280 【半突発】茨姫の眠る町で
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[ 当初の予定も忘れて、本に没頭していた頃。 声をかけられ、>>3:122伏せた顔を上げました。 大きなバスケットを持った彼女の姿を見て、 自分の隣のバスケットの存在を思い出すのです ]
わっありがとう! みんなもきっと喜ぶわ。
[ すっかり時間を忘れていましたが、 どうやらお昼は過ぎていたようで。 途端空腹を自覚し、彼女からバスケットを じいい、と凝視してしまいます。
大丈夫です、 皆で、という言葉は忘れていませんよ ]
(11) めのこ 2018/08/13(Mon) 18時頃
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あたしからはこれ! 遅くなっちゃってごめんね。
[ 差し出すのは、借りていた方のバスケット。 中身はぎっしり詰まっています>>3:23。 勿論、店に了承を得て持って来たものです。
それから、少ししょんぼりしてみせて ]
ほんとなら、 一緒にお祭を回りたかったんだけど……
あたし、ステージの準備しなきゃ。
[ 折角彼女に時間がありそうなのに、 今度はこちらが忙しくなる頃合い。 本に没頭し過ぎなければ、と 口惜しいですが、仕方ありません ]
(12) めのこ 2018/08/13(Mon) 18時頃
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[ ────……けれど ]
ね、ね。 来年はきっと 一緒に回りましょ?
[ 寂しげな表情を隠そうと ぎゅっと彼女に抱きつき尋ねます。
こんな我儘を言うのは、随分久々でした ]*
(13) めのこ 2018/08/13(Mon) 18時頃
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[ 皆への差し入れをいただいたうえ、 衣装まで褒めてもらえました!>>15
その一言にきらりとアクアマリンを輝かせ、 片手でスカートを持ち上げ笑顔を浮かべます ]
ね、かわいいでしょ! あたしの為の、特別な衣装なの!
[ 母が心を込めてくれたものと思えば、 誉め言葉への喜びもひとしおというもの。
踊り子の衣装は彼女にも似合いそうで、 いつか機会があれば押しつけてみようかな、 なんて、こっそり考えながら ]
(21) めのこ 2018/08/13(Mon) 22時頃
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[ バスケットも無事、返せました。 また大きなバスケットを借りましたが、 これもきっと中身を入れて返すのでしょう ]
忙しい……うん 流石に、今日の舞台が頭を離れなくて。
[ 気合が入る理由は別にもあるのですが、 そこまでを伝える発想はなく。 絶対成功させるから、と。 空いた拳を握って決意を新たにしつつ ]
(22) めのこ 2018/08/13(Mon) 22時頃
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うん……
[ ステージの準備は充分にしても、 本番前に立ち位置の最終確認があるのです。
構わず抜け出す子も居ますが、 少女とて少しくらいと思わなくもありませんが、 万が一ステージが失敗した時に、 悔しい思いをするのは自分ですから。
沈む気持ちのまま抱きつくと、 背中に優しく手が回されました>>17。 大きくなった筈ですのに、彼女の腕に抱かれると 妙に安心するから不思議です ]
(23) めのこ 2018/08/13(Mon) 22時頃
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……来年も、そのジェレミーさん? って人、来てくれるといいな。
[ 彼女の負担が少しでも減るように。 彼女と共に、賑わいの中を歩けるように。
ぽつりと呟いて体を離せば、 いつも通りの元気な少女がそこに居ました ]
約束破ったら、そうね…… 一週間ただ飯食いさせてもらうから!
[ などと勝手な事を申しておりますが、 勿論本気ではありません。 しんみりした空気を、打開したかっただけ ]*
(24) めのこ 2018/08/13(Mon) 22時頃
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[ 素敵>>28などと言われると、照れてしまいます。 えへへ、と相好を崩して ]
でもね、見てくれる人が居るから こんなに真剣になれるのよ!
[ 蝋燭のため、という不純物も多少含まれますが、 少女のこの言葉は、真実のものでした。
色々な人達に"見に行くね"と言われました。 その言葉こそが、やる気に繋がるのです。 彼女もそう言ってくれた人の一人。 であれば、彼女のおかげでもあるのですよ ]
(35) めのこ 2018/08/14(Tue) 00時半頃
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──……ん、ありがとう。
[ 彼女>>29に言われると本当に 上手くいくと思えて、ふ、と目尻が下がります。
フローラと呼ぶようにはなりましたが、 結局どこまでいっても、彼女は少女にとって 大切なおねえちゃんのままなのでしょう。
そしてこれは、少女が大人になったとて きっと、変わる事は無いのです。 だからこそ、駄々をこねすぎてはいけません。 機会はこの先いくらでもあるのですから ]
(36) めのこ 2018/08/14(Tue) 00時半頃
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そうだわ、そうするべきよ!
[ 必要ないとは思いますが、場合によっては 少女からもこっそりお願いしてみましょうか。
彼女の父兄>>30だけでなく、 件のジェレミーという人にも。 ……顔すら解らないのにどうやって、なんて。 すっかり頭から抜け落ちた思考で ]
ふふ、 パン屋ももうかって、一石二鳥だわ!
