四人で何とか回し終える事が出来たのだった。]
はぁい。
[応じる声は、少しばかり普段の張りがなかった。 今日でお別れなのだろうか。 そう思うと惜しくて。]
(123) 蒼生 2018/08/16(Thu) 21時半頃
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[やがて、少女と父親がジェレミーを出迎える。 兄は近くに用事で出掛けていた。]
ジェレミーさん、昨日はゆっくり休めた? 本当にお疲れ様。 とっても助かっちゃった。
[そう告げる少女の顔に浮かぶ笑みは、少しばかり陰を滲ませる。*]
(124) 蒼生 2018/08/16(Thu) 21時半頃
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[>>125沈んだ顔を見せれば、宥めるように父親に肩を叩かれた。]
そっか、それなら良かった。
[眠れた、というのにはほっとしたように応じて。 けれど続いた言葉に目を丸くした。]
……え、 それ、本当っ?
[問いかけながら、思わず身を乗り出す少女の瞳は輝いていた。 クッキーやパンでも買ってやる、という言葉ではなく、 また来年も、という言葉の方に反応して。
一所に留まる人ではないのだろうが、またいつか来て欲しいと言おうと思っていた。 その時には目一杯ご馳走するから、と。 細いものでもいいから、縁を繋ぐ言葉を紡ごうと。]
(131) 蒼生 2018/08/16(Thu) 22時半頃
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ジェレミーさんが来てくれたら、すごく、すっごく嬉しい! お父さんも、お兄ちゃんもそうだと思う。 あ、あの、でも、無理はしないでね…?
[ね、と確かめるように父親の顔を窺えば、彼は静かに頷いた。 ジェレミーが望まぬ事を強いたくはないのだと。 けれど、と少女はそっと胸元を抑える。]
ジェレミーさんが来たいと思った時に、また来てくれたらいいなって思ってたの。
お手伝いじゃなくっても、いつでも遊びに来てね。 私、料理の腕を磨いておくから。
[縁を繋げていく事が出来たら嬉しい、と。 そう言って、微笑んだ。*]
(132) 蒼生 2018/08/16(Thu) 22時半頃
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気になる事?
[>>136照れくさそうな応えには、少女は緩く首を捻る。 気の合う知り合いでも出来たのだろうか。 或いは、祭りや、この店を気に入ってくれたのだろうか。 ――何にせよ、また、と思って貰えたのは素直に嬉しかった。]
任せておいて。 ジェレミーさんを驚かせるくらい、美味しい料理でお出迎えするんだから。 楽しみにしてるね。
[ゆるい微笑みに、少女は胸を張ってみせた。 そうして父と共に彼と握手を交わす。 何とか間に合った兄は餞別にと、保存のきく腸詰肉とパンをジェレミーに渡した。
見送る時には、弾けんばかりの笑顔で手を振った。 再会するその時を、楽しみに。*]
(139) 蒼生 2018/08/16(Thu) 23時頃
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―いつかの未来―
[>>130可愛らしい部屋にお呼ばれした少女はいつもより少しだけお洒落をしてきた。 ローズピンクに薔薇の刺繍が施されたワンピースに身を包み。 ミートボールのクリーム煮を鍋一杯に作って差し入れて。
――今日はフェルゼに作って貰った蝋燭に火を灯す日。 真白の蝋燭にはポーチュラカの花が散らされ、 波か、フリルを思わせる装飾、翼を思わせるオブジェの添えられた作品はとても美しかった。 >>129見せて貰った時には思わず溜め息をついてしまったものだ。
月明かりだけが照らす部屋で、期待と緊張を胸に蝋燭を囲む。 蝋燭に灯された火がほわりと周囲を照らし、見つめる少女の顔を浮かび上がらせた。
白い蝋が溶け出して、甘く、けれど何処か大人びた香りが鼻腔を擽れば、少女は思わず頬を緩めた。 一人の職人が作った作品を愛でる、とても贅沢な時間を 幼い頃からの友人と新しい友人と共に分かち合う。 ――抱えていたい思い出が、また一つ。**]
(142) 蒼生 2018/08/16(Thu) 23時頃
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