270 食人村忌譚
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人
狼
墓
少
霊
全
エツコに1人が投票した。
櫻子に7人が投票した。
ミナカタに1人が投票した。
錠に1人が投票した。
リツに1人が投票した。
源蔵に1人が投票した。
櫻子は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ゆり、エツコ、イルマ、ミナカタ、ススム、錠、イスルギ、志乃、リツ、鬼丞、源蔵の11名。
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>>269
リツ兄……?
[嘔吐に空腹を乗せて一層激しくえずきながら、かけられる声に辛い顔でその名を呼ぶ。]
ああ…リツ兄だ…… うっ……
[確認すれば、少しだけ気分は楽になり、背中を擦ってと小さく呟く。]
リツ兄……私……もう帰りたい…… 殺害だとか、犯人探しとか…… 私今いっぱいいっぱいで…… …リツ兄は平気なの?
[気遣ってくれたリツ兄に少し安心したのもあったかもしれない。つい出てしまった本音を漏らして肩を借りようと手を伸ばす。**、
(0) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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[薬師も縁側を離れ、そのあとか、 宴の間の喧騒が聞こえてきたのは。 喧騒の声のなかに、眼前の、錠の“兄”の声もあった。
錠はそちらにいくだろうか。 収束の気配の強いそちらを、愛理の欠片の椀を持ったまま見、]
錠、あらかじめ言っておくが
[男は、手にもったままのの割烹着に目を落とした。 洗うて返すべき――むしろあたらしいものを都合したほうがよいだろうそれを、見、また視線を上げた]
(1) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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俺ぁ いま、誰が一番“変”かといわれりゃ 石動の名を上げる
あれは、お前をおもうあまり、 ……――気を違えて、いるように見える
[言い表すにふさわしい言葉はほかにあろう、 とでもいうのか、口にする男の眉根は寄っている。]
(2) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時頃
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それこそ、 一番やっちゃあいけないことでも お前のためなら厭わないだろうと
ここへの召集でさえ お前の名があって声を荒げたと聞いている
(3) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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―夜の見回り― [宵も更けた頃 江津子に提案された見回りに付き合うために一度家へ戻り 工具箱をあさって武器を探す]
んー。斧やのこぎり。まあ、いろいろ武器になりそうなもんはあるけど……
やっぱり一番慣れてるこいつかな
[お目当ての金槌を取り出すとブンと一度素振りをして]
こんな事に使ったら、やっぱ親父に怒られるよなぁ……
[仏壇に供えられた骨を見る]
まあ、何事もなければ済む話だ お守り代わりだと思えばいいか
[金槌をスボンの帯に突っ込むと、二人にはいくばか遅れて集合場所へと姿を現しただろう]
(4) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時頃
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あれがこれ以上拗らせる前に まともに生まれ直せるんだったら、俺は、
[言葉は中途についえた。 男の刃が研がれてもいないからだろうか、 言葉もまた、切っ先の鋭さもまるでなく]
――、だから、おまえが、あれをよく見てやってくれ
(5) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時頃
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―― 昨夜の出来事 ――
[黒衣を脱ぎ捨て、月光に照らされた櫻子の裸体は この世のものとも思えぬ美しさを纏っていた。
私の双丘と、櫻子の双丘を重ねる。 押さえつけるように。
幾度となく妊娠を繰り返した櫻子の乳房は 今にも割れてしまいそうな程に熟れた柘榴を思わせる]
とても綺麗よ、櫻子。
[ゆりさま、ゆりさま。>>2:286 繰り返し名前を呼ばれるたびに愛おしさが込みあげた。 私が巫女として、この子に祝福を、幸福を与えねば。 興奮で荒い息を吐き出し、 櫻子の額に私の額を打ち付けた]
(6) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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[かかさま。>>2:288 櫻子から漏れ聞こえてきたその声は、 確かに私たちがひとつになった証]
ありがとう、櫻子。 私の可愛い子――……
[櫻子の漆黒の瞳に映るのは、私の姿だ。 今この瞬間、私と櫻子はひとつになるのだ。 彼女の左胸に、銀の剣を突き立てる。 悲鳴が漏れぬよう、唇を口付けで塞いで]
(7) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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[――――ひと思いに、突き刺す]
(8) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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[鮮血が私と櫻子の裸体を濡らす。 彼女の見開かれた目に、その指先を伸ばした。 興奮のままに、しかしてその瞳を傷付けぬように 慎重に櫻子の眼球を抉りだす]
あは、あはは…… すごいわ櫻子。まるで宝石みたい。
[月光に煌く櫻子の瞳は、黒曜石のよう。 狂おしいまでに欲した漆黒が、いま私の手中にある]
いただきます。
[口に含み、大切に舌の上で転がす。 そして、噛み潰す。 ひとつになるために。家族になるために]
(9) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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[大切に味わった眼球を、飲み込む。 その瞬間、死者の思念が私に乗り移るのを感じた。 母の血肉を食らい、父に腰を振ったときと同じように。 確かに、櫻子が私の一部になるのを感じた]
櫻子、一時でも下手人と疑ってごめんなさい。 ……あなたが、そんなことをするはずがないわね。
分かるわ。私はあなたとひとつになったのだもの。
[片目を失った櫻子の頭を、愛おしげに撫でる。 その冷たくなりつつなる唇に、そっと口づけをした]
(10) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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[解体する前に、まだ人の姿を保っているうちに。 強い衝動が、私を突き動かす]
……櫻子。可愛い私の櫻子。
[冷えつつある裸体に、私の裸体を重ねる。
私は一晩中、物言わぬ櫻子の死体を抱き 彼女を慰め続けただろう。
それが、巫女の役目なのだから。 私たちは家族なのだから。
ひとりではないという多幸感が私を支配していた*]
(11) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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―夜の見回りで―
危険が伴うかもしれないところを、ありがとうございました
[進>>2:296とリツ>>4が来てくれたならば、 心強さに、ほっと息をついてしまった自分に気づいた 進の武器を見たならば、やはりいつかは託さなくては>>2:21と、 少し思うところもあったものの 広い範囲を見渡せるよう、互いに距離を置くようにし、 何かあったら大声でと、お伝えした]
何も、起こらないといいですね――――
[深い闇に押しつぶされそうになりながら、 夜の村へと溶け込んでいった**]
(12) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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―夜の話―
いいえ、いいえ 危険なのは江津子さんもリツさんも、でしょう? なら少しでも人数が多い方が良いに決まっています。
[江津子の元にたどり着けたススムは 一晩中リツと江津子の傍に居る事が出来た。 木製の柄のみを手にした姿に>>12思うところ寄せられたとは知らず 自分達がその晩とった行動は この村の守護者と言って差し支えない] 何処から回りましょう ……やっぱり、神社にも行くんですよね。
[真剣な貌で、彼らと行動を共にする。 神社には正直近づきたくなかったけれど、仕方ない。 緊張していたお陰か、眠気が訪れる事もなく 夜通しの番は成功するだろうと思っていた**]
(13) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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[信じたい、と。 そう思っただけだった。
集会所で顔を合わせた面子は、皆良く見知った顔で、 あの中に、下手人などいるはずがない。 そう思っていた。]
(14) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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[けれど、それは夢だったのだ。 虚ろなだけの、虚しい夢。]
(15) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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―― 翌朝 / 集会所 ――
櫻子は下手人ではありませんでした。 弔うために、ここにいるみなで味わいましょう。
[集会所の宴間には、櫻子の遺体が横たわっていた。 片目を抉られ、左胸に傷がある以外は綺麗なものだ。 流れ出た血すら、綺麗に拭き取られていた]
とても穏やかな死に顔でしょう。
これは、櫻子の弔いであるとともに そのお腹の子の弔いでもあります。
……調理の手伝いをしていただけますか。
[集会所にいる者たちを見渡して、言葉を続ける]
(16) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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残念ですが、 下手人探しは続けなくてはなりません。
これは、「儀式」です。
下手人を食らい、 罪を清めるまで終わることは決してありません。
[感情を排して、巫女として淡々と告げるだろう**]
(17) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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[足を踏み入れた先―愛理の家は、無人だった。 その中に残された、小さな痕跡。 愛理か、或いはその人自身が残したものか。分からない。
それは、昨日の夜と同じ、 自分の眼で見た、確かなもの。 けれど、私はそれを信じることが出来ず、 ただ、ひとり、朝が来るのを恐れている。
あのひとと、顔を合わせることを、恐れている。**]
(18) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時半頃
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―― 前日:集会所:炊事場 ―― [炊事場にて、愛理の欠片の入った椀に水を入れる。 浮かび上がる塵芥を濯ぎ、また水を入れて濯ぐ。
味のすでに失われた愛理の肉片をさらに小さくちぎり、 つみれ汁の残りを新たに椀に入れ >>2:289薬師に足労をかけた薬湯を添えて流し込んだ。
――備えはまだ己の家にあるのだ と渋々ながら 横着を告げた際は、ひとえに自らの責しかなく、神妙であるというよりもぶすくれた面だが、 何かを言われんとするなら同じくらい言ってやりたいことはあったのだ。だが、“ミナカタ殿”の仕事があるのは承知、立て板に水の勢いを披露はなく]
[その晩、男は居心地が悪いと 一言いい置いて、自宅へ向かった。 すくなくとも、その日の記録を書き記すには到底、手元の紙には足りなかった*]
(19) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時半頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時半頃
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―回想・シノの介抱― おいおい、大丈夫か?
[慌てて、シノの背を摩りながら具合の悪そうな顔をのぞき見る>>0]
ああ、大変だったな 大丈夫、シノは突然のことで疲れただけさ
俺も流石に最初に聞いた時は驚いたけどな でもこうして、弔いも終わったんだ
心配しなくても愛理にはまたいつか会えるさ
[この村において命とは巡るもの 正しく弔われたのだから愛理もまた巡り、生まれ落ちるだろうと 男は信じていた]
(20) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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[命は巡る。ならば驚くことはあっても悲しむ事はない 悲しいというならば、禁忌を破った者がこの村に出たという事実は少しだけ悲しかった]
別にここに残らなくちゃいけないって訳でもない 家に帰るなら送っていこうか?
[伸びたシノの手を取って、肩を貸すとそう提案して 家に帰るにしろ、集会場の部屋に泊まるにしろ、付き添える所までは付き添って]
大丈夫。実はこの後な、江津子さんとススムと一緒に見回りをする事になってるんだ あの江津子さんが見回りに出てくれるんだ。これ以上は何も起きないよ
[元気づけるようにシノに告げて、その日はシノと別れた*]
(21) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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− ミナカタと源蔵 −
[声を掛けた源蔵の眉間の深い皺>2:297 久方ぶりに見た気がする。 得意の言葉遊びも出ないまま 頷くだけで、余程具合でも悪いのかと 言いかける俺に、幼馴染の俺はいない。
彼が呼ぶ通り、正しく“ミナカタ”として 動き声を掛ける。
それを彼がどう感じているかは気にしない。 もう気にしない。
誰かに薬が必要な状況ならそれしか考えないから。
今夜は此処でと言うなら、付き合って寝てやる位は してやっただろう**]
(22) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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― 前夜 ―
[錠の言葉もあり>>2:284結局そのまま集会所で過ごす事になった。 一度は家に戻り着替えなど最低限の物を取りに戻ったが、それも暗くなる前の事。
夕飯も愛理の弔い肉だっただろう。 料理の手伝いを申し出て無骨ながら汁物などを作り、食した。
そしてその日の深夜。 そっと布団を抜け出し一度外に出た。 戻るまでに小一時間程。
何事もなかったかのように戻り布団へと潜り込む。]
(23) 2017/11/27(Mon) 13時半頃
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― 朝・集会所 ―
[集会所の宴間に櫻子の遺体が横たわっている。 何故、彼女が咎人として殺されたのか分からない。 巫女の視点からは違う何かが見えていたのかもしれないが、それがこちらに伝わる事もない。 ただ哀れな女が殺されたのだと、そうとしか思えなかった。
しかし巫女は巫女であらねばならない、そう言ったのは己だ。 娘はその通りに巫女としての任を遂行したのだろう。 責める事など出来ないし、する気もない。]
櫻子と親しくしていた者は喰ってやれ。 残った肉は塩漬けにしてしまった方がいいだろう。
[連日の弔い肉は多すぎる、とは口に出さず。 ここにいる人数だけでは到底食い切れる物ではなく、保存するしかない**]
(24) 2017/11/27(Mon) 13時半頃
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―― 集会所 ――
[石動の言葉>>24に、私は小さく頷いた。 櫻子のいのちを無駄にすることは 例え肉のひとかけらでもあってはならない]
そうですね。 手足は塩漬けにしましょうか。
四肢を切り落とすのは、私の力では骨が折れます。 皆さん、手伝ってください。
この中には櫻子と交わりをもった者も多くいるでしょう?
[特に、集会所に集った男性陣をぐるりと見回した。 今はただ、男手が欲しかった。 それに胎の子の父はこの中にいるかもしれないのだ]
(25) 2017/11/27(Mon) 18時頃
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少々手が折れますが、 胴体と頭を丸焼きにしましょう。 この子を骨の髄まで……綺麗に食べてあげたいのです。
[冷たくなった櫻子の胎を撫でた。 この腹を裂き、野菜を詰めてこんがりと焼けば ハレの日に食すような、豪華な料理に姿を変えるだろう]
さあ、弔いを。
[櫻子の死を悲しむ気持ちなど欠片もない。 だって、彼女は私とひとつになったのだから。 あの子は最後まで幸せな子だった。ああ、羨ましい**]
(26) 2017/11/27(Mon) 18時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 18時頃
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―翌朝:集会所にて―
……さくちゃん。
[まるで、眠っているようだった。 横たわる彼女を呼べど、返事が在る筈もない。 腹の中の赤子も、当然――。
唇を噛みしめる。 下手人を裁かない限り、彼女らのように、 ―巫女曰く―無実の人間の肉を食らうことになる。
けれども、私は、昨日気付いたことを 下手人の手がかりを 誰にも言えず、ひとり、沈黙を貫いていた。
愛理の家に在る筈もない、小さな異物。 懐に忍ばせたそれは、とっても軽いはずなのに、 酷く、重い。]
(27) 2017/11/27(Mon) 19時半頃
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私、野菜取ってくる。 蓄えもあったし、さくちゃん、綺麗に弔ってあげたいし。
[そうして、弔いの為の料理の姿>>26を知れば、 私はこれ幸いとばかりに手を上げて、薄く笑って見せる。
人参にジャガイモ、それから玉ねぎも持ってこようか。 きれいだった櫻子。色とりどりの野菜で彩ったなら、 きっと彼女も喜んでくれるはずだ。]
(28) 2017/11/27(Mon) 19時半頃
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石動先生、運ぶの手伝ってもらえませんか? 私一人だと日が暮れちゃいそうで。
[ただ、目に留まったから。そんな調子で、彼を呼ぶ。 とはいえ、櫻子を運ぶのも手間がかかりそうだったし、 そちらに向かうのであれば、引き留めるつもりもなく。
私は踵を返して自宅へと向かう。 これ以上、あの人と、目を合わせるのが怖かった。**]
(29) 2017/11/27(Mon) 19時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 19時半頃
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[容に手伝いを請われれば勿論断る事はしない。 女性では運ぶのも一苦労だろう。]
ああ、私が櫻子を運ぼう。
[幸いと言うべきか、櫻子の遺体は綺麗なもので中身が零れるような事はない。 一人で担ぎ上げると容と並んで櫻子を運ぶ。 その中で何気なく容へと視線を向け。]
下手人探しは上手くいっているか。 犯人が分かれば櫻子のような犠牲者を出さずに済む。
分からなければ、また……聡明な君なら分かるね?
