207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[グレッグのバンダナを引っ張って取り上げると、金の髪が露わになった。その頭を、撫でてやる。
結局、子供扱いしないようにと肩ばかり叩いていて、頭を撫でてやったのは、多分これが初めてだった。
船に、乗せなければ。 或いは、どこかで船から下ろしておけば。
それをしなかったのは、多分、手放したくなかったからなんだろう。]
ごめんなあ、グレッグ……
(21) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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[ギリアンをベッドに寝かせれば、後は門外漢だ。今はミナカに任せる他ない。 他に言いつけがあれば聞くが、なければ自室に戻るつもりで一歩退き。 そのところを、セシルに呼び止められた>>18。]
始終を見ていたわけではないから、知らん。 が、グレッグが、ミナカを、狙っていて。そこにギリアンはいた。 グレッグの武器は投げナイフだからな。狙いの場所以外も、傷つける。
[こう言葉にすると、グレッグを一人貶めているようだが。 己は明確にグレッグを幇助する意思があったし、己の命令がなければギリアンが刃を握ることはなかった。その部分を開示しないのは、未だ確信にはなりきらない嫌疑を無闇に口にするつもりがない故に。]
(22) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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――船長。 私は、貴方を信じたい。
[その言葉は白々しく聞こえるやもしれないが、真実そう思っての言葉だった。 今日の道化の行動には、腑に落ちないことが多すぎる。 けれどはじめの怒りを聞いて、この男が殺しの下手人ではないとも思った。あのように怒る道化が、まさか欺きではないと。 なれば今尚、可能な限りは疑惑から外していたいと考えては、いる。そうすれば、ミナカも再び疑わずに済むのだ。 ――この男と殺り合いになれば確実に勝機はないだろうというのも、理由の一つではあったが。]
(23) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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ジェレミーは、特に仕事がなければ、部屋に戻るかと。
2014/12/13(Sat) 02時頃
[ニコラスが厨房へ消えた後、何者かが、人目を避け、音も無く厨房へ忍び込む。
それから暫く後、「ガシャーーーーン」と、皿の割れる音が響いたろう。]
(#2) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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……じゃ、ねえ。 謝るなんて、俺らしくもねえか。 ……アレくらいちょいっと避けろよ、ばぁか。
[こみ上げてくる物を誤魔化すように、グレッグの鼻を弾いて。それから、剥ぎとったグレッグのバンダナを、口と右腕を使って、左の二の腕に巻きつけた。
それから、立ち上がって机を漁る。 毒がどうとか言っていたのを、男は耳に入れていた。 解毒剤を求められて荒らされる前にと、先に見ておくことにしたのだ。
そして、見つけた遺品は。>>2:268>>2:269]
(24) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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>>22>>23
グレッグが?!
[ミナカを狙った、ということは、 グレッグはミナカを何かしらの形で疑っていたことになる。]
そこにギリーが……。
[そして、ギリーに呼びかけるけれど、答えはない。 むしろ、船長の様子に、その後ろしばらく眺めたが、ジェレミーが部屋を出ていくようなら一緒に出て。]
今日だけですごく、死んだ。
[ジェレミーの服にも自分の服にも血しぶきは飛んで、そして、自分のは乾きかけているけれど。]
(25) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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[自分のやるべき事をやったとばかりに医務室を去る ジェレミー>>22に掛ける声は無い。
ただセシルとの会話や、船長に掛ける声を静かに聞きながら、 用意された布>>18で淡々と治療を続ける。
左腕に感じた違和感に、僅かに眉を寄せた**]
(26) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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……ばぁか。人生なんて、まだ、これからだっただろうが。 短すぎんだろうが……
あーあー、きったねえ字だなぁ、おい。
[今度こそ耐え切れなくて、涙が落ちた。 ぐっと、袖で雫を拭って。手紙を懐に、小瓶をズボンのポケットに。自分の持っている物が毒か解毒剤かはわからないが、他にそれらしい物は見つけられなかった。
万一誤って触れた時などの為に、解毒剤も用意しているだろうとは思う。]
(27) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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[食事処でくすねておいたパンを引っ張りだして、グレッグの傍らに置く。取っておいたのに食いに来ないとはけしからん野郎だ。>>2:273]
まあ、事情は……大体、わかったけどよ。
[理由は知れないが、グレッグはミナカを狼だと疑って、狙いに行って――理由も書いとけよ、と思わなくもなかった――ミナカと、恐らくギリアンとも争いになったのだろう。ギリアンが、積極的にグレッグを殺しにかかったのかどうかはわからないが。
だが。正直、今、人狼よりも殺したい奴は――**]
(28) 2014/12/13(Sat) 02時半頃
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そうだな。
[医務室を出る。床に放った毛布と瓶とパンとを拾う。 セシルのその言葉>>25で、船員名簿の修正という仕事を思い出した。 先に思った通りに、生きている人間を探すほうがはやそう]
軽くなった船は、動きそうか?
