207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[口元にこびりついた甘い雨水を舐め取りながら、褐色鼠の背に刻まれていた銀狼を思い出す。
”絶望”に身を置いて、まだ1年か、もう1年か。 あの日、己の命を拾った航海士は、道化師は……はたして、知っていたのだろうか。
「おまえの畏怖が途絶えた時、おれは、容赦なくおまえに牙を剥く」
この言葉>>0:94に、偽りの欠片もない。
機を窺うよう潜めていた獣の血が、ふつふつと蘇る。 猫ではなく、狼の血が**]
(*4) 2014/12/09(Tue) 02時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/09(Tue) 19時半頃
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─ 甲板 ─
[他者から血を浴びせられたところで気にも留めない男は、服装にもやはり頓着がない。 拘りがあるとすれば、余計な音を立てぬもの、動きを阻害しないもの、といった程度。 普段首に巻いている毛皮は、急所を護り、息を潜める助けを担うもの。 なので汚れたところで気にするようなものでもないのだが。]
そうか。
[>>16大事にしろと止められたなら、否定する理由もない。 今すべきは、彼の愛する漆黒をこれ以上不用意に汚さぬよう、水を浴びて血を流し、服を替えること。]
ならば、後は任せる。
[素直に床拭いをやめ、背後の声>>17を聞きながら、甲板を後にした。*]
(47) 2014/12/09(Tue) 21時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/09(Tue) 21時頃
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[水を浴び、血を流している最中、誰だかが、戦死者の名を口にしているのが聞こえてきた。 アーマンド、ダリウス、エリオット、ヘンリー、テレンス。 皆、名と顔は覚えているが、あくまで情報としての記憶。 何ら特別な情が湧くこともない。 死んだと知れば、いずれ記憶から消えてゆく。]
爪が……
[それよりも気になったのは、爪の間に入り込んだ、敵兵の血だった。 鉤爪を武器とする男だが、己の爪が血に汚れるのは好まない。
ブラシを使って、隅々までこそげ落とす。]
(64) 2014/12/09(Tue) 21時半頃
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─ 個室4号室 ─
[血や肉片、その他、戦闘の名残を洗い流すと、汚れた服を適当に肩に掛け、濡髪のまま、部屋に戻った。
この男には、新入りの頃から、個室が与えられていた。 別に大部屋だろうと、牢の中だろうと、眠る場所があればそれで構わなかったのだが。
部屋についてまずするのは、汚れた鉤爪の手入れだ。 こびりついた血は綺麗に拭い、刃毀れがあれば研ぎ直す。 特に右手、真っ直ぐ伸ばした細い爪は、より鋭く。]
(67) 2014/12/09(Tue) 22時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/09(Tue) 22時頃
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[両手の鉤爪は、武器であって、武器ではない。 その影に潜む、真の武器を隠すための防具でしかない。
狼の爪は、もっと獰猛で、狡猾だ。
魂を奥底から引き裂き、奪う。
己にその力があると知ったのは、まだ幼子の頃。 路地をひとり歩きしていたところを、物取りか、また別な目的があったかは知らぬが、屈強な男2人に襲われた。
だが、その記憶の中に”恐怖”はなかった。 何故なら、男達の目的を知る前に、本能が目覚め、返り討ちにしてしまったから。]
(*15) 2014/12/09(Tue) 22時半頃
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[手入れを終えた鉤爪は、いつものように、両腰に提げた。 戦闘のあるなし、起きている、眠っているにかかわらず、手放すことはけしてない。
かちゃり、と小さな金属音を一度だけ立て、向かうのは、船床。 階段を降りる足音は、当然ながら無に等しい。]
(86) 2014/12/09(Tue) 22時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/09(Tue) 22時半頃
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─ 船底 ─
[ほぼ無音に階段を下りて行けば、船長とギリアンに出会すことになったろうか。
足を止め、相手に視線を合わせはするが、声はかけない。 ただ、ほんの僅かだけ、眉を跳ねさせた。]
(104) 2014/12/09(Tue) 23時頃
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…………?
[おかしい。 この道化、もとよりこんな匂いをさせていたか?
薄らと警戒を浮かべ、鈎爪ではなく、己の獣の爪に神経を集中させる。]
(*24) 2014/12/09(Tue) 23時頃
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[直される帽子を、無機質な瞳で追いかける。 少し追いかけて、すぐやめる。]
毛皮を貰いに来た。
[普段よく首に巻いている毛皮は、今はない。 床拭きに使って汚れたからだ。 理由を問われれば簡潔にそう答えるだろうが、問われなければ、宝物庫へ向かうと告げる。]
[奥の牢へちらりと視線を投げれば、そこにはまだ、怯えた捕虜が生かされていた。]
うるさい声をあげていたのは、これか。
[「これ」と、物扱いして、すぐ興味なさげに視線を外した。]
(119) 2014/12/09(Tue) 23時半頃
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──────おまえ。
本当に、ネイサンか?
