150 堕天使達の淫哀歌〜ヴェルル女学院〜
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― マドカの部屋の前 ―
[放課後のティパーティ。 女の子は砂糖菓子で出来ているといったのは誰だったかしら。
舌に軽く蕩けるような。 そんな甘いひと時を楽しんで部屋に戻ろうとすれば]
………だぁれ?
[寮では見慣れぬ後ろ姿>>184を見送って、首をこてり。 ドアの前に置かれた籠を遠巻きに見やると、 お薬やお菓子の中にイケナイお薬がその中にあるのを見て]
………押し売りのお姉さんかしら?
[明るい家庭計画を売りにくるセールスマンを想像して、ひとりごちた]
(202) 2013/10/29(Tue) 22時頃
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[少しの間まじまじと見つめていたけれど、 イケナイお薬には魅力を感じなくて。 興味をなくして顔を上げれば]
あ、押し売りのお姉さん?
[なんて、呟いた]
ねえねえ、お姉さん。 勝手に部外者が中へ入ってはいけないのよ?
怖い人たちに見つかっちゃったら、 とってもこわーいお部屋に閉じ込められちゃうんだから。
(207) 2013/10/29(Tue) 22時半頃
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[口元に手を当てて、んーと小さくうなり]
おおかみさんは別の子じゃないかしら。 おねえさんから見て、 誰かを食べちゃうような悪い子に見えて?
[狼のぬいぐるみの鼻にちゅっとキスをして、にっこり]
(214) 2013/10/29(Tue) 22時半頃
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きっとお姉さんの見間違いね。 私はおおかみさんじゃなくて、ちょうちょだから。
[嬉しそうに跳ねるおおかみさんをよしよしと撫でて。 それから、ああ!とおねえさんを見つめて手を打ち]
だからどこかで見たと思ったのね。
……欲しいもの? そうね。ひとりぼっちの夜が寂しくなくなるような、 あったかい枕をひとつくださいな。
(222) 2013/10/29(Tue) 23時頃
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うーん。でも今日はちょうちょさんはもうお腹いっぱいみたい。
[淡い色のお花と鮮やかな紅色のお花。 二つを思い出し、口元に浮かぶうっとりとした笑み]
キャサリンさんは悪いおおかみさん、なのかしら? おしえて、おおかみさん?
[お辞儀をするぬいぐるみに問いかけるように、 鼻をくっつけた]
(234) 2013/10/29(Tue) 23時頃
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[おおかみさんの背中から次々出てくる道具に、 あらまあと楽しげに手をぱちぱちと叩く。
蝋燭や十字架や縄といった道具のあとから出てきたマシュマロには、 少しだけ期待はずれというように]
マシュマロもふかふかで暖かそうだけれど……
[じっと見つめる先は、わおんと鳴くお姉さん]
(237) 2013/10/29(Tue) 23時頃
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食べられるのはいやかもー。
[ふるふると頭を振りながら。 だけどなでなでしてもらえて、嬉しそうに]
黒い羊さん?
[無色の能面にきょとりとしつつ、 おうむ返しに返す問い]
(251) 2013/10/29(Tue) 23時半頃
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[額へのキスにきゃっと驚く振り。 明日はと聞かれて、考えるように視線を泳がし]
……南国の香りがするお花さんも、 悪い子のお花さんも。 それから元気なお花さんもここには沢山咲いていて、 どれにしようか迷っちゃうわ。
あみだくじで決めちゃおうかしら。
(262) 2013/10/30(Wed) 00時頃
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[どこかから消える悲鳴に、ゆるり、傾ぐ首]
あらあら。 誰か随分と張り切ってる子がいるのね。
でも、こんな大声じゃご近所迷惑になっちゃう。 はしたないわ。
[頬に手を添えて。 ふぅと大きくため息をついた]
(280) 2013/10/30(Wed) 00時半頃
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さて、と。お姉さんの抱き枕は惜しいけれど、 なんだか騒がしい方が気になるから、失礼させてもらうわね。
ごきげんよう、お姉さん。 怖いおおかみさんに見つからないように、気をつけて。
[もらったマシュマロはぎゅっと腕に抱きしめたまま。 片手でスカートの裾を摘んでお姫様のような挨拶を。
そのままごきげんようと声をかけて。 蝶を名乗る少女は騒がしい花に誘われるように、 ふわりと踵を返す*]
(296) 2013/10/30(Wed) 01時頃
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[軽やかな足取りで、先ほど悲鳴が聞こえた方角へ]
はしたない声を上げる子には、 上級生がちゃんと指導してあげなくちゃ、ね。
[そんな大義名分を嘯いていると、 半開きに開いた扉にその歩みを止める。 薄く開いた隙間から光が漏れているから、中に誰かいるのだろう。
