人狼議事


270 食人村忌譚

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[不意に、身体が軽くなる。温かな感触。
あれほど焦がれた父に抱かれていることに気付くのに
しばしの時間を要した。
父の問いが、私の耳朶を優しくくすぐった。
首肯しようにも、もう指一本動かすことができない]


 ……とう……さ……、


[つ、と一筋の涙が頬を伝う。
父の期待に応えることができなかった。
姉の自慢の妹でいることはできなかった。

――自分は、出来損ないの巫女であった]


[寒くて、つらくて、悔しくて、悲しくて、寂しくて。
でも、その事実は覆しようがなくって。
涙は止まることがない。
今はただ、父の温かさに縋りたかった。
幼子のように親のぬくもりを求め、
最後の力を振り絞り、冷えつつある唇を震わせた]


 ……わた……、と……よか、
 

[喉から漏れる細い息にも似たその囁きは、
父の耳に届いたかは分からない。

けれど、伝えなければならなかったのだ。
私が再び生まれ変われるかは分からない。
だからどうしても、死ぬ前に、今伝えなければ。

そっと瞳を閉じる。
父のぬくもりを感じながら、私は意識を手放した]


(――私は、父さんの娘に生まれて、良かった*)


―― 風 ――

[びゅうびゅうと、肌に突き刺すような鋭い風が
音を立てて村を駆け巡るのでございます]


 許さない。

                赦さない。
        ユルサナイ。

  ゆるさない。


[巫女の怨嗟は風となって、吹きすさびます。
きっとその声が、誰かの耳に届くことはないでしょう]


[不意に、その風が形を結びます。
そこにいたのは黒衣の巫女でございました。
彼女は自分自身を弔っているのです。

瞳から血の涙を流しながら、
乾いた唇から漏れるのは怨嗟の言葉。

幽鬼のごとき形相で、
自分を殺めた生者の女に囁くのでございます]


 ……私がニセモノ?
 あははははは、おかしい。
 そう信じたいだけなのね。可哀相な志乃。


[その艶めかしい指先が、志乃の頬をなぞります]


[生前の慈悲深き姿は其処にはなく
ただ呪いを吐き続ける悪霊がありました]


 あなたが普通に死ねると思わないことね。
 のろってやる、のろってやる、のろってやる。
 祟り続けて呪い殺してやる。

 死した魂すら輪廻転生させてやるものか。
 絶対に、ゆるさない――……


[そうして吹きすさぶ風に、巫女の声は溶けてゆき
やがてその姿は霧散したのでございます*]


―― 光 ――


 ねえ、どうして姉さんは
 そんなに怖いお顔をしているの?


[不意に、ひとりの幼子が容の隣に現れました。
その少女の姿は、誰の目に映ることもありません。

巫女になる前のゆりの姿。
姉とふたりでひとつだった頃。

人生でいちばん幸せだったときのうつしみ。
そして今は過ぎ去りし残像。

くるくると少女は表情を変えながら、
届かない言葉を姉に送り続けるのです]




 おかしな姉さん。

 何をそんなに怒っているのかしら。
 何をそんなに悲しんでいるのかしら。

 姉さんは笑っているのがいちばんだわ。
 だって巫女さまはいつも笑っているものでしょう?


[その声は、何も知らぬ少女そのもので]


 私は、姉さんの笑顔が好きだわ。


[向日葵のような笑顔は誰に届くこともなく、
そして風に吹かれるがまま
光のように一瞬で霧散するのです**]  


メモを貼った。


―― 風 ――


 ああ、どこにいるのかしら。
 ずっと探しているのに。

 私の可愛い可愛い櫻子――……


[風が村に吹きすさびます。
そこに混じるのは子を探す母の声。
慈悲深き女の声**]


メモを貼った。


―   ―

『……次の者、前へ』

――――――――はい

『お主の名は、テ…………
 ??テレジア?? 加藤 江津子だと?』

――――――――はい

『……内議に入る故、沙汰があるまで、
 いったん、ちょっと戻っておれ』

――――――――――――えっ

―   ―


―夜/豚小屋―

[気がつくと この場所に立ちすくみ、
 豚に貪られる自分の亡骸を見つめていた
 荒い鼻息と咀嚼音に埋もれながら、
 抜け殻となった自分の体が、家畜に押される度に、
 ゆさり、ゆさりと小さく揺れている]

……運命の時が、訪れたのですね

[自分が死んでいることは理解できた
 ミナカタに殺されたことも、覚えていた
 その後、一瞬、妙な光景に触れたような気もするけれど、
 それはきっと、ただの幻覚だったのだろう

 自分は死んで、異なるものとして今ここに――――]


容さん ご無事でしょうか

[今すぐ、任に戻り探さなければと思った
 ゆりにも、命の失敗を告げるとともに、
 ミナカタという脅威がいることを報告しなければならない
 若いリツは、今、どうしていることだろう
 血気盛んな彼が一人で見回りを続けていたら、
 彼に身にも危険が及ぶのかもしれない

