60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[壁に手をつく――鋭い痛みに一瞬、目が覚める、 ささくれ立った小さな棘に、ひとつの意味に気づく。 イアンのポケットから転がり出た画鋲、その意味は]
――だめだ、 あんたにまでうつす気は……ッ
あの、薔薇を……
[あの薔薇を燃やしてしまえばいい、ひとつ、答えは出ている。 でもそれを言葉に出せなかったのは、薔薇の虜囚となったせいか。あるいは――それでもあの薔薇の木が、そうされることを忍びないと思っているからか。
それとも、もう一つの方法を思いついたせいか]
(15) 2011/08/11(Thu) 02時半頃
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宿主が消えれば、薔薇は力を失うか……?
(*0) 2011/08/11(Thu) 02時半頃
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[それは水の中に沈んで行く誘惑と、似て]
(*1) 2011/08/11(Thu) 03時頃
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[たとえばそれで死ぬかもしれないけれど、 それもいいのかもしれない、と思っている]
(*2) 2011/08/11(Thu) 03時頃
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[幼さゆえの浅はかさ、 あの夏の日と何も変わらないことに気づかぬまま。 薔薇の衝動に塗りこめられて行く]
(*3) 2011/08/11(Thu) 03時頃
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[一瞬の覚醒は、けれどただ精を求める衝動に塗り潰される。 決してくちびるを重ねようとはしないのは、 薔薇の毒を注がぬようにというわずかな意識があったのか。
ただ幾多の想いを注がれて、 花開く薔薇の香気はとても艶やかで抗いがたいもの。
そして、抗えぬのなら――、 その手は精を搾り取ろうとする行為を止めることはなく]
(17) 2011/08/11(Thu) 03時頃
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[囁く声が脳裏で残響のように響く]
『想いのままに』
『望みのままに』
『恋を頂戴』
『想いを頂戴』
『君の命の欠片を頂戴』
(23) 2011/08/11(Thu) 04時頃
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[ 絶たれた望みを、
実らなかった恋を、
殺し続けた想いを、
命の全てを与えれば、
―――薔薇は満たされてくれるだろうか*]
(25) 2011/08/11(Thu) 04時頃
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[残響のような薔薇の囁き、 求めるばかりのその声は、少年の寂しさと感応した故だろうか。 恋を、想いを、温もりを無邪気にねだるような
『頂戴』
『頂戴』 止まない声が響いている]
我慢できないなら、……頂戴?
[シャワールームに身を引きずられて、 振りかかる冷たい水の下、濡れた薔薇はより匂いたつ]
(35) 2011/08/11(Thu) 10時半頃
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[再び下肢に伸びる手は、その前をくつろげて、 既に反応していたヘクターの欲を引きずり出す。
一度それにすっと頬擦りして、注意をひきつける。 見上げる濡れた眼差しは視線をそらさぬまま、熱帯びたくちびるを這わせてゆく。やわらかな粘膜が与えるのは、優しいだけのもどかしい刺激。唾液をたっぷりとのせた舌を見せ付けるように絡めて、尚焦らす]
ん……、は ッ
[唾液と先走りで、ちゅる、と鳴る水音はシャワーの音でかき消された。 もどかしい吐息が吐き出されるのなら、うっすらと笑って這わせた指先を遊ばせる]
(36) 2011/08/11(Thu) 10時半頃
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[手折らば刺さん、薔薇の棘。 薔薇に注がれる甘露は、儚くゆれうごく稚い感情]
いらなくないですよ、 ……あなたがほしいです。
[向けるやわらかな笑み。 全てを平等に無価値にする、歪んだ博愛。 少年に宿る薔薇の言葉は、価値のない優しいだけの甘い言葉になる。 薔薇の棘はけれど心の柔らかな場所に刺さるだろうか]
だから、……『頂戴』?
