205 Fluch〜禁忌の恋愛村〜
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[「すっげー!」「せんせー天使なら飛んでみせてよ!」「天国ってどんなところ?」 生徒たちはヒーローを見るような眼差しで、自分に駆け寄っていた。 残念ながら、黒猫のように羽根は生えていなかったから、あまり天使自慢は出来なかったのだけれども。 インパクトのある自己紹介であった事は間違いなかった。
ただ、 「先生、人は死んだら天国に行けるんだよね。」 寂しそうに呟いた生徒の質問には答えられなかった。 確か、あの子供はそう、悪魔の子供だった。]
なにか質問は?ユリ君。
[どんな表情をして、黒曜石は自分の授業を聞いていたか。]
(246) 2014/12/07(Sun) 18時半頃
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そうか。ご清聴有難うございましたー
[>>248 教科書通りの生温い授業と感じたのか。 黒曜石の瞳は諦観に近いような光を覚えた気がする。肩へと降ろされた指に力は無い。 座っている自分を見下ろすような形で、彼女は問いただす、
自分の捨てた過去と、想いを、]
――――……。
あぁ、すまんな。 重くてな、置いていったわ。
[黒百合から聞いたのだろうか。それともあの時から悟っていたのだろうか。 自分が妹のように可愛がっていた彼女達の品を、学校の地面に埋めてしまった事を。 町の枷は、出来るだけ忘れたくて。 ただ、残された者の気持ちなんて、微塵も鑑みずに。]
人を捨てた気分か、そうだな、
(250) 2014/12/07(Sun) 19時半頃
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じきに分かる事だろ。
ユリ、 テメェが感じて。そして抱えやがれ。
(251) 2014/12/07(Sun) 19時半頃
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おぉ、ユリ先生。手厳しいですね。
[>>252 歪める口端を見やり、肩を竦めた。何処か達観したようにも見える黒曜石。 僅かに見ない間に一体何が起こったのだろうか。 否、それは少しずつ。水がゆっくりと石を研磨するかのように、黒曜石を削っていったのだろうか。
はじめて自分を見てくれたという彼女。では自分は今まで、彼女たちの何を、見ていたというのだろうか。此方を見つめていそうで、どこか遠くを見つめるその表情は、数年前の自分にも重なる。]
手紙、ね。………そうかもな。 所詮、IFの世界だけれどな。
[自分の家の住所。つまりそれを送れば黒猫には便りが届いたと云うコトか。 少しでも自分にそういう気持ちがあれば―――……残された人の気持ちに何か、今とは別の物を残す事が出来たのだろうか。
掴まれた肩。息が掛かりそうな距離に詰められる。近付けば林檎の薫りが仄かにしただろうか。大きな瞳に自分の姿が映る。輪郭は随分と痩せていた。]
[そして唇に掛けられる、優しい呪い。]
(274) 2014/12/07(Sun) 21時頃
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エゴイストね。
皆そんなモンだろ。 分かったような口ききやがって、ガキが。
俺も、大嫌いだ、 ―――――……忘れねェよ。
[夕闇に消えていく悪魔。この町を捨てていく悪魔。 その小さな背を追い掛ける事もなく見送る。
それは数年前の、自分の姿。*]
(276) 2014/12/07(Sun) 21時頃
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-黒猫の店-
…………おう、届けたぞ。 待たせたな。
[黒曜石と別れて暫くして、何度か紫煙を燻らせながら漸く帰路につく。相変わらず、「おかえり」とは言わずに。別の言葉を添えて、その扉を開ける。珍しく店内には音楽が掛かっていなかった。
朝に家を出たはずなのに、もう夕刻。空は早くも一番星が瞬き始めている。ただのお使い、というかパシリなのに時間が掛かり過ぎるのはいつもの事。黒猫はそんな自分を見て呆れかえるだろうか。]
ああ、そうそう。 マフラー、助かった。痒かったケド。
そして人に貸したわ。 いつか返してくれるだろ。
で、なに、なんか作ってんの?
[店内は旬の野菜とコンソメの良い香りがしたか。その鍋の傍に立つ黒猫にゆるり、話しかける。>>290 まさか店の近所で凄惨な出来事が起こっているなんて、まだ知りもせずに。]
(312) 2014/12/07(Sun) 22時半頃
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? そうなのか。
[>>321 黒猫は「にーちゃ」と昔馴染みの名前を口にする。 それには何となく擽ったい気持ちにさせられるが、当の黒猫の声は沈んでいて、]
ああ、イリスって女の子。 ってか、ヒューの妹。
――――……ああ、もしかしてうちに来たのか? アイツに返せって言ったんでな。
[亜麻色のセミロング。桜色の洋服。 あのマフラーは、可愛らしい洋服には似合わない色だったかもしれないが。 それでも巻いた彼女は、随分と幸せそうに映った。 少なくとも、あの痛ましい傷を。隠す事が出来ると。
渡したのだけれども。]
(325) 2014/12/07(Sun) 23時半頃
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―――……。マジか。
[>>196
……きょうだいって。 すごいですね。
血が繋がって、一緒に育った存在が どんなに―――心を支えてくれるか。]
………馬鹿か。
[それは誰に吐き捨てた言葉だったか。 行き場の無い怒りを声に孕ませて、店の受話器を荒々しく取り上げる。 電話帳は見なくても平気である。既に頭のなかに番号は刻まれていたから。]
(333) 2014/12/07(Sun) 23時半頃
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―――……、テメェの所為じゃねーだろ。 泣くなよ、弱虫。
[震える声を背中に受け止めて。 もし黒猫が雫を零しそうならば、その頭を乱暴に撫でた事だろう。 電話先の主は既に病院に行っているのではないだろうか。 そうだと良い。自分から事実を伝えるのは、残酷過ぎる。]
[>>140 ちゃんと、帰ってきてよ 俺が本気で寂しくて死んじゃうぞ]
[兄妹の声が、重なる。]
(334) 2014/12/07(Sun) 23時半頃
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