56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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―― 廃砦 ――
『女王陛下、そちらより先は危険です』
構いません。…石造りのしっかりしたものですね。 汚れているだけで、崩れる恐れは無いでしょう。 いくつかのレンガが抜けているため、矢や弾を全て止めるとはいかないでしょうが。
[言いながら、特にためらいもせず砦の中を歩む。共をするのは軍の元帥と、女王護衛のエリート集団、クローバーナイツ]
……ここが頂上ですね。
[丘を一望する場所へ登っていた]
(156) marimo 2011/07/07(Thu) 00時半頃
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え、お。だ、誰………、
[と、現れた誰かに言いかけて、その顔を見て動きを止めて>>154]
え、っと………うん。 明日の天気について、かなあ。 別に、追われてはいないぜー。ただの旅の歴史家だし。
[自分の頭も、結構混乱している。うまく説明できる自信がなく、空を指差しながら誤魔化した]
(157) mikanseijin 2011/07/07(Thu) 00時半頃
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[この場にあってもまだドレス姿なのは何の主張なのか、この女王らしからぬ非合理さではあったが]
――わたしが命じたも同義の議決です。わたしが最前線にいかずして筋が通りますか。
[そんな願いにより実現した、女王親征であった]
…動きはここまでありませんでしたね。 まだ居れば、私の命を狙う一派が動くかと思いましたが、なかなか釣りが上手くなりません。 それとも粛清しきってしまったでしょうか。
[ぼそりと怖い事を呟きながら、草原を眺める。――返礼のやたらと長い親書が、一度本国を経由してから、この砦に届けられるその時は、もうすぐ――**]
(158) marimo 2011/07/07(Thu) 00時半頃
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ど、どうしたの、ベネディクト…!
[いきなりイアンを抱き寄せて、その身体で自分とイアンを抱きしめる弟に面食らって。 何だかこうして3人でいると、何だかどう表現していいのかわからない感覚に陥って。
身体に流れる血が、何かを教えてくれている様な。 頭ではなくて、心だとか、精神だとか、そういうものが何かを感じている様な。]
よろしくおねがいしますわ、イアン。
[隣に佇む彼に、そう声をかけた。]
(159) みう 2011/07/07(Thu) 00時半頃
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ベネットが有名人? あいつ一体何やってたんだ。
[過去にいたというメディ、ベネット。その姿を思い出そうと、夢の記憶に想いを馳せようと瞼を薄く伏せる。 けれど、メディの言葉を聞いて、はっと顔を上げた]
肝心なのは、"今"―――。
[繰り返し、呟いて。]
(160) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃
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[目を開けて、メディをじっと見つめた]
そうだ……な。 俺はずっと悲しかった。 一つだった頃のこと、何でみんな覚えてないんだって。
[時折、一閃の矢に貫かれた心臓が酷く痛む。 けれど今の自分は"セディー"で、"セドリック"ではない―――この生き方を選び取ったのは他でもない、「自分」] でも覚えていないから、俺たちは先に進まなきゃいけないんだな。 今の「俺たち」が、どうにかしなきゃいけないんだ。
(161) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃
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[突然うおおおおお!と雄叫びを上げ、腕を天に突き上げた]
あーもう、何のために大学まで来たんだって話だな!
分かったメディ、取り敢えずお前牢に戻れ。 俺が司法に掛け合って何とか……、
[―――と、不意に。 掛けられた男の声に振り返って]
なんだおま、 ………っ!?
[その顔を見て、思い切り硬直した。 鼻血で汚れた口許がぱくぱくと動く。]
(162) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃
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[ぽん、とセディーの肩を叩く。 彼にだけ聞こえるように小声で>>161]
……いや、自分だけが覚えてて、皆が忘れてるってのは悲しい。 それが、良い記憶であるなら尚更だ。…辛かったな。
昔のお前は、あまり飯食ってなくて、俺を心配させてたけど。 今のお前は、揚げパンとかしっかり食ってるみたいで、安心だ。
[にこりと笑った。]
(163) mikanseijin 2011/07/07(Thu) 01時頃
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[動きを止めた男>>157にへらっと笑って。]
そか。 旅してるなら天気は重要だな。 天気の話でそんなに盛り上がったんだ。
[フードで大人しくしていたアルクが、にゃぁ と鳴く。 天気が良いのは良いよな昼寝できるもんな、と猫に話しかけそのまま視線を戻すと。
振り返った男の顔>>162を見て、思わず一歩下がりかけた。]
おま……顔に何か付いてるってレベルじゃないな。 興奮しすぎだろ。
[鼻血の理由を勘違いした。]
(164) okomekome 2011/07/07(Thu) 01時頃
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[頭を抱えていたムパムピスが意を決したかヤケクソか、とにかく追うのに従ってセディーの後についてメディを追った。 そこで、何やら熱弁するメディと、それに応えるセドリック。 またまた身なりの良さそうな猫を連れた男が居た。]
ぜぇ、はっ…セディー、まずは鼻血ふいt…
[5人―――邂逅した瞬間、何ともいえぬ眩暈に襲われた。
廻る 廻る
そんな表現が似合いそうな、視界の回転。 白昼夢が見せるのは、騎士団副団長、衛生兵、弓兵、従軍神父、そして厩舎 地に伏せ、血に染まるムパムピスの姿。
手を伸ばす。掴む。今度こそ―――届いた。もう死なせない。 そこで、夢から覚め、目を瞬く]
(165) hinaki 2011/07/07(Thu) 01時頃
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…あれ?
