256 【突発RP村】胡蝶の夢
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私には、護身する術はない。 だけどね、いいの。 私は―――
[死に焦がれているわけではないのに、 何故、そう思うのか、ローズマリー自身よくわからない。 自然と、口をついた。]
いつだって処刑台に向かう覚悟で生きているもの。
[記憶が微かに、頭の中で弾けて消えた。]
(88) 2016/11/15(Tue) 13時頃
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――なぁに?
[記憶に疑問を抱くよりも先に、 オーレリアの唇が耳許に近づく。]
……、え?
[囁かれた名に、ローズマリーは目を見開いた。 離れ、視線を交わすオーレリアの瞳をよぉく見たけれど、嘘を吐く時の後ろめたさのようなものは感じられなくて]
どうして……
[霧散しそうなほど微かな呟きには、 二つの意味が込められていた。 ほんとうにトレイルが人狼であるのか、ということと 何故、オーレリアはそう思うのか、ということ。]
……。 貴女が言うとおりなら、 彼がそうなら……
(89) 2016/11/15(Tue) 13時頃
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話せば、きっと ……わかるわ。
[こつり、額と額を合わせ、 吐息が感じられるほどに密な内緒話には、 願いを込めるよう響きが含まれてた。*]
(90) 2016/11/15(Tue) 13時頃
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[問いですらない言葉には、オーレリアも黙したまま。>>91 彼女自身で思うところはあるのだろうと、そう感じてはいる。]
大切と思われるのは、とても嬉しい。
[命を切り捨てることを、厭わないのは 誰かを救いたいから、誰かの身代わりになっても構わないから]
ああ、 でも、 私がいなくなったら、いけないわね。 あなたにひとりで背負わせてしまう。
[死に急ぐことはない。 ただ、押し付けられた短剣に驚いていると、頬に触れるやわらかな感触に更に瞬きを繰り返し]
(94) 2016/11/15(Tue) 13時半頃
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待っ……!
[自衛はあなたが。そう言いたげに手を伸ばすけれど、 離れた体は再び触れ合うことはなく。 最後に告げられたお礼には、 少しだけ困った風でも、 どういたしましてといつものように返すのだ。
けれど、彼女が去ったあとの個室では、いびつな微苦笑を浮かべるローズマリーの姿があった。**]
(95) 2016/11/15(Tue) 13時半頃
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ローズマリーは、オーレリアから手渡された短剣を握りしめ、一つ、目を閉じる。**
2016/11/15(Tue) 13時半頃
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― 一階・個室 ―
[オーレリアと共にこの部屋に入った時には 周りが見えておらず、互いの言葉に耳を傾けたけれど]
……ここは
[子供部屋だろうか。 今は修道院に小さな子はいないと聞く。 二階よりも気持ち小さなベッドと、戸棚には幾つかの物が丁寧に置かれている。キャサリンが掃除をしていた証だろう。
預かった短剣はそっと胸に忍ばせておき、 戸棚の方へと歩み寄った。 一つの小箱、何だろうと手に取って よくよく見れば、それは内側に金属で細工をされて 螺子を回すところがある。ローズマリーは理解した。]
(124) 2016/11/15(Tue) 17時半頃
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[―――…]
[オーレリアが立ち去った時に隙間が開いた扉から、 メロディは廊下へと流れ、聴き止める者もいるかもしれない。
金属が触れてが奏でる繊細な音は オルゴールの音色。*]
(125) 2016/11/15(Tue) 17時半頃
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わっ?
[勢いよく開いた扉に、そこまで大きくはない驚きの声。 振り向いて、ジェフとわかれば、会釈をして>>126]
もしかして探していらっしゃいましたか? 私もジェフ様に報告をしなければいけなかったのに、 ごめんなさいね。
先ほどまで、ここでお友達と話をしていました。
[偶像は微笑む。]
オルゴールを見つけたんです。 とても綺麗な音色でしょう?
[威圧的な声に怖じることもなく、おいでになって。とジェフに歓迎の意を示した。]
(127) 2016/11/15(Tue) 18時頃
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ええ。 朝、最初にキャサリンの惨い姿を見つけたのは私です。 ジェフ様にすぐに見て頂くべきだと思ったのですが……
―――キャサリンが寒そうで。 シーツをかけたのも私。
その後、ここでお友達のオーレリアと話していました。
[オーレリアとの内緒話を、彼に話すことはしない。
静かにジェフに歩み寄るが、 手を伸ばしても届かない距離で足は止まる。]
……。この件について、ジェフ様はどうお考えですか。 やはり、人狼の――仕業、と?