[臨時舵取りとしても、船の行く末は気にかかり、この騒動から目を逸らさせようと、船の様子を問う。 現状を皮肉るような言葉にしか、ならなかった。]
(29) 2014/12/13(Sat) 02時半頃
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― 第三甲板 ― [医務室を出たあと、ジェレミーの後ろを追う。 そして、部屋に入る前に、そのシャツの裾をやっぱり掴んだ。] >>29 確かに、船が軽くなれば、負荷は……だけど。 基本は風が吹かないと……。
[船に関して問われれば、俯いて、そう答えたが…。]
ジェレミー……。 ねえ、今日も一緒に、居て、くれないか?
[舵のこともあるし、なにより、この状況。 さっきのグレッグの首も思い出されれば、おそらく、吹き上がっただろう血飛沫を想像し、自然と眉が寄る。]
だって、いつ、死ぬか、わからない。
[それは、この惨劇だけでなく、幽霊船の航海日誌を読んだことにも影響していた。 いつ、その命が絶たれるかわからない状態。きっとみな、同じく思い始めていると思う。 だから、力になってくれるといってくれる彼に、素直に縋る。]
(30) 2014/12/13(Sat) 02時半頃
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[いや、むしろ、そんな行動をとらせているのは、 腰にある装飾銃に埋め込まれた、呪いの碧石の仕業かもしれないけれど、 人の嘆きを糧とする女神の…。]
(31) 2014/12/13(Sat) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 02時半頃
セシルは、医務室そはさ
2014/12/13(Sat) 03時頃
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[裾を持たれ、部屋に入る直前で振り向く。 船のことを語る口振りは重く、風の吹くまではもう口にすべきではないかと微かに表情を濁らせた。 続けて、今日も共にと願われれば否定する理由はなかった。 航海士は腕節も弱く、狙われればひとたまりもなく。その上失われてはならない存在だ。]
わかった。 なら、夜、夕食の後で。
[一言残し、部屋の扉を開ける。 まだ、この時は上で、料理長すら命を落としたことを、知らない**]
(32) 2014/12/13(Sat) 08時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 08時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 09時半頃
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[裾は、了承を得られても、握ったままだったが、 ジェレミーがドアを開けて入って行こうとすれば、俯いてからそっと離す。]
じゃ、また夜に。
[ドアの閉まるまで、そこから動かず、閉まったのち、また、医務室へ向かう。 そこにはまだ船長やミナカ、そしてギリーがまだいるだろう。]
(33) 2014/12/13(Sat) 09時半頃
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セシルは、医務室に入れば、ギリーに眉を寄せたが、同時に船長に黙礼。**
2014/12/13(Sat) 09時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 09時半頃
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……そうか。
[ギリアンが医務室に運ばれるのに付き添ってきた道化。 子を見守る親のような視線をギリアンに注いでいた道化は、>>23ジェレミーの言葉にそちらの方を向く。]
私は、お前のことを信じているよ。 だから昨晩の命令を忠実に守ってくれないか。
[航海士に無理をさせるな。それが昨晩道化の命じたこと。 ギリアンの倒れたいま、今度はジェレミーに彼を守らせるつもりなのか。
医務室を出る彼を見送る道化は、ジェレミーの言葉が「信じている」ではなく「信じたい」であることを確りと耳に留めていた。]
(34) 2014/12/13(Sat) 09時半頃
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……はあ。
[グレッグのことを殺してしまったと、溜息を吐く。 ホレーショーはきっと私のことを憎んでいるだろう。
だが、しかしこれでミナカが助かるなら。
……物静かな豹からの聲が聞こえないことには、まだ気づかない。]