[焦らしながら十分な硬度を引き出せたとて、 そのまままたがるにはシャワールームは狭すぎた。 ベルトを外し下肢を晒す、落ちた衣類から引き抜いた足を一度絡めた*]
(37) 2011/08/11(Thu) 10時半頃
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ヤニクは、褐色の脚を白い精が伝い落ちて、水にとけ流されていく*
2011/08/11(Thu) 10時半頃
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[呼気を奪われ、口腔の粘膜を犯される苦しさも、 喉奥を突かれるえづきも、きっと遠くにある。
うっすら涙は浮かんでいたけれど、 口の中、膨れ上がったそれから青臭い体液が流し込まれれば、 その熱さに陶然と薔薇は微笑んでから、咽込んだ]
――ッ、けほ、うッ…… はぁ、 あ……
[咳き込めば、口から精は零れ落ちる。 唾液と精とで汚れる顔は、シャワーから降る水に濡れて流されて。ぼうっと見上げた顎をすくわれる]
ば、ッ、 やめ……! ―――んんッ、
[薔薇の蜜、甘い毒。注がぬように、うつさぬように、と。 重ねられたくちびるを、拒絶するように腕が跳ねる。 まだ大丈夫、芽吹くほどではない『もっと』と薔薇が言っている。 声に、また――意思と反して、体は誘う]
(41) 2011/08/11(Thu) 19時頃
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[首筋を這うくちびるから、逃れるように。逃れるふりで。 壁に手を這い、濡れた眼差しは肩越しに流し見る。
濡れたシャツが張り付く背はしなやかな線を描く。 シャワーの音に、強請る言葉はところどころかき消された]
くれるんでしょう、――あなたを?
[開いた片手が後ろ手に濡れたシャツの裾を捲り上げた。 先ほどの行為で精を注がれ熟れた後孔は、零れた白い体液を脚に伝わせて、その雄を受け入れることを誘う]
(42) 2011/08/11(Thu) 19時頃
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[薔薇へと流れ込む幾つもの感情は、 狂おしく切なく何かを求めている。
『……誰でもいいんだ』
薔薇の精を宿した少年の寂しさは、 花咲くことを求める薔薇の意思とどのような共鳴をしたのだろう。 けれど――]
(*4) 2011/08/11(Thu) 19時半頃
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――……俺は何もいらない。
(*5) 2011/08/11(Thu) 19時半頃
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[人ならざる薔薇に果たして、言葉は通じるか否か。 耳元での囁きにもただ微笑を浮かべるだけ。 薔薇の願いはただ花開くこと、それだけで――]
[彼が薔薇の身に触れるのなら、 理性を侵すその芳香をより吸い込むことになるだろう。 投げやりな思考も、虚飾にみちた世界にも、何者にも捕らわれることなく、 ただ、想いのままに、欲のままに、狂わされる]
あッ、 や……ッ 、
[けれど、薔薇の虜囚は――なにも望むものはなく。 その拒むような声は、薔薇の駆け引きじみた媚態だっただろうか]
(46) 2011/08/11(Thu) 21時頃
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[這う舌に身を捩じらせながら、薔薇は言葉を繰り返す。 常であれば、ただ嫌悪しか滲まぬであろう行為に薄笑いを浮かべたまま]
望みの まま に、、 ……想いのまま、に、
[ぐじゅりと粘着質な水の音、 既に何度も青い欲望を受け入れたそこは、 慣らさずとも充分に受け入れるに足るというのに。 押し入る指に、粘膜の律動は伝わるだろう]
ア、ッ そう……あの子は、いっぱい 想いを くれた あなたは、どうな の……?
はや く……、 『頂戴』
[高い声が一度上がれば、薔薇の芳香はより濃厚に。 ゆるく起ちあがる自身に施される刺激をももどかしがって、そっと後ろ手に回る手は剛直を自らの内に宛がおうと導くように触れて]
(47) 2011/08/11(Thu) 21時頃
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……くれないの?
[手が空ぶれば空いた距離に、 こちらも小さく身を引いて、 自身に快楽を与えようとする手から離れる。 這う手はシャワーのノズルに触れて、]
あなたがくれないなら、 ほかの子のところにいくよ。
『誰でもいいんだ』
[なぞる言葉は、流れ込んだ想いの形。]
(49) 2011/08/11(Thu) 22時頃
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[甘い香は個室を満たして、 想いのままに、望みのままに、欲を煽るその香に、 果たして彼がどれほど抗えるだろう]
行くなというなら、そこに寝て?
だいじょうぶ、すぐ済むよ。 気持ちよくしてあげる。
[薄く笑って、それでも拒むというのなら、 薔薇はここから立ち去るだろう。 生餌はまだほかにもいるのだから]
(50) 2011/08/11(Thu) 22時頃
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[薔薇の木の下で、いくつも交わされた想いたち。 踏みにじられて歪んだ想い]
約束――…?
