270 食人村忌譚
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
― 昨日の ―
[日もそれなりに傾いた頃合い、リツの家に辿り着き、出来上がっていた椅子と包丁を交換した。>>11 椅子や机というのは、何気なく座っているが存外作るのは難しいものだ。ぐらつきなく、傾きなく、座り心地は二の次にして、しっかり身体を支えてくれる頑丈さはあって欲しいが、あまり重くてもよろしくない。 その場で一度座ってみることとし、丞はうん、うん、と何度も頷いた]
研ぐのに ちっと気合を入れすぎちまったが こりゃぁ ちょうどいい
[それでもやはり、切れすぎるから注意しろ、と言い置いて、丞にしては珍しく、上機嫌が顔にも出、家へと帰っていったのだった。
―――日常。 それは、翌朝に食べた卵の味で、一度幕を下ろすこととなる]
(39) 2017/11/25(Sat) 21時頃
|
|
― 集会所 ―
へぇ、 へぇ 死んだんじゃなくって、 殺された、と
[隠しきれない血だまりに染まる茣蓙。 冬の戯れに作ったこともあるが、どれも酷い出来で結局自宅にしかない。あれはちゃんとしたやつだ。ちゃんとした茣蓙が、もう使い物にならなくなっている。 江津子の声かけ>>31と源蔵の答えを聞きながら、農業と研ぎの仕事以外はたいして働きやしないこの男は]
俺が運ぼう
[と声をかけ近づいた。 はみでた腕の一部は白いが、しかし白いところを探す方が難しい]
(40) 2017/11/25(Sat) 21時頃
|
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 21時頃
|
料理は誰ぞに頼むが、切れ味が悪くなったらすぐ研ごうか
[とかく、人を切るのは骨が折れる。 ましてや若い女ともなれば、それなりに脂ものっていよう。 弔いの席で丞が役に立つといえばそれくらい。
料理が出来ぬわけではないが、つみれなんてついぞ作ったこともないし。 源蔵につられて開いた唇はすぐに引き結ぶ。希望は、ただの味の嗜好だ。たとえの話でいえばいくらでも声に出来るが、目の前に死人がいればなかなか口に出せるものではない]
(41) 2017/11/25(Sat) 21時半頃
|
|
[集会場の炊事場は、きっと外の世界とは趣が異なるのだろう。此処は、肉を捌くに適した場所だ。血を洗い流すことになれた空間だ。
そのただ中に茣蓙ごと愛理を下ろし、あとは一歩二歩後ずさって、さて、あとは、普段の己の仕事の成果も見れるだろう。
手を合わせるにはまだ早い。それは、いただく時までとっておこう*]
(42) 2017/11/25(Sat) 21時半頃
|
|
[愛理を抱き上げた時に落ちかけた頭は、咄嗟にゆりが拾い上げた。 ミナカタの力>>49を借りることになったのも、普通の遺体と違い、それが不安定だったため。 ただ重いだけじゃなくて、頭以外にも零れそうなものをなんとか茣蓙の中にかきよせて、そして、あとは女衆に任せることにした。
開かれる前から開いていた愛理の身体。 思わず見入るは、刃物の仕事。 肉を、筋を、脂を、時には骨をも断ち切る仕業に、場に相応しくない満足が満ちる]
(71) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
|
|
[かけられた声>>67に、は、と源蔵の顔を見下ろす。 視線の先を見抜かれたか。意識しなければ合わない視線は、気づかぬうちに観察されているような、そんな心地すらした]
おおよそこのために研いでいるんだよ 俺が、切りたいわけじゃあない
んなもん。切らなくったって程度はわかるさ
[研ぐ前と研いだ後。その差を知るに野菜くらいは切るけれど、たとえば、試し切りだとか。肉をもってするつもりはない。 米も、野菜も、刃研ぎだって、実用がなければやりはしない。この村では確実に求められている。だからやるのであって――]
(74) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
|
|
……きれいなもんだろ
[それでも、覚えた満足を口に出す。 常ならば、それは臆せず声にしていいはずのものだ。 遺体を弔う行為に必要なそれ。 痛みを感じぬ身体に、さらに傷をつけぬように確実に開いていくためのそれ。
実際に切り分けることはしなくても、それも確かに弔いの形であればいい*]
(75) 2017/11/25(Sat) 22時半頃
|
鬼丞は、イルマの背中に視線を投げた。
2017/11/25(Sat) 22時半頃
|
[親の顔、という言葉には思い当たるものがなく、肩を竦めるにとどめた。研いだ刃を子と思うこともない。村の男らしく子種は撒いてはいるが、それが生まれ落ちたか、あるいは生き延びたか、と気にすることもない]
どうも、 あんたにしちゃあ ふわっとした物言いだね
やわこいもんて、なんだい 腑のことじゃあ、ないんだろ
[それは、名をつけていいものでもないのかもしれない。 この村でだって、あんまり頭がおかしいこといやあ、何かが憑いたといわれることもあるが、そういうものだろうか。 あるいは、―――知ったこっちゃない。そう、鼻を鳴らす]
(90) 2017/11/25(Sat) 23時頃
|
|
……俺ぁよ、 めったに振るわねぇよ
なんでもいいんだ 人でも、鬼でも。 わからんもんでも
[かたいものでも、やわこいものでも。 それを切るのにかわりはない]
今は知らねぇ、 もしかしたら 愛理を殺した奴を殺すかも、ってぇ 言いたいんだろ?