[掴んだムパムピスの臙脂の袖と、自分の手を見比べて、それからぱっと驚いたように離して]
ほら、顔見せて。 …あんた、誰?
[再びセドリックの鼻血をハンカチで拭きながら、猫を連れた青年へと問いかけるのだった。 拒まれなければ、猫に手を伸ばしたかもしれない。**]
(166) hinaki 2011/07/07(Thu) 01時頃
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[先程の白昼夢に、戸惑いながらも、ひとまずそれはおいておくことにした。 興奮気味のメディを見て、ひとまず元気そうだと思いほっとする]
メディ先輩、まずは、無事でよかった。
[セドリックの鼻血を拭きながら、そう告げて微笑んだ**]
(167) hinaki 2011/07/07(Thu) 01時頃
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[確かにメディの言う通り、夢の中で、食事を摂らないことを「団長」に怒られていたことを思い出す]
何だそれ、ご先祖様の食べない癖ってそんなに有名で……、
[メディを振り返り怪訝そうな顔をする。 ―――そのとき、ふっと。 メディの姿に重なるように"白い何か"がちらついたような気がして]
……?
[瞬いた時にはそれは消えていて。 そこで男の声>>162に振り返ったから、一瞬視た「何か」は忘れてしまったけれど。]
(168) camellia 2011/07/07(Thu) 01時頃
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あ、すっかりセディーと話し込んじまった。 ムパさん、ごめん、待たせたな。捕まえるんなら、俺は抵抗しない。 何か、迷惑かけっぱなしですまない。
[ひらひらとムパムピスに手を振りつつ。]
………んー。 うん。そう。盛り上がりまくてな。 鼻血は、俺と会う前から出してたぞこいつ。
[まじまじと、ヤニクの顔を見つめながら。>>164]
(169) mikanseijin 2011/07/07(Thu) 01時頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
okomekome 2011/07/07(Thu) 01時頃
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おお、今俺は酷く興奮して……、
……って、違うぞー!? ほんっとに魂から失礼な奴だなお前は!!
[間違いない。明らかにこの男で間違いない。 何度も繰り返し視た、"今際の際"の夢にいた男。
しかし昔の関係者に会っても、何も覚えていない相手に突然"昔"のことを語るべきではない。それは経験として知っていたから、口を噤む]
(170) camellia 2011/07/07(Thu) 01時頃
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[ムパムピスとフィリスが追い付いた>>165のは丁度その時だったか]
お、フィリス……、ん?
[ムパムピスの袖を握り立ち止まるフィリスに首を傾げる。 数秒の後、彼女ははっと袖を離したようだが]
フィリスどうした、って、わ。 拭いてくれるのはありがたいけど、引っ張るなー!
[わたわたしながら鼻血を拭かれる。 フィリスの手元を見ながら、意識はずっと傍らの男に。]
(171) camellia 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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ッうわ、!
[突然に手を引っ張られたと思えば>>137 公女ごと、不格好に抱きしめられて。 それでも嫌な気ひとつしないのは ]
…んだよ、…急に。
[信じてみるのも、良いかって ]
[そう、 約束、 して ]
[―――― ずっと]
(172) よつば 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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――――… 『ありがとう』 待っててくれて。
(*16) よつば 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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ん?何だ? そんなに見つめられると溶ける。
[二人に見つめられ、やはりへらっとした笑みを浮かべたまま答える。 男の顔をじっと見ていれば、アルクが鼻血を拭いている彼女>>166の足元に擦り寄った。]
あんた、動物好きだろ? アルクが俺以外の人間にじゃれるの久々に見た。
[楽しそうに笑って、猫の好きにさせている。]
(173) okomekome 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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天気の話で鼻血出すとか相当だな。 え?違う? どうでも良いや。
[楽しそうに笑う。]
突然だけど、俺、あんたたちに会ったのって初めてだよな? 特にそこの人。
[指したのは赤国の軍服を来た兵。 自国の兵士なら、父親に連れられ首都に来た時にでも会ったことはあるのかもしれないが。]
(174) okomekome 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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おう、フィリスちゃんありがとな。いや、な。 どんな手を使ったんだか知らんが、ルイスの奴が牢に忍び込んできてなー。つい、脱走しちまった。
[フィリスの傍へ行き、ひそひそと。>>167]
…あいつも捕まえなきゃ、色々まずいかねえ。 勝手に俺一人の手で脱走した、ってことにしときゃいいか?