[下手人が分かるまで無実の人々が殺されていく。 そうならない為に何をするべきか。 君ならよく分かっているんじゃないか、と視線で問う*]
(30) 2017/11/27(Mon) 20時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 21時頃
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…………そうか。
[>>1>>2源蔵の話を聞きながら、怒るでもなく、哀しむでもなく。 視線はうっすらと、先にある喧騒を眺めたまま。]
ならば僕も、言っておいたほうがいいのかな。 僕が今、一番訝しんでいるのは、ほかならぬ君だよ。 たかだか弔いの肉を吐き出した程度、その程度と言ってしまえば、それまでだけど。 他にも何か、食べられない理由があるんじゃないかとか、つい勘繰ってしまうんだよね。
[淡々と。 源蔵に聞かせるというよりは、己の思考を吐き出すように。]
(31) 2017/11/27(Mon) 21時半頃
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うう……リツ兄…… 私‥…疲れてるのかな…… 弔いだってわかってるのに何だか食べれなくて…… [慰めの言葉が身に染みる。>>20けど弔いの言葉にまた吐き気を催すと、肩に凭れて下を向く。 リツ兄は冷静に見えた。それでいて優しい。 肩を借りてよろつきながら起き上がると、家へと送ってもらう。>>21 その間ずっと腕にしがみついて、見回りがあることに不安とも安堵とも言えない微妙な気持ちとなる。]
リツ兄…… 生まれかわるのなら何で人ってしぬんだろうね…‥ ずっと生きていれば、死んで悲しいなんてことも無いのに…… 私…… 一番の弔いは、食べることより犯人を殺すことだと思う。 愛理はたぶん悔しいよ。
(32) 2017/11/27(Mon) 21時半頃
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[自分が失った時よりも、人の手で壊される方がよっぽど辛いと思う。勝手に殺して、食べてまた来世を祈ってなんて、あまりに都合がよくて愛理を殺した者がもしわかったなら、愛理のためにも食べずに捨ててやりたいと志乃は思う。]
ありがとう。
[送ってくれたリツ兄に感謝を述べて志乃は自分のボロ屋敷に帰っていく。机の上に置かれた草の束がやけに現実ではないように感じる。きっと疲れてるのだろうと空腹を我慢しその日の寝床についた。*]
(33) 2017/11/27(Mon) 21時半頃
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ま、思い違いだってことになるのが、たぶん、一番いいんだろうけどね。
[そして、一度小さく、肩を竦めて見せ]
で、兄さんが……僕を? ははっ、だとしたら、僕だって同じかもしれないじゃないか。 僕にとって一番大切なのは兄さんで、けど村の掟は、また別な話じゃないか。
まぁ、下手人さえ見つかれば、どれも杞憂で片が付くんだろうけどね。
[兄が声を荒げたのは事実。 そしてお互いに、ときに兄弟を逸脱する執着を示すのも、事実かもしれないけれど。]
(34) 2017/11/27(Mon) 21時半頃
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けど、心得はしておくよ。 心得ることはね。
[それは、兄の様子をうかがっておくということと同時に。 エツコが言っていたように、誰かを裁く時が来たら、手を下せるか……その覚悟の意味も、ある。]
(35) 2017/11/27(Mon) 21時半頃
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[そうして、源蔵と離れた後。 ややあってから、兄と顔を合わせることはできたろうか。 己にとっては、いつもと変わらぬ優しい兄だ。 ともに弔いの肉を夕餉とし、その夜は同じ部屋に泊り
………けれど。 兄が夜中、ひそかに部屋を抜け出した>>23ことには、気付けなかった。*]
(36) 2017/11/27(Mon) 22時頃
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―― 帳面 ―― 当月
巫女、櫻子を処す 娘の罪なきことを宣う
罪人の殺さるることなし また、罪人に殺さるるものなし
(37) 2017/11/27(Mon) 22時頃
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――朝集会場――
[目が窪み、虚ろに集会場へと到着するとまた聞かされる弔いの話。 愛理の時と違ってはっきりと原型をとどめている櫻子の遺体を目の前にすると、内心で怒りすら覚える。 >>24食べてやれと調理法について口を出す石動、弔いとすぐに段取りを始めるユリ>>25綺麗に弔いたいと動きだす容]
…・…今、櫻子は……
[なぜ死んだかの理由を握っているかもしれないのだよ? 調べれば傷はまだ出てくるかもしれない。何か手がかりは見つかるかもしれない。そもそもどこで死んだのか疑問がふつふつと胸で沸き、違和感だけがどんどんと膨張していく嫌な気分。]
あの……
[櫻子を運ぼうとする二人に私の掛け声は間に合ったかどうか>>29>>30*]
(38) 2017/11/27(Mon) 22時頃
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[そう帳面に書かれるのはまだ先の話だ。
自宅から何も書かれていない紙束と 幾何かの私物を改めて持ち込み、朝 宴の間。 >>16横たわった、色の失せた、櫻子と それの無実を宣言した巫女を、と 視線は行き来した。]
(39) 2017/11/27(Mon) 22時頃
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― 翌朝 ―
[櫻子が死んだと聞かされた時、また人殺しが出てしまったのかと、驚いた。 けれど、櫻子は咎人として殺められたのだと聞き、二度驚き。 そしてゆりから、彼女は無辜の者であったと聞かされ、三度驚いた。]
なんてことだ……。
けど、あぁ……そうだね。 丁重に弔ってあげないと……。
[しかし、まだ愛理に肉も残っているだろうに、どうしたものか。 まぁそのあたりは、料理上手たちがどうにかしてくれることだろう。]
(40) 2017/11/27(Mon) 22時頃
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− 朝 −
[俺の家も同じように薄っぺらい布団だし、 女の所にそのまま泊まる事もある。 それでも慣れない夜具は体が痛む]
身体痛むとか、歳かよ。
[体の筋を伸ばすように動かしていると鉄錆の匂いがする。 まさか此処でも死人が出たかと慌てたが、 そこにあったのは肉となった櫻子と巫女>>16]
下手人ではありませんでした、って。 ゆり様が殺したのか?
何でまた。
[あの女に愛理を殺す理由も手腕もあったとは思えない。 石動さんは何故とは聞かなかった>>24 かわりに弔い肉の扱い方に話は流れていく]
(41) 2017/11/27(Mon) 22時頃
|
|
塩漬けならこの冬持たせる位にしないとな。
[確かに昨日の愛理に続いて肉が多すぎる。 冬を過ごすのに肉は皆を潤すだろう]
血が足りてない奴はいるか? まだ殺して間もないんだろう? 肝を生で食える良い機会だぞ?
[腹を裂けば胎児眠る胎の他に、鮮やかさは 落ちるが血を溜めた肝はまだ生で食するに 足りるだろう]
(42) 2017/11/27(Mon) 22時頃
|
|
昨日は江津子さんに頼りっきりだったから、 少しは手伝わせてもらうとするよ。
[四肢を落とすのは力仕事。 後で腹を裂いた時に、肝を少し貰うつもりだが。 食べてみたかった乳房と胎は遠慮した。
何故なら、俺より櫻子に近い男たちはいるだろう。 子の父親ではない事は確かだから*]
(43) 2017/11/27(Mon) 22時頃
|
|
―夜明けへ― [神社、村の入り口、其々の家、集会所と、村の中を見回りにゆく。 三人の口数は、夜という時間帯か左程多いものではなかった。 万一の時には瞬時に動けるように警戒し 少しの物音にも立ち止まる]
……平和なものですね
愛理を殺して目的を果たしたから――? 後は、自分が殺されるのを待つだけ、なのかな。 なら、名乗り出てくれれば話も早いのに。
[それとも、本当に集会所に集められた人の中に犯人が居て 夜回りの話を聞いたから、動き出せなくなった、のか と。 そう続けようとして口を開いたが、声に出すのはやめておいた]
(44) 2017/11/27(Mon) 22時頃
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[流石に長時間緊張を張り巡らせていては 疲労が貌に浮かぶ。 村の中をぐるりと廻ったけれど 結局、村から逃げ出そうという人も 村の中で意味のない殺人が行われる事もなかった]
江津子さん、リツさん 次もまたこうして見回りますか? [次があるかどうか。 彼らがどうすると答えたにしろ ススムは次の見回りを辞退する]
僕は別の方法を考えます。 抑制じゃなく、犯人を発見する方法 それを考えなきゃ、この状況は変わらないでしょう?
[そう告げて*]
(45) 2017/11/27(Mon) 22時頃
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[学生の時は、聡明などとは言い難い学力だったろうに。 私は彼の言葉>>30にへらりと笑みを零す。]
目ざといのだけが取り柄だからね。 手掛かりは見つけたと思う。
ただ、確信ってほどでもないんだよね。 ……誰かが殺されてるのを見たわけじゃあないし。
[息を、吐く。]
……正直、その人が下手人だとしたら、 信じられないって思う。
[もっと決定的な証拠があったら、もっと楽だったのに。 未だ、その人―彼が、愛理を殺したかもしれないなどと 信じられない自分がいる。]
(46) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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先生だって、私と同じ気持ちになると思うよ。
[自嘲を孕んだ笑みを浮かべた。]
(47) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[―だって、考えもしないでしょう? 毎日顔を合わせている、 優秀な教え子が、 愛理を殺したかもしれない、なんて。]
(48) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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―翌日・集会所― [>>16ゆりの話が耳を通り過ぎていく。 何を言っているのか、櫻子の遺体を見ても理解できなかった]
…………どうして?
[何故下手人でない事がわかるのか。 何故、櫻子が死んでいるのか。 何故]
櫻子さん。
[>>17告げる巫女の姿にあからさまに眉を寄せた]
下手人でない、というのなら 何故殺す必要があったんでしょう 腹には村に新たに生まれる命があったというのに。
(49) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[>>25調理の手伝いをと謂う話。 ススムは死体とゆりに背を向け、その場を出る。 >>24途中、石動の言葉には静かに頷きをひとつ]
櫻子さんを食べるのなら、僕も頂きます。 調理の手伝いは出来ませんから 一番最後に残った処を。
[容が野菜を取りに行くという>>28から それなら手伝おうかと名乗りでようとしたのだが 石動に頼む声を聴いて、自分は不要だと口を噤んだ。
さて――――]
(50) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[今宵こそ、容を殺しに出かけなければ。 昨晩は無駄な用事が入ってしまった。
今日は、失敗するわけにはいかない]
(51) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[石動と共に、櫻子の身体を運ぶ。 突如声をかけられたなら、 私は慌てて振り返る。
そこにいた姿>>38に、少し安堵した様子を見せただろう。]
どしたの、志乃ちゃん。 手伝ってくれる?
[足を止めたなら、櫻子の身体が、命の抜けたそれが、 のしかかってくるような気がした。
けれども、私にとっては、懐の中― ―愛理の血で汚れた、見覚えのある学生服の 釦(ボタン)の方が、もっと、重い。*]
(52) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[行きつ戻りつの視線の後 筆先に眼差しをおとし、無実を宣う、を文字にする]
―― 俺には、何が違うかわからん
[そうごちて 墨の滲むをそのままに筆をおき、]
胴体の焼くのは任せた 塩漬けの下処理は手伝おう
(53) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[一番に殺そうと思った櫻子は、勝手に死んだ これで、村に生まれる命が一つ減る。
次に殺すのは、容 大声で江津子が犯人ではないと叫んだ彼女を。 疑いの眼差しが自分に向く前に、消しておかなくては。
その次に、ゆりを、志乃を、江津子を。 仔を宿す恐れのあるものから、順番に。
女が消えたら、次は男を。 順番に縊って、処分していこう。
この腐りきった家畜場は、人間の自分には不要である*]
(54) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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おい、“ミナカタ殿”
[>>43「手伝う」と宣言した薬師へ歩み、 その役割を呼んだ]
切り落とすなら斧かなんかだろ さきに用意しといたほうがいい たしか、炊事場の道具は洗って乾かしに出してある
[仏頂面をのこした貌は、呼びかけの名は 昨日>>22を少しばかり引き延ばして]
(55) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[>>52櫻子を運ぶ止まった手、ススムも>>42ミナカタでさえも>>50みんな弔うことしか考えていない。 私がおかしいのだろうか。昨日から続くどことなく覚える不思議感。 平静で冷静で現実味が帯びないような違和感。その正体にようやく気付いてその声に応えるように口を開く。]
(56) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[どれだけ丁寧にやったところで、そも研ぐ面積の少ない短刀は夜が更け切らないうちに仕上がった。月明かりに透かす――というほどではないが、少ない明かりを集める輝きは、やはり何物にも代え難く美しかった。
人が一人死んだ。 疑われているらしい、とわかって、それでもまだどこか他人事のように考えていた。 己はただ、作物の世話をし、時折刃を研ぐだけ。 人が死のうが産まれようが変わらない]
(57) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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弔って何になるの?自然死でも病気でもないんでしょ? 愛理に続いて櫻子まで手にかけた人がいる。 死んだってことだよね?
殺されたのに産まれ変わることを二人は何より望むのかな? 私だったら殺されてすぐに食べられる前に 何してもいいから犯人探して殺してよってなるよ。 今すぐに解体するのは食べるため?腐敗するから調理するの? 塩漬けにして。 どうせ食べるなら抵抗の傷がないかとか何で殺されたとか、 ひょっとしたら毒も飲まされたのかもしれない。 そしたら櫻子を食べる私達も死んじゃうよ? 殺されたんだよ?目的もわからない 一気に殺されるかもしれないよ? そういうことだよね?
(58) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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― 翌日 ―
[実際に、変わらなかった。 朝はきちんと早起きをし、畑の世話をした。 干し柿の様子を見て、またひとつ集会所へ持っていくことにした。 予感があったわけではなく、依頼の品を届けるのに、集会所が適当だと思ったからだ。まだ、何も解決していない。それは、村の空気から知れた。 ―――また一つ、死体が増えたことは察することが出来なかったが]
(59) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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―集会所、縁側― [胴体を焼く、塩漬けの下処理、頭を焼く 死体を運ぶ、切断処理をする 仕事は山ほどあるけれど、ススムは自分から手伝いには向かわず、縁側に座って項垂れた。
櫻子は、自分の昔話を聞いてくれる相手だった。 時には抱いて寝る事も出来た 愛玩動物が死んだなら きっとこんな気分になるのかもしれない]
……寂しい、のかな……僕は。
[肉親はいない。 近しい者も居ない。 錠たち兄弟のように、互いを想う感情を知らない。 彼らは、互いを食べ合いたいという。 自分は、けれど櫻子を食べたいとは思わない。 人肉などという臭くて硬くて不味いもの、どう調理したって 小さく千切って呑み込めるまでにしないと、食えないのだから]
(60) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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殺すのが恨みかどうかもわからないのに食べるのは危険だよ
[殺されたことに対しての無力が、私の口をつい流暢にさせた。 昨日から食べていない身体は少しやつれているけれど、殺意を認識するように口を挟んだ。*]
(61) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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[容のこちらへ向ける笑みに笑みを返す事はなく。 真顔で彼女の話を聞いている。]
手掛かりですか。 現場を見たわけではないと。 確かに昨晩は誰も殺されていないわけですから、見るはずもありませんね。
[櫻子は殺されたわけではない。 巫女による儀式によって死を迎えたのだから数に入れはしない。]
で、それは一体誰なんです? 私が貴女と同じ気持ちになるという事は私のよく知る人物となりますが……。
[真っ先に思い浮かぶのは錠で、次に思い浮かぶのはゆり。 しかしゆりは昨晩は櫻子といた事は疑いようもない。 そうなると思い浮かぶのは教え子たる男のみ。]
(62) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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[それはない、と否定の言葉を口にしかけたその時か。 志乃の声が耳に入ったのは>>38]
どうかしたのか。 手伝うというのならありがたく手伝ってもらうが。
[そう志乃に声を掛けるが顔は浮かない表情をしている。]
(63) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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ああ、その前に一つ君に質問が。 志乃、君の目から見て容は信頼に価すると思いますか?
彼女はとある人物が愛理を殺した下手人であると言う。 しかし私はそれがとてもじゃないけど信じられません。 彼女が確たる証拠を出すわけではない。 ですから、どうしても
容が保身の為に誰かを貶めている、 そうとしか思えなくて困っているんです。
ですから志乃、君に助けてもらいたい。 容の話を聞いて、彼女の言うところの下手人の話を聞いて、どちらが正しいのか。 それを判断してもらいたいのです。 私はどうしても日和ってしまうのでね。
[憂いを浮かべながら並べる言葉は僅か震えていた。 まさか、そんなわけないと信じられない気持ちが声に出ている。 そして容を見る視線には疑惑の色が滲んでいた*]
(64) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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[村人たちは、馬鹿だ。
皆でよってたかって、食い物にする 死体をばらし、辱める
言い伝えというだけで 魂が無事に転生出来ている証拠なんて何処にもない。 誰にも喰われなかった人間が、 源蔵のようになって生まれてくるという では、源蔵の生まれる前を誰が証明してくれるのか。
古い考えを頑なに守り、向上心のない村人たち 自分だけ、自分だけが、何処かがきっと違っていた。 苦悩の声を聴いた愛理 詩を吹聴して回る処を見たその晩、最初の得物にした。 理由のない殺人? 違う、理由はしっかりとこの胸にある。 人ではない村の皆には理解できないだけの事]
(65) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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弔い食す事は当たり前の事でしょう? 櫻子もそれを望んでいる。 食べなければ櫻子も愛理も転生出来ない。 それは可哀想だ。
[そこに疑問の余地はない、と断ずる*]
(66) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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[源蔵から呼び止められて、そちらを向いた>>55 個人ではない、まとめて薬師の意味を成す呼び方に 石動さんたちと話し合ったつい数日前を思い出す]
斧か。 確かに骨ごと落とすには包丁じゃ難がありそうだ。
[間違って骨に当たって欠けでもしたら大変だ。 良い提案だと腰を上げたが、動き出しはしなかった。
響き渡るのは志乃の訴え>>58>>61に じっと彼女を見つめて]
(67) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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櫻子ちゃんは 『儀式』 に選ばれたんだろ?