ですが、きっともう、何もできないんですよね

[貪られていく肉体が、それを証明している
 きっともう、何かを伝えることも、
 誰かと触れ合うことも、できないのだろう、と]


ごゆっくり、お召し上がりください

[豚たちにそう告げて、小屋の隅に座り込む
 これが敬意>>*15だとは思わなかったが、
 今さらじたばたと足掻いたところで、
 何かが変わるとも、思えない
 ただ、これから先を生きる者たちに、祈りを捧げる]

みなさん、どうかご無事で

[体から離れることも、不思議とできず
 だから、せめてこの言葉と共に両手を組み、
 1人、長い、長い夜を過ごしたのだった*]


メモを貼った。


―翌朝/豚小屋―

[朝日が差し込み、辺りが明るくなってから、
 どれほど経った頃だろう
 昨夜からまだなお続く豚の貪食っぷりに、
 さすがに恐怖すらを感じはじめてきた頃、
 人の気配を感じ、すくりと立ち上がった]

おはようございます 進さん
どうなんでしょうか……
私も、まだその段階まで行っていないようなので……

[返ってくる……というよりも、
 一方的に告げられたような言葉に、苦笑する]


いえ、お応えはしているんですが、
届いてはいないようなんです

[言葉は失った様子だったけれど、
 話す内容から、彼が常ならぬ存在なのだろう、
 ということは感じ取れた
 昨夜、容はミナカタの方へ向かおうとしたとは思えない
 もしかしたら、下手人として儀式の対象となったのは、
 彼だったのかもしれない]

進さん 御髪(おぐし)が少し、乱れておりますよ
昨夜、寝方が悪かったのではありませんか

[そう告げてみたけれど、結局応えは返ってこなくて、
 自分を運ぶために人を呼びに行く後姿を、
 苦笑のままで、見送ったのだった*]


抜荷 錠は、メモを貼った。

2017/11/30(Thu) 22時頃


―翌朝/集会所への道中―

丞さん、お手数かけます
せめて、食べられる部分だけでも召し上がって、
精をつけてくださいね

リツさんも、昨夜は危なくなかったですか
ご無事で安心しました ありがとうございます

[丞やリツに掲げられ、
 集会所へと向かう自分を、とぼとぼと追いかける
 リツについては、自宅に帰っていたことを知らないため、
 やや、見当はずれな言葉をかけてしまっていたかもしれない
 歩き、進んでいく最中、
 ふと、自分を追いかける視線に気がついた]


……こういうことだったんですね

[視線の主は、道端にお座りしていた猫
 あの時、ちょっとした交流のあった小さな命だ]

おかしいとは思っていたんです
たまぁに、宙を見ていたり
何もないのに、ぼんやり視線を巡らしていたり

[小さく手を振って微笑むと、
 猫が立ち上がり、追いかけてくるのが見えた]

追ってこられても、なにもございませんよ
今日は、卵もありません
体だって、ないんですから

[ごきげんよう、と一礼をすれば、
 そのまま前を向いて、先行く躯をおいかけた*]


【人】 抜荷 錠

[容が、進を下手人だと言ったらしい。
 それは、兄の口から初めて知った。
 >>71だが兄の言うとおり、進はたしかに昨夜、己らの家に泊ってい足し、怪しいそぶりも見せなかった。
 なので、兄の話に頷いて、ただ容が疑わしいかどうかについては、困惑の眼差しを向けていた。]

 えぇ……。
 じゃあ、誰が?
 やっぱり、志乃……なのかな。

[しかし、志乃ではないと知れば、更に困惑と焦りが深まった。]

(140) 2017/11/30(Thu) 23時頃

【人】 抜荷 錠

 えぇ、待って、待ってよ容……!
 兄さんもそんな、何を言ってるのさ……!

[あきれて肩を竦め、去ってゆく容>>130と、その背に向け、彼女を殺すと断言する兄。>>134>>135
 容を追うことはできぬから、兄の袖を強く引いた。]

 ねえ兄さん、兄さん!
 容を殺しに行くって……そりゃ、下手人には裁きをくださなきゃいけないのは分かるけど、容がやったってわけじゃ……

 ……けど……

[彼女がやったという証拠は何もない。
 けれど、違うという確証を、自分は何も持っていない。]

(152) 2017/11/30(Thu) 23時頃

【人】 抜荷 錠

 いやだよ。
 やだよ、兄さん……。

 僕のそばから、いなくならないでよ。

[出来ることといえば、離れないでほしいと懇願することくらい。
 それでも、もし叶わないなら……]

(153) 2017/11/30(Thu) 23時頃

【人】 抜荷 錠

 …………僕も、連れて行ってよ。

 兄さん、
 僕も

[ころして、たべてよ。
 その声は、震え、掠れて、まともな音にならなかった。*]

