132 lapis ad die post cras
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[パッと見た限りでは、エスペラントの様子に派手な動揺は確認出来ない。 やはり自分の意識が過剰なのか、はたまた感情のコントロールが未熟なのか。
そう思って少ししゅんとしながら、指先でアシモフの耳を軽く引っ張る。 やつあたりである。]
……―…― ―――…!
[調理室の扉の認証システムに右手を当てる。 ピピッ、と甲高い電子音を立ててロックが外れた瞬間、参休のアナウンスが辺りの空気一杯に響いた。
到着が近い。 この日々の終わりが近い。
天井に設置されたスピーカーを見上げながら、しばらくぼうっとしたように*立ち尽くしていた。*]
(11) 2013/07/22(Mon) 01時頃
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―調理室前―
[エスペラントに名を呼ばれ、はっと我に返り慌てたように彼に続き、開いた扉を潜る。
…此処に入船した当初は、到着の日が待ち遠しかった。 新天地のさらなる発展こそが自分の存在意義であり、自分の喜びはそこにしかないのだと信じ込んでいた。 此処での生活すら、そのためのリハーサルのようなものだと思っていた。そのようにプログラミングされていたからだ。
しかし、今。 新天地に辿り着けば、自分も、すぐ側にいるエスペラントも、アシモフも、他の皆もそれぞれの目的のために生きるのだろう―皆、ばらばらになってしまうのだろう―
そんなことがふと思われて、同時に飛来したこの感情は。 胸が締め付けられるようなこのパルスは。]
…―……… ――
[覗き込んでくるエスペラントの眼差しから逃れるように、弱さを隠すように、なんでもありませんと言いたげに首を振り。 ちゅーちゅーと暴れるアシモフに、居た堪れなさを誤魔化すようにくすくす肩を揺らしながらじゃれ返してみたり。]
(52) 2013/07/22(Mon) 14時半頃
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―調理室―
[なす、なす、とアシモフの声に応えるためにご要望の品を探すが。 一足早くエスペラントがそちらの下拵えに取り掛かってくれたのを見て、では自分は彼の為の食事を担当しようかと方向性を切り替える。]
………―…―
[エスペラントの構造を考えるに、固体と液体が混じり合ったような品は食べ難いだろう。 長いこと何かに集中した後の軽食ということも鑑みれば、やはりこれかなと冷蔵庫にコードを入力する。
貯蔵庫から取り出されてきたのは、ミルク、卵、バター、砂糖、粉類…。 パンケーキの材料であった。]
(54) 2013/07/22(Mon) 14時半頃
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[果物は…あまり種類がないか。
到着間際で、これだけ生鮮食品が保たれているだけでも素晴らしいことなのだ。贅沢は言うまい。 食という行為そのものだけでなく、食材にも拘りを見せていた彼の熱意の遺した業だろうかと、出航後暫くして儚いことになってしまったラッシードをふと思い出した。]
――…―……
[あの時は、ティソの存在で一頻り大騒ぎしたものだった。 宿主を探していると言っていた彼――彼女?――の助けには、生憎いくら頑張っても有機生命体にはなれない自分は、どうにも力不足だったという苦い記憶。
あの『ティソ』と、かつての『ティソ』が、どのようなやり取りを経て今の関係性となったのかを自分は知らないけれど。 二人とも、今、幸せならば良いのだけど。
そんなことを思いながら、しゃかしゃかとケーキの種を混ぜ合わせる。]
(55) 2013/07/22(Mon) 15時頃
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[くるくる、ぽん。 くるくる、ぽん。
きつね色の丸いケーキが宙を舞っては、皿へと着地する。 フライパンを器用に操る腕の持ち主は、しかし相変わらず回想に耽っているようだ。]
……―…― ……
[思えば、あの時から、だった気がする。
新天地での任務、それを考えれば、自分に我が身を守る義務があることくらい自明の理だ。 しかしあの時、必死に宿主を求めるティソの姿に…体内回路の、どこかがスパークした。
共生を謳っていても、相手は寄生生物。 宿主となることで己の身にどのようなリスクが降りかかるか、それが分からない以上は、いっそ見殺しにしたって然るべきであったろうに。
――わたくしが、助けることができるなら。
あの時自分はそう思って、それから、レンズに映る景色が少しずつ変わっていったのだ。 ……まあ、その契機では結局自分は役立たずだったのだけど。]
(67) 2013/07/22(Mon) 19時頃
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……――― ……?