[言外を推し量るは得意としない。 この場において、思わせぶりのような源蔵の言葉を、まっすぐ受け止めればそういう意味になる。 それでもいい。相手が人でも、獣でも、構わない]
(94) 2017/11/25(Sat) 23時半頃
|
|
そいつが、 ……刃を持ったやつが 切りたいもんが切れりゃあいい 刀ってそういうもんだろ
[言葉にするうち、これではまるでただ刃物に魅せられているかのような、奇妙な居心地の悪さというかきまりの悪さを感じ、顎を擦る]
それなら、 そいつぁきれいだろうよ ……ま、ここでする話でもないわな
[ふと周囲を見渡し、うん、となんでもなく頷いた]
道具ってのは、 使うためにあるってことよ あんたの持つ筆だってそうだろうが
(96) 2017/11/25(Sat) 23時半頃
|
鬼丞は、炊事場より出て集会所の血汚れを流そうかと考えた*
2017/11/25(Sat) 23時半頃
|
へぇ、へえ そんなもんが切れるなら、たいしたもんだ
[源蔵の姿に囁かれる噂は知っている。 丞はそれに対して興味がない。相手が源蔵でなくとも、前世がどうとか、食べる理由だとか。この村に生まれた人間として信じていないわけではないが、ただ興味がないだけだ]
でもな、 さっきも言ったけどよ 振るうやつが切りたいもんを切れりゃいい
[切れると思えば切れる。 疑いを持ったり、対面するものの存在から目を逸らせば、刃の鋭利さなんて関係ない。そうすれば絶対に切れないだろう]
(121) 2017/11/26(Sun) 00時頃
|
|
は、 はは 鬼、とはまた 俺の見目にぴったりだと思わねぇか?
[愛理を運んだ時のまま、ぞんざいに羽織った着物の前身を赤く汚して、骨ばった指で少し薄くなった頭をかく。 その姿はまさに鬼だろう。 目尻も鼻も、こけた頬も、研いだように尖っている。こんな場所で響かせる笑い声だって、あるいは似つかわしいかもしれない]
そこまで褒められちゃあ仕方がねぇ
あんた、ちゃんと刃物は持ってるかい 持ってないならいい
ひとつ、 研いでやるよ
[肌身離さず持つ小刀を見せる。 短い刀身に似合わぬ刃ぶりは、人体を腑分けすることを学んだ村人ならば、的確に使えるだろう。道具は、道具としていつか振るわれるかもしれない]
(124) 2017/11/26(Sun) 00時半頃
|
|
[源蔵の返事がどうあれ、今は刃研ぎをしたい気分だった。 手を合わせて、愛理を食べて、そして―――そう、疑われているのだったか。 殺したいという気持ちはないが、殺されるつもりもない。 綺麗に食べないのならば、殺されるのは可哀想だ。
促されるまま、血濡れ、薄汚れた手を洗おうと外に出る。 会話の締めくくり、思い出したように残した言葉は、]
多分、俺ぁよ 最後は俺が研いだ刃で終わりてぇんだよ
[生きた時か(それは、殺されるということか) 死んだ後、―――つまりは、村の日常か。 どちらかしかないのならば、叶いそうな願いではあった**]
(126) 2017/11/26(Sun) 00時半頃
|
鬼丞は、源蔵の手に馴染む刃物の大きさを思った**
2017/11/26(Sun) 00時半頃
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 00時半頃
|
― 源蔵の刀 ―
は、 っはは、 そりゃあ恐れ入った
[懇親の口説き文句ならば>>136、もっと食いでのあるやつか女にすればいい、とはこの場に相応しくないつまらない冗句だろうと笑い声で隠しておく。 目の前にいるのは、幼いなりに固い口調のくせして、なかなかどうして面白みのある男だった。
たまには、等分を考えることなく、ただひたすら研ぐのも悪くない。だからこうして、大人しく刀を受け取ろう。>>137 己が持つよりも小さなそれは、正しく使い込まれている馴染む質感を伝える。この感触と、ひとたびの会話。それだけで刃はずいぶんと研ぎやすくなる]
(204) 2017/11/26(Sun) 23時頃
|
|
[人が死んだというのに―――否。人が許されることなく殺されたというのに丞は随分と上機嫌で肉が焼けるのを背にした。
鬼という字を「おに」と読むのは、それこそこの村に生まれた子なら一度はすることだ。少ない記録と口伝によれば、昔は「鬼」の姓を持つのはもっといたとか、いないとか。人を食らうという性に対して、誰ぞが自ら名乗り始めたとか――。
それらもいつかは忘れ去られることだろう。 血を繋ぐを大事とせず、喰らうことにより命を繋ぐを先んじた村人だけが残れば、鬼は何も残しやしない。 筆がその意味を全うすれば、話は別だ。 記録する意思を持つ者が見届けることが出来るかは、巫女にだって到底わかりゃしない*]
(212) 2017/11/26(Sun) 23時頃
|
|
[水場に向かう際、ミナカタと容とはすれ違うこととなったかもしれない。村の中では大きな建物とはいえ、結局集まるべき村人の数が少ない。 どこぞに誰かがいれば、なんとなく気配でわかるものだ。