[ くすくす、笑顔を交わし合うところに ふと、後ろから父に声をかけられるのです ]
(37) めのこ 2018/08/14(Tue) 00時半頃
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……ごめんね、呼ばれちゃった。 差し入れ、ほんとにありがとう!
[ 大きなバスケットと傍に置いてあった本を取り、 彼女に軽く頭を下げました。 先のやり取りで寂しさは和らぎ、 別れのやり取りも微笑んで出来るのでしょう。
また後でね、と つい、ステージに来てくれるよう念押しして。 軽く手を振れば、自分を待つ父の方へ ]*
(38) めのこ 2018/08/14(Tue) 00時半頃
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[ フローラと別れた後>>46、 最終確認や軽い打ち合わせを済ませれば、 本番の時間まであっという間です。
時刻は日暮どき。 ステージ前には人集りが出来始め、 踊り子達の出番を今か今かと待っています。
少女より小さな子は幾人かおり、 その大半が緊張しているようでした。 少女だって何度やっても慣れはしませんが、 そんな子達には意識して笑みを向けるのです。
年長者が緊張していると、伝染してしまいます。 やれる事はやりましたし、応援もあるのです、 押し殺すのは難しくありませんでした。
冷静でいられるのは、きっと 打ち合わせ中に食べたフローラの 差し入れのお陰でもあるのでしょうが ]
(54) めのこ 2018/08/15(Wed) 20時頃
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[ ────やがて、 ステージ開幕のベルが鳴るのです ]
(55) めのこ 2018/08/15(Wed) 20時頃
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[ 即席の垂れ幕が上がり、 並んだ少女達が姿を現わしました。
あどけない笑みを浮かべる者、 緊張に少し顔を強張らせる者。 それぞれいますが、 ステージ中央付近に居る少女は前者です。
ある種誇らしげにすら見える笑みを浮かべ、 他の踊り子達と揃ってお辞儀をしました。
それを合図に、軽やかな音楽が流れ始めます ]
(56) めのこ 2018/08/15(Wed) 20時頃
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[ 軽やかに跳ねる少女達。 腕を組み互いに笑顔を交わして。 輪を作ったかと思うと、 車輪のようにくるくると回ったり。
小さくステップを踏むたび、 少女の足元で黄色い光が爆ぜました。 音楽に合わせて輝くそれは、夕闇の中では 昼よりも強く感じられるでしょう。
黄色に橙、ピンクに赤。 暖色系が多いのは、少女自身が この舞台を楽しんでいる証です。
その煌きは勿論、 幕が降りるまで変わらぬものでありました ]
(57) めのこ 2018/08/15(Wed) 20時頃
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────……つっかれた!
[ 十分未満のステージが終わり、 ステージから降りた少女が声をあげました。
言葉通り随分疲弊しており、 今にも地面に座り込みかねない様子。 けれど、それを阻んだのは、 父の手渡すブーケの存在>>3でした。
それは例年通り花屋に届けられたもので、 贈り主の名前はグレンウィルというらしい、と そんな話は、少女の耳にも届いています。
確かフローラのお店に、同じ名前で呼ばれる 身なりの良い男性が居ましたから、 その人かしら、と当たりをつけているのです ]
(58) めのこ 2018/08/15(Wed) 20時頃
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[ 恐らく、他の踊り子は贈り主を知りません。 だからこそ少女は、ブーケで顔を隠し、 にまりと口元をゆるめるのです。 だって、少女だけの秘密ですから。
……まあ、他の子だって 調べようと思えばすぐに解るのです。 そうしないのは、ミステリアスな贈り物に 酔っているからなのでしょう ]*
(59) めのこ 2018/08/15(Wed) 20時頃
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[ 可愛らしいブーケをひとしきり愛で、 ほんの短い休憩の後、少女は立ち上がります。 肉体的疲労も、魔術を使った時特有の疲労も、 閉幕直後よりはマシになっていました。
何人かのお友達が観に来てくれていたのが、 ステージの上からでもわかったのです。 であれば、ご挨拶に行かねば。
思い立ったが吉日。 ブーケは持ったまま、足早にステージ前へ。 去って行く観覧客の人混みに流されそうになりつつ けれど、目立つ銀の髪がすぐ目に入ります ]
(89) めのこ 2018/08/16(Thu) 02時半頃
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[ 頃合いとしては、 フローラが立ち去ってすぐでしょうか。 此方に背を向ける彼の肩をとんと叩いて ]
ねえ、どうだった!?
[ 勢いよく、尋ねるのです。
出店に並ぶ蝋燭を見るのも我慢して ステージに打ち込んだ結果を聞くのです。 力が入るというものでした ]*
(90) めのこ 2018/08/16(Thu) 02時半頃
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─ それから ─
[ 彼の返答はどういったものだったでしょう。 仮に色よい返事をいただけたとて、 今すぐ話が進んだりはしないでしょうから、 少女もやがて帰路につきました。
何せ、彼の説得が終わったところで 今度は両親の説得が待っています。 こちらは容易にしても、 了承を得ないままとはいきませんからね。
父母と歩く帰り道。 祭の思い出を語らいながら行く道で、 月明かりの下で淡く光る何かを見ました。
いえ、城が光ったとは解っているのですが、 少々目を疑う光景だったもので ]
(91) めのこ 2018/08/16(Thu) 02時半頃
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え、え、なにあれ!