[苦い笑みは宿主のそれをなぞるだけのもの、 大切な約束を果たせなかった者の、それ。 差し伸べる、茨の文様の浮いた腕をたくましい背に回して、]
んッ、―――あ、 ああぁッ 、
[引きつる足は体を支えられず、 沈められると同時に自重で深く穿たれていく]
(55) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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[注がれた精で既に十分に湿った後孔は、 熟れた痛みを覚えながらも剛直を飲み込み、濡れた粘膜で包み込む。抉られながらも、尚その溢れる精を搾り取ろうとするかのように、絡み付く。 きつく弓なりになった背は笑うように震えた]
は、っぐ……あ、
[引きつる足のままならぬまま、律動に合わせて腰を揺らす。 触れぬままの自身にも指を這わせて、 その興奮の昂ぶりが中を一層熱く締め上げる]
あっ、……は、もっと、―――、ッ
『頂戴』
[自らは達することのないまま、 ただ受け入れた昂ぶりの快楽を増すための、道具に徹して。 やがて熱いものが奥に放たれれば、薔薇はその精を吸い尽くす]
(56) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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[絡みつく茨は、幾度精を受け入れたのか。 精を奪われた相手は、命に危険が及ぶことはないだろうが、 しばし動けぬ程度の消耗はあるだろう。自身もまた酷く、消耗している]
[ひと時、薔薇が満たされれば、意思の元に体が動いた。 濡れた衣服に手を伸ばす、体はきつく痛んだ。口元を押さえる。]
――……ッ、 ちかづくな、つったのに……、
[自ら誘い貪った行為への嫌悪が湧き上がる。 濡れたままの服をどうにか身に纏わせて、 ずるりと体を引きずるようにシャワールームを離れる。
――誰も、いないところに。]
(57) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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ヤニクは、水滴を滴らせながら、蔦這う腕で手すりを伝い階段を昇っていく
2011/08/11(Thu) 23時頃
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―屋上― [夏の日差しに目が眩む、 強い風が薔薇の芳香を撒き散らして行く 柵にもたれるように中庭を見下ろせば、鮮やかな濃い緑。 時期はずれの白い薔薇は、その大輪を揺らしている。あれは誰の想いだろう。
摘み取られて踏みにじられた真夏の蕾、 咲くはずのなかった花が咲いている。]
――……、
[あの花を踏みにじることなど、出来ない]
(59) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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ヤニクは、ピッパの姿が、薔薇の傍らにあることに気づいた。
2011/08/11(Thu) 23時頃
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[中庭に見える一つの影。 その人の身に起こったことなど知らない、何をしようとしているのかも。けれどその傍には近づけない、薔薇の衝動のままにまた精を求めてしまう。そんなことは望まない。]
『想いのままに』
『望みのままに』
『恋を頂戴』
『想いを頂戴』
『君の命の欠片を頂戴』
(62) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[ 絶たれた望みと、
実らなかった恋と、
殺し続けた想いと、
それが空虚な命の全て―――、花一輪より価値の無い]
(63) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[終わりにしなければ、そう思う。 薔薇の見せる夢はひと時のもの、 眠れる彼らは薔薇の揺り籠の中で、
恋を、悲しみを、痛みを――
あるいは欲望を、情熱を、苦味を、 悔恨を、寂しさを、憧憬を、 注ぎ続けているのだから。 けれど、あの薔薇を散らすことは出来なくて]
(64) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[それならば、少しくらい、自らの身を痛めつけても構わない。]
(65) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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[乗り越えようとする柵の先、 浮かぶ謝罪は、あの夏のあの人へだけじゃなくて。 薔薇を通して流れ込んだ想いへの、それ]
[この夢から覚めたら、もう少しうまくやれればよいのだけれど。 体に絡まる蔓薔薇の銀は、囚われたままの心を示すようで]
……思うだけじゃなくて、ちゃんと言わないと駄目だな。
(68) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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……約束、守れなくてごめんなさい。
(*6) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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[風に煽られて、見下ろす先にセピア色の瞳。 闇の中でも肌蹴たシャツの下の銀の茨模様は、 浮き上がって見えただろう、けれどきっと懇願する声は届かない]
薔薇を燃やさないで……!
[手にする火種に叫ぶ。 この身が空に放たれるのと薔薇が炎に燃されると、 果たしてどちらが先になったか]
(70) 2011/08/12(Fri) 00時頃
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