ひょいっとその隙間を覗き込めば]
…………汚い。
[女の子の部屋とは思えない腐海の有様に、 珍しくも柳眉を寄せた]
(301) 2013/10/30(Wed) 01時頃
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[腐海の中に目を凝らすと、 その奥のベッドらしき場所から二つの棒のようなものが見えた。 日に焼けたビタースイートなカカオ色の肌に、 それが南国の香りがする同級生であると察して]
……………。
[普段ならいたずらするべく忍び込むところだけれど、 あまりの室内の惨状に入るのを躊躇してしまう]
うーーーん、うーん。
[ぎゅうっとマシュマロを腕に抱いたまま。 このまま立ち去るべきか、 それともなんとかコンタクトを取るべきか悩んで]
………えいっ。
[と、腕に抱いたマシュマロを 腐海の主へと思い切り*投げつけた*]
(306) 2013/10/30(Wed) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/10/30(Wed) 01時半頃
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― 昨晩・腐海の前 ―
[勢いよく投げつけたマシュマロだったけれど、 いかんせん柔らかすぎるのかその破壊力はいまいちのようだ。
変わらず微動だにしない腐海の主に、 頬はつまらなそうに膨らんで]
…………つまんない。
[おねえさんのお告げもあったことだし、 このお礼はぜひ明日にでも…と、 仕方なく今日のところは一人の部屋へと帰るのだった。
扉? そんなのもちろん]
開けたままに決まっていてよ。
*
(347) 2013/10/30(Wed) 12時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/10/30(Wed) 12時半頃
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― 昼・食堂 ―
[昼食はあまり取らない主義だから。 パックのいちごオレを手に、購買に群がるお花さんたちをぼんやり眺めて品定め。 今日はどの子で遊ぼうかと見つめていると、 大人しそうなお花さん>>349に視線が止まる]
……どうしたのかしら?
[胸元に手を当てて何かを想う仕草に、 ゆるく首をかしげてストローに口を付けた]
(351) 2013/10/30(Wed) 13時頃
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ジリヤは、ストローに口つけたまま、はぁいとお姉さんに手をひらり。
2013/10/30(Wed) 13時頃
ジリヤは、いちごオレを飲みつつ、さて同声をかけたものかと、思案**
2013/10/30(Wed) 13時頃
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― 昼・食堂 ―
[購買のおねえさんに気を取られている女の子>>353に気づかれないように、そろりとその後ろへ。 おおかみさんに何か言われたのだろうか。 薄く紅づいた顔のすぐ横にそっと唇を寄せて]
…………ふぅっ。
[と、耳元へ息を吹きかけた*]
(363) 2013/10/30(Wed) 18時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/10/30(Wed) 18時半頃
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[驚く顔が可愛くて、ついくすくすとこぼしてしまう笑み。 くるりと目の前の少女の前へ、舞うように移動して]
ごめんなさい。 なんだかお困りの様子みたいだったから、つい。
[言葉とは裏腹に、至極楽しそうに]
私はジリヤ。 可愛いお花さん。何をお困りだったの?
(368) 2013/10/30(Wed) 18時半頃
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[お買い物中のピッパを邪魔しないように、 ひらりと手を振るだけにとどめておく。
だけど声には出さず、唇の動きだけで]
( また、遊びましょうね )
[ちょんちょんと、自分の首筋を指でつつきながら。 蝶は意味ありげに口端をあげた]
(374) 2013/10/30(Wed) 19時半頃
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そう? 購買のおねえさんは黒羊さんだから、 いたずらされないように気をつけてね。
[相手の戸惑いなんか気にも介さず、 ふわふわとした雰囲気素のままに、にっこりと笑う]
ああ、ピッパの同室さんなのね。 彼女は同級生なの。お友達なのよ。
(390) 2013/10/30(Wed) 20時半頃
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お昼は食べない主義なの。 その代わりに、これ。
[と行って見せるのは、手に持ったパックのいちごオレ]
ヨーランだちゃんはシナモンロールが好きなのね。 私はシナモンは少しだけお薬の匂いがするから、苦手かも。
(392) 2013/10/30(Wed) 20時半頃
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昨日そう言ってたの。お姉さんが。 でも黒い羊ってなんなのかしらね?
