297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/11(Thu) 01時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/11(Thu) 03時半頃
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――山の高台で――
[風は藤の香を舞い上げ、そのまま何事もなかったかのようにかき消える。 ――と、言えるのは、ついにその香りを自分でも微かに感じたからだ。 この朧、頓着なさすぎてその香りが惑うように揺らめいたことまでは知らねど、ただ不思議と嫌な感覚はしなかった。]
(7) 2019/07/11(Thu) 10時頃
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沼さん、神さんの祟りや言うとったが。 俺はこの村ん事祟りそうな神さんに、心当たりがないんや。 社もある、お地蔵さんも時々は磨いとる。
けど、箕島んとこの白いのが『忘れられたらしい何かがいる』言うとった。 沼さんが祟りや言うんなら、もしかしてこの話のこと知らんか思て――
[高台についてからは、珍しいほどに饒舌だった。 言うべきこと、聞くべきことが多かったからかもしれない。 やはり座るところを作るべきかと、半身分左にずれようと平岩に目を向けた、瞬間の事。]
(8) 2019/07/11(Thu) 10時頃
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――――――――っ、
[座ってくれと促すため、改めて沼太郎の方を見ようとした。 が、そこには透き通り薄らいでいく、好々爺の姿があるだけだった。 気のせいだろうか、沼太郎が消えゆく合間に、いつもの穏やかな表情の中どこか寂しげなものを感じた。 その訳すら聞くこと叶わぬままに、一陣の風に融けるよう、消えて。]
(9) 2019/07/11(Thu) 10時半頃
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沼じい!!!!
[叫べども、後には透明な紫陽花が残るだけ**]
(10) 2019/07/11(Thu) 10時半頃
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[ 「ありがとなぁ」
芙蓉の声に見送られ、雷門の家を後にしてから
どのくらいの時間がたっただろうか
…可愛い子じゃ
ヒソリ微笑みを漏らした
村の方を見やると、どこからか細い煙が立ち上っていた
更に家の中では、日向が消え、みわさん一家が消え…
此処からではさすがに窺い知れないものの、不思議な紫陽花はじわりじわりと、その根を広げているのだろう
雨月村を飲み込まんとするように。
…とはいえ、人っ子一人いない山奥では大きな変化もなく、至って静かなものだった ]
…静かすぎるがのぉ
[ この辺りは、もっと虫の音や鳥の声が響く場所であったはずだ
そうでなくとも、山間を吹き抜ける風の中で木々の梢が会話する声くらいは聞こえてくるものだけど、今はヒッソリと静寂が広がっていた
…まるで息を殺すように
それは。その風景は、少し…
『 』 ]
[ ザクザクと道を踏みしめる若者の足音が聞こえ、其方を見遣った
木々の間から顔を覗かせたのは ―― ]
おや、朧や。
…大変なことになってしもうたな
[ 相も変わらず村の方を見つめたまま、ひっそりと困った風に笑った
朧もまた何か手掛かりを求めて山へ来たのだろう
此処ら辺には何もない、そう言おうと口を開きかけ
高台のやや左手前に腰を下ろす様に小さく目を見開いた
気遣ってくれた
そうじゃろう? ]
……
不器用な子じゃ。
[ それは風に紛れそうな小さな呟きで。
何処までも真っすぐな金物屋の息子は誰に対しても公平だ
その様を、幼子の中には怖がる素振りを見せる者もいるけれど、きっと彼の性根はとても――― ]
ああ、ワシに分かることならな
[ 朧に問いかけられ同意を示すかのように隣に腰かけた
同じ位置に腰かけていても、頭の位置は幾分と低い
スラっと伸びた真っすぐな背筋。
高い視線からなら、翁に見えないものも見通せる
…そんな気がして ]
今、起きておることか
[ 神様が何かを伝えたがっているんじゃないのか
…そう答えようと思った矢先
不思議な香りが漂ってくるのを感じた
まるで村を守ろうとするかのような…
頼もしさに、ふふりと笑みを
そうこうしている内に藤の香りは風に紛れ
どこかへ消えてしまった ]
『 忘れられた何か 』…じゃの
[ 山の事は多くを知っているつもりだ
己の知っているものを話すのは造作もない事だが
皆がその存在を知らぬもの、となると話は別だ ]
…すまんが、そういったものは…
[ 分からない、と。
言いかけて、ハタと口ごもる
目の前に咲く寂し気な紫陽花の花。
それを見ていたら何かを思い出しそうなのだ
かつてそれと似た雰囲気を持つ何かを
何処かで見たような…
思い出そうと額に手をやる
…その指先は透け始めていた ]
[ ややあってポツリと呟いた
ざらぁりと湿気を含んだ風が吹き抜けてゆき
靄に包まれた記憶の欠片がポカリと水面に姿を現した
それは今より刻まれた皺が少なかった時分に見た風景>>2:*8
その風景を見たのは夢の中だっただろうか?