[唸るように、幽かな聲で問う。 この道化、纏う気配が、今までとはちがう。]
(*27) 2014/12/09(Tue) 23時半頃
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人狼……ああ……。
[>>126確かに、そう喚いているのが聞こえていた。 再び、今度はサイモンに視線を合わせてやれば、「ヒィィィ」と怯えた声を上げた。]
なんだ、セシルが?
[航海士から貰い受けたというルーペを見せられれば、それに手を伸ばし、触れる。 触れた牙は、覚えのあるもの。]
狼だ。 狼の牙。
(141) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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そんなことは聞いていない。
[やはり、唸るような聲は、常とは違い、ほんの微かな怒りのような苛立ちのようなものが混ざっていたかもしれない。]
おまえ、これは元からか。
それとも、くだらぬ輩の牙にでもかかったか。
[手をかけたルーペの先、透けて見えるものがあるなら、そこには、人ならざる者が見えたろう。
サイモンが叫んだ、人狼の姿が**]
(*30) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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ヴェラは、触れていたルーペから手を離した**
2014/12/10(Wed) 00時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 00時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 01時頃
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[宝には興味はない。 しかしこのルーペにはあまり好ましくない気配を感じ、幽かに眉根を寄せ、早々に手を引っ込めた。]
つまらん玩具だ。
[ぽつりと零し、己の目的を果たすために踵を返そうとして]
ああ……
[肝心なことを思い出し再びネイサンに向き直り、手を伸ばす。]
鍵を貸してくれ。
(177) 2014/12/10(Wed) 01時半頃
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とぼけるか。 それとも、本当に知らんのか?
[食えない奴だと、内心舌打つ。 だが、この、常人には聞こえようのない聲を解し、理屈を知ってか知らずか使いこなしているということは、少なくとも自身の立場は理解できているのだろうと。]
……呪い。
死神への天罰…………
(*33) 2014/12/10(Wed) 01時半頃
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ひとつ聞く。
これが、呪いだとするならば。 おまえは呪いに”絶望”するか? 獣となる身を厭うか?
それとも──────
[常からの抑揚のない声は、今は、更に低く、冷たく。
この、呪われたという道化が、果たしてまだ畏るるに足る存在か。 それとも畏れに喰らわれるような、見込み違いか。
見極めようとするように、じっと、深い血の色に染まった瞳を向けた**]
(*34) 2014/12/10(Wed) 01時半頃
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[ネイサンに鍵を借りることはできたろうか。 無理としても、暫く襟巻きがないだけのこと、さして気にはしないのだが。]
[用事を済ませた頃、空腹を思い出した。 相変わらずの無音で階段を登り、厨房のある第二甲板へ向かう。
……近づくにつれ、血の臭いが流れてきた。 階段を登りきれば、臭いの出処はすぐに分かった。]
リー、食事はまだなのか。
[指定席状態の椅子に掛けるリーに、厨房に視線をやりながら問いかける。 あの煩い声が聞こえてこないということは、やはり、まだということなのか**]
(182) 2014/12/10(Wed) 02時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 02時頃
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[ホレーショーの姿>>184が見えて、まず確かめたのは、自身の背後だった。 今日は、あの灰色の猫に背中をとられてはいない。
彼の連れ猫、キティには、以前、背後を取られたことがある。 鼠取りの身のこなしも含め、そこらの人間よりも一目置く存在だ。]
ああ、そうだ。 あの男が言うには、この船に人狼がいるらしい。
[質問には、耳にした事実だけを淡々と答えた。 私情は一切口にしない。
それにしてもこの猫の飼い主、よくよくお節介だ。 正直、鬱陶しく思う**]
(186) 2014/12/10(Wed) 08時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 08時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 20時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 22時頃
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─ 第二甲板 ─
そうか、まだか。
[>>218まだと聞けばそれだけ返し、視線はリーの手入れしている鋸へ向いた。 だいぶ古いもののように思えるが、いつも、よく手入れがされている。 血を多く吸った彼の鋸は、漆黒の船を修理するのにもふさわしく思えた。
ニコラスの居所については何も知らなかったので、何も答えはしなかった。
ホレーショー>>184が姿を見せるのは、その少し後のこと。 とりあえず、問には手短に答えを返しておいた。>>186*]
(234) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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[>>214生憎、キティについて言葉を出して褒めることはしなかった。 もしその場にキティがいたならば、もしかしたら、じっと見つめるくらいはしたかもしれないが。]
そうだ、狼の化身。 化け物だ。
[首をひねりながら戻って行くホレーショーが、はたしてどんな化け物を想像したのかは分からないが、別にそこまで言及してやる義理もない。
ちなみに、リーの同意求めるような仕草>>219は、完全スルーだったようだ。*]
(236) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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[ニコラスが戻ってきた>>198のは、そのすぐ後くらいか。 食事が遅い早い、ついでに言うなら味についても、これまで文句は一度も言ったことはない。