基準は俺にも判らんが。
『儀式』で毒は使わないだろ。
[儀式でも何でも、殺されたことには変わりない。 言葉を変えて正当化していると言われれば そうかも知れないが・ 俺が味見でもしようかと、儀式>>17に何の疑問を持つのか 志乃に向ける視線は急にどうしたと驚きのまま*]
(68) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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[まくし立てられる言葉>>58に、 ぽかん、と、呆気にとられたような表情をした。
それは、理解が出来ない、という顔。 異国の言語を聞いているかのような顔。
櫻子の身体を支える手から力が抜けたけれど、 きっと、石動先生が支えてくれたなら、 その亡骸が地面に転がることはなかったと思う。]
(69) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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……志乃ちゃん、その、ごめん。 何言ってるのか、わかんない。
[苦笑する。きっと、混乱しているのだろう、と、 私はその頭に手を伸ばした。子供をあやすように、 優しく、その髪を撫でる。]
早く、下手人を捕まえなきゃね。 私だって、誰かがいなくなるのは嫌だよ。
[彼女の訴えの半分以上を理解出来ぬ女は、 唯、困ったように微笑むだけ。*]
(70) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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進くん。それは、これが「儀式」だからです。
[>>49ジロリと進を睨み返す。 有無を言わせぬ口調。 巫女にふさわしい立ち居振る舞い]
まさかこの村のしきたりに疑問があるとでも?
[ぴしゃり、と言い放った]
志乃もなにを勘違いをしているのか>>58 皆目分かりませんか――……
[一瞬、間をおいて]
(71) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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櫻子は、私が殺しました。 それ以上でも以下でもありません。
これが、「儀式」です。*
(72) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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― 集会所 ―
[常と変わらず自宅で眠り、常と変わらず畑仕事を終えてから動き始めた丞がその場に着いたのは、おそらくはかなり遅れてのことだったろう。
緊迫した空気に、ぽかんとした不思議な間が通り過ぎる。 新たな死体。新たな弔い。新たな糧]
……なんだい、 産まれるより死ぬが多くなっちゃあ こんな小さな村はすぐにおしまいだろうに
[子を孕んでいた櫻子が、死んだ。 儀式だろうが殺人だろうが(それは、やはり丞の中でも明確に別のものと考えている)死んだことに違いはない。 死んだならば、弔わなければならない。それこそ、毒があろうが、よく煮込んで食べなければならないのだ]
(73) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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[志乃の、言葉は>>56>>58>>61 眉を寄せ 視線に険を込めるに十分なものだ。 道具の用意など、するつもりはあったのだが] ―― …… すまないが、 下処理も焼くも全部任せる
湯を沸かして茶をいれる おい 、鎮静の薬湯でもなんでも、なんかあんだろ あれに飲ませてやるもんよこせ 俺も飲む
[あれ、と示した志乃のほうは見ず >>69腰を上げた薬師から恐喝じみて薬を強請り ――類する効能のものがなければ渋い茶を入れるだけだ。 そうして男はまた、歩幅も大きく、囲炉裏端のほうへと足を進めた]
(74) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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[櫻子を運ぶ手助けは、自分には到底できないから、そのまま集会場の部屋に残ることになるだろう。 けれど、「頼んだよ」と声をかけ、運ばれてゆく櫻子を見送ろうとした矢先]
……志乃?
[不意のことに、べたりとしゃがんだままで振り返る。]
え、そんな急に、何を言い出してるのかなぁ。 殺されたとかそういうのは関係なく、このままじゃ二人とも生まれ変わることができない。 それこそ、ただの犬死になってしまうじゃないか。
[だよね、と。 兄やミナカタたちの言葉に頷き、話を聞く。*]
(75) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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[志乃の発言に石動さんや容ちゃんも 戸惑いを隠せない様子で、彼女を落ち着かせるように 言葉を掛けていた>>66>>70 とりわけ仲が良かったと言うなら 当分一緒に遊ぶことも話すことも適わなくなったことを 嘆いているのだろうと良いように解釈をしようとする最中。
褥の中とは別人のゆり様の凛とした宣言>>72が響く]
(76) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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質問?? ・・・・
[>>64容が信頼に足るなんて彼女を目の前にして私にそれを言わせるのかと志乃は苦い表情を浮かべる。]
話の整理をさせて、今回の儀式は殺されて末路を祈るわけではなく愛理のためにゆりが殺したの? ゆりは答えられるかな? 昨日櫻子は私に愛理に遊べなくて寂しいって言ってたしどうして死んだのか疑問も落としてたから嘘つける子じゃないと思う。 儀式は神様に感謝するのにどうして今回このタイミングで櫻子を選んだの? 私は下手人が誰って言われたらお腹の子もいる櫻子を選ぶ基準の方がおかしいとおもってる。 だから。変だというなら百合になっちゃうよ。
[容の話よりはまずは志乃自身の考えを述べる。>>66の言葉に異論はないものの、違和感のままに気持ちを返す]
食べるのはわかるし調理するのもわかる。 私はどうして調べないのかなって思ったの。 爪に引っかき傷一つ、抵抗した傷一つ、愛理のときも思ったけど、食べる前に下手人の手がかりも何も調べず残さず、食べましょうはあんまりだと思っただけだよ。 手伝うなら手伝うよ? でも、食べる前に身体の検分くらいはさせてもらうよ。
(77) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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女って恐ろしいな。
[男たちは蚊帳の外のようだと、 俺は勿論、丞さんや源蔵、錠の様子に思ってしまう。
村のしきたりよりも感情を優先させる女は 何をするか判らない。 そんな鬼気迫るものを感じさせたのだ]
ん、心鎮める薬なら持って来てる。 薬箱の上から二段目にあるから勝手に取っとけ。
[気圧されたのと、いつも難題を押し付けてくる 源蔵からの要求に、考える間もなく 持ってきた薬箱の在処を教え、どうせ後は 源蔵が飲ませるだろうと斧をさっさと取りに行くことに*]
(78) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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私がおかしいのかな?
[>>75錠も同調すれば、ハテナ顔。食べる前に調べもせずにただ食べる。これまで当たり前にしてきたことだけど、禁忌が侵されて実際それに巻き込まれるとこの当たり前がなんだか不思議なものに感じてくる。]
私の勘違いならごめんなんだけど、儀式ってどういう基準でこれまで選ばれてきたのかな? ゴメン私が詳しくないかもしれない。
[ずっと儀式は死者に行うための儀式だと思っていた節がある。 巫女が何かを基準に神に捧げるために殺し食すことが儀式なのだろうか。なんだかわからなくなっていく。*]
(79) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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いや志乃……ほんとにどうしたんだって……。
[ゆりが……村の巫女が、明確に宣言した>>72というのに。 それでも、これほどまで捲し立ててくるなんて。 だが自分では、彼女の疑問に返そうにも、ふさわしい言葉が浮かんでこず、ただおたおたと見守るばかり。]
(80) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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―― 宴間:囲炉裏端 ―― [勝手に薬箱あさるのに許可も得た、 囲炉裏上の自在鉤に鉄瓶をかける。 用意のいい江津子の手腕か、 あたりにあった水差しから拝借し、鉄瓶には水が揺れる。]
[>>78薬箱。二段目。 小さな指で引っ掛けて開き、薬草に触れた際 縁側に見えた黒い服>>60]
進 、茶を沸かすが飲むか? “ミナカタ殿”の薬湯だが、――まあ悪いもんじゃない*
(81) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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源蔵は、ススム以外にも飲むものがいるなら と沸かす湯は多めに*
2017/11/27(Mon) 23時半頃
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……よくわからんが、 志乃が下手人だ、と思うのでなければ 好きにやらせりゃいいんじゃないかい
[志乃の言葉の途中で集会所に辿り着いたがため、事態の把握は十分ではないが、それでも、やはり他人事のように言った。 弔うのを否定しているわけではないのなら、誰かの意思をつぶすのもあまり気分はよろしくない。ましてや、死のの顔色だってよくない。
腕を組めば、懐にしまい込んでいた短刀が冷たさを伝えてくる。この短刀も、ただ殺しにくるのではなく、儀式として死を求めてくるのであれば、それからは逃れられないのかもしれない。
櫻子の死に顔は、―――ぽっかりとあいた穴のせいか、表情は読めなかった。彼女は、死ぬことを理解できたのだろうか]
(82) 2017/11/27(Mon) 23時半頃
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死体の検分? 櫻子を辱めるつもりなのかしら、志乃。
[>>77私の声音に険が混じる。 眼光鋭く志乃を睨みつけた]
私が、櫻子を、殺したのです。
不審な点などあろうはずもありません。 なぜ、弔いを邪魔しようというのですか。
櫻子は死すことで、 神によって下手人でなかったと証明されたのです。 私はその手伝いをしたにすぎません。
[興奮する志乃とは対照的に、私の声は冷え冷えとしてゆく]
(83) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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ん‥…・そっか。 儀式だから関係ないのか。
[みんなの見る視線に気づいて、声は小さくなる。 愛理は殺されたからで櫻子は儀式で殺されたから問題ない。何かこんがらがった頭を冷やしに外へと出ていこうか。]
ごめんなさい。なんだか、疲れてるみたい。少し休んでくるよ
[そういって集会所から外に出て風にあたろう*]
(84) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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―縁側― [>>71ゆりの睨み返す視線は、 宴間へ背を向けた自分には届かない]
下手人が捕まらず、皆が疑われ その中に巫女様までも含まれている中で はたして下手人でない櫻子で 儀式を行う必要があったのか
……なんて、疑問はあったんですが。 僕は巫女様には逆らいません。 それに、櫻子さんも生まれる子供も 次の転生が早まっただけの事でしょう。 早く弔ってあげなくては。
[それだけ、縁側から答えを返し 外に出る志乃の後を追うようにあゆみを進める]
(85) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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村のしきたりには疑問はありませんよ 僕が疑問に思うのは巫女様の手腕くらいです。
死んで証明するっていうのなら 先ずは貴女が真に巫女様であるのかを証明して欲しいものです。
[去り際に ゆりだけに聞こえるように、そう告げて]
まって、志乃さん
[今度は周囲に聞こえる程度の声で 追いかけてゆく、志乃の名を呼ぶ*]
(86) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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志乃、残念だわ。 あなたが村のしきたりに疑問を持っていることは よくよく分かりました。
[集会場を去りゆく志乃の背中>>84に、 はっきりとそう告げるだろう]
さあ、気を取り直して弔いに戻りましょう。 私たちが食すことによって、 櫻子を常夜の国へ送り出すのです。
[何事もなかったかのように、薄らと微笑を浮かべた*]
(87) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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[溜息を吐いて、困ったように笑う。 私には、きっと、彼女の疑問に答えることは出来ない。 幸い、ゆり>>83が志乃をなだめてくれているようだった。
石動は未だ居ただろうか。 居たならば、私は、彼を引き連れるようにして、 炊事場の方へ、止めていた足を動かしただろう。*]
(88) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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―炊事場にて―
[死してなお、櫻子は美しかった。 一度、弔うように手を合わせてから、包丁を握りしめる。 とはいえ、先に調理するのは、彼女を彩る野菜たちの方。
手と同時に動かした口で答えるのは、 先程志乃に投げかけていた>>64疑問への反論。]
(89) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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先生が、私を信じられないならそれでもいい。 なら、私が、身を挺して証拠を探して見せたなら、 信じてくれる?私の言ってること。
[保身のために、などとは失礼な。 こんな状況に置かれた時に、優先するものが何か、なんて 分かりきっている。
ゆりのような、皆を愛し、愛される巫女。 彼女さえ生きていてくれるなら、 私なんてどうなってもいい。]
(90) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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どうせ私なんて、いてもいなくても変わらないんだし、 きっと、良い囮位には成れるよ。 美味しいもの食べてるからね。
……だから、下手人を捕まえたら、信じてあげてね。 江津子おばさんのこと。彼女が、無実だってこと。
[からからと笑って、ふと、真面目な顔になる。 手元の俎板へ視線を落とした。
聡明な彼の事だ。私が示している下手人の正体など 既に、察しているのだろう。 やっぱり、彼も、信じられないのだ。]
(91) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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……私も、信じたかったのになぁ。 彼のことは。
[誰よりも、と。ぽつり、呟く。 よりにもよって、その人を示す証拠を見つけてしまうのだから つくづく間の悪い女だ。私というやつは。*]
(92) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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―― 囲炉裏端 ――
[志乃がでていき、進も追うなら 沸かした湯の行き場もなくなろう。 短く息を吐き、けれど強請ったものは強請ったものだ]
返さんでも まあ
[そのまま急須にぶち込んだ。 雰囲気を拭うのも 弔いの準備も任せ、ひとり先んじて力を抜こう*]
(93) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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まぁ ……そうな
[頷いたのは、先ほど聞こえたミナカタの呟き>>78に対してのものだ。もう一度それを口にするのは躊躇われるほどだ。 儀式だろうが何だろうが、櫻子が死んだことに変わりはない。弔うために、冬の蓄えにするのも道理だ。こんな山奥の小さな村。いくら村人の数が少なくても(少なくなろうとも)冬場を過ごすのに十分なほどの蓄えはない。 儀式というものは―――…朽ちかけの「鬼」の表札を、ふと思い出した]
おう、手足を切るなら手を貸すぜ ……こういう時、男ってのはそういうことにしか役に立たねぇからな
[結局。飲み込んだ言葉を口にしたようなものだった。 女というものは、どうにも恐ろしい]
(94) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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[>>83>>87の言葉に項垂れる。弔いの邪魔と言われれば申し訳なさそうに頭を下げて出ていくときに、彼女に向けて一言だけ呟いただろう]
ごめんね……
[それ以上は何も言わない。肩を落として虚ろに後を追ってきたススムの声>>86には虚ろな目を見せてうん、と力ない声で返すだけ。
外に出て行先はどこにしようか。疲れた体は家へと向かうけれど追ってくるススムに止められるかな?*]
(95) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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[ところで。 ススムが愛理を解体に向かった際 来ていた服は夜着であった。 汚れてしまった其れは、使った鉈と一緒に処分済みだ。
即ち、現在ススムの服に欠けたボタンは無い。 あるとしたら、既に処分した夜着の其れが取れている、という事だろう。
温かい季節に来ていた、学生服だった其れ 衣服の替えが少ない中 躊躇なく捨てた理由は簡単な事 次に夏用の学生服として着る事は もう二度とないからだ*]
(96) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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[残念ながら志乃はこちらの問いに答えてはくれなかった。 苦い顔で志乃を見送り、そして容が足を動かしたなら釣られたように歩き出す。
炊事場につけば包丁を握り、まずは櫻子の首の頸動脈を切って血抜きをする。 ここに吊るす為の道具はないから土間に寝かせて作業は続けられていく。]
身を挺して証拠を探して見せたら、そうですねそうしたら信じられるかもしれません。 しかしもし貴女の言う通りの相手が犯人ならば、迂闊に近寄れば危険なのでは?
貴女が疑っているのは進君、ですね?