[ 枯れ萎れていく茨達。 開いた口が塞がりません。
父母も困惑している風でしたが、 すぐに気を持ち直したのか少女の手を引きます。 万が一の事があっては、と思ったのでしょう。
弾ける光に、枯れた茨。 イノサン一家は未だそれが 吉兆なのか凶兆なのかも解らないのです。 警戒するのも致し方ない事。
足早になった家族が城の真実を知るまでに そう時間は必要無いのでしょうが ]*
(92) めのこ 2018/08/16(Thu) 02時半頃
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[ 返されたのは、想定外という言葉>>97。 それが良い事なのか悪い事なのか解らず、 眉間にしわを寄せ難しい顔をしていると、 笑みを滲ませ言葉が続けられて ]
完敗……
[ 呆けたようにそう繰り返しますが>>98、 やがてじわじわと実感が湧いてきて。 ブーケを強く握りしめながら、 だらしない笑みを浮かべてしまいました。
蝋燭を創ってもらえるうえ、 賛辞を頂いたのですから仕方ありません。 認めてもらえたと思うと、喜びもひとしおです ]
(100) めのこ 2018/08/16(Thu) 20時頃
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大丈夫よ! パパとママに話を通すわ!
ありがとう、フェルゼ!
[ 真面目な口調で言われてもなんのその。 浮かれ気分は無くならず、笑顔のまま答えます。
幾らになるかは未知数ですが、 蝋燭を創ってもらえると知れば父母も喜ぶはず。 そう信じて疑っていないのです。 値段の事は、大人同士で話してもらうとして ]
(101) めのこ 2018/08/16(Thu) 20時頃
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良いのよ。
今度はフェルゼが 良いものを見せてくれるでしょ?
[ 穏やかな笑み>>99には、 悪戯っぽく口端を上げて答えました。 ついでに肘でもって彼をつんとつつきます。
おどけた態度ではありますが、期待は本物。 少女の瞳が、ステージ横に吊るされるランタンの 光を反射して、きらりときらめくのです。
彼は一体、どんな蝋燭を創るのでしょう。 きっと、こちらの期待を良い意味で 裏切ってくれるだろうと信じています ]
(102) めのこ 2018/08/16(Thu) 20時頃
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[ それから、少女が母と彼の店を訪れるのに、 三日とかからないでしょう。
少女の強い説得にあった母は、 例え少々値がはろうと、 彼に蝋燭創りを依頼するに違いありません ]*
(103) めのこ 2018/08/16(Thu) 20時頃
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[ 商談>>108を終えてから幾日か。 商品の受け渡し期日は向こうに任せているので、 少女はその日を今か今かと待っておりました。
彼は頑張ると言っていましたから>>107 少女はただそれを信じ、静観の姿勢。 ともすれば店まで押しかけて催促したくなるのを 必死に我慢していると、両親は知っています。
そんな少女なのですから、 無事出来上がったとの報をいただいた折には 飛び上がらんばかりに喜んだものです ]
かわいい……!
[ 真白な蝋燭>>109を前に零すのはそんな感想 ]
(127) めのこ 2018/08/16(Thu) 22時頃
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素敵だわ、フェルゼ。 大切に、大切に使うわね。
[ 自分を見ていて思い付いたと言われたら、 少し照れてしまうくらいには素敵です。
波打つ装飾を細い指でなぞり、 伏せた目でそれを見つめて。 感無量といった風に、ほうと息を吐きます。
母はそんな少女を見て苦笑しつつも 彼に礼を言い、提示された金額を払いました。 それから、少女の頭をそっと撫ぜるのです ]
(128) めのこ 2018/08/16(Thu) 22時頃
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[ 少女はその日、 その蝋燭を友人達に自慢して回りました。 酒場に古書店、宝石店など、至る所に 見て見て! なんて、年相応の所作で。
夜には早速火を点けてみるつもりだったので、 フローラともう一人に、 家に泊まりに来ないかと誘ってもみたでしょう。
二人とも忙しいかもしれませんから、 予定が合わないようなら日を変えて。 少女の部屋に招待するのです ]
(129) めのこ 2018/08/16(Thu) 22時頃
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─ いつかの未来で ─
[ 少女然とした、可愛らしい部屋の中。 月明かりだけが差し込む室内で、 一つの蝋燭に火が灯されます。
ゆらり、と揺らめく光は 踊るように白い蝋を溶かしました。 辺りには甘く、けれどそれだけではない 豊かな香りが広がってゆきます。
────それを見つめるのは、三人の女の子。
少女とフローラは兎も角。 目覚めたばかりの"お姫さま"は……、 キャサリンは、きっと こんなものを見るのは初めてでしょうね ]*
(130) めのこ 2018/08/16(Thu) 22時頃
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