…分からない。
けれども不思議な光景を思い出したことで
身体は一気に透き通っていった ]
…ついに、ワシの番か。
[ 朧の叫びと対照的に
本人にはさして驚いた様子も無かった
ただ一つだけ思い残したことがあるのは――…。
ニコリと朧に笑いかけた **]
朧や、村の皆を…芙蓉を。
守ってやってくれんか
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――山中で――
[つい大きくなってしまった声を聞かれてか、こちらに向かい来る足音がある。 荒い息遣いに混じって聞こえた女の声>>16に、はっと振り返って]
芙蓉……
[半ば呆然として名を呼んだが、その後が継げなかった。 何もこんな瞬間に居合わせなくたってよかったのに、と思う。 芙蓉が祖父を好いているのは傍目からでもよくわかった。 そんな祖父思いの孫に、この現実を突きつけなくてはならないなど、どんな仕打ちだ。]
(23) 2019/07/11(Thu) 22時半頃
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[沼じい、と、幼い頃慕っていたときの呼び名でとっさに叫ぶほどんは、混乱と困惑に思考は埋め尽くされていた。 追って、定吉がやってくる。 何かあったか、と言われれば、あった。 が、"何があった"のかは、今なおわからない。その手がかりを聞きに来て、目の前で掬われてしまった。 だから、唯一出来たのは、目を伏し俯いて、緩く頭を左右に振るだけ。]
……なあ、定、芙蓉。 藤の香りがしたことは、あったか。
[反対に、自分の中にある一つの仮定の条件を、聞いてみた。]
(24) 2019/07/11(Thu) 22時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/11(Thu) 23時頃
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どないしたも、何も。
[これ以上はあまり、沼太郎がどうなったかについて語りたくなかったし、言わずとも知れるだろうと思っていた。 つい、と沼太郎がいなくなってすぐに咲いた透明な紫陽花に指を差すだけする。]
雷門さんが消える前に、藤の香りがすると言うとった。 日向が消える前も、そうや。 俺にはわからんかったが、箕島のが言うて。
それから――今、沼さんのときも。 今度は、俺にも少しだけ。
[何がしかあるのかもしれないと考えていた。 その実が、反対に村を守るためのものとも、知らず。]
(28) 2019/07/11(Thu) 23時半頃
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そうなんよな。 ここらに藤はない、紫陽花ばかりや。
藤と言えば――うちの藤やろ。
[ここには藤はないという定吉に頷く。 そして、わだかまっている思いをぽつと口にする。]
何や、関わってたとしたらどないしよかと思うてな。 本当は、それも沼さんに聞きたかってんけどな……
(31) 2019/07/12(Fri) 01時頃
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沼さんの他には、俺以外誰も居らんかった。 あの紫陽花が咲くところも、俺は見た。
人の手で、紫陽花をいきなり咲かすなんてこと、出来んことくらいわかる。
[信じたくはないが、目の前で見てしまえば受け入れて原因を探る方に注力しなければならない。 そこで、気がかりだったのは紫陽花の他に――藤の香り。]
(32) 2019/07/12(Fri) 01時半頃
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けど、藤の香りがするんなら、藤を咲かせればええもんを、紫陽花や。 人の手ェじゃない、花は違う、誰が消えるかはばらばら。 いよいよもって、何が起きとるのかわからんようになって来たわ。