(156) 2017/11/30(Thu) 23時半頃

―集会所/2つの遺体―

ゆり様…………

[この場に行き着けば、全てを知ることができただろう
 ゆりが志乃に殺害されたこと
 弔いも困難な毒を服まれたこと]

残念でなりません
巫女様として、立ち続ける覚悟をお持ちでしたのに

[昨日、初めて垣間みることができた姿を思い出す
 人を超越した神の代行者としてではなくて、
 1人の女として立ち向かっていた姿
 これで、彼女から受けた命の内容も、
 知る2人が死した今、誰も知ることはないだろう
 その裏側に合った気持ちとともに

 死者が、死者にというのもおかしなものだけれど、
 せめて、黙祷を捧げようとした時――――]


[容のいるあたりを見つめながら、
 つぶりかけた目を一度見開き、
 再び、ゆっくりと細めていく

 目には映らない
 届くこともない

 ただ、そこで起きた光を感じた気がして、
 今度こそゆっくりと、瞑目したのだった*]


【人】 抜荷 錠

 ぅん…………。

>>164兄の袖を握ったまま、か細く頷く。

 誰かが下手人として挙がったなら、裁きをくだす覚悟があるか。
 もしそれが兄だったときは、どうか。
 勿論その時は、兄を咎人として殺めることに、異論はない。
 できることなら己の手で、とも思う。

 ……けれど、兄の亡き後、独りで生きていけるだろうか。

 おそらく村の人々は、なにかと手を差し伸べてはくれるだろう。
 けれど、それはどれも、兄の手ではないのだ。
 新たに生まれ変わってきたところで、姿も、声も、兄ではない。]

(173) 2017/12/01(Fri) 00時頃

【人】 抜荷 錠

[裁きをくだせるか、と。
 そのあとに生きていけるか、は。
 まったくの別問題なのだ。

 ならばいっそ。]

 うん。

 僕には、兄さんだけだから。

[たとえ兄が、この件の下手人であっても、なくても。
 己にとって兄は唯一人で、すべてであることは、変わりないのだから。*]

(179) 2017/12/01(Fri) 00時頃

【人】 抜荷 錠

[源蔵の気配が近付いた>>176のは、会話が済んでからか、それともまた別な時か。
 気付けばハッと、兄の腕から手を放す。]

 ……源蔵。

>>178その言葉に、ごくりと喉が音を立てる。
 ただ、声を荒げることをしなかったのは、先日の会話があったからと、そして兄が淡々と言葉を返した>>182から。]

 源蔵。
 馬鹿な願いかもしれないけれど、兄さんを殺すというのなら、先に僕を、殺させてよ。
 このままでは、きっと、僕も同罪だ。

 そうなる前に、    食べられてしまいたい。

(185) 2017/12/01(Fri) 00時半頃

―丞の傍で―

[丞の手により、第八車で豚が運ばれてくる
 肉切り包丁が振るわれて、自分の体も、豚の体も、
 薄く切られて焼かれていく
 その様子を見つめながら、少しくすぐったそうに呟いた]

 生きている頃は、おいしそうとか言われるのは、
 とても、嫌だったんです
 私は、食べ物じゃないんだから、と
 死んでもいないのに、なんで食べる想定をしてくるのか、と

[炊かれた米と、もう誰にものかも分からない、
 葉野菜に乗った焼けた肉の香りを鼻で味わう]


ですが、不思議ですね
いざこうしてなってみると、私を食べた豚さんには、
負けたくないなと思ってしまいます

[丞が肉を口に含む、今口にしたのはどちらだろうか]

私と豚さんと、どちらが美味しいですか

[返ってくるのは簡素な言葉
 そうですか と微笑みを送る

 『料理にかける時間も気持ちも、作る方の命の一部』

 かつて容に向けた言葉を思い出して、礼をした]

ありがとうございました*


【人】 抜荷 錠

 僕は、兄さんがいなくては、生きていけない。
 ……生きていても、意味がない、からね。

[大切に……執着するあまり、おかしくなっているのは。
 兄ではなく、己のほうだと。
 源蔵に向け、ひどく穏やかに笑いかけた。*]

(193) 2017/12/01(Fri) 00時半頃

[丞の傍らで、語り掛けていた後で、
 ミナカタが姿を現した

……小指、ですか?

[自身を殺した男
 分からないことをずっと話しかけながら、首を絞め続けた男
 あの苦しみは、忘れていない
 きっとこの先も、忘れない]

――――どうぞ

[けれど、それがなんだと言うのだ
 かつて言われていた部位ではないが、
 丞がその場所を示すなら

 異論がなければ、いいですよ
 輪廻の流れに とらわれて
 運命(さだめ)の時を迎えたんですから* *


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