[わざわざ助けに来てくれたルイスを捕まえろとは言い難い。 困ったように笑った]
(175) mikanseijin 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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[そんなに強い力では無かったけれど、 まとめて抱きしめられれば、三人でひとつになれたような 不思議な感覚に陥って
隣に居た公女から声をかけられれば>>159]
…ん、よろしくな。
[顔を彼女へ向け、笑ってみせる。]
(176) よつば 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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――― 今度は、絶対、二人とも守ってやる。
(*17) よつば 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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………ん。そうだなあ。
どっかの食堂で会ったこととか、あったのかもしれないな。 せいぜい、すれ違う程度だろうけど。 まあきっと、いつか、どこかで、な。
[穏やかに笑う。>>174 記憶が混乱しているままに、突然目の前に、昔の自分の記憶にある者が出てきて、過去と現在の境界が見えなくなりそうで。 曖昧に答えた。**]
(177) mikanseijin 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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[うっわコイツ夢の中と何も変わってねー。 そんなことを思いながら見ていると、会うのが初めてかと聞かれて>>174ぎょっとした]
あ、あっはははは! 何言ってんだ、はじめましてに決まってんだろー!
[ばんばん、と、その背を叩こうとする。]
あんた名前は?……って、先に名乗るべきだな。 俺はセディー。そこの面倒見がいいのがフィリスで、こっちはメディ。
んでそこの軍人は……、ムパピミス……いや違うな? ムパ、ムパプ……、ムパピ……?
[やはり名前が出て来ず、ムパムピスを指してどもっている。]
(178) camellia 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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― 赤国首都・自宅の庭 ―
[ただ只管に働いた時代は過去の事。仕事は終わり、伴侶は先に旅立ち、子も成長し家を出ている。
残された老人は真昼間から小さな体を大きな椅子に乗せてビーフジャーキーを齧っている。ジャーキーをかめなくなる程、歯は脆くなっていない。]
いくつになってもジャーキーだけはやめられんわ。 酒はなくともジャーキーは要るんじゃ。 仕事をやめても死ぬまで食わせてもらうぞ。
[空に決意表明を投げ入れて。]
(179) 10347 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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しかし…いつか誰かのお世話をたのまんといかんのかね。今はまだまだ体は動くんじゃが。
[今のところ自炊や掃除は出来ているが、年が来ればいつかは出来なくなるかもしれない。]
寝たきり孤独死は勘弁じゃが、知らん者に世話されるのもこれまた勘弁じゃ。今はあんま考えとうないわ。
(180) 10347 2011/07/07(Thu) 01時半頃
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御者 バーナバスは、メモを貼った。
10347 2011/07/07(Thu) 01時半頃
流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/07/07(Thu) 02時頃
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[鼻血を出していた男に背中を叩かれ>>178、アルクが彼女の傍に居て良かったと思った。]
はは、魂まで失礼って、初めて言われたな。 初対面の相手をバシバシ叩くのは失礼じゃないのか?
[にやりと笑ってそう言い。 青年の返事>>177には、ふーん、と答えた。]
(181) okomekome 2011/07/07(Thu) 02時頃
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いつか、どこかで、か。 そうかもしれないな。
[この街に来たのは随分と久し振りだし、父親の供でしか来たことが無い。 すれ違うことはあるかもしれないが、食堂で出会うことはまずなかっただろう。 しかし、ここに居る者たちとは、もっと違うところで会ったようにも思えて。]
俺はヤニク。 そいつは……ムパムピス、か?
[名前が中々出ない様子のセディーに、そう確認する。]
(182) okomekome 2011/07/07(Thu) 02時頃
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……うっ。
[初対面かと言えば厳密にはそうではないが、「セディー」にとって初対面であることには変わりなく、背中を叩くのを気まずそうにやめた。 ヤニクという名前を聞けば、そういえばそんな名前を「セドリック」が口にしていたな、と思い出す]
それだ!! ムパムピス! いやーほんと覚えらんなくてさー! さっき迷子になった時もさんざん苦労して……、
……ってお前、何で知ってんの。
[眉を顰め、訝しげにヤニクを見る。]
(183) camellia 2011/07/07(Thu) 02時半頃
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