[わからない、と口で言うのは簡単だが、事態は深刻だ。 解決策があるのかどうかすら、わからない。 深く息を吐いて、なるべく芙蓉の方を見ないようにして、山の少し先を見やる。]
(33) 2019/07/12(Fri) 01時半頃
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――社の方へ、行ってくる。 もし本当に神さんの祟りなら、挨拶もせんでやめてくれ返してくれもなかろ。
[そう残して、どこか追い立てられるように高台を離れようとする。 尾を引くように、ふわり、藤の香りを残しながら**]
(34) 2019/07/12(Fri) 01時半頃
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―――行きは よいよい ――……
[ 何処からだろう
遠くからうっすら響くわらべうた
さぁて その続きは何だった? ]
[ ――……、
どれだけの時間が経っただろう
何年も経った気もするし、たった一瞬の出来事だったかもしれない
ふ、 っと目を覚ますと
そこは今まで見た事もない場所だった
足元も寄る辺なくて
時分が生きているか死んでいるかさえも定かでない。
そんな場所 ]
…誰か、おるかい?
[ そっと虚空に呼び掛けてみた
少なくとも現世に生きる者たちには
この声は届かないだろう
そんな確信だけはあった**]
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――山中――
……なんやて。
[社へ向かおうとしていた足を、定吉の言葉>>36ではたと止める。 単独を案じられたからではない。村から出られない、ということについてだった。]
真っ直ぐ進んで、そのまま村に帰ってくる、言うことか。 ……狐に化かされでもしとるみたいや。
[四度。如何に霧が濃くとも、村に慣れた定吉が四度も歩いて一度も村を出られないというのはおかしな話だ。 いよいよ手がつけられなくなってきた、と思う。 そして、社に向かうべきだという考えはより強まった。]
(45) 2019/07/12(Fri) 20時半頃
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祟るような神さんでもそうでなかったとしても、ひとりがふたりになったところで変わるとも思えんよ。 ……現に俺は、何も出来とらん。
[雷門も日向も沼太郎も、指の間から零れ落ちる水のように、或いは風が掴めないように、するりと目の前から消えて居なくなる。]
なら、本陣乗り込んで傷つくかもしれん奴を、みすみす増やすこともなかろ。
[そう言って踵を返そうとした瞬間のことだ。]
(46) 2019/07/12(Fri) 20時半頃
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ほんまにか……?
[藤の香がすると聞き、瞬く。今度は、自覚することはできなかった。 今のそれは、あくまで残り香のようなもの。 害成すのではなく守るように、ふわりと導べのように、柔らかく香って風に融ける。 朧自身が目の前の二人に信を置くからこそ、"探る必要すらない"と判断されたようだった。]
何なんやろな……関係ないとも思えんが、判らんくなってきたわ。
[ひとつ大きく息を吐く。 判らんのなら思いついたことから、と社に行く足を改めて進めはじめた*]
(47) 2019/07/12(Fri) 21時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/12(Fri) 21時頃
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――高台を離れる前に――
……花嫁?