[消去法で残った一人の名前をあげる。]
(97) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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囮になるのなら、その時は私を呼びなさい。 君を守ってあげられるでしょう。 逆に君が下手人だとしても、手を出させる事も出来ない。
勿論、ちゃんとした証拠が見られたら君の事を信じますよ。 江津子さんの事もね。
[それから黙って腑分けをしていく。 肝は薬師が食べたいと言っていたから彼の為に取っておこう。 赤子の入った子宮は誰が食べたがるだろう。 少なくともこの子の父親ではないから私は食べる気はない。 取り敢えず赤子入りの子宮も桶に入れておいた。 後も粛々と腹の中を処理していく。 四肢は包丁では難しい、誰か斧を持ってくるのを待とう**]
(98) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 00時頃
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― 幕間 ―
[さて、自分が振るう分の斧を取りに行った時か、手を洗いに行った時か。ふと覗いた囲炉裏端。目当ての姿を見かければ、懐から取り出したのは、昨日約束した、丞の手には小さすぎる短刀。
いくら研いでも、それはただの刀に過ぎぬ。 不思議な力など持ちようがないし、己を守るかどうかは、結局は己の腕次第。 だから、渡す時に言えるのは、一言]
死ぬも生きるも勝手だが せっかくだ、 使う時が来たら、迷わず振るえよ。
……ま、あんたにはいらぬ言葉だろうが
[勝手にするだろうよ、と薄い唇を曲げるような笑い方をして、差し出した。死ぬも、生きるも、結局決めるのは他人なのだろう。そしてこの村では、死んだあとですら己の意のままにはならないものだ。 なにせ、たとえば死んだ愛理や櫻子が、生まれ変わりたいと思っているかなんて、誰も知らないのだから**]
(99) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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ミナカタは、志乃に渡した薬草の仕分けの期限が今日だったと思い出した。
2017/11/28(Tue) 00時頃
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―志乃の家路途中に― [家路につくのだろう、志乃の行く先 追いつくのは、集会所から離れてからの事だった]
待って、志乃さん。 志乃さんの話、もっと聞かせて欲しい。
皆と、違う 考えを、持っていたんでしょ? その話を、僕は聞いてみたい。
[声をかけ 肩を掴んで引き留めようとする*]
(100) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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ほんと、おっかないな……。
[ミナカタ>>78に同意するよう嘆息すれば、改めて宣言するゆりの声が響く。 凛としたそれに対し、錠は、疑う頭をもっていない。 女としては敬遠する、嫉妬の対象ともなるゆりだが、村の巫女としての信頼は、それなりに寄せている。 人として好きか嫌いかは、別なのだ。]
さて。
と……。
[一悶着ありはしたが、櫻子の亡骸は、解体のために運ばれていった。 志乃はどこかへ行ってしまい、それを進が追っていくのを、なんとなしに見送った。 残った自分にできそうなことなど、今のところはなさそうで。]
(101) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 00時頃
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源蔵ー。 湯を沸かすんなら、僕にも一杯くれないなか。 そろそろ病み止めの薬を飲んでおかないと。
[誰かにしてやれることは、今のところ浮かばないので。 ひとまず、我が身にしてやれることをして、櫻子を弔う時を待つとしよう**]
(102) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 00時半頃
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―家路の帰り路>>100―
うん、そうだね。 確かにそうかもしれない。
[肩を掴まれ呼び止められれば足は止まる、しかし前を見ながら会話をすれば心底にあらずと言った感じかもしれない。 思いっきり空回ったことで、志乃は今無気力となっている。生活苦、愛理の死、弔えず、邪魔をし怒られ呆れられ、視線はどこか遠くを。虚ろに見つめる。]
考え方って私のはあまりたいしたものでもないよ。 ただ‥…子どものことだからかな。
(103) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[ゆっくりと志乃は語る。可笑しいと思ったことを当たり前だったことが変わっていったそのときのことを]
食べて転生するのなら、櫻子はともかく 子どもは何のために授かったのかな? 食べられるため? 感謝のため?
母と一緒に食べられるために転生したきただけ? 私さ、この村の子作りの姿勢にも疑問持ったんだ。
子を為すことを幸せだってユリは言ってくれたけど 私なんかに子どもが出来たら不幸だと思う。
(104) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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子の幸せが私の幸せになるのはわかるけど、 子を為すことが女の幸せだとかその子は私の子となって 幸せだとか何か・・・ 違和感感じた。 櫻子が子どもと一緒に儀式に選ばれて・・・ その子の幸せ思ったら 色んなことで感情がぐちゃぐちゃになってるんだと思う。 [そこまで話してようやく足を止める。溜息を吐いて振り返り、ススムに目に浮かぶ涙を見せただろうか*]
(105) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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―夜/シノを送る途中― 人が何でしぬのか……なぁ
[シノを自宅へと送る途中、シノからの問いにふと首を傾げる]
んー。難しい事は分からないけど 生きるため……じゃないか?
生きて、歳を取れば翁たちみたくヨボヨボになっちまう でもずっとヨボヨボのままだと生きにくいだろ
だから一度死んで、また元気に生きるように生まれ変わるんじゃないかな
(106) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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だからこそ生きてる奴を殺すのはいけない事だし 禁忌を破ったり間違った奴は正しく生きることが出来るように殺して食わなきゃいけない
[しばらく、うーん。と考え込みながらもシノに答えて]
愛理はたぶん悔しいか そうだな。愛理がしぬ理由なんて無かった シノは愛理のことが好きだったんだな
[嫌がられなければ一度、シノの頭をくしゃりと撫でて、その日は家まで送り届けた*]
(107) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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―見回り― なに、何か起こったってこの面子なら大丈夫さ
[見回り組が集合すると、慎重な江津子やススムと違い暢気な様子で答える]
そうだなぁ。やっぱ一通り村の中は見た方がいいと思うが どうする江津子さん?
[見回りと言うことだし、一通りは見て回るつもりだったが 言い出しっぺである江津子が言うならそれには従うつもりで*]
(108) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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―夜明け前―
ああ、当たり前だが、人っ子一人いやしねぇ
[ゆっくりと見回りを続けながら、聞こえて来たススムの言葉に頷く]
そうだな。名乗り出てくれりゃそれで解決なんだが 次か。江津子さん次第ってとこだが、また回るなら今日と同じでぐるっと村を回ればいいだろう
[欠伸をかみ殺しながら次はという質問にはそう答えて]
(109) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[女は恐ろしい。 どうやら儀式以前に、結構な男衆からも 同意は取れた気がした>>94>>101 それだけで下手人の可能性を消してしまいたくなるが 証拠にもならない、それこそ女の様に感情に 任せたことになってしまう]
ゆり様。 ところで下手人かもと言うのに、 神様からお告げみたいなものは無いのか?
[死んでからでないと判らないのは効率が悪すぎる。 生きているうちにお告げは無いのかと尋ねたが、 良い返事はないだろうと予想は付いた]
(110) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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―翌朝/集会場― [夜回りのことも有り、皆よりも少し遅れて集会場へやってきた]
櫻子が……?
そっか。まあ、儀式だもんな ゆり様一人に任せちまってすまない
[少し遅れて櫻子のことを聞けば、ゆり様を労って手伝える事があるのなら手を貸す]
(111) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[本を読むより、外を駆けまわるのが好き。 人の話をじっと聞くより、 自分の知っていることをまくし立てる方が好き。
そんな学生の私にとって、 石動先生の言葉は何時だって難解で、 同時に、ほのかな夢を、現実という鈍器で 跡形もなく打ち砕くおっかない存在でもあった。]
(112) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[血が繋がっていようが、 所詮私は私、母は母であり、その人のようにはなれない。
私には私の良さが在る>>2:120、と彼は言ったけれど、 私だけが持つ良いところなど、ありはしない。 名前に反して、人を受容れるような器はない。 ゆりや櫻子のように、他者を魅了するような身体もない。 唯一の趣味である料理だって、所詮誰だってできることだ。
娘より好ましい、など世辞まで言って。 余計、惨めになるだけだ、と。 情けない気持ちになって以来、 何となく、私は彼を避けていた。]
(113) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[だから返事を待たずに斧を取りにその場を離れた。
帰りに、源蔵に密かに何かを 渡しているような丞さんの姿を見てしまう。 口元に浮かんだ薄い笑みまで>>99
その時に何をしているのかと問えば 良かったかもしれないが。
何か見てはいけないものを見た気がして。
声を掛ける事もなくなるべく足音を立てぬように 櫻子の元へと舞い戻る]
(114) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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ミナカタは、イルマの様子も気になっている。
2017/11/28(Tue) 00時半頃
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―― 囲炉裏端 ――
湯なら十分ある なにしろ振る舞う予定が一人茶だ
[>>102掛けられた声に鉄瓶を灰掻きで鳴らす。 灰の痕がつく悪戯じみた仕草をして 昨日の話>>2>>31の欠片もなく]
今日は誰も、櫻子以外は死んでないんだろう 愛理を殺したかっただけなんだろかね
[罪を犯した者が名乗り出ない時点でそれで終わるとは思えないことだ、男の口ぶりもさして思っていない調子で、白湯とともに橋渡しの会話のひとつにすぎなかった]
(115) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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[学生だった頃を思い出して、くすりと笑う。 今も、彼のことは正直苦手ではある。 けれど、淡々と語られる言葉は何時だって正しくて。]
……そだよ。 愛理の家で、男子の学生服の釦を拾ったの。
[必要があるなら、懐からそれを見せて。 けれど、今日の彼の服>>96に、外れたものはなかったとも 付け加えて。]
(116) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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けど、それだけ。 あとは私自身が、証拠を探さなきゃ。 彼が、下手人かどうか、はっきりさせたい。
[それに、知りたいのだ。
彼が、進が下手人であったとしたら、 何故、愛理を殺すような真似をしたのか。
彼にとって、私やゆりと過ごした 子供の頃からの日々は何だったのか。 出来ることなら、それを彼の口から聞きたい。
そう考えるのは、ただの愚か者なのだろうか。]
(117) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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石動先生、ゆりのお父さんなんでしょ? なら、私なんかの囮になるより、ゆりを守ってあげてよ。
あの子、案外そそっかしいとこ、あるんだもん。
[軽口を叩きつつ、腹の中の処理が終わったようなら 細かく切った野菜をその中へと詰め込んだだろうか。
作業がひと段落したなら、伸びをひとつ。]
……少し、外に出てくるね。
[料理をしたなら当然のことだけれど、 汚れてしまった手を洗うために、石動に声をかけたのち、 ひとり、外へと。**]
(118) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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―志乃と―
……子供、まだ生まれてもいなかったのにね。
[似た視線かと思ったが、ススムの 一つ先を見ている其れとは異なる眼だった。 虚無にも近いと感じ、同じ方向を見るのは諦めた]
僕も、どうして儀式を櫻子さんでしなきゃならなかったのか そこが、わからない。 彼女には子供も居て、彼女じゃ あんな殺し方は、きっとできなかったはずなのに。
巫女様は彼女が食べたかっただけなんじゃないかな。 彼女に子供が出来るのが羨ましかっただけなんじゃないかな なんて、邪推してしまうんだ。
[代わりに、ひとつ芽を撒いておく。 櫻子を殺した理由、儀式を行ったゆりの内心をでっちあげて]
(119) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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子供……子作り…… この村は、本当に好きな人とだけ交わりたい って思いは、無視されてしまうよね。
誰の子かわからない子供を孕んで 女の人は本当に幸せなのかな、って少し思ってた。
[志乃の話に寄り添うように、同意を示す]
……志乃さん?
[振り返った彼女の瞳 思わず素が覗く。 驚きと、痛ましさを混ぜたような貌]
(120) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 01時頃
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[慰めが叶うなら、手を伸ばそう。 その涙を指先で拭う為に] 志乃さんの話を聞いて、僕、わかったよ。
ゆり姉は、巫女として相応しくないんだ だから、容疑者の中に放り込まれたんだ。
裁定者なんかじゃない あれは、ただの独裁者だ。 放っておくと、きっとこの村は、潰されてしまうよ 間違った巫女の、間違った導きで。
気付いたのは、志乃さんだけだったんだね
[優しく、易しく囁こう。 愚かな村人にも、わかるように丁寧に さあ、家畜同士で殺し合うが良い**]
(121) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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―集会場― シノ……大分まいってるようだけど、大丈夫かね?
[シノの一悶着の後、集会場を離れるシノを心配そうに見送る 追いかけたい気持ちもあったが、弔いの準備も大切で とりあえず弔いの準備が出来たら声をかけてみようか]
(122) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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[血抜きはまだ途中だっただろうか>>97 どろりと落ちる液体と固体の間の様な 血液を人差し指で摘まむように掬い取ると べろりと舌の上に塗り付けた]
うーん。 子供がいるといないとで、血の味が違うかと 思ったが、判らないな。
[毒見と言う意味ではないが、普段と違う弔い肉だ。 味の違いは確認したいという研究者のようなもの。
血の味が判れば興味を無くしたように、 さて手足を落とそうと四肢を伸ばして 持ってきた斧を勢いよく振り下ろそうとして]
(123) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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そう言えば櫻子ちゃんは綺麗なもんだが。 愛理ちゃんは可哀想な姿だったな。
もしかして解体しようとして。 力が足りなかったのかもなぁ。
[ダンッ!と斧を振り下ろしながら 形になった可能性も零したが。
それを聞く者はいただろうか**]
(124) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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―― 囲炉裏端:すきまにて ――
[>>99それは、やはり小さいままだった。 さやに納まったままの短刀、 見かけから変化があるでもない。 鬼の手にあってなお小柄にあった。
男はそれを受け取って、受け取った一瞬、 重みを初めて知るよう持ち直した。 視線だけを上へ、確認を取るように鬼へ流し、鞘を抜く]
―― ――……
(125) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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[囲炉裏の炎をすいこみ跳ね返し 人の血を知らない短刀はてらてらとさく。 表面をうつろう貌はかすかに感嘆を乗せた息を吐いた。
零れたそれさえも切れ落ちるほどに、切っ先のするどい。]
…… …… 魅入るを知るは ほんとうに久しい
[これが本当に人を殺すを知らない男の生み出すものかは、 男の知るところにない。 だから、「これはきっと切れるだろうよ」と 切り裂くものを、切り落としてほしいものを、 思い、男は口にした。 振るう意思を、あるいは振るわれる時を、その両刃に見出すように。]
(126) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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―― 囲炉裏端: ――
[男の袂には、そうして短刀があった。 >>115錠へ白湯を渡し、 心鎮めの薬湯は多めに急須の中で葉を揺らす。 痛み止めとして含む薬があるなら、 合わせて薬湯を飲むのは悪かろう。
ひとまずは一人分の湯飲み。暖かなそれへ口をつけ*]
(127) 2017/11/28(Tue) 01時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 01時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 05時頃
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―前夜/見回りの初めに―
[月光煌めく夜>>9の下、2人の若者に向けて頷いた]
ええ 一通り村を巡りましょう>>108 何事もなければ、もう一巡 もう一巡と
神の御社の元>>13は、何事もないと思いますが、 念のため、そちらも順繰りと
[そう言って、人っ子一人いないであろう静かな村中を、 月明かりを頼りに歩き出したのだった*]
(128) 2017/11/28(Tue) 12時頃
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―前夜/見回りの道中―
[3人での周回を初めてどのくらい経った頃か 江津子は2人より少し遅れて、最後尾を歩いていた やはり、若いリツや進とは、体力の違いがあったのだろう 2人が振り返れば江津子がいる位置で、 離されぬよう、ついていく どのくらい来たのかと、ふと後ろを振り返り]
あれは…………
[遠く離れた家屋の中に、誰かが入って行くのが見えた いや…………見えたように、思えた 位置的には、愛理が暮らしていた家>>18だ 見えた気がしたのは、一瞬だけ 自分でも気のせいかもしれないと思えるほどの、 ほんの小さな間ではあったけれど]
(129) 2017/11/28(Tue) 12時頃
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…………容さん?