理由は知らないしどうでもいいが、いつもより少しばかり静かなのはいいことだ。 こちらへ近づいてこないことも。
それが、リーが由来しているとは知らない。 もしも知っているならば、普段から好んでリーの傍にいることになるのだろうけれど。*]
(241) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 22時半頃
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[食事ができるのを待つ間、誰にも話しかけられることがなければ、まずこちらから会話を振ることなどない。 が、話しかけられた>>251ならば別。]
ああ。 汚れたんでな、替えた。
[とは言っても最低限の返事程度しかしないのだが。]
そうだな。
[いいか悪いかとなれば、新品を手に入れられたのは、いいことだ。 ただやはり、声は、ちっとも喜んでいる風には聞こえないかもしれないが。*]
(257) 2014/12/10(Wed) 23時頃
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[やがて食事が運ばれてくる。>>232 ニコラスの料理は、香りもいいし、味もいい。 盛り付けなど、元々気にしない。
───だが、うるさい。
睨むとまではいかないが、耳障りな大音響に、不快露わな視線を向けはした。]
(260) 2014/12/10(Wed) 23時頃
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─ 船底でのこと ─
分かった。
[>>187いつもながらあっさり出された鍵を受け取り、宝物庫へ目的のものを取りに向かう。 宝になどたいした興味はない。 だから、鍵を開けて入った先に、どんな高価な宝石があろうと、それは、ただの色付きの石ころでしかない。 この船では特にフランクが、この色付き石が好きらしい。 以前、商戦を襲った際、恰幅のいい紳士が指に大きな石をつけていたので、殺したあと、むくんだ指ごと切り取って、船に戻ってからフランクに投げ渡してやったことがあった。]
[目的である毛皮も、高価かどうかはどうでもよく、首に巻くに適しているかいないかが基準。 そうして選んだ毛皮の質は、小吉[[omikuji]]だったようだが、当人にはそんな良し悪しは分からない。*]
(268) 2014/12/10(Wed) 23時頃
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[別れ際に見た道化の顔は、完全に道化に覆い隠されていた。
常に絶望を与える側────道化は言った。
絶望は、より強い絶望を求める。 同じ獣の力を得ていると知ったところで、同族意識を持つことはない。
喉笛に喰らい付く機会があれば、ヒトだろうと、獣だろうと、同様に喰らう。 喰らい、絶望を、畏れを深くする。
それだけが、存在意義であるかのように。]
(*48) 2014/12/10(Wed) 23時半頃
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ヴェラは、宝物庫の鍵は、ネイサンと階段ですれ違った時に返している。やはり礼一つなく無言だったが。*
2014/12/10(Wed) 23時半頃
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─ 第二甲板 ─
ヘクターの血が飛んだんでな。 毛皮で拭った。
[正しくは「ヘクターが叩き潰した敵の血がかかり、それが自船に戻った際に甲板に落ちたのを拭った」なのだが。 考えなしに省略した結果、リー>>266への返事はそんな風になった。]
[すぐ傍の席に当人がいることは知っている。 何せ、ニコラスとホレーショーが先程からずっと喧しい。]
(280) 2014/12/10(Wed) 23時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 23時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 23時半頃
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いやヘクターが潰した。
……? ああ、殺リ方が荒かったからな。 だいぶ散った。
[>>289今ひとつ会話が噛み合わないのは、自分の言葉が要点を端折り過ぎなせいなのだが、訂正もやはり適当なもの。
なので、何がおかしくてリーが笑っているのかも分からない。]
(297) 2014/12/11(Thu) 00時頃
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[リーがこちらの食事に手を伸ばしたとしても>>295、おそらく気にすることはない。 元々食事はそれほど取らない。もしも足りなければ自身で厨房に足を運ぶ。それだけのこと。]
[ミナカの声が聞こえてくれば、「大丈夫だ」と示すように、軽く手くらいは挙げたか。
命を拾われた当時、怪我の治療で、だいぶ世話になりはした。 どんな荒い治療であっても、悲鳴ひとつ、それどころか眉すら殆ど動かさなかった。 ただ、一番真新しい貌の傷にだけは、頑なに触れさせなかった。
医務室に赴き、治療を受けた記憶といえば、それきり。 ……いやその後一度だけ、うっかり皿を落として指を些か深く切り、簡単に治療してもらったことがあったか。]
(311) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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[ミナカが現れたことで、ひとつ、気付いた。
ネイサンと聞こえぬ”聲”を交わす中、他からも、同じような聲が聞こえていた気がした。 少なくとも、ふたつ。
うちひとつが、この男の声と同じだと。]
(*52) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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いやそれほど早くもなかったが?
[何せ、敵に自害の銃を構える時間>>0:@95>>0:387を与えていたのだから。]
堪え性がないのか…… そうか……。
[ずれたまま成り立ってしまっている会話の中、腹が痛むほど笑うリーとは逆に、顎に手を当て、思案する。 実際のところ、大して何も考えていないのかもしれないが。]
(320) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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[料理番がまた騒ぎ出した。 この船の騒々しさは、そう嫌いなものでもないのだが、気狂ったようなあの男の声は、耳障りで仕方ない。]
…………。
[食事を終えれば、いつものように食器はそのままテーブルの上に放置して、ふらりと階段を登って、夜闇に包まれているであろう甲板に出ていった。]
(341) 2014/12/11(Thu) 01時頃
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