[聞きたいのはその先だった。]
……これから私たちは、どうすべきだと、思われますか。
(129) 2016/11/15(Tue) 18時半頃
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……ええっと、動揺してキャサリンの髪を掬いましたが、すぐに下ろしました。ただ、その時に手に血が付いてしまって。
[そう理由を告げて、ポケットからオーレリアに渡された、赤をこすったハンカチを見せる。]
オーレリアとは、本当に人狼が殺したのかという推測や これからどうするべきか、と。
答えは出ませんでしたけれど―――。
[損傷については知っていたけれど、一部が他に出てこない、というフレーズには僅かに眉を寄せた。]
食べられ、た……。
[流石に、その行為は受け入れがたく。狼の姿をしているならばまだ理解は出来るけれど、ひとが人を食べるだなんて冒涜的なことを、にわかには信じ難かった]
(135) 2016/11/15(Tue) 19時頃
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犯人を捜すべきだとは、私も思うのです。 でも……見つけ出してもこの吹雪で外には……。
[自警団の彼ですら、まだ捜査の途中といった様子。 外に出られない以上、]
女子供が多いのです。
[その懸念が一番に浮かぶ。]
見つけて…… …… 縛ったりしておけば、大丈夫? …… ジェフ様が、守って、くださいますか?
[狡いと思う。こんな時だけ、男性に頼ることが。 けれど、そうでもしなければこの腕で力で勝ることはない。 ―――相手がトレイルなのならば、尚更に。]
(136) 2016/11/15(Tue) 19時頃
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逃げていないのなら、
[やはり同じ結論に行き着くのだろうか。>>137 彼もキャサリンの話は、聞いていたはずだ。]
……何処かに潜んでいるのではなく、 知っている人の中に―――…
[窓の方に視線を向ける。 いつしか白い雪の向こうに、夜の帳がおりていた。]
自分をお責めにならないで。 後悔先に立たず。どうしようもなかったのでしょう。
捜査には勿論協力させて頂きます。 有力な情報はなにも……ないのですが……
[記憶を探るように、視線を落として思案する]
キャサリンの言っていたことにヒントがあるのかもしれません。
(141) 2016/11/15(Tue) 19時半頃
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占い師、霊能者、……それに、狂人、でしたか? 人狼でないけれど、それに協力する人間が居る、と。
[このことを事前に知って配置されたような存在のこと。 人間の味方であれば、或いは、と*]
(142) 2016/11/15(Tue) 19時半頃
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[可能かもしれないが>>145 その後は続かなかったけれど、彼の言いたいことはわかった。 ローズマリーも、覚悟を決めるべきだと悟る頃合。
犯人は、この中にいる。 オーレリアの言葉を信じるならば、その人物は――…。
それはともかくとして、縛りおくという対処法に どうしても不安を抱かずにはいられない。]
ジェフ様。 私は、思うのです。
[かつり、と一歩、ジェフの傍へ。]
(147) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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人狼と思しきを、縛って見張るだけで本当に大丈夫でしょうか?
[内密に話したいがため、 小声が届くほどまで距離を縮めようと。>>146]
協力する者がいる以上、見張りも意味がない。 誰が協力者かもわからないのですから。
だから
[一呼吸置いて。その言葉を発するのは とてもつらいことであったし、残酷でもあるけれど]
縛るだけでなく、……息の根を止める必要があると。*
(149) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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[見開かれた、その眼を見つめる。 真っ直ぐに、瞬きも忘れるほど、真摯に]
……ええ。
[わかりやすい表現に、頷いた。>>152 瑠璃の瞳に映る色を、測ることは難しい。]
(155) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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[けれど、確かな正論が続けられ>>153、ふっと笑う]
その通りだわ。いけないわね、私ったら。 大切な人達が死んでいくことが怖くて だからって……。
[肩に置かれた手に、手を重ね。 表情には、己の思いつめた言動に対する 狼狽が見えるだろう。]
……ジェフ様、私はこの辺で。 私なりに証拠というものを、探してみたいのです。
[傍を通り抜けようとした時、ふわりと躓いて ジェフの足を踏んでしまう。]
(156) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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あ…… ごめんなさい、わざとではないんです。
――――でも靴が汚れなくてよかった。
[たおやかな笑みを浮かべ去りゆくは 人に愛され、人を愛する、偶像そのもの。**]
(157) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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[廊下に佇み、先ほど支えてくれた腕の温度を思い出す>>159。]
……莫迦なのかしら、私は。
[ひとに、温度があれば、当然人狼にも温度があるだろう。 体温だけで、"違う"と断定なんて出来やしない。
だけれどオーレリアが頬に口接けをくれた時のように 気持ちがほっとした。 誰かの温度が、恋しかったのだろうか。]
(179) 2016/11/15(Tue) 22時頃