[不思議と、それが彼女に思えた いや、そんなはずはない 話を聞く>>165限り、恐ろしい体験に巻き込まれたのだ 今さらその現場に戻るなんて……
気にはなった だから、確認しようとの思いも芽生えた 踵を返し、愛理の家の中を確認し――――
1人であれば、おそらくそうしていたことだろう けれど、今は先行く2人に離されぬよう、 ただ、その後ろを追っていく そもそも、人が見えた気がするのも、 目の迷いかもしれないのだから
だから、リツと進にも、 このことをあえて伝えることはなかった 小さな引っかかりだけが、胸にしこりとして残っていた*]
(130) 2017/11/28(Tue) 12時頃
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―前夜/夜明け前―
空振りにはなりましたが、何も起こらず、なによりです
[進>>44とリツ>>109にそう返しながら、 下手人にかかる会話にも頷く リツの言うとおり、素直に名乗り出てくれるなら、 少なくとも、1つの解決にはなるのかもしれない]
そうであれば、禁忌は破られたとはいえ、 いつもの平穏な日々に戻れるんですけどね
[願いはすれど、線の薄く感じる可能性に苦笑を浮かべ、 けれど、自身に投げかけられていた言葉を思い出して、 微笑みを緩めて、呟いた]
(131) 2017/11/28(Tue) 12時頃
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今日、石動さんが、仰ったんです 禁忌が侵され、愛理さんが討たれたことが、 因習が壊れていく予兆に思えるのだと>>2:253
[動揺を乗り越えて、自分を見返してきた彼を思う 見ていた先は江津子であったが、 その視線の先には、予兆の奥に宿る何かも 映っていたりはしたのだろうか]
もし、壊れ、失ってしまったのだとしたら、 村に生きる者たちは、何を頼りに、 この先を歩んでいけばいいのでしょうか……
[もっとも、これはしょせん、仮定の話 呟く声も、独り言のようなものになっていたのかもしれない]
(132) 2017/11/28(Tue) 12時頃
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[そして、疲労のたまった様子の進から告げれるのは、 見回りからの辞退の言葉>>45 別の手段を探るという彼を引き留めることは決してない]
今宵はお付き合いいただき、ありがとうございました ご立派なお考えだと思います 進さんのとられる道に、光明がありますよう けれど、決してご無理はなさらないでくださいね
[容に告げたとき>>2:251と同様に、 その身を案じながら、礼を送った 続いて、欠伸をかみ殺しながら、江津子次第というリツに]
私は、明日も続けてまいりたいと思います
[もともと自分が提案したこと、 この意思は、きっぱりと彼らに伝えた]
(133) 2017/11/28(Tue) 12時頃
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ただ、もう少し視界を広く持ちたいように感じました もし、リツさんも哨戒いただけるなら、 明日は、それぞれ逆方面を回りませんか
[各人が逆の方向にぐるりと回っていくならば、 半周おきに出会うことになるだろう 互いの位置さえ、おおよそに把握できるのならば、 何かあった時に駆けつけるにも、大体の見当はつくはずだ]
少し、心細くはありますけどね
[1人であるならば、互いに身軽にもなるだろう 愛理に家での人影のように、些細なものでも確認できるのかもしれない もっとも、1人であるということは、 我が身を危険にさらす可能性も、高まるということなのだが
リツは、次の夜はどうするのだろうか 来てくれた礼を述べてその日は別れたかもしれないが、 たとえ1人となったとしても、見回りは続けるつもりだ いや、少なくともこのときはまだ、続けるつもりでいたのだった*]
(134) 2017/11/28(Tue) 12時頃
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[手を洗う。冷たい水と、自分の手を眺めながら 一人、考えていた。
やがて、口元を引き結んだ私は、 とある場所へ向かった。 それは、この場の裁定者。巫女である、妹の元。]
(135) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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ゆり……様。 お話があります。
[こうやって言葉を交わすのは何時ぶりだろう。 彼女が一人になるのを、 周囲の人影を見計らってから、私は頭を垂れる。
同じ母から生まれたとはいえ、今の彼女と私は 巫女と一介の村人でしかない。 少なくとも、私はそう思っている。]
(136) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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下手人と思しき者を見つけました。 ……ですから、本日の儀式は、 私に任せて頂けませんでしょうか。
[姉妹揃って、幼い頃から親しかった相手だ。 彼女に任せるには荷が重すぎる。 それは、姉としての矜恃のようなもの。
それに、巫女様さえ居れば、 儀式を行った相手の真の姿が分かるらしい。 少なくとも、言葉を交わした石動は、 私の言葉を――江津子おばさんの無実を 信じてくれるだろう。]
(137) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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不躾なのは承知です。 もし、違っていたのであれば、 相応の罰を受ける覚悟はあります。
……ですから、どうか。
[彼女はどんな顔をしていたろう。 まくし立てた私は、更に腰を曲げ、返事を待つ。 彼女の顔を――巫女の顔を、見ることが出来ない。**]
(138) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 12時半頃
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―翌朝/宴間―
[夜通しの巡回で疲弊した体に、 ゆりの言葉>>16>>17が、淡々と突き刺さる 伏し目がちにその言葉を受けながら、 視線は櫻子の遺体へと、注がれている 手にしていたものをぎゅっと握りしめ、呟いた]
そうですね 弔わなければなりませんね
[掴まれているものは、櫻子が常纏っていた衣 昨日の夕方頃だったろうか>>2:270、 脱ぎ置かれていたそれを拾い、苦笑したものだった 当人は見当たらなかったから、 きっと、遊びにでも出たのだろうと]
(139) 2017/11/28(Tue) 14時頃
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迷子になってしまわれたら、大変ですものね
[日も暮れかかってはいたけれど、 その場で洗濯>>1:175にとりかかった 乾いた血の跡>>1:170も、染みついていた汚れも 削ぎ落とすにはえらく難儀したものだった 幾度か水を汲替えながら、ようやく小ざっぱりとしたそれを、 自室と定めた部屋で一夜干し、返そうともって来た矢先 返す相手は、朝冷えに凍えた衣よりも、 すでに冷たくなっていた]
その前に、少しだけよろしいでしょうか
[弔いを>>26と告げるゆりに断りを入れて、 遺体の傍へと屈みこんだ]
(140) 2017/11/28(Tue) 14時頃
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櫻子さんも、お腹のややこも凍えぬよう、 こちらを、お召しいただきたく
[運ばれていく>>30前に、手にした着物を、纏わせる 肉体をそのまま埋葬しないこの村で、死装束など無意味なこと 調理に入れば、すぐにはぎ落されるものではあるけれど 確かに交わした言葉の契>>1:173を、 果たすことくらいは許されるだろう]
冷たいですか くすぐったかったら、ごめんなさいね
[たった2日前のこと>>1:236>>1:237>>1:242>>1:243 神社への道中に、交わされたやり取りを思い出す 慣れ親しんだ、死の肌触り たとえ因習に従い転生を果たしたとしても、 自分の知る櫻子はもう、 卵を飲むことも、分らぬことを悩むことも、 残された者の瞼の裏でしか、できぬのだろうと瞑目した*]
(141) 2017/11/28(Tue) 14時頃
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−村路地− [さて、志乃の反応はどうだったろう。 ゆりへの疑念が生まれたなら、彼女も人間だったのだと喜び勇んであの人へ知らせに向かおう。
ススムは良くも悪くも素直な青年だった。 教えを純粋に受け止めて学んだ結果が今の自分だ。 人間は考え、向上していく生き物である。 停滞したこの村の村人は、全て家畜と大差ない]
家畜のくせに 人間のすることに文句をつけようなんて生意気 なんだよ。 実の姉すら追い出してしまう人非人 死んでしまえ。
[ゆりにも、自責にかられるような言葉をかけておいたから 上手く行けば家畜同士で下らない儀式とやらを進めてくれるかもしれない。 ススムには未だすべき事が出来ていた。 この村に残る人間が他にもいるのなら その人々を群れから救い出さなくては]
(142) 2017/11/28(Tue) 14時半頃
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[弔いの場に戻り、櫻子の肉を食べておく事も忘れてはいけない。 大事な聴き手だった。 他愛のない話ばかりだったが、流さずに聞いていてくれた。 例え意味は分かっておらずとも。
そんな彼女と過ごした時間を、弔う心はススムにもあった。 人肉は不味いけれど、 それ以外に弔い方法を知らぬ故に せめて最後に選ぶ事で内臓以外を口に出来たら良いと 来た道を引き返していく]
(143) 2017/11/28(Tue) 14時半頃
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―集会所―
申し訳ございません いささか体調が優れないもので ご厚意に甘えさせていただきます
[ミナカタ>>43の言を頼り、自身は軽作業へと徹する 竈(かまど)に種火を起こし、焼きへと備える 用意のいい手腕で水差しなどを配備>>81しながら、 櫻子の腿から肩までを貫ける長柄の金棒を探し出し、 ひっくり返した際、腹から中身があふれぬよう止める、 金串を幾つか用意する
夜通しの巡回により、体調が優れないのは事実であったが 櫻子の死に思うこともあり、 志乃の言葉>>58>>61>>77のいくつかが、 それに追い打ちをかけているように感じた]
(144) 2017/11/28(Tue) 14時半頃
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……なるほど では、恐い女にも温もりを求むる殿方は、 恐れを知らぬたけき武士(もののふ)か、 はてまた、よほどの阿呆であらせるか
[男衆>>78>>94>>101が振り返るなら、 その場にいたかもしれぬ江津子は、 あちらこちらと行き交いながらも準備を進める やがて、ミナカタがゆりの問いかける>>110のを見れば 手間とならぬよう、自身も加えて、問いを重ねた]
ゆり様 私も、伺いたく存じます 次の『儀式』の執り行いは、 いつになるのか、どなたなのか 御神託あるならば、賜りたく
[これは、彼女が容と話す>>136>>137>>138、 前か後かは分らないけれど どんな答えを受けたとしても、大人しく受け止めたことだろう*]
(145) 2017/11/28(Tue) 14時半頃
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―櫻子の弔いに―
[櫻子の調理に、とりかかる 石動により血抜きされ>>97、赤子とともに腑分けされ>>98 ミナカタ>>124、丞も>>94だろうか 男の手により、四肢が切り落とされていく 耳にした『解体』の言葉に、やや眉根を寄せた]
食すためでしたら、手先足先などを切り取って、 持ち帰るのが筋ではありますからね…… そもそも、愛理さんの頭は断たれておりましたし
[食べるためならば、そうしているはず 仮に持ち去られた物があるならば、 裂かれた下腹部からの臓物を一部程度のものか]
(146) 2017/11/28(Tue) 15時半頃
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ですが、なぜそんなことを……
[ミナカタに向けた言葉というより、 心に浮かんだ疑問を自身に問うた繰言だったのかもしれない ただ、何かが胸に引っかかった 解体、自身にとって馴染みすぎたそれについて、 何か別の方面から、受け取った事柄はなかっただろうか]
お野菜を、詰めさせていただきます
[その疑問が結実するかはともかくとして、 今は、弔いを進めることを優先した 裂けられた櫻子の腹に、刻まれた野菜>>89を詰めていく 人参に白菜、蓮根(れんこん)などは、畑で採れたものだろうか 山で採取されただろう、椎茸も混ぜ]
(147) 2017/11/28(Tue) 15時半頃
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ややこも、お戻しいたしますね
[石動が分けた子宮から、まだ小さな赤子を取り出し、 かわりに野菜でできた胎内に、そっと詰めた やや迷った末、薄切りの南瓜を覆うように敷き詰めて 溢れぬよう、腹を金串で留めていく]
よろしければ、どなたかお手伝いを
[髪を剃りおとし、体の毛も除いておくと、 切り落とされた両の足の断面から、 左右、2本の金棒を突き刺した 肩まで、貫通するように 竈(かまど)の上に、櫻子を運んで行く ここまでの工程では、さすがに誰かの力を借りざるを得なかっただろうが]
(148) 2017/11/28(Tue) 15時半頃
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[竈の火が櫻子をあぶる 肉の焼ける匂いがあたりに漂う しっかりと火が通っているか確かめながら、 時折、ひっくり返し、また返し――――
さすがに、人を一人丸焼き>>26にするには、 それなりの時間がかかっただろう 焼きあがり、大皿に移して金棒を抜いたならば 櫻子の弔いの準備も、整っただろうと思う]
少し、お野菜の甘みが 強く出すぎているかもしれませんが
[腹の金串を抜いていく 開かれた腹からは、 じわりと汁をあふれさす野菜と、赤子の姿が映る]
櫻子さんらしいかな、とも思います
[必要があれば、臨む部位を切り分けて、 昨日のように皆のもとへと配りに行ったことだろう**]
(149) 2017/11/28(Tue) 15時半頃
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エツコは、『望む』>>149部位を切り分けていく**
2017/11/28(Tue) 15時半頃
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[ミナカタの言葉>>110に一瞬だけ、喉を詰まらせる。 しかしそれも一瞬のこと。 すぐに巫女としての仮面を被ると、 ミナカタに向き直るだろう]
お告げなど、あるわけもありません。 私の行為そのものが、神の代行なのですから。
[口には薄らと笑みを浮かべて。 褥で身体を重ねるときのしおらしい「ゆり」は、 ここにはいない。 私は巫女であらねばならないのだから。
そうして立ち去るミナカタの背中を見つめ、 小さく私はため息をつくのだった]
(150) 2017/11/28(Tue) 17時半頃
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母さん、私はまだ巫女として未熟なのでしょうか。
[自分の胸に手を当て、私とひとつになった母に訊ねた。 先程耳元で囁かれた、進の鋭い言葉>>86が脳裏に蘇る。
――――真に巫女様であるのかを証明して欲しい。
巫女への求心力が揺らぐのを感じた。 私にできるのは、ただ生前の母のように 巫女としての立ち居振る舞いを貫くことのみ]
(151) 2017/11/28(Tue) 17時半頃
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……母さん。
[大丈夫。そっと自分の肩を抱きしめる。 母の血肉を食らった時点で、母の魂は私に宿ったのだ。
巫女に疑念を持つものは、 すなわち村のしきたりに疑問を持つことと同意。
恐れることなど何もないのだ、と*]
(152) 2017/11/28(Tue) 17時半頃
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―― 炊事場 ――
[四肢を捥いで胴体と頭だけになった櫻子は、 ひと回りもふた回りも小さくなったように感じられた。
江津子によって髪や体の毛をそられたその姿は 作りかけの蝋人形のようななまめかしさ。>>148
そっとその頬を撫でて、物言わぬ櫻子に話しかけた]
……綺麗よ、櫻子。
[野菜を詰め込まれ、金具で留められたその胎は まるで臨月の妊婦のように膨れていた。 心から美しい、と私は思った。 こうして料理してもらえる櫻子は、幸せな子なのだ]
(153) 2017/11/28(Tue) 18時頃
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[焼かれる前に、と。 その白磁器のような柔肌を最後に触れた。 ひどく名残惜しく思った。
そうして、竈の火が点されたのだ。
竈の火にあぶられる櫻子の肌が、小麦色へと変化してゆく。 滴り流れる脂が、乳房を伝って火に落ちる。 じゅわ、と音を立てて、香ばしい匂いが弾ける。
ヒトから料理へと変貌してゆく櫻子の肉体。 焼かれるその姿すら、得も言われぬ美しさを湛えている。
そうして私はずっと見ていた。 櫻子が料理として完成するさまを。 切り分けられるその姿を。
これが可愛い私の櫻子の、晴れ舞台なのだから*]
(154) 2017/11/28(Tue) 18時頃
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―― 水場 ――
[櫻子の姿を見てひどく興奮していた。 私も“ああなりたい”と強く願った。 心を落ち着かせるために、水場へと向かう。 少し、頭を冷やさねばなるまい。 そこにいたのは、手を洗う姉の姿>>135だった]
……姉さん。
[ゆり“様”>>136と確かに姉は言った。 すっと、胸が冷えるのを感じる。 私の表情が“妹”としての顔ではなく、 “巫女”のそれへと変化をする]
(155) 2017/11/28(Tue) 18時半頃
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儀式を、あなたに?