[やがて、アシモフの尋常ならぬ叫び声>>36が聞こえ。 はたとそちらに目を遣れば、何やら包丁片手に笑んでいるエスペラントと、逃げ惑おうとするアシモフの姿。]
――……―
[脅かしちゃったんですか?とくすくす笑ってでもいるように、口元に手を当てて肩を小刻みに震わせる。
逃げるアシモフには、いらっしゃい、という意志を込めて両手を広げて示して見せ。 彼がそれに応えて此方に駆けて来るならば、抱き上げて、怖くないですよと落ち着かせるために頭の一つでも撫でてあげるつもりでいるけれど。
そして再び振り返って、ようやく気付く。
物思いに耽りながら焼き続けていたパンケーキが、とても一人分の枠では収まらない量に達していたということに。]
……………
[……余ったら、食堂にでも持って行こうかな…**]
(69) 2013/07/22(Mon) 19時半頃
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[腕の中、やけにちゅうちゅうと元気に鳴くアシモフの様子に首を傾げ。 下に降りたそうな素振りを見せたなら、そっと床に手を下ろしてやる。
エスペラントの脚部に尻尾をぺちんと当てていくのをあらあらと眺めながら、素早く部屋を出ていく姿を手を振って見送った。]
―…―――
[さてと、と中断していた作業に取り掛かる。 途中聞こえたじゅうじゅうという小気味良い音と香りに振り返ると、エスペラントが細い手で器用に細かく刻んだなすを炒めていた。
…なんだか休日に一緒に料理をしている夫婦のようだ。 ふと脳裏に浮かんだそんな発想を、大慌てで首を横にぶんぶん振って払い飛ばす。
頸部より上はそんな奇行に及んでいても、腕はてきぱきと動き続けている。 一つの皿には、見目麗しくパンケーキを数枚重ね、バターやシロップで盛り付けを整え。 もう一枚の一回り大きな皿には、量産されたそれをタワーのように積み上げ。]
(115) 2013/07/22(Mon) 23時頃
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[うっかり浮かんでしまった空想のせいで、エスペラントの顔が直視できず。
まずいこれはまた彼に心配をさせてしまう、この状況でまた大丈夫?とか聞かれたらわたくし間違いなく大丈夫じゃなくなる恥ずかしすぎて、と思考回路は猛スピードできゅるきゅると巡り。]
……―――!
[そして、タワー状のパンケーキの山の乗った大皿をがしっと両手で掴み上げ。 わたくしちょっとこれを食堂に届けてきますね、すぐ戻りますから! とエスペラントにジェスチャーで示し、調理室に隣接している食堂に繋がるドアを開け逃げるようにそちらへと滑り込んだ。]
(118) 2013/07/22(Mon) 23時頃
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………… …―――!!
[……ああああああ、やっちゃった……。
と、言わんばかりに。 飛び込んだ食堂の中、手近なテーブルに焼き過ぎたパンケーキの山をことりと置いて、そのままずるずると崩折れるようにして身体を折り畳む。 しゃがみ込んだような姿勢で、顔は両手で覆って。 うぃんうぃんと加速する冷却ファンの音はまるでうめき声のように。]
……… …――
[いくらパニックになったとはいえ、あの場面は落ち着いて冷静化を図るべきだった。
絶対変な奴だと思われましたどうしましょう、いや今更でしょうか。 一緒に食べるって約束したのに、あっそれを嫌がったと誤解されたらどうしましょう戻らないと!ああでもどんな顔して戻ればいいのか分からない!わたくしに表情はありませんけど!