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[それから食堂を覗いたが、目的の人物はいなかった。 その人はジェフに言われたハナではなく。 もし、ひとりでいるようならハナの傍に添うことも考えはしたけれど、今はヴェスパタインがいてくれるようだ。
廊下でゆるゆると辺りを見回し、人の声に耳を澄ます。
"コホン"。
わざとらしい咳払いが聞こえ>>173、見えたジェフの背――]
……っ
[咄嗟に物陰に身を隠す。 ジェフの向こうに、茶髪が揺れたからだった>>175。 トレイル達に気づかれないことは成功したかどうか。
用件が済んでジェフがこちらに来るなら、 その腕を引き寄せ、シィ、と唇に指を当てるだろう。*]
(180) 2016/11/15(Tue) 22時頃
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[視線で問うジェフの腕を引いて>>186、 ひとまず小声ならば周りに届かぬ場所まで向かう。]
……人狼が誰なのか、というお話よ。
[この話をジェフにすることは オーレリアへの裏切りにあたると、ローズマリーは感じる。 けれど、例え彼女との友情を失ったとしても それ以上に守りたいものがある。]
(187) 2016/11/15(Tue) 22時頃
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私だけに話してくれたって……。 だからさっきはジェフさんには言えなかったの。
[幾分か口調も砕け、困惑に眉根を寄せるものの]
トレイル。 彼が人狼だと告発した人物が居る。
誰なのかは言えないのだけれど……。
[先刻、オーレリアと話していたことは伝えたから ジェフは察してしまうだろうか。*]
(188) 2016/11/15(Tue) 22時頃
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[問われれば、確かに確信の持てぬ曖昧なことだと思う>>192]
わからないの。
[あの時のオーレリアを>>86、信じたいと思うことも 浅はかさかもしれない。 だけれど信じたい想いは、全員に向けられる。 全ての人を、受け入れたいと。]
……その人は、"かもしれない"と……濁したから。 確信には至れないでしょう。
[視線を落とし、一つ、息を吸い込んで]
でも、もしも、それが本当なのならば 罪を重ねてほしくないわ……。
(197) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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―――…ジェフさん。 このことは、頭の片隅に置くだけでもいいの。 私が、胸に秘めていられなかっただけなの。
[わざわざ引っ張ってきたのに、自信のない言葉になってしまい、申し訳なさで眉が下がる。*]
(198) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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わからないけれど…… 彼女は、"占い師"なのかもしれない。
貴方は信じてくれないのかしら。
[いいえ、元よりそんな存在を、信じないのかしら、と。 少しだけ哀愁の色で小首を傾ぐ。
見張るという言葉に、ゆっくりと頷きを返した。>>205]
ありがとう、ジェフさん。
信じたいと思ったの。 あなたのことを。
(208) 2016/11/15(Tue) 23時頃
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[返ってくる言葉は、期待はずれだけれど。>>206 それでも笑みは浮かべる。]
ええ、わかったわ。 ……食堂にいる。
[彼のそばから離れて、ふと振り向き]
……、私は信じる。
[誰を、とは言わずに、 すぐに小走りで食堂の方へと、向かっていった*]
(210) 2016/11/15(Tue) 23時頃
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[食堂にいくと、すぐさま名前が呼ばれ>>214、ぱちりと瞬く]
ヴェスパタインさん……? えっ。もしかして、ランタンを……?
[こんな事態でも、忘れないでいてくれた。 なんだか嬉しくて、彼から差し出されたランタンを受け取る。 彼の言葉を聞いて、ガラスを覗き込むと]
……、 きれい。
[いびつであっても、葡萄と林檎は実りの秋を思わせた。 思わず、目頭が熱くなって。 こんな時でも約束を果たしてくれるなんて。]
ありがとう……ありがとう。
[噛み締めるように告げ、壊れぬよう、果実を潰さぬよう、優しくランタンを撫で付けて、穏やかに笑う。*]
(215) 2016/11/15(Tue) 23時半頃
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[ローズマリーは幸せだ。 とても幸せ者。
全てを信じて、全てを愛して 笑えるから。
何もかもを包み込みたいと、そう思っている。]
―――…
["私"は 無実だ]
[じゃあ "わたし" は、どうだったろう。 ]
[それを知るには、夢に沈み込む必要が、ある。*]
(221) 2016/11/15(Tue) 23時半頃
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[ヴェスパタインは仄暗い印象があったけれど 今は穏やかなものに見えた。>>226]
私も、うれしい。 楽しみにしているから。
ヴェスパタインさんが作ってくれている時には 差し入れもしましょう。
約束ね。
[儚いものだとしても。 そこに希望を見いだせるなら。 小指を絡めない口約束であれ、叶えられると信じてやまない。*]
(230) 2016/11/16(Wed) 00時頃
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[ジェフとトレイルに加え ヴェスパタインの三人が見張りをするようで どこか、安堵感も伴った。
ハナの声に振り向いて>>232 平気、と、この状況で告げる少女のそばに座る。
少しでも、安心させられるように。**]
(234) 2016/11/16(Wed) 00時頃
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