[芙蓉の呟きを拾って、疑問の形に語尾を上げた。]
こないな天気に嫁入りなんて、それこそ狐なんちゃうか。 嫁入りの話があるとも、聞いてへんわ。
[そう続ければ、小さい頃にも、と言う>>54。 やはりこちらも人ならざる、ということらしい。]
(59) 2019/07/12(Fri) 22時頃
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社よりも、もっともっと奥……
[山の奥、緋色の花嫁。緋色の。 幾度か頭の中で反芻して、は、と息を呑む。]
まさか、木妻岩か。
[金物屋の跡取りとして、山の石やら岩やらの扱いはいくらか躾けられてきた。 砥石を取るにも砥の粉の土を取るのにも、山への感謝を持ち続けろというのに加えて、もうひとつ。 山奥にはご神体の岩があるから、決して失礼がないようにすることというもの。]
(60) 2019/07/12(Fri) 22時頃
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[緋の縄巻かれたそれは、隣の神木に寄り添うこと幾星霜。 神木の妻のように添う岩を、誰が呼んだか木妻岩。 ばあ様のばあ様の頃には、木妻は恋妻に転じると言われて、夫婦の契り結びにも使われたとかいう、古い話を聞いたことがあったように思う。 確かに、土地神かどうかまでは知らねど、あれらも神木、ご神体、そう呼ばれるものだった。]
社を見たあと、行ってみよう。
[まずは、土地の神のもとへ。 高台を離れる足取りを、二人は追ってきたろうか。 警告はした。来るのなら、もう知らんとそのまま連れ立つ。]
(64) 2019/07/12(Fri) 22時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/12(Fri) 22時頃
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[木妻岩までは少し距離があるが、行けないことはない。 たぶんそう、という芙蓉の言葉を聞けば>>70、ゆっくりと頷いた。]
わかった。
[動かん、と言うのと合わせて、素直に受け止めた。 こうなると挟まれた定吉には申し訳ない。どちらを一人にするかの瀬戸際に立たされたのだ。 無論、朧自身は芙蓉のそばにいてやれと思っているが。]
(73) 2019/07/12(Fri) 22時半頃
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――山の社――
[そうして、高台からすぐのところにあるお社へ向かった、のだが。]
――――えらいことなっとんな。
[朱塗りの禿げた古い鳥居に向かって、ざあっと一面あの紫陽花が道を作っていた。 さあ来い、やれ来いと、導かれているかのように。 こくり、と生唾を飲み下して、文字通り花道となっているそこを一歩一歩踏みしめながら歩いた。]
(74) 2019/07/12(Fri) 22時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/12(Fri) 23時頃
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――社――
[大鳥居の横抜け、手を清めようと手水舎へ向かう。 ふと、水面が揺らめいた気がした。]
――――っ!
[近づけば、さらさらと細く湧く手水の溜池の中に、透明な紫陽花の花鞠が所狭しと浮いていた。 水に濡れて、透明な萼片はさらに透けて、ゆらゆらと光を揺らめかせているように見える。 柄杓で一杯掬い手を清め、一杯掬い口清め、もう一杯掬って、勢いよく頭から清水をかぶった。 普段であればまだ紫陽花も咲かぬ頃。冷えた手水は首筋をつたい着物にも染みて背筋を震わせたが、頭を切り替えるのにはちょうどよかった。]
(86) 2019/07/12(Fri) 23時半頃
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[賽銭をはずめるほどの豊かさはないが、今は社に座す神を信ずる心ならば過去一番だろうと思う。 柏手を打ち、一礼すると真っ直ぐに社を見やり。]
――――お鎮まりいただけんか。
[凛と、一声、言い放った。 同時、こちらの敬虔な態度とは真逆に、威嚇するような藤の香の気配が、紫陽花たちを取り囲もうとする。]
(87) 2019/07/12(Fri) 23時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/12(Fri) 23時半頃
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お鎮まりいただけんか。 もう、雨月の村人は随分と懲りた。 神の威光しろしめされたいのでありましたら、もう充分と思ってくださらんか。
これからご神木と木妻岩も回ってまいります。 まだ足りぬというのなら、この藤屋の朧、この身を捧げても構いやしませぬ。 だから、どうか、お鎮まりいただけんか。
[本人の意志裏腹、連れてはいかせぬと抵抗を続ける藤香は強まっていく。 威嚇と調伏の力に、神に近しいものにはざあざあと胸騒ぎのような気配が届くだろう*]
(92) 2019/07/13(Sat) 00時頃
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――社――
[こちらの声と対話するように、風がざわめいていた。 その度、紫陽花が揺れ動く。 それを静かに待って、待って。 ざわめきが落ち着いた頃に、場を辞す前にと深々頭を下げた。
来た道を戻るように鳥居の脇を抜け、今度は山の奥、神木のある方へと*]
(112) 2019/07/13(Sat) 01時頃
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