赤い羊ならよくミステリで出てくるけれど。
[くすくす、くすくす。 笑う声はどこまでも楽しげに]
ダイエットなんてしたことないわよ。 ただお昼ってお腹がすかないの。 可愛いお花さんたちの蜜をたくさんもらうから、かしらね。
[ちゅうっとストローに口をつけて、いちごオレを一啜り。 いちごの甘さは女の子の甘さに似ているから。 お昼はいつもこれを好んで飲んでいた]
(396) 2013/10/30(Wed) 21時頃
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時々?
他に欲しかったものでもあるなら、 交換してもらいましょうか?
(397) 2013/10/30(Wed) 21時頃
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ヤギさんだったら怖いわね。 あとオオカミさんもいるらしいから……、 食べられないように気をつけて?
[わんっと、おねえさんの真似]
あら。 私のお友達に交換してもらうだけだから、 遠慮しなくてもいいのよ。
こういう時は上級生に甘えるべきだ……思わない?
[空いている手をすっと伸ばし、 長い髪を一房取ると指にくるくると回して巻きつけて。 くるんと解けて流れていくのを、楽しげに瞳を細めた]
(400) 2013/10/30(Wed) 21時半頃
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おおかみさんに食べられちゃうと、 こわーいお部屋に連れて行かれちゃうんですって。
[わずかに声を潜めて。 囁くように嘯いて、もう一度長い髪をもう一度指に巻きつけてくるりん]
お友達はみんな優しいから、平気よ。 欲しいものは、なぁに?
[巻きつけてはくるり、を繰り返して。 なめらかな髪の手触りを楽しみながら]
綺麗なモノって触りたくなるでしょ? だから、つい、ね。
(403) 2013/10/30(Wed) 22時頃
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[会話の合間に映る視線。 追いかければ緑色のパッケージのゼリーが見えた]
あれ、欲しいの?
[くるん、と指を離して。 その指先で示す、マスカットのゼリー]
(406) 2013/10/30(Wed) 22時頃
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[だけど断られてしまえば軽く肩をすくめて。 それ以上無理じいすることはなく]
そう? 残念。 ゼリーをきっかけにしてお友達になってもらおうと思ったのに。
[しゅんと殊勝な顔をして、 萎れた蝶のようにため息が唇からこぼれ落ちる]
(408) 2013/10/30(Wed) 22時頃
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どうして謝るの?
[きょとりと、傾ぐ首。 瞳を瞬かせて見つめたあと、くすりと笑って]
同室の子って似ちゃうのかしら。 まるでピッパちゃんみたい。
[ぽんぽんと謝る少女の頭を撫でて、 購買のおねえさんへと手を上げる]
はーい。最後のひとつ、くださいな。
(414) 2013/10/30(Wed) 22時半頃
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最後のひとつ、ごめんなさいね。 でも可愛いお花さんが欲しいみたいだから。
[ゼリーの代わりにちゃりんとコインを載せて。 受け取ったゼリーのパッケージにちゅっと口付ける。 ふわりふわり。 スカートの裾を翻してヨーランダの下に戻り]
はい、どうぞ。
(418) 2013/10/30(Wed) 22時半頃
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[両手でちょこんと差し出したゼリー。 もちろん受け取ってもらえると信じきっているから、 その顔はにこにこと。 稚い子供のような笑顔を向けて]
どうぞっ。
[もう一度、同じ言葉を重ねた]
(422) 2013/10/30(Wed) 22時半頃
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[ゼリーの代わりに乗せられたコーヒーに、 ぱちぱちと長いまつげが震えて瞬いた]
嬉しいけれど、飲み物がないと食べ辛くなくて?
[でも嬉しいからもらったコーヒーは後ろ手に隠して、 飲みかけのいちごオレをゼリーを持った手にちょこんと乗せてみた]
(424) 2013/10/30(Wed) 23時頃
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どういたしまして。
ふふ。 飲み物の交換もしたし、これで二人はお友達ね。
[ちゅっともらったコーヒーに口付けて、 拙い笑顔を向ける]
それじゃ私はそろそろ戻るけれど……、 放課後に会えたら、一緒に遊びましょうね。
[ひらり手を振り、返事も聞かずに踵を返して。 スカートを翻しながら、 どこまでも軽やかに教室へと戻っていった**]
(426) 2013/10/30(Wed) 23時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/10/30(Wed) 23時頃
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