[>>137じっと容を見据える。 姉の瞳に宿る光は、確かな強い意思を持っていた。 しばしの沈黙。そして、私はおもむろに口を開いた]
いいでしょう。 その大役、確かにあなたに任せます。
もしも間違いがあったとして、 あなたが罰を受ける必要がどうしてありましょう。
「儀式」で死したものは、等しく神に迎えられるのです。 それは喜ばしいことなのですから。
ですが――……
(156) 2017/11/28(Tue) 18時半頃
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[小さな、逡巡。 きっとそれを言うことは巫女として許されない。 けれど、このまま巫女の仮面を被り続けることは どうしてもできなくて。
ふにゃり、と顔を歪ませる。 勢いのままに、そっと姉を抱きしめた。 ひどく懐かしい香りがした。姉の匂いだ。 今の顔を見られるわけにはいかないから、 そのまま震える声で告げるのだ]
返り討ちに遭ったりしたら許さないから。 姉さんは昔からそそっかしいから心配なの。 絶対に、絶対に、失敗しないでね。 巫女からの命令です。
[そんな命令などあるわけもない。これは、私の我儘だ]
(157) 2017/11/28(Tue) 18時半頃
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[そっと姉から離れる。 私の表情は、冷たい“巫女”のものに戻っていた]
……頼みましたよ。
[薄らと浮かべた笑みには、 何の感情も浮かんでいなかった*]
(158) 2017/11/28(Tue) 18時半頃
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―― 集会所 / 江津子と ――
次の「儀式」の執り行いは今夜です。 私の代行として、容にその任を任せてあります。
[江津子の問い>>145に、巫女として淡々と答える]
必ずや容は「儀式」を成し遂げてくれるでしょう。 しかし、“もしも”があります。 江津子さん、「儀式」の見届け人を頼めますか。 あなたの武勇伝は常々耳にしておりますから。
[巫女からの頼みは、すなわち命令である。 それが分からぬ江津子ではないだろう。 姉を心配する心をひた隠し、 それでも私は巫女として逸した行動を取る**]
(159) 2017/11/28(Tue) 19時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 19時頃
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[姉が下手人に殺されることが怖い。 万が一、下手人が姉の死体を持ち去りでもしたら。 考えただけで気が狂いそうになる。
私が死して姉に食され、 あるいは死した姉を食すことで 私たちはひとつになるのだ。 姉妹に、なれるのだ。
姉に触れるものが許せない。 姉に害なすものが赦せない。
禁忌を破った下手人などに姉を殺されるくらいなら 私自身の手で、愛しい姉さんをあやめてあげたい。 そんな馬鹿げたことすら、考えてしまう**]
(160) 2017/11/28(Tue) 19時半頃
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ー 巫女の神託 −
[間が空いたとさえ思えぬ程の間>>150 恐らく本人でなければ詰まった事を気付かせぬ程、 ゆり様は凛としたまま答えをくれた]
なるほど……そこは俺がミナカタであるのに 似たようなもんか。
一緒にしたら神罰が下りそうだけど。
[それで納得して良いものかと、詰め寄る者が いればまた思考したかもしれないが、 他の村人も、俺の薬を疑う者がいないのだから 巫女であるゆり様の行動を疑う必要はないのだろう。
それにそれ以上の追及は、ゆり様が 下手人でない限り、村への綻びと取られても仕方ない。
そのまま口を噤んで、早々に櫻子の解体をするとしよう*]
(161) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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− 江津子さんと −
[どうやら昨夜見回りをしていたらしい 江津子さんも体力を消耗しているようだ>>144]
無理しないでください。 お疲れのようでしたら、薬湯の備えは 幾分か多めに揃えていますから。
遠慮なさらず。
[頼りになりそうな、いや容の言葉を信じれば 彼女は下手人ではないのだから、 身体をそれこそ大事にしてもらわなければと 労りの声を掛け、男と女の意味深な物言い>>145に]
(162) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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[元より容に好かれているとは思っていない。 苦手がられている事には気づいていたし、容とゆりの関係、ゆりと自分との関係もあって。 そのせいかこちらも彼女とは距離を取っていたのもある。 それがここにきて悔やまれる。
手助けをすると言った。 なのに上手く彼女の考えを変える事も、逸らす事も出来ず。 彼女に疑いをかけてしまう事も出来ず。 これでは不味いと分かっていても動く事すら難しい。]
(163) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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[守るべき相手がいる。 守る為にはどうしたらいいか。
村を壊せばいいと、甘く囁いたのは彼の人。 その誘いのままに手を貸すと言ったのは私。
だから彼に死なれては困る。 まだ、村を壊す段階まで進んでいないのだから。 ならばどうすればいいのか。 気ばかり急いて思考が纏まらない。
纏まらぬうちに物事は進んでいくというのに。]
ゆりは私が守らなくても大丈夫。 あの子は巫女だ、村の守り神がついている。
[だから死ぬ事はない。 死ぬ時はきっと、世界を壊そうなどと大それた事を考えている輩の手によってだろう。]
(164) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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容さん、確たる証拠もなしに動こうなどと思わないでいただきたい。 姉である貴女の言葉ならゆりは聞いてしまうでしょう。 あの子はそういう甘さがある。
ですから、明日進君に何かあれば私は貴女への疑いを確固たるものにしてしまうでしょう。 私は貴女を殺したくはない。
よくよくお考えいただきますようお願いします。
[姉の立場を利用するつもりがなくとも。 結果的にそうなるのだと釘を刺す。 おそらくそれでも彼女は動いてしまうのだろうけど*]
(165) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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―集会所/ゆりと―
[問いかけ>>145に対する、ゆりの答え>>159を、 大人しく受け止めながらも、軽く目を見開いた 告げられた巫女の言葉を咀嚼して、思考して、 やがて、ゆっくりと頷くと、深々と頭を下げた]
武勇伝などというものは、過分なお言葉です恐縮ですが、 了解いたしました もしもが起こらぬよう、万全を期させていただきます
[巫女からの頼みは、すなわち命令である この村で長く生きた江津子は、それを深く理解している]
ただ……大変恐れ多いのですが、 少し、お願い申し上げたいことが、ございます
[目を伏せるのを辞め、顔を上げた 常の涼やかな微笑みを浮かべて、ゆりを正面からじっと見据える]
(166) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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これより、巫女様としての責務に携われる際は、 今のように、他者を頼っていただきたいのです 容さんに代行させ、私に見届け人を託すように
[櫻子の死に思うこともあった 志乃の言葉のいくつかが、それに追い打ちをかけているように感じていた>>144 他者を退けるぴしゃりとした言>>71>>72が、 幼いうちに、異なりすぎる風習に放り込まれ、 鉈を振るいながら生き抜いてきた自分に重なるように見えて]
この村の神様は、代行者たる巫女様>>150に、 1人で背負っていくには重すぎる責を、 背負わせすぎているように思えます そんなゆり様の行動を、ただ見ているだけなのは、 同じ村で生きる者として、辛いのです ゆり様はご存じないかと思いますが、 私は、異国の神も存じておりますから
[そこで、再び目を伏せて]
(167) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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そんな私でよろしければ、役目を遂行させていただきます 半分は、この地に宿る神のため もう半分は、容さんの身の安全と、ゆり様や村のみなのため
命を投げ出してでも、遂行いたします
[異端の存在をちらつかせた江津子に、 そのままゆりが重要な責務を任せるかどうか どちらにしろ、そのまま足早に去っていけば、 追いかけられでもしない限りは、その場でいったん彼女と別れたことだろう*]
(168) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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やめてくださいよ。 男はいつだって、女に敵わないんですから。
[少しだけ笑ったが、その場に合うものだったか。 不謹慎だと言われれば少しだけ神妙に肩を狭めて 櫻子の為に斧を振るう]
……どうしました?
[途中、俺の言葉に何か引っかかるものがあったのか。 歯切れが良いのか悪いのか。 何か考えている様子>>146>>147を伺いつつ、 肝を薄く切って、つまみ食いの様に口に運ぶ。
そのうち野菜も櫻子の胎に、 子のかわりに野菜が詰め込まれ、 人から肉へと変わっていく]
(169) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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冬ごもりの前の熊みたいだ。
[こんなに肉食ってたら、と呟きつつも、 食欲をそそる匂いに野菜の詰まった腹から目を離せない]
(170) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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その熊すら倒した江津子さん……。 男たちはてんで役に立たないみたいだ。
[ゆり様の元から去る時に、背中でゆり様と 江津子さんの話が少しだけ聞こえた。 詳細は判らないが、江津子さんに大事な役目が 与えられたようだ>>159
昨日も徹夜だったのでは?と 心配げに、そして自嘲と共に視線を向ける*]
(171) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 21時半頃
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―集会所へ― [戻ったススムは先ず櫻子の弔いに混じる。 その後、己の形定まらぬ思考を取りまとめてくれた相手に会いにいく。 教師にも、教えを乞いに行かねばなるまい。 集会所では数人が集まり話す姿は多々ある。 其処に混じる一組が、村を滅ぼす相談をしているなど 単独犯だと思い込んでいる村人たちには、わかるまい。
昨晩は、江津子の所為で動けなかった。
今宵まで邪魔をされるわけにはいかない。 このまま、誰も処分せずに殺されるわけにはいかない。
どうしたら、確実に容を処分できるだろう 問いにゆくまでは、ススムが彼女を始末する気でいた。 情報を得、 思考する力を持つ人間の矛先は、歪む*]
(172) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 21時半頃
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―ミナカタと―
あら それでは阿呆の方>>145になってしまいますよ 女は殿方を頼れませんね
[ミナカタ>>169に遠慮せず、常の微笑みで返す 櫻子には、笑顔でいる方を好むだろう 四肢が落とされていく最中、ミナカタ>>124の言葉より端を発した引っ掛かり>>146>>147が、おぼろげながらも見えてきた]
あ、いえ……解体と聞いて、少し思い出してしまったんです 一昨日のことだったでしょうか、進さんが、 私の仕事の手伝いをしたいと仰っていた>>1:162のを 了解したところ>>1:169、とても嬉しそうだった>>1:215なって ただ、それだけのことですよ 若い方は、希望があって、いいですね
[そう微笑みながらも、過る疑念 愛理の切り口>>96は―――― けれど、だからなんだというのだ とくに続かなければ、話はそこで打ち切って、作業へと戻っていった*]
(173) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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え。 いや、江津子さんから見たら、俺だって 阿保の子でしょ?
[全く憶する事もなく、微笑で返された>>173 菩薩にも見える笑みの前ではどんな罪も赦されるのだろうか。 だが菩薩の微笑は変わらぬまま、口から零れるのは 救世の経ではなく、疑念の種]
嬉しそう……。 何か気になるんですか?
進君とは話すこと少なくなった気がして、 江津子さんが感じることが判らないんですよね。
[彼が慕っていると言うべき大人は石動さんの方だろう。 最初に紹介した女が悪かっただろうかと首を傾げて 突っ込んでみた*]
(174) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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[あぁ、“姉妹”というのは、斯くも似るものか。 先程の石動へ言ったこと>>118と全く同じ言葉に、 頭を下げたまま、私は頬を緩ませた。
視界に入るのは、巫女の服。 けれど、頭上から降ってくる声>>157は、紛れもなく、 優しい、妹のものだった。]
(175) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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ホント、ゆりは、立派な巫女様で、 私の、自慢の妹だよ。
[ぽつ、と呟いた言葉が、彼女に聞こえたかは分からない。 視線を上げれば、そこにいたのは 巫女の顔をした妹であったから。]
有難うございます。
[私も静かに頷いて、彼女に― ―巫女様に、背を向けたことだろう。
その足が、止まる。]
(176) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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……もし、私の身に何かありましたら、 私の部屋の、書置きをお読みください。
[背を向けたまま、それだけ告げて、 そうして、今度こそ私は歩き出した。*]
(177) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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――>>11912>>120>>121ススムと――
……わかってくれるの?
[ススムの反応は志乃にとって意外だった。絶対に理解されないと思っていた志乃の心は、溜めた涙を拭って零れた優しさに、転げ落ちていくように心は傾いていく。 ススムの考えが透き通って沁みていくように頭の中にすんなり入っていく。 "独裁者"、"間違った巫女"、気づいたのは私だけ…… 判断力の低下している空腹の中で、心理のように囁かれた洗脳のような言葉に、自分は特別な、他人とは違う存在のように思えた。]
(178) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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酷い……あんまりだよ…… 食べたかっただけで子供の命も…… 櫻子も殺すなんて……
[ユリは私を儀式の邪魔と言ったのだ。食べることの儀式に邪魔だとはっきり。食べたいからあんなに怒り、自分を正当化した。 思考は固まって怒りに変わっていく。]
きっとそうだよ…… 邪推なんかじゃない ゆりは……あの女は巫女の立場を利用してるだけ…・… なんとかしなくちゃみんな食べられちゃう……
[止まらない感情と確信。気づいた私がしなくちゃと自然に思えてしまうほど身体には怒りが溢れて手をワナワナと震わせながら俯き、殺意が芽生えていく]
(179) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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[櫻子の腑分けをし終えて、腹に野菜が詰め込まれていくのを見ていたが。 これ以上は手伝えることはなさそうだとその場を江津子達に任せて後に下。
宴間へと戻って暫く経った頃だろうか、教え子が戻って来たのは>>172 彼の傍へと近寄り。]
先ほど容さんから聞いたのですが、どうも彼女は君を下手人だと思っているようです。 確たる証拠もないのに、そうであると言い張っていて、その考えに固執していて。
まるで自分から疑いを逸らす為の進君を下手人へ仕立てあげようとしているようで。 もし、彼女が自分の立場を利用して巫女に取り入るのならば、無実の君は殺されてしまう。
私はそれを止めたい。
[話す声は密やかに、しかし人数も少ない宴間の中。 聞き耳を立てずとも話は聞こえてくるだろう。]
(180) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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もし、ゆり……巫女様が何の根拠もなくそれを許すなら。 言ってはいけないのかもしれませんが、容とゆりが手を組んでなどと疑ってしまいそうです。
[眉を寄せ、憂いを帯びた表情でぽつり、と*]
(181) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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やられる前にやらないと…… 気づいた私が……しないと……
[虚ろな目は鋭く細くなり]そう決意してススムに話す。 それでも一緒にと言わなかったのは、巻き込むのが理性が残っていたからか。もともと妹が巫女を引き継ぐのも道理で言えば間違ったこと。正しい巫女が元の形に収まりそれで死れるならと、志乃は元あるべき村の姿を想像しては練り歩く]
……ありがとう。聞いてくれて。 私ススムと話せてよかった。
[その後、お礼を言って私は彼と別れる。あまり話していては誰かに聞かれるやもしれぬ。 どこに耳やら目もあるかもわからぬ。 これからやろうとすることを思えば、彼とあまり長くいるのはよろしくない。 そう考え自分の家へと向かって歩きだすだろう。*]
(182) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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― 囲炉裏端 ―
そうか。 まぁ、なんだか、のんびり茶でもって雰囲気じゃあなくなってしまったからねぇ。
[>>115昨日のやり取りなど何処へやら。 悪戯じみた物言いに肩を竦め、笑う。]
うぅん、どうなんだろうなぁ。 まぁもしそうだとしても、下手人は見つけ出さなくっちゃならないけど。 いくら儀式だなんだといったって、幾つも命が消えるのは、やっぱ気分のいいもんじゃないからねぇ。
それに、弔いが追い付かなくなる。
(183) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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―回想・志乃と― [涙をぬぐい、慰めるように 易しい優しい唆しは、どうやら功を成したよう179]
勿論だよ、志乃さん……辛かったね。 話半分にしか聞かず、何も考えない人たちには誰にも、 理解してもらえなかったろう? 僕は、ちゃんと聞いたから、理解できたけれど
志乃さんは邪推しているわけじゃない 大事な人が、彼女の独断で勝手に食べられてしまう前に 僕らが何とかしなくちゃ、いけないんだ。
[大事な人。 駄目押しのように彼女が親密にしている者を連想させてから 火傷を負った貌へ、触れてしまった事を詫び 誰の目が集まらぬうちに>>182と 互いに別の方向へ向かって歩き出したのだった。 これで良い。 今宵の偽下手人殺しは、彼女が担ってくれる*]
(184) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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―ミナカタと―
[返される阿保の子>>174の時は、思案の最中 言葉を返す機を逃すも、進への言及に、 やや、迷いがちに話し出す]
いえ、本当に大したことじゃないんですが…… 愛理さんの切り口は、私の使っている鉈のようなものだった>>96のではないかと、思ってしまったんです 不慣れな方が使ったなら、ああいった切り口になるのではないかと そこから、ちょっと思い出してしまっただけなんです
[解体を学ぼうとしていた進なら…… そう感じたものの、やはりそれはただの憶測にすぎない 刃物の扱いが不慣れなのは、彼に限ったことではないのだから]
それより、阿保の子でい続けられては、困ります ミナカタさんも、子を作られた親なのですから
[だから、やや強引に打ち切って、 二十余年塞いでいた出来事を、ぽつりと簡素に切り出した]
(185) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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あの夜、ミナカタさんとの間に授かった女子は、 先代の巫女にお預けいたしました
[先ほど受けた大任の>>159のせいだろうか 言ったところで、何か変わるものでもないのだろうが]
きっと、良い子に育っているのだと思います だから、阿保の子のままでは、困ります
[大仕事の前に背負っていた業の一端を投げつけて、 身軽になって、その場を離れようとしただろう*]
(186) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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――ボロ屋敷――
[家に戻れば部屋に並べられた草束を袋ごとに詰めていく。 幸か不幸か、渡しに戻る理由に成り得るその試験の口実はとても大きなチャンスに思えた。 反省したように集会場に向かい、何事も無くみんなと共にし、その上で殺そう、生き返ることもなく無惨に死んでいくしか無い状態にして……、そう考えて手にしたのはトリカブトの根。
鎮痛剤としてとっておいたものを取り出して、それで殺せればきっと食べられることも叶わず生まれかわることもない。 出来るだけ苦しみを味合わせて殺してやりたいと、小さな袋で別にして、集会場へとまたふらふらと歩いていく]
(187) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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[櫻子の解体は進んでいるのだろうか。 部屋の中から、遠くをぼんやり見つめていれば、源蔵から白湯を渡された。>>127]
ん、ありがとう。
[袂へ入れておいた薬を取り出し、白湯に混ぜ、飲み干す。 飲めば、血の巡りが強くなるのを感じるが、足の先の感覚はやはり薄い。 やれやれと嘆息し、ミナカタに言われた手法で足先を擦りながら、弔いの肉が届くのを待つとしよう。*]
(188) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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[四肢を切断され、野菜を詰められる櫻子の姿は、死者への哀れみを以てしても美しいものには思えなかった。 腕を、足を落とした感触。 斧を振るった重み。 それらは、人ではないもの――家畜だったり、邪魔な枝を切る時と、なんら変わらないように思えた。
実際、変わらないのだろう。 生まれ変わるかどうかなんて、当人は元より他人にはわからない。この村に生まれた丞だってその自覚はない。 住人のほとんどが苗字を名乗る意味を持たぬこの村で、朽ちかけとはいえ表札の残る家を我が家と定めたのも、その姿がその名に相応しいのも、全ては成り行きだ]
(189) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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―集会場へ―
[草束の入った袋を3つ胸に隠したトリカブトの袋を携えて志乃は集会場へと戻っていく。 そこにはまだユリや他の人がいただろうか。
いた人に申し訳なさそうに深くお辞儀をして、青白い顔でユリに謝罪をとキョロキョロ彼女を探す。*]
(190) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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―集会所―― [石動の言葉に、思わず目を丸くした]
――――容さんが、何故僕を? 何時も、食べ物をくれていた 彼女の好意だと思っていたあれは――?