(*1) 2014/12/13(Sat) 09時半頃
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[なかなか離れようとしない指先に、話が続くかとひとたび動きを止め、だが開いてしまった扉にか俯いて離れたので、空の片手で緩く追い。]
案ずるな。 お前のことは私が護る。
[昨晩を共にし得た確信。捕虜殺しの下手人は確実に航海士ではない。 忠犬たれと命ぜられなくとも、彼を護ることに異論はなかった**]
(35) 2014/12/13(Sat) 10時頃
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ジェレミーは、部屋に荷物を置くと、仕事を思い出したように第二甲板へ。
2014/12/13(Sat) 10時頃
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…もしも私が若い時に子供を持っていたら、もしかしたらグレッグくらいの子供はいたかもしれないな。
[>>33セシルが入ってくると、道化はそちらの方を見ずに眠るギリアンの頬を撫でながら呟く。]
子を思う親の気持ちは分かるつもりだ。 だからホレーショーは今頃私のことを……
[道化の言葉は続かない。]
(36) 2014/12/13(Sat) 10時頃
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― 医務室 ― >>36
そうですか。 貴方が子供を可愛がる姿は想像できないけれど。
[そう、道化の姿なのに。
道化の船長はセシルが入っても、ギリーのそばにつきっきりだった。 こちらを向くこともないのは、いつものことだ。
だいぶ前からそれは理解している。 自分は船長の一つのモノにすぎない。
だから、役に立たなければ、ローレライの名を持つものなど、海の男が傍に置くはずもなく、 だから、ただ、医務室に入ったまま、現状の報告を。]
(37) 2014/12/13(Sat) 10時半頃
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ホレーショーは貴方のことをどう思うのか。 自分にはわかりません。
[船長が死を悼んでるようにもみえて、ただ、それは指摘するべきではないと思った。]
風は吹きません。 ただ、乗組員が減ったことで、軽くはなりました。
自分は貴方の為に尽力を。
[そう告げた碧色の瞳、船長の背中ごしにギリーをみやる。]
ギリー、起きたら、あの本を一緒に読もう? 最初、魔術師は、ピエロに会うんだ。 それから、次は軍人の元へ、
次はどこで誰に会うのか、まだ俺も続きを読んでいないから。
[ギリーに聞こえようと聞こえまいと、そう告げて。 船長やミナカから何も声をかけられなければ、そのまま医務室を退出する。*]
(38) 2014/12/13(Sat) 10時半頃
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14で海賊になった。 18の時にはもう既に船長にまで登り詰めていた。
[道化は静かに過去を語る。それは先代の年老いた航海士ぐらいしか知らなかったであろう話。]
もう30年も海賊をやってきたんだ。 そんな男が子供を可愛がるのは想像できないか。 …私もだよ。
[ふっと道化は自嘲するような笑みを漏らした。 それから彼の報告を聞く段になってやっと彼の方を向いた。>>38]
そうか、風が吹くといいな……。 惨劇の終わる頃には。
[それから、道化はまたギリアンの方に視線を落とした。]
(39) 2014/12/13(Sat) 10時半頃
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[セシルが医務室を退出した後。 道化は自分の左手に違和感を覚えて手袋を外す。]
なっ……!?
[道化は自分の左手の薬指を見て驚愕に…いや、恐怖に目を見開いた。 そこには外して宝物庫にしまっておいたはずの黒指輪が嵌っていた。]
お前の呪いだというのか…っ!
[黒指輪はてらりと光りを照り返した。*]
(40) 2014/12/13(Sat) 11時頃
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[或いは、呪いではなく救いなのか。]
(*2) 2014/12/13(Sat) 11時頃
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―9号室―
[目蓋を閉じさせたグレッグは、それだけならば眠っているだけのようだ。首に巻いた布切れが、赤く染まっていなければ。]
キティ。グレッグの傍についててくれるか?
