人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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 グレッグ……おねしょは直ったか?

[それからまだ生きているクソガキの時々毒の調合を手伝う際、
からかう様に名を呼ぶ様にはなっていた**]


   − また別の回想 −
[アル中の頭を叩くのはいつもの事だ。
飲酒用には出来ていない消毒用のアルコールにまで
手を付けたニコラスの後頭部を叩くと、
喉の奥に指を突っ込んで吐き出させる。]

 酒で死ぬのは勝手だけどな。
 治療で使う物に手を出すんじゃねえよ!

[多分胃や食道は荒れるだろうが、
飲まれたままの方が危なくて仕方ない。
胃液しか吐き出せなくなった後、漸く解放する。]

 油断も隙もあったもんじゃねえな。
 言っとくけど酒でも死ぬからな。
 楽な死に方になると思うなよ。
 かなり苦しむからな。


[死にたいなら船の縁から飛び込めと言い捨てる。
もう中毒になった者に、酒や阿片を何故求めるのかなんて
聞いても仕方ない。
仕方が無くても説教は続ける。医務室の物資の保護の為だ。]

 酒飲み過ぎて死ぬのは惨めだぞ。
 腹がぱんぱんに腫れ上がってな。
 血を吐いて転がり回って死ぬ。
 多分ジェレミーやリーにその前に殺されるだろうがな。

[そんな脅しが何処まで効くか判らないが、
少しでも、この船で繋いだ命なら。
そんな風に思ったかどうか、もう忘れた**]


【人】 墓荒らし ヘクター

ああ、…ゲホッ…ちぃとな。
この船に潜む下手人。……怪物は、ミナカだった。

本性を現したあいつと、
さっきやり合って、このザマだ。
……無事に倒して、海に――――


[そこまで言いかけて。
一見こちらの怪我を案じるような道化の、その言葉とは裏腹に。
突き刺すような視線に、ぞわりと嫌な感覚が過ぎった。
いつかこの男と相対した時に感じた、畏怖。

ヘクターは道化が人狼だとは知らない。
だからこの悪寒は、能力による物ではない。

数多の戦場をくぐり抜けてきた海賊としての、勘だ。]

(61) 2014/12/15(Mon) 22時頃

―回想―

はぁ?おい、お前何しに――…

[丁度、その日の戦利品をまとめて、仕舞いこんだ時だった。
意味のないノックをして、目つきの悪い船医が乗り込んできたのは。いきなり人の部屋に入ってきて、いきなり家探しされ。]

一体何だってんだ!?!?

[しかし、見つけられなかったので、危うく服剥ぎ取られそうになった。

このあとめちゃくちゃ抵抗した。]


あぁ……?
んなもん、節約しろよ節約。
少ない薬で広範囲治せばいいだけじゃねえか。

[自己中心的理屈を捏ねたが、船医の前には霞んだ。

大体、ひょろっこいんだから、しっかり食って、後はバーンとぶつかって、何度でも打たれてりゃ自然と強くなるだろ。

[さらに適当すぎる持論をぶつけ、軽い喧嘩になった。
しかし、これを切っ掛けに、適当すぎる持論を考えなおし、多少ましに動けるように指導するようにはなった。

奪われた金貨数枚は高い授業料でもあったが。**]


[ジェレミーが剣を抜いたときは、なんとも無駄な威嚇を。
敵うわけがないし、そもそも声さえ届けられないのだから何重にも無駄な威嚇をしたが、ヘクターとの間に休戦が決まると安堵の声を漏らした。

――しかし]

 ……船長?