桶に水を汲み、広場の血の跡を流す。 肉の焼ける匂いが本格的になれば、牛や豚を焼くのとは違うその独特な香りに鼻を鳴らす。 桶を戻しがてら串焼きの肉を取りにいく。脂がのっていたからか、ぱちぱちと火のはぜる音は耳障りが良い。 串を二本ほど取り、また広場に戻った。 土にしみこむ赤を眺めながら、愛理を弔おうと考えたのだ]]
(221) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
|
|
[ひとつ、大口あけて頬張った。 素直に美味しいと感じた。 年をとっていたわけじゃないし、病気を患っていたわけでもない。 健康な、若い女の肉。 下手人は愛理を食べたのだろうか。 新鮮ならば生でも食べることは出来ただろう。 人肉は生食には向いていないと聞いたような気もするが……あれは、いつのことだったか。学校での授業だったかもしれない。 もう一口、と頬張れば遠い記憶はすぐに消え去った]
(234) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
|
|
[ミナカタが傍らに来ても、視線をあげた程度で特に挨拶はしなかった。もっとも、口の中に愛理がいたというのもある。がたの来始めている身体の中では、歯はまだまだしっかり健康だ。 ゆっくりと咀嚼すれば肉の味がじわりと広がる]
深い、ねぇ……
[歯に挟まった切れ端を、ただの串になった一本目でとろうとしながら、うん、となんとなく頷いた]
(242) 2017/11/27(Mon) 00時頃
|
|
別に、よく知らねぇなあ 年も年だ。 あいつも俺に用はなかったろうよ
[米やら野菜やら、分け与えたことはあるが、それは狭い村での助け合いみたいなものだ。 見た目と名前がどうあれ、丞は他者と接する時は、比較的まっとうに口を聞く。相手がまっとうであれば、だ。 しかしそれも用があればの話だし、愛理がまっとうな会話が出来たかというと、……ここまで考えて、肩を竦めた。 死んだ人を悪く思うものではない]
(245) 2017/11/27(Mon) 00時頃
|
|
さて、 あんたはミナカタだからな 殺され方を良く見ろよ、って話だったかもしれんな
[薬師は医師とは違う。人間の身体ということにおいては、この村の住人は皆それなりに知識を持っている。だからこれは、実を伴わない憶測だ]
俺は、 ……さてね、 いかにも人を殺しそうな顔、だからじゃねぇか
[はぐらかすような言葉選びだが、丞にその意図はない。 本気でそう考えていたし、そう思われもするのだろうと、源蔵との会話でも思ったくらいだ。 なにせ、「おに」だ。 もう一串を口に運びながら、やはり食べたかったのかもしれない、と下手人のことをおもった*]
(248) 2017/11/27(Mon) 00時頃
|
|
[刃物に興味があるというよりも、研ぐ行為とそれによって変化する……頭の中でこねくり回した否定は、結局は形にならず、「まあそうだな」とミナカタの言葉>>264を肯定するにとどまった]
試し、というと どれくらいで人が死ぬとか、 どこが一番美味しいとか 、 ……気にするな、思いつきだ
[愛理を見ての言葉というわけでもない。 首を振れば、ミナカタを呼ぶ声に、こちらは気にするな、と手を振る。串にはまだ肉がついている。水を用意しなかったせいで、喉に少しからまっているが、串を返すついでで水を汲めばいいだろう]]
(275) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
|
|
……それ、聞く意味あるか?
[最後の問い。>>271 それは、誰であろうと否定を返すだろうに、と皮肉げに笑ってみせ、それから、ミナカタが背を向けて、その姿がまだ見える頃、思いついたように独りごちる]
あぁ、 試し斬り、ってやつか
[その線もあるな、というくらいの事。 最後の一欠片を咀嚼しながら、懐から取り出したのは、源蔵から預かった小刀。指の腹でゆっくりと刃を押し、切れる手前で力を抜く。
血を吸えば、その刃はもう元には戻れない。 いくら研いでも、不思議と残るものがあるのだ]
(280) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
|
|
[弔いを終えれば、疑われていることも忘れたように、常と変わらず家に戻ることにした。集会所では、満足に仕事は出来ないし、そういえば、今朝は畑仕事を全て放り出していた。 一日くらいはいいだろう]
明日、嵐が来るわけでもなし
[もう一つの仕事。 口説き文句だけで請け負った刀を、ぐらつかぬ椅子にどっしり座って、研ぐことにしよう。 これは、切るためか。それとも、守るためか。持ち主の意思に沿うように、研ぎ師は心を無に、ただ仕事を全うする**]
(285) 2017/11/27(Mon) 01時頃
|
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時頃
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る