270 食人村忌譚
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
―神社―
[其処に会話は無かった。
視線は冷たく、容を見据えていて
振り下ろした斧は、間違いなく彼女の頭を割っていた。
ただ、ひとつ
ススムが犯した絶対的な失敗があった。
短刀を避けなかったこと
足先掠める程度、どうという事は無いと
遠慮なしに近づいた、其の代償は
思った以上の返り討ちを受ける事になった]
――――え…
[右の足先を狙って振り下ろされた短刀は
ススムの脚を、鼠径部から膝を通り、足先まで
ずぶりと深くめり込んで、彼女の体重をもって下へと振り下ろされてしまった。
熱が襲い、ぱっくりと割れた肉の間からどくどくと血が流れだすのを見て、痛みが襲い掛かってくる]
あ、いっ……、ぇ……?
[痛いと悲鳴を上げるよりも
ぐらりと視界が揺れる方が早かった。
何故自分は倒れようとしているのだろう]
[どさり、と身体が横なぎに倒れた。
受け身もとれず、全身がしびれたように動けない。
止血しなくては。
流れる血を、止めなくては
割れた肉を繋ぎ合わせて――]
う……そ ぁ まだ……
[脚が尋常でない熱を帯びている。
血の気が引いてゆく。
刃に何かが仕込まれていたのでは、と
そう気づく事が出来たのは
意識が途絶えるその間際の事だった**]
|
[弟へと渡される鉄鋏。 そして続けられた言葉。 その意味を理解出来ない程に馬鹿ではないし、弟もそうだろう。]
錠、行こうか。 腱を切るも切らぬも錠の意思次第だ。
源蔵、君もまた容疑者の一人という事を忘れないでくれ。 だけど逃げないとは言っておこう。
[錠が鉄鋏を受け取ったならその場から離れる。 こんな集会所でどうこうする気もされる気もない。 弟と二人向き合うのなら矢張り自宅だろう*]
(5) 2017/12/01(Fri) 21時頃
|
|
― 自宅 ―
[弟を連れて自宅へと戻って来た。 その頃神社では何が行われ、どうなったのか知らないままに。]
さて、どうする? あまり時間をかけては源蔵が来てしまう。 やるにしろやらないにしろ決断は早い方がいい。
[恐怖はなかった。 腱を切られたらさぞかし痛かろう、などとどこか他人事のような気分でもあった。
元よりこの村が滅びればいいと思ったのは誰にも喰われず、弟にだけ喰われ。 そして弟を喰いながら死にたいとそう願ったからだ。
この村から逃げたいわけではない。
その願いを叶える為に教え子に手を貸そうとした。 その為に教え子を守らねばならなかった。 だが、こうまで疑われてはそれももう難しい。]
(10) 2017/12/01(Fri) 22時半頃
|
|
[するりと腕を伸ばし、錠の首へと指を絡める。 無骨な指が肌に食い込んで、しかし呼吸を止める程ではなく。]
早くしないと私はお前を殺してしまう。 他の誰かに殺される前に、お前を殺して。
[転生など出来ぬよう、腹の中に閉じ込めてしまう。]
源蔵やミナカタは私はお前に恋をしているようなどと言っていたが。 矢張りこれは恋などではない。
私はお前を愛しているよ錠。 お前は私を殺してくれるだろう?
私もお前を殺してやろう。 約束通り、一緒に連れて逝ってやる。
[だから早くやりなさい、と微笑みを浮かべて促した*]
(11) 2017/12/01(Fri) 22時半頃
|
|
[脚を擦る手に体温を感じる。 その手が今から腱を切って、そして。]
ぅ、あ……っ、
[鋏が左脚の腱をぶつりと断った。 走る激痛に喉から悲鳴が迸りそうになるのをぐっと堪えれば、息が止まる。 目の前が真っ赤に染まり知らず弟に縋りつくように抱き着いた。]
錠…じょう、わた…しは、今とても。 とても…しあわせ、だと。
[呼吸が乱れて上手く言葉も出せない。 抉るような鋏の動きが痛みを加速させ身体が震える。]
(29) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
|
|
[合わさる唇に身体を抱き寄せてより深く求め。 そして舌に噛み付いた。
口内に溢れる血が甘くてまるで酩酊したかのよう。 唾液混じりの血を啜りその甘美さに酔いしれる。
唇を重ねたまま錠の手にあった鋏を取り上げ。 それを背中から心臓の位置に押し当て。
ぐぐ、と皮を裂き肉へと食い込んでいく。 それと同時に灯りとしていた蝋燭が灯る燭台を右足で蹴る。 やがて火が回りだしこの家は燃えるだろう。 今は小さな火種が畳を焦がし一筋の煙が立つのみ*]
(30) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
|
[意識の途切れる直前だった。
>>*3己を褒める声を聞いた、気がした。
最早焦点の合わぬ眼は
彼を見つめない。
僅かに首を傾け
何故こんなことに、と問う
声もなく、応えを聞く前に絶命したのだけれども*]
[娘は眠る。生の瞼を閉じ、死の安寧へ沈む。しかれども。常世への行く道、その狭間にて。永き眠りの前途、微睡みにて、
娘は、 目を覚ます]
――……
…… ?
[声が、聞こえた気がした]
…… かかさま、
[優しい呼ばわりが、
聞こえたような気がした。
ぼんやりと開いた瞳は、靄めく視界を捉え]
|
[弟の震える指が脚の破片を拾うのを目の端で見えた。 それを飲み込んだのを見てから空いた手の指を口の中に突っ込む。]
食べ…なさい、私をた…てい、のは錠だけ。
[脚から出血が止まらない。 気持ちが高揚しているから痛みはあれども動けているけど。
指を錠に食い千切られても背中を抉る鋏の動きは止まらない。 ぐ、ぐ、と鈍く肉を裂きながら深く差し込まれ。 やがてそれは心臓へと到達する。
それを確認すれば渾身の力を籠めて一気に心臓を貫いた。]
(43) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
|
[ぱちぱちと火が爆ぜる音がする。 このまま火に巻かれて死ぬつもりだ。 弟を置いて逝くつもりも、置いて逝かれるつもりもない。
心臓を貫いた鋏を抜き取れば血がどくどくと流れ畳を赤く染めていく。 その流れる血が勿体ない。 錠の全ては己のものなのに、残念でならない。
震える手で錠を寝かせ、胸部を挟みで切り開こうと試みる。 中々上手くいかず、その間にも火は回って熱気に肺が焼けそうな程。
心臓を喰ってやりたかった。 だが道具もないこの状況では心臓を刳りだしてやる事すら出来ない。
だからせめて心臓に近い肉を食べよう。 胸部の肉を鋏で切り取り口の中に放り込み咀嚼する。]
(44) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
|
[それから私は鋏を己の喉に突き立てる。 ゆっくりと鋏を抜き取れば血が噴き出して。 そして。]
ぁ……、
[言葉の変わりにごぽり、と血を吐いて。 ゆっくりと身体が傾いで、そこで意識が途切れた**]
(46) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る