[現れた道化の姿に、ホレーショーとグレッグへ緊張が走る。
どうした、と尋ねる前に。

ヘクターへ向けられた氷の視線に、小動物のように肩を揺らした。

不穏な気配なんてものには、歴戦の戦士とチキン野郎は敏感だ。
嫌な予感がして、それでも情けなくヘクターの傍にいるしかできないわけで。

せめて、逃げ出す真似はしないでおいた]


    − 海に啼く −
[副船長を道連れにするつもりだった。
出来る筈だった。
だが突然の横やりに、それは叶わなかった。

狼として、まだ未熟だった。

未熟な狼は自分の命だけを抱えて海に落ちた。

凪いだ海面に空に浮かぶ朱の月の様に、
紅が拡がり、溶ける様に消えた*]


[紅い聲に、時折、怪訝に耳を揺らしながら、道化の後をついて行く。
 整然と変わることなく、音も無く。
 キイチや、ギリアンの腕を落としたらしいリーの前では、やはり変わらず、恐怖の象徴であるように思えるのだが。]

[向かう先は、また甲板らしい。
 経過は知らないが、結果、ヘクターは撃たれることなく生き延びていた。]

 …………。

[彼の周辺の賑やかな一団も、やはりいた。
 ので、船底でホレーショーに言われたことを思い出し、彼らの前まで来た時には、またヒトの姿になっておいた。

 それから、これでいいかと問うように、ちらりと、グレッグを見た。]


[この船は、呪詛は、死者にも絶望を与えようとしているのか。

 ちらりと見えた、どう見てもヤバイ存在は、死神が、どちらの魂を奪っていこうか――ヘクターのが死に近い位置にいる気がした――と見定めているようで。

………、死ぬなよ。

[船長の宣言に、絞りだすような声で願う。
先に死んでおいて、勝手な言い分だと、わかっているが。]


メモを貼った。


―回想:消毒用アルコールのこと―

 ぇ゛……ぅえッ、げほっ、げ、

[チカチカして暗い視界、胸の辺りが酷く気分が悪いと思ったのが記憶の始まり。
口の中になにか固くて柔らかいものが押し込まれて、血とアルコールを吐き戻した。
鼻にまで流れ込んで痛くって、わけもわからず口の中のものに噛みついて。

やがて、喉が焼ける質が変わったころ、ようやっと解放された。
焦点の合わない目で、茫然と壁のシミを眺める。

やがて、徐々に意識と記憶が戻ってきた]


【人】 墓荒らし ヘクター

[自分の報告を聞いて、道化が笑う。>>62
それは酷く冷たく残忍な響きを纏う声で。]

―――…そりゃ、さっきまでの話だ。
休戦した。もう、そいつは殺さねぇよ。

[この状況であまり意味があるとは思えないが、一応セシルについての弁解を。やがてカトラスを抜き、突きつけられればその瞳を見て]

……っ!!

[紛れもなく真っ直ぐにむけられる殺意と憎悪。
痛みと危機に顔を歪ませ、血を吐きながら槌を構えようと手をかける]

(66) 2014/12/15(Mon) 22時半頃

[朝、身体中を黒い虫が這い回り、皮膚を食い破る幻覚を見ていたのだ。
幻覚と分かっていても、到底耐えられるものではなく。
それなのに部屋に酒がなくて、階段を上る時間も待てなくて、それで――]

 っ、い゛

[そうだ、ここ医務室だ。
話してるのはミナカだ。よおし、思い出した!

説教を始めたミナカへ、いまその話ししなきゃダメ?とたずねかけて
胃酸で焼けた喉が酷く痛んで咳き込んだ。
嫌な酩酊をした脳みそは、それでも幾つかの単語を拾い上げ]

 リー、に…殺されるのは、やだなあ……ゲホッ、
 ……キヒヒッ、

[喋ろうとした声が酷くしゃがれてて、可笑しくて、いつもの酒狂いの声で、笑った*]


ん?

[ホレーショーの背に隠れていると。
にょき、と現れる紅い影]

……ヴェラ。

[今はヒトの形態を取っている彼は。
これで怖くないだろう、と言いたげにこちらを見た。
まるでこちらを気遣うように。
ちょっと恥ずかしくなって、兄貴の背から身体を出す]

(なんだよ……ヴェラにまでガキ扱いされるんスか俺は)

[ぷんすこ、と頬を膨らませて]

(死んでもガキ扱いって、もう挽回の機会がないッス……)

[とりあえずヴェラには、怨みのこもった視線を返しておいた。
とんだとばっちりだ*]


【人】 墓荒らし ヘクター

っ!!