疑いを晴らすために 別の誰かを告発する、という事ですか? それが、どうして僕なのか……
嗚呼、ひとつ仮定の話ですが 容さんは自分の食べたい相手として、僕の名を出したのかもしれません。 昨日、食べたいという理由だけで櫻子さんを儀式に選んだ巫女様のように。 ……巫女様と容さんは、違うと思っていましたが……矢張り姉妹なんですね。
[声を潜め、沈鬱な表情を作る。 櫻子を儀式に選んだ理由など、勝手なねつ造だ 少し離れた炉端には>>183人の気配もあるから 其れなりの説得力のある話に作り上げてはいるけれど*]
(191) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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なるほど。 それは流石に俺じゃそこまで判らないな。
扱い慣れているだけはありますね。
[素直に江津子さんの観察眼>>185に感心した声で 昨日ちらり覗いた愛理の傷を思い出す。 自分では腑に落ちなかった所が すとんと落ちた気がしたが、次の発言>>185>>186で 全て飛んで行った]
(192) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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あの時はお世話に……って、は? 今何て?
[儀式とかそれ以前の問題発言に、 思わず手が止まり、江津子をまじまじと見つめてしまう。 あの時、一夜で紡がれた命。 その存在を今知らされて、思わず手が震えてしまう]
(193) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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えっと、いや……えっと。
[下手人とか儀式とか優先すべきことはあるのに。 頭の中が全く進まない。
自分で言ってなんだが、まさに阿保になった気分だ]
それ……って。
[誰と言わずとも、先代の巫女の元で育った 自分と似た者がいるとしたら一人しかいない]
容、ちゃん?
[恐る恐る尋ねた声に答えは返らなかったかもしれない>>186 それがむしろ答えのようで。
うわー、と唸りつつ、頭を抱えて水でも被ろうと 水場へ向かうだろう*]
(194) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[それからしばらくして。 取り分けてもらった弔いの肉は、野菜とよく馴染み、柔らかで美味だった。]
見てやれなかったの、残念だな……。
[体毛を削がれ、腹に野菜を詰められて焼かれたという、櫻子の姿。 己のもとに届いたときには、もう切り分けられていた。 だからせめて、目を閉じ、分け与えられる前の姿を想像しながら、口にした。*]
(195) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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……その言い方だと巫女様は櫻子を食べたいから『儀式』をしたように聞こえるが。 巫女様を疑うなどあってはならぬ事、だが。
[容に対する不信感が新たなる不信感を誘発する。 少なくともそう見えるように表情を作ってみせる。]
ゆりは何故櫻子を下手人だと断定したのだろうと思っていたが。 そうか、食べたかったからか。
そうか、そうか……。
[沈痛な表情。 これは嘘ではなかった。 ゆりをも殺さなければならないのかと思うと、自然そうなってしまうのだ。 巫女は巫女であらねばならない。 だから彼女を疑う事はあってはならない。 そのはずなのに、教え子を守る為に嘘を重ねて行く。 それが憂鬱で堪らず、何かを堪えるような表情へとさせる*]
(196) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[この村に生まれたから人を食べている。 この村で生きるために人を食べている。
巫女を信じ、情欲とは別に男である証として女を抱き、儀式に異を唱えず、ただ村人が餓えない分だけ作物を耕す。 儀式に異を唱えずに……。 巫女の言葉>>17を思い出し、櫻子を食む口の動きが止まる。 儀式はいつまで続くのか。今夜も執り行われるのか。新たな糧が供されることとなり、そしていつか……]
冬の蓄えが村人の数を超えちまうんじゃねぇか
[箸を置く。 必要十分よりも多くは求めない。 それが、自然の力を借りて食糧を得ているものの鉄則だ。 弔いの肉は勿論、食糧としての意味は薄いかもしれない。それでも、ようやく「気持ち悪いことが起こっている」と言う感覚を得た]
(197) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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―夜明け前― ん。そういうことなら俺も付き合うよ じゃあ、次はお互い逆回りってことで
大丈夫大丈夫、江津子さんに襲いかかる命知らずなんて居ないよ
[見回りは続けると江津子から聞けばそう頷く 一人というのには少々の不安は覚えたものの 自身はともかく、江津子の武勇伝は村中に響き渡っているのだ よほどのことが無い限りは返り討ち似合うのがオチだと気楽なもので*]
(198) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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―現在・集会場― ほんと、女の人ってのはすごいもんだ
[ふと聞こえて来た医者先生の言葉にぽつりと呟き 手持ち無沙汰に集会場の中を見回す
弔いの準備は着々と進められ、男に出来た事といえば薪を用意した程度
しばらくして、弔いの品が配られるとそれを手に静かに黙祷を捧げて]
いつまで続くのかなぁ
[なんとなく、素直な言葉が漏れる 無論、下手人が見つかるまで]
(199) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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何時までも終わらなかったら、俺もそのうちに死ぬのかな
[死ぬ事は解くに怖いとは思わない 弔われ、食われるのだから、そのうちにまた産まれてくるだろう ただ……]
道具箱、誰か使ってくれるだろうか
[父から受け継いだ大切な物を返せないのは少し残念だと思った]
(200) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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―ミナカタとの離れ際―
[ミナカタに言い切るだけ言い切って>>186、背を向けた 感じられた視線や動揺>>193に、 くすりと笑みがこぼれていく 捨てたのに、放棄したのに、 そういった自責の念は残っているけれど、 そんな反応を見れたことに、少しほっとした自分がいた
無関心でもなく、投げ出すでもなく もし、自分の娘がこんな父親の姿を見れたなら、 それは少し、喜んでくれることではないかと
背後から問われるも>>194、答えはもう返さない 江津子自身にも、確証はないのだから 後は、目の前のことに集中しよう
櫻子を弔い、夜へと備えようと――――*]
(201) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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―水場近くにて―
[ひとり、切り分けられた櫻子の肉を胃に収める。 生きている間も、美味しいものを食べていたのかもしれない。 見た目だけでなく、その味も極上のものだった。 うっとりと目を細め、嫣然と笑って、 私は、集会所の外、水場に近い場所で座り込んでいた。
考えるのは、儀式のこと。 自分の身は惜しくなどない。 どうせ、巫女にも成れなかった時点で、 私は母からも見限られてしまっているのだ。 居なくなったところで、誰も困りはしない。]
(202) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[ただ、そう。 儀式を失敗することだけが恐ろしい。
石動に疑いを伝えはしたものの、 彼も半信半疑のようだった。
私だけが死に、確たる証拠もなく、 石動も口を噤んでしまえば、 きっと、村に平穏が訪れることはないだろう。]
(203) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 23時頃
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[袂に潜ませた短刀を、布の上から撫でる。 それは、子供の頃、母から譲り受けたものだった。 やけに使い込まれている印象を受けはしたけれど、 母―巫女がそんな物騒なものを 使い込んでいるところを見たことはない。 気まぐれか、或いは、誰かしらから譲り受けたものか。
まぁ、いい。 今まで、草や動物の命を奪っていたそれで、 私は今日、彼を傷つける。そうして、村を― 妹を、脅威から守らなければならない。
一つの釦がもたらした迷いは、いつの間にか確信に。 その切り替わりがどこで訪れたのかは、私自身にも分からない。]
(204) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[静かな、水面のように深い色を湛えた瞳を思い出す。
誰よりも、信じたかった人の筈だった。 何処で、彼は違えてしまったのだろう。 食事を振る舞った時の笑顔も、何もかも。 全て嘘だったのだろうか。
太陽は、僅かに残る迷いを嘲笑うように、 少しずつ、西へ、沈んでいく。*]
(205) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[これまでは高揚があった。 研ぎの仕事をしている時は常にあるそれが、続いていた。 しかし、昇ればいつかは下るもの。 ここ暫くの傑作、と自負する短刀への賛辞>>126は、自尊心を満足させ、そして同時に常ならぬ事態への自覚を促すこととなった。
―――それでも、常と変わらぬ仕事は必要だ。 人一人を丸焼きにした竃は、いつもの弔いよりも汚れている。 子を養うためについた脂肪は煤けてこびり付くようで。 今日の汚れは今日のうちに、と丞は竃の掃除をかってでた。 もしかしたら、また明日使うかもしれない。 儀式が続くならば、また明日――あるいは今夜、人が死ぬのだから]
(206) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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―櫻子の弔い―
[櫻子からは、脇の肉と、ややこの同じ個所を少しいただき、 刻んだ野菜とともに頬張っていく 白菜と南瓜の甘い汁が肉と絡み合い、 脂の滑らかさと溶け合い、喉へと落ちていく]
生まれ変わる時は、ややこも傍にいらっしゃるといいですね
[ほう、と息をつき、呟いた]
不安じゃないですか 怖くないですか お会いできるなら、また、お会いしましょう
[彼女にも聞こえていたらいいなと、 そんな幻想とともに、冥福を祈った*]
(207) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 23時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 23時半頃
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―― 集会所 ――
私は脳髄をいただこうかしら。 きっと櫻子のものですもの。 極上の味がするわ。
[手に槌を持ち、櫻子の頭に二度三度振り下ろす。 香ばしく焼かれた櫻子の頭部は、 しかして苦悶の表情に歪むことはなく。 ぱっくりと割れた頭蓋骨からその脳髄が覗く]
いただくわね、櫻子。
[もうひとつ残っていた眼球は、 誰かによってすでに食されていた。 落ちくぼんだ眼窩をさらす櫻子に薄らと微笑んだ]
(208) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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ん、おいしい。
[匙で救い、脳髄を口にひとくち含む。 頬が落ちそうになる美味しさとは、まさにこのこと。 手が止まらなくなる。次々と口へと運ぶ。 そうして、匙を運ぶ手が、ピタリと止まった]
……志乃。 頭は冷えたのかしら。
[す、と私の表情が引き締まる。 目の前にいたのは、志乃であった>>190*]
(209) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 23時半頃
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―宴間―
だって、櫻子さんに愛理を殺せるだけの知恵も力もないでしょう。 完全に読み違えている。故意でなければただの馬鹿になってしまいます。
[石動からの情報で、ススムは今宵取るべき道を選ぶ]
彼女が巫女様の力を借りて傍若無人に振舞おうというのなら 対応策は練るべきですね。
可能なら、今宵は先生たちのお住まいにお邪魔しても? 男が三人もいれば、きっと安全だと思うのです。
[警戒心をむき出しに 今宵は容と一対一で向き合う事を避けようと決めた*]
(210) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 23時半頃
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[滴った脂を吹いた雑巾は嫌な臭いがした。 思えば、昨日も今日も片付けばかりしている。 血を流し、脂を拭き、今も雑巾を濯ごうとしている。 人が一人死ぬということは、食べる以外にも片付ける必要が多々生まれる。綺麗なだけじゃない。美味しいだけじゃない。汚いことはたくさんある]
よう、 弔いは終わったかい
[汚れた雑巾を手に水場へ足を向ける。 難しい顔をした容はまだそこにいたか。 それとも、表情は変わっていたろうか。 弔いの手順はいつも通り。けれど確実に常とは違う空気は、重さを感じるような心地がした]
(211) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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[弔いの肉を食べながら思い出していたのは、囲炉裏端にいた時に聞こえてきた、次の「儀式」に関する話についてだった。
容が、進を。 それを巫女も、認めていた。 己が何の確証も持っていない以上、巫女の決定に逆らうようなことはしないが、ただやはり、驚きはした。]
……僕が死んだら、って約束……。 果たしてあげられなくなっちゃったなぁ。
[脳髄を食べたことがないという彼に、分けてあげようと思っていたのに。]
(212) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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− 水場 −
[大事なことは、優先すべきことはと 考えても考えても先程の江津子さんの言葉が離れない。
これでは折角の肉も喉を通らないどころか 味も判らない。 冷たい水でも飲もうと足を向けた水場に、 容がいて>>203心臓が飛び出しそうになった。
だが今更回れ右をするのもおかしな話だ]
……容……ちゃん。
[突然呼び捨てにするのも、今迄通りも難しく、 ぎこちない声で呼んだが、 不思議なほど荘厳な気配に包まれた容に。 あれは本当に娘だろうかと錯覚する*]
(213) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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―囲炉裏端―
錠さん、お味はいかがですか
[櫻子の体を口にする錠>>195に、問いかけた 源蔵も一緒にいただろうか その場に自分も、腰を下ろす]
櫻子さん、とてもお綺麗でいらっしゃいました ……というのも、少しおかしないい方かもしれませんが
[自分も湯を分けてもらい、一口すすり、吐息をつく]
(214) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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エツコは、錠の>>212は、聞き取れていたかどうか……
2017/11/28(Tue) 23時半頃
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― 宴間 ―
確かに櫻子に愛理を殺せるとは思えない。 それをゆりが分かっていないとも思えない。
しかし巫女を疑うのは……。
[難しい、と言葉を吐きだす。]
ああ、勿論私の家に来てもらって構わない。 男三人を襲う程下手人も無謀ではないだろう。
[錠が拒否と言わなければ教え子を家に泊める事に否やもない*]
(215) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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――>>208>>209――
[ちょうど食事の時間だろうか…‥焼かれた櫻子の顔を見ると。 まるでこれを味わうために殺したように見えて嫌悪を覚えるものの ぐっと堪えて草束の入った袋を隣に置くと前に正座する。]
さっきはごめんなさい…‥私…… 邪魔するつもりとか全く無くて…… なんであんなこといったのかすごく反省してて…‥
[まるで怒られて泣く子供のように顔ヲクシャクシャにして手で顔覆って泣き伏せる真似。啜り泣くように身体を震わせて彼女の前でごめんなさいごめんなさいと繰り返した]
私…… 私……どうしたらいいのか…… 本当にごめんなさい……
[懐に隠すトリカブト、私は貴女を絶対に許さない*]
(216) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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エツコは、状況によっては、湯をすすり>>214、そのまま立ち去る可能性も否めない
2017/11/29(Wed) 00時頃
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そうでしょうとも…… 巫女様を疑うのは、おかしなこと。
でも、そうであれば
――――何故翁は巫女様までも容疑をかけたのです?