[猫へと呼びかける。 もしも自分が死んだら、こいつの面倒をみてくれる奴がいるか、心配だが。人狼は、果たして猫に手をだすのか。
――猫が落ちた船は、嵐に見舞われる。
そんな言い伝えが船乗りの間にあるのを思い出す。 もし、こんなちっぽけで弱っちい生き物をいたずらに殺すような奴がいるなら、船ごと不運がふりかかってもしゃあねえ。そんなことを考え、グレッグの部屋を後にする。]
(41) 2014/12/13(Sat) 11時半頃
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―第二甲板―
副船長ー、いるかー?
[男が部屋を出て向かったのは、第二甲板だった。 ヘクターの姿を探す。いつもと変わらぬ声をかける。
副船長を見つければ、グレッグの遺書の一枚を見せるつもりで。**]
(42) 2014/12/13(Sat) 11時半頃
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―医務室―
[晦冥から浮上しかけた意識は、酷く混濁していた。
幾つかの命令や言葉の重なりの末、ミナカに嫌疑を向ける相手は殺そうと思っていた。気付いてしまう者が在れば、その可能性を感じた時点で殺ろう、と。或いは自身の命を呈して庇い立てるつもりでもいた。
男は、捕虜と仲間殺しの罪人が誰かを知っていた。 察していた、と言う方が正しいかもしれない。
男が探して殺すべきは、彼に迫る人間だった。]
ゥ゛ ……―― ァ
[眼を開く。 濁った両眼で最初に像を結んだのは、船長の姿。]
ア゛
[人狼も人間も、関係なく。 今の昔も、男のすべては、この道化師のために在る。]
(43) 2014/12/13(Sat) 11時半頃
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[セシルの声は夢現の淵まで、微かに届いていた。
言葉に刺激された脳が見せた淡い夢で、道化師と軍人に会った魔術師を見た。魔術師は、美しい碧色の瞳で、風を失くし鏡面と化した海を見つめている。夢の中、オルガンの音色が響いていた。
目覚めた時には既に彼の姿は無く、夢のあらましも忘れてしまっているが。ふたり夜に星と海を見ていた時間に感じたものに似た、穏やかな心地だけが残っていた。
まだ怠さと熱の残る体を起こし。 痛みに痺れたままの手を見下ろして。]
…… おれ、死二損なった
[ならば生きようと。 船長を見つめ、次の指針を探す。**]
(44) 2014/12/13(Sat) 11時半頃
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[ヴェラーヴァルは階段>>2:378へ向かい、 どこかニコラスは厨房へ移動した>>#1。
副船長が厨房へと向かうのを見れば>>20、 少し悩んでからその傍へ。]
なあ、アンタ。 さっきヴェラちゃんの……
[目を見たか、と聞こうと思った。 ニコラスは気付いていたようだった>>#0。 しかし、あの酔っ払いの戯言だったかもしれない。 副船長が見たとなれば。
あの暗殺者を殺す理由になる。]
(45) 2014/12/13(Sat) 11時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 11時半頃
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― 第一甲板 ―
[刀についた血を拭い、釣り道具に紛れてほんの少し保管していた油を塗っていく。 海の上、どうしたって刀は錆びていくが、こうして少しでも食い止めようと、人を沢山切った時は、特に手入れは怠らなかった]
……あぁ? 知ってる、っつーのは、
そのままだよ。俺は以前、人狼に会ったことがある 殺しもしてねぇし、殺されも、しなかったけどな
[死に損ないだ、と自嘲の笑みを浮かべながら、 手入れの終えた刀を払い、凪いだ海のひかりを反射させるように、翳してみせた**]
(46) 2014/12/13(Sat) 11時半頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 11時半頃
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―厨房ー
[厨房の方に意識を向けると、少し逡巡した後リーが側に付いてくる。>>45話しかけられ、それに軽く振り向いた]
………あ?
[ヴェラの瞳が一瞬紅く染まったのは、ちらりと見えたような気もしたがはっきりとは確認していない。 あいつがどうしたんだと聞き返そうとして。
ガシャアアン!!と派手な音が周囲に鳴り響いたのは、その刹那だったか。]
―――――!?
[咄嗟に踏み込めば、首元に牙を立てられ血に沈む料理人と、 グルルと唸り声をあげ、血まみれでそれを押し倒す半獣半人の姿]
(47) 2014/12/13(Sat) 12時頃
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