[小さく吐き捨て、道化が距離を詰めてくる。>>71
躊躇したら死ぬ。本能的にそう理解する。

ふらつく身体で、それでも何とか必死に鉄槌を持ち直し、
道化の刃をそれで受けようと。]

(73) 2014/12/15(Mon) 23時頃

[その憎悪の焔を見たとき、恐怖するにはしたのだが。
それと同時に、なぜだか、『らしくない』と思った。

セシルを大義名分にするのも、憤怒の笑顔も、その殺意も。

恐ろしく強大な絶望の塊ではなく、一つの生き物らしく見えて。
だから、少しだけ呑気にポカンとしてから。
ヘクターへ迫る刃に、ようやっと危機を思い出した]

 へく……ッ、

[とはいえ、やはり。
死人になにも出来ることなどなく。
庇いたくて咄嗟に伸ばした手は、空虚を泳いだ]


【人】 墓荒らし ヘクター

ぐっ!!

[槌を受け止めたはいいが、まともに力が入らない。
先程ミナカに貫かれた腕がびりびりと痺れ、そこから血が溢れた。
構え直している最中に横に跳んだ道化がサーベルを横薙ぎに一閃する>>77]

うぐっ、うあああッ……!!

[目にも止まらぬ速さで、ざくりと深くまで右腕に剣が入る。
腕は何とか皮一枚で繋がったが、大量の血を流してだらりと力なく垂れ下がった。
持っていた槌をごとりと取り落とす。

元々の力量に加えてこの怪我だ。とても敵うとは思えない。
それでも追撃は避けようと、後ろに跳び下がった]

(85) 2014/12/15(Mon) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[後ろに下がりながら、ぜいぜいと息を吐いて]

―――はっ。アンタよぉ。
何でまた今になって、俺の命を狙う。
…他の連中だって散々仲間同士で殺し合ったろうに。

腹に一撃入れた程度でそこまで憎悪を向けるほど、
セシルが気に入りだったっけか?

[常に淡々と人を殺す道化が、こうして憎悪を顕にするのは珍しい。
10数年来の長い付き合い――とは言っても彼と用件以外で接する機会はあまりなかったけれど――の中で、何度あったことだろう]

(86) 2014/12/15(Mon) 23時頃

――――!

[ぎくりと体を強張らせる。
人の物とは思えない響きが聞こえたからだ。

…………。
それ、言われると、返す言葉もねえけどよ。
まあ、そうか。そうだな。

[今まで何度も、人の願いを奪い、絶望を与えてきた。
与えられそうになっても回避してきたのは、単に自分たちの方が強かったからで。]

……弱けりゃ負けて、強けりゃ勝って。
奪って、殺して。
そうやって生き残ってきたんだよなあ……


――勝て、ヘクター!

[負ければ、死ぬだけだ。
だから、勝て。
それはやはり、何も出来ない死者の無責任な願いでしかないけれど。

あげた声は、先程のような弱く絞りだすようなものではなく。
強く声を張り上げた。目の前の光景を、睨むように見据える。

どのような結果になろうとも、目を逸らすまい。]


【人】 墓荒らし ヘクター

例えアンタが相手でもよ。
さすがに、テメェが殺されようとしてる理由も
分かんねぇまま……襲われんのは、納得いかねぇんだが。

……俺はアンタの命令通り、
人狼退治に精を出してただけだって、のに、……

[軽口でも叩いていないと辛い。
汗の浮いた顔で無理やり笑みを浮かべながら、
それでも心のどこかで薄々感じていた。

ミナカが死に際に遺した言葉が頭を過ぎる。
―――ああ、もしかしてこれは、きっと―――]

(88) 2014/12/15(Mon) 23時半頃

 fuckin' !!