[ほら、と 村の皆へも聞こえるように 綻びをひとつ]
彼女は、未熟なのでしょう。 前者にしろ、もし後者だったにしろ。
……ありがとうございます、先生。 今宵はお世話になります。
(217) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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ススムは、エツコが囲炉裏端にやってきたのを、ちらと視線で確認した*
2017/11/29(Wed) 00時頃
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[うん?と振り向く。 農家の師匠>>211がそこにいたなら、へらりと笑って、 頷いて見せただろう。]
櫻子、美味しかったね。 きっと、次も元気で生まれ変わってきてくれると思うよ。
[彼女はきっと、次の世でも綺麗なのだろう。 無邪気で、他人を魅了する美しさを 兼ね備えた彼女は、嫉妬すらも抱けない程だった。
ふと、彼の顔を見て 思いだしたのは、あの日のこと。]
(218) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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そーいえばね。私、忘れてないよ。
[何を、と問われれば、約束の話、と。 何かあったとき、彼に自分の肉を食って欲しいという、 農家になったときの契約の話をして。]
ちゃんと覚えてるから、大丈夫だよ。
……ね、ミナカタさん。
[何の話かなど分からないだろうに、彼に話を振って。 戸惑ったように立ち尽くす姿>>213に、首を傾げる。 暫しの後、あぁ、と合点がいったように私は頷いた。]
(219) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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ごめん、水場使うところだった? 邪魔しちゃったね。
[手を振って、立ち上がる。 彼の内心の動揺などつゆ知らず、私は立ち上がって 集会所の方へと向かうだろう。
彼と同じ、焦茶色の髪が揺れる。*]
(220) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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[幼子のように泣く志乃>>216を見遣り、 私は慈悲深い笑みを浮かべよう]
ああ、可哀そうな志乃。 突然の事態に混乱してしまったのね。 気持ちはわかります。
けれど、今は「儀式」の最中です。 どうか村の一員として気を強く持って。
大丈夫です。 私が隣におりますから。
[その背中をさすろう。 紡ぐ言葉は、旧友としてのものではなく 巫女として発する凛としたもの]
(221) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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[一瞬、頬を緩め。 志乃の耳元で囁くのは若干砕けた声音]
……「儀式」が終われば、 また元の通りの平穏が訪れるわ。 それまで、どうか耐えてちょうだい。
[旧友を気遣う言葉に、噓偽りなく*]
(222) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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―閑話―
しかし、見届け人の大任>>159となると、 さすがに見回りとの兼任は難しいですね……
[夜明け前に、リツと交わした約束>>198を思い出し、 どうするべきかと思案する]
ありのままをお伝えして、 辞退させていただくしかないのでしょうか……
[様子をみながら、もし必要とあらばそうするべきか もっとも、儀式の対象が彼かもしれないとの懸念がよぎり、 なかなか口出せずにいるのだった*]
(223) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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……ゆりは、裁定者としてここに呼ばれたわけではないと言っていた。 そうだ、あれも容疑者の一人。
私達は妄信しているが、それでいいのか。 あれも容疑者なら儀式を任せてしまってはいけないのでは。
何故、それを考えなかったのだろう。
[それは身に沁みついた因習のせいだろうか。]
未熟、故か。 あれは先代ではない、分かってはいたが。 先代の遺志を継ぐ者なのだから立派な巫女であると、そう願っていたのに。
嗚呼、とても残念だ*
(224) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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―― 人煙のたなびく頃 ――
[筆に重みはない。 筆先が紙面を撫で墨跡をつける。
記録にも満たない端々を紙上に描くは それこそ“昔語”をあらたに生み出すにも似て、 不慣れに立ち止まれば墨溜まり、 不格好に毛虫ののたうつ。]
[少し前 >>183「弔いが追い付かなくなる」 会話の端にでたそれへ男は少しく動きを止め、 やおら立ち上がり、「仕事をしてくる」と言い置いて階上へ向かった。]
(225) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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―― 回想 / 江津子と>>166>>167>>168 ――
……江津子さんは、お優しいですね。
[くしゃり、と歪んだ笑顔はきっと巫女らしくないもの]
私は、村人たちが望むように 巫女として振る舞わなければなりません。
私が自分を繕わず、ただあるがまま普通の小娘のように 心配や狼狽を顔に出せば きっと皆は不安に取り込まれてしまうでしょう。
それだけはあってはなりません。
[しばしの、沈黙。逡巡ののち]
(226) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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[ いくつかある居室のうち、そこには、 この日持ち込んだ数多の紙束が置いてある。
「流るる輪廻のなか」。 弔いの途切れればそれは、 のたうつ輪廻の蛇が断たれるも等しい。 いくつも絡み、ねじれ、この村をかたちづくる咥え蛇。 うわばみのうろこに因果の照らされるかは知らねど、>>2:198、因果をたどるは、それを望むは男の業か。 見聞きて綴るの限りを知っていてなお、その声は筆を執らせ、常は墨に残さない些末を文字にさせる。
墨のにおいの中に、櫻子の炙るそれが混じるまで 男は、昨日を文字にして平面に染みいらせ]
(227) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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でも、もしも、もしも。 姉さんやあなたのように、私を、巫女としての責務を 一緒に分かち合ってくださる方が いるというのなら――……
[巫女の仮面が、外れる。声が、震える]
大丈夫。 私はまだ、ここに巫女として立っていられます。
[上目遣いに、江津子に見つめ。 次の瞬間には、薄らとした巫女らしい笑みを 江津子に向けることだろう。 しかしその唇は、未だ微かに震えていて*]
(228) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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―― 弔うなかに:宴間のまえ ――
[そうして櫻子の一部を受け取ったとき、 男は紙束と筆、生きる道楽から形を変えたものを携え階下の宴の間に戻らんとしたときだった。
かすか聞こえた声は、会話の中までしかと聞こえたわけではない。 いくらかの継ぎはぎの音として、巫女の名があがるのを、 それを口にする者の声を聴き]
―― ――
[村を、人を支える――それが役目とされていたものへ 疑念があがるをきき、]
……これもおかされた禁忌のつながる先かね
(229) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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源蔵は、ひとりごちるは廊下を打つばかり
2017/11/29(Wed) 00時頃
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あぁ、 ………縁起でもねぇ あの時も言ったが
そういう台詞は年寄りに任せとけ
[汚れた雑巾を水に浸し、きつく絞り上げる。 ミナカタ、と呼ばわるに振り向けば、なんとも言えない表情がそこにあった。その顔に首を傾げて、また視線を戻せば、よく似た焦げ茶色が翻る。
――――忘れないでいようと思った。 言葉遊びのような約束を、彼女が覚えていたことを。>>219 思えば、気に入りの頬も舌も、ここしばらく食べていない。愛理も櫻子も、皆と同じく与えられるがままに食べただけ。 美味しいと思いはすれど、それは弔いに参加するだけのこと。真に弔いの気持ちがあったかは、わからない]
(230) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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― 宴間 ―
[周囲の話を聞きながら、あれやこれやと思考を巡らせる。 たしかに、櫻子が愛理を殺す理由があるかとなれば、なにもまったく浮かばない。 じゃあ他に誰がと言われても、しかし見当がつかない。 兄に話を聞いてみようかとも思ったが、教師である兄のもとには、生徒も多い。 ろくな知識もない己が、交わされる議論の邪魔をするのも憚られ、傍らで聞くに徹するばかりだったが。]
……え、進くんを?
あぁそれは、僕は全然構わないけど。
[兄が、進を家に泊めるというなら、別に厭う理由はない。*]
(231) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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[耳と目は良い。 けれど、間が悪い。頭も悪い。 人を見極める目もない。
そんな私は、集会所を抜け出し、神社の自室に戻って ひとり、書をしたためる。 昨日>>290書いたものに加えて、もう一枚。
「下手人は進である」と記した紙を添えて、 再び机の下に隠した。
それは、万が一、私が躊躇いを捨てきれなかった時の為。 彼を道連れにすること叶わなかった時の為。]
(232) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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[神様、どうかお願いします。 今までは、叶えてくれたこともなかった神様へ祈る。
私はどうなってもいい。 ですから、どうか、ゆりが――巫女様を お守りください。
そうして、袂に短刀を忍ばせた私は、 ふらり、夜の闇に消える。彼の姿を求めて。*]
(233) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 00時半頃
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[水場にいたのは容だけではなく 丞さんの姿もまたあった。
話の途中で意味は分からないが、 振られた拍子に思わず、ああ、と頷いて>>219]
今、適当に頷いたけど何の話だ?
[豆鉄砲を食らったように2人を交互に見つめても 答えはやはりもらえないのだろう。 こんなところは母子そろって似ていると 感じたのだから末期だろう]
(234) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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――>>221>>222――
うっう…… ヒック…… ごめんなさぁ……い‥…
[声色が砕けた慰めの言葉にコクコクと頷きながら謝罪を繰り返し、擦ってくれるままに彼女に寄りかかって体勢は泣き崩れていく。 しかし心の中ではまた確信の疑惑がポツリ芽を出して、儀式の言葉がまた志乃の心を闇に包ませる。] うっうう…… ゆり姉ぇ‥…・
(儀式が……終われば……?)
[下手人探しのこの騒動が終わればではないのだろうか。 愛理を含めた騒動を括って「儀式」と言っているのだろうか。 些細な疑惑に苛まれて思い出すのは儀式を行った理由。]
(235) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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[孕んでもいいはずなのに子供が出来なかった嫉妬や食欲がやはり理由なのだろうか。 殺された愛理も女、女性を選ばれたのも殺されたのも偶然なのだろうか。 そっと泣きながら、視線を櫻子の顔へと向けると辛い気持ちになるのを抑えてゆりに呟いた。]
うん‥…私も "弔いたい" 一昨日から何も食べてないの…… 心臓は…‥まだ残ってる?
[そこにある頭を食べるとは言わない。彼女にそれはないかと確認するように志乃は静かに聞いた。隙を見て櫻子の脳髄にトリカブトを盛るために……*]
(236) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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(ゆりは、立派な巫女様で) (私の、自慢の妹だよ)
[頭の中で姉の言葉を反芻する。>>176 それを聞いたときは嬉しくて嬉しくて、 泣き崩れてしまいそうになってしまった。
私は、姉の自慢の妹であらねばならない。
大好きな大好きな私の姉さん。 姉から、巫女としての立場を奪った。 居場所を奪った。
――だからこれは、きっとその罰なのだ*]
(237) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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彼女自身も認めたのですね。 巫女様が容疑者だなんて 前代未聞の出来事ではありませんか?
妄信せぬように 彼女はただの女である、と 翁はもしかしたら、そう仰いたかったのでは。
[>>224石動の言葉に畳みかける。 思考を持つ人間であれば、己の言葉に耳を貸してくれるだろう 考える事を放棄した家畜ならば、仕方ない 処分してしまおう]
―――心中をお察しする事は出来ませんが 先生をお慰めすることは出来ますよ。 錠さんと一緒に。
(238) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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―宴間―
有難うございます、錠さんも。 ……お手伝い出来る事、僕にあったら言ってくださいね。
一泊の恩、しっかり返させて貰います。
[ほっとした。 これで自分に刃は向けられまいと。 嬉しそうな貌で、錠>>231にお礼を告げて]
今宵も江津子さんとリツさんは見回りに出るそうですから、皆さんの安全は保障出来るでしょう。
僕はお二方の傍らで護衛につきましょう。 安心してお休みください。
[当然、彼らの身に何があろうはずもない。 今宵ススムは、動かないのだから*]
(239) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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なんてことねぇ、 約束の話だ
[忘れてしまっても良かった約束。 容の背中を見送ってからようやく、それを「今」口にした意味を考える。
雑巾から絞った水が流れていく。 濁ったそれも、櫻子の欠片だ。 上からさらに水を流せば、黒い筋は消えていく。 明日もまた、同じように誰かの欠片を流すのだろうか]
(240) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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[だが落ち着かない俺だからこそ 何か違和感を感じてしまう。 一気に少女から大人の女性に成長したような。 背伸びしたままのような後ろ姿>>220
去りそうになる背中に揺れる同じ髪。 確かめたくて思わずその腕に手を伸ばす。
捕まえられたら、そのまま引き寄せて。 一度抱きしめられるなら、抱きしめようと]
(241) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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―囲炉裏端―
[白湯を啜りながら、ゆりとの会話>>226>>228を思い出す 歪んだ笑顔、迷い、震えていた唇こと 可能であれば、抱きしめてあげたかったが 周囲の視線もあったかもしれない 恐れ多くも巫女に対して、そんなことはできないけれど 深々と礼を去ることしかできなかったけれど]
誰かが傍にいてあげたなら――――
[櫻子に伝えた言葉を思い出す>>1:191 あの表情を見せられる誰かが、近くにいたならば 儀式のありようも、変わっていたのかもしれない]
(242) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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汝、隣人を愛せよ――――
[懐かしい一節を思い出し、口ずさむ 変わっていたかもしれないではなく、 変わっていくのはこれからだ
白湯を飲み干し、邪魔したことを詫びたなら、 江津子はその場を立ち去ろうとしたことだろう*]
(243) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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[ふと「逆縁」という言葉が浮かんだ。 親子の関係が希薄なこの村で、若い者もよく死ぬこの村で、そんな言葉をどこで聞いたのだったか。
―――何度も、何度も雑巾を絞った。 冷たい水は、刃研ぎにも使うから慣れ親しんだはずなのに、力を込めすぎたのか、この冬初めて、あかぎれが血をにじませた*]
(244) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 00時半頃
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容……悪い。 なんか、俺変かもな。
[だが抱きしめても、呼び止めても、何を言うべきか判らない。 ただ彷徨う手の行き場を求めて自分の髪を 掻くだけで、見送ってしまうのだろう*]
(245) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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―― 集会所:廊下 ――
[今宵「儀式」が行われることは、男の知る限りではなかった。 「儀式」――それに関する話が>>155>>136姉妹の間で、 そして見届け人に告げられたのみであれば、なおのこと。
廊下に背を預け、冷めていく肉の塊をみて 続く会話のあらんを聞くとはなしに耳にして]
――…… なに、 どうせ また生まれるだろうに
[食えば命は巡る。命は食らわれ、蛇の腹のなか。 脈々と波打つ輪廻の輪に溶ける。 だから、「儀式」を、殺されるを厭う村人は多くはない。
吐き捨てた言葉に色はなく、ぽつねんと、 疑念の落ちるようにおち]
(246) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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……ええ、心の臓ね。 まだ残っているわよ。
[志乃の言葉に頷く。 肉の削ぎ落されたあばら骨の向こうに、 櫻子の心臓が見えた。 包丁でざくりと腱を断ち切り、心臓を取り出す]
お野菜でこんなに飾られて。 櫻子、とても可愛いでしょう?
[志乃の真意を、私が見抜くことはない]
(247) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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この村に生まれたからには、 誰しもがこんな最期を迎えたいものね。 ……幸せな子だわ。
[皿に取り出した櫻子の心臓を、志乃に差し出した]
さあ、共に弔いましょう。*
(248) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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は、はぁ。 『約束』ですか。
[意味深な会話の正体は丞さんからもたらされたが>>240 それは益々混乱を招くことになる。
2人だけの約束に何故俺が巻き込まれるのか。 そして約束の意味は何なのか。
だが何も変わらぬ、日常の様子の様に 雑巾を絞る丞さんにそれ以上問うのは憚られ。 まさに狐か狸に化かされたような男が1人、 水場に残されることになるのだろうか]
(249) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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翁も何を考えているのか。 巫女を疑えなどというのは我々にとっては天地がひっくり返る程の思考の転換が必要だというのに。
だがまあ、容疑者の一人である事は認識出来た。 妄信してしまわぬよう、よくよく彼女を見なくては。
[言いながらもじくじくと痛む胸がある。 先代の巫女はこの子は立派な巫女になるとそう言った。 だからゆりは立派な巫女でなければならず。 未熟であってはならない。 立派な巫女として務めを果たし、村を導き、優しく抱擁し。 全ては村の為に生きて行く存在でなければならない。]
(250) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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[だが、そうである必要は本当にあるのだろうか。 あれは先代ではない。 先代が生んだ憎い娘であり、先代とは別の生き物だ。
ならば彼女が巫女でなくともいいのではないか。 ならば彼女を下手人として殺してもいいのではないか。
村を壊して弟と外に出て、私は私の好きなように死ぬ。 その為ならば。]
慰め? 君が誰かを慰めるというのはあまり想像がつかないな。
[僅かばかりの情がちりちりと焦げ付いているけど。 それには見ない振りをして話を切り上げた**]
(251) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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[村の因習を疑う知恵は娘にはなく、盲信するそれさえなく、娘はただ、生けるように生けるばかりであった]
[知能の乏しい人間の、
幸福の可否を問うは難しく、
そも、足りていたとて、難しいのだ]
[娘は何も知らず、何も裁かず、]
[ただ、その最期には、
しあわせだ、
と、
思っていた]
[それは、他者が何を思おうと、変わらない、神の裁定が下るでもない、ただ一つの、原始的で、絶対なる、
結論、*だった*]
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うん、僕はいっこうに構わないよ。 それに一泊の恩っていうのなら、君にはもう散々世話になってるし。
[>>239なにも気にすることはないと、軽く笑って手をひらめかす。 ただ、若干の引っ掛かりは、ぬぐえない。
容がなぜ、進を「儀式」の対象としたのか。 しかしそれなら、ゆりが櫻子をそうした理由だって、わからない。 動けぬ身では、気付けることも限られる。
……進が、同じ屋根の下にくるのであれば、自分にも、何か気付けることがあるだろうか。 そんなささやかな期待も、ある。*]
(252) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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