[苦い顔で、悪態をついて。
地団駄踏む時間もないから、せめて船長へ中指立てておいた。
立てておいてから、背筋が薄寒くなった。

恐れを振り払うために、ぶるるっと震えてから。
ホレーショーの叫んだ、無責任で勝手な願いに同意して大きく頷いておいた。

どのような結果になろうとも、逃げ出すまいと足に力を込めて。
なにも出来ない無力さを嘆きながらも、祈り、見据える]


(ホレーショーが)獣が嫌だろうというから、ヒトの姿に戻っておいたのに、怨みこもった視線を向けられた。
 理不尽だ。
 どういうことだと問うように、保護者らしいホレーショーを見たのだが]

 ……!!

[それより、この船のものとは違う、強い怨嗟を感じ取り、ざわりと身の毛を逆立てた。

 見ればすぐ思い出す。
 ヘクターが頭を潰した、あの、褐色肌の男だ。

 紅い瞳が、ざわざわと揺らめく。]


メモを貼った。


【人】 墓荒らし ヘクター

そう、かよ。

[問いを冷ややかに一蹴すると、道化が再び舞った。
あっという間に距離を詰められ、抵抗する術など録にない。>>91

刹那、双頭の獣につけられた傷を道化が一瞥した。
息がかかる程の至近距離で囁かれた言葉。
―――それに、先ほどの推量を確信する。]

(94) 2014/12/15(Mon) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[ミナカが言っていた。
人も人狼も生きたいことには変わりないと。
ホレーショーがグレッグの敵を討ちに行ったのと同じように、
大事な相手を殺されて、復讐に燃える気持ちもまた、
人と人狼で変わりないのだろう。

この道化が珍しく見せた人間らしい一面が、獣のそれとは皮肉なもんだが。
絶望を司る道化を前に、ふっと哂った]

(96) 2014/12/15(Mon) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

……俺が、アンタに下った時に言った言葉を覚えてるか。
『俺がアンタに力で敵わねェ限り、アンタの忠実な僕になってやる。―――だから、殺すな』ってな。

あん時は、アンタの畏怖に膝まづいた。
逆らっちゃいけねぇもんだと思った。

……何でかな。
あん時よりも力の差は絶対的で。
あん時よりもむしろ、死にたくねェ理由があるのに、……
今のアンタに命乞いをする気には、ならねぇんだ。

―――あばよ、"ネイサン"。
哀れな人狼さんよぉ!!

[腹に突き刺される刃には何ら抵抗をしない。
せめて血濡れた左手で一撃その顔を殴ってやろうと、拳を突き出した*]

(99) 2014/12/16(Tue) 00時頃

[未来に残るのが、絶望と静寂しかなかったとしても。
それでも、今はこの目に映る戦いだけが全て。

口を引き結び、拳を固めて。

絶望齎す船の長と、かつて船長と呼んだ男の戦いを
しかと見つめていた。*]


【人】 墓荒らし ヘクター

[煌々と紅い月が照らされる中。
道化の顔に、最後の足掻きが入る感触がする。>>100
それを見届けると、ざまあみろと言わんばかりにニヤリと口の端をあげた。

深傷を負った腹に、サーベルが突き刺さる感触はもう無い。
ただただ派手に血飛沫が飛ぶのをどこか朦朧とした意識で眺めていた。最後に道化が名乗るのを聞けば>>103]


――へぇ、本当は、…そんな……名前……なのか。
じゃあ、改めて、……あばよ、シャルル。

まあ、何だかんだで、 この船での人生、 案外、……… 

[僅かに残る意識でそう言葉を紡ぎ。
道化が血濡れたカトラスを抜くのを見遣った。
大口叩いといてこのざまじゃ、
あっちであいつらにあれこれ言われそうだな。
騒がしい連中の声を考えただけでうんざりする。

そんな風に思いながら、静かに目を閉じた**]

(107) 2014/12/16(Tue) 00時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/12/16(Tue) 00時半頃


[ヒトの形をした怨念に、尾と耳が不快感顕わに張り詰めた。]

 ───おまえに

 傅かれる覚えはない。
 失せろ。

珍しく、幽かではあるが感情が乗る。
 ぎろりと紅い双眸で一瞥すれば、もうそれきり、構うこともしない。

 意識は再び、目前の道化と副船長へ。]


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