『新製品』にあるまじきノイズで満ちた己の思考にほとほと呆れ返りそうになり、かくりと俯き。 ふと誰かに見下される気配に気付く。]
(144) 2013/07/23(Tue) 00時半頃
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………―― ……
[ゆるゆると垂れていたこうべを上げ、パンケーキの山に驚くライジを上目遣いに見上げた。 ライジさん、と呟くのは彼女の心の中だけの声。
見られた側からみれば、一ツ目のレンズがきゅいぃと此方にピントを合わせたようにしか映らないのだろうけれど。]
(145) 2013/07/23(Tue) 00時半頃
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[疲れてる?という問いかけ。 予想外だったそれに、ぱちくり、といった様子で、またレンズがきゅぃんと鳴り。]
――― …―
[ふるふる、と首を横に振る。 疲れてもいないし、働き過ぎてもいない。 ただ、自分がどうにも未熟すぎて嫌になってしまうだけで――]
……… ――?
[――え。
ぽかん、と一瞬固まる。「助かってる」という言葉に。 頭を撫でられても、動き出すことはなくされるがままに。
助けることが出来ている、のでしょうか。わたくしは。
例え社交辞令であっても、気遣いから出た台詞であっても、 その言葉はわたくしにとっては何よりもとうといのです。]
(153) 2013/07/23(Tue) 00時半頃
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[ライジに続き、キリシマの姿もレンズに捉え。 ようやくゆるゆると動き出した身体で、ぺこりと首だけを下げる礼をする。
エスペラントと扉を隔て、幾分パニックも収まったとはいえ、流石に未だいつもの最敬礼をお披露目できるほどの落ち着きは取り戻せていない。]
…――……
[パンケーキタワーを指差し、フライパンで焼く仕草をし、両腕をぶわっと広げて「いっぱい」のジェスチャーを取る。
「パンケーキ、焼きすぎてしまいましたので」という意志を伝えたくて。 そこまで伝われば、食べていいかという問いへの答えにもなるであろうと。
……勿論、どれもしっかり火は通り、所謂「美味しい」ものである保証はある。
けれど、とりわけ形良く焼けたものや、ふんわり仕上がったものは、きっちり選り分けて調理室で一際丁寧に盛り付けられているということは秘密だ。]
(154) 2013/07/23(Tue) 00時半頃
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[何かあったのか、というキリシマの問いかけ>>140には、 一瞬の間の後、ふるふる、とまた首を横に振って。
ええ、何もありませんでした。 わたくしがちょっと、誤作動してしまっただけなのです。
そうでした。わたくしは、誰かの助けになったり、ありがとうと言ってもらえたりすることが一番うれしい。 それは、誰が相手でも変わらないことのはず。
変な期待や妄想に悩まされる必要なんて、最初からどこにもなかったというのに。]
――……
[戻って、彼に非礼を詫びなければ。 すっと立ち上がり、ライジとキリシマの二人に向けて深々とお辞儀をする。
心からの感謝を込めたつもりではあったけれど、流石に一切の言葉も無くそれを悟れというのは無理な話だろうと、理解もしていた。]
(165) 2013/07/23(Tue) 01時頃
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――……
[…ただいま、戻りました…と。 粗相をした子供のような居た堪れなさを感じながらも、そろそろと調理室に繋がる扉をまたひらいた。
と、]
――― ……!!
[ガシャン!!と派手な音。 吃驚したヒューマンが反射的に目を瞑るのと同じように、レンズカバーがきゅっと閉まり一瞬視界が闇に閉ざされる。
恐る恐る再びそれをきゅるりとひらくと、 …割れた皿、傍らのジャック、そして彼を睨みつけているようにも見えるエスペラント。]
(171) 2013/07/23(Tue) 01時半頃
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―――――!!
[慌ててジャックに駆け寄る。 状況は全く読めないが、粉々になった皿の破片という危険物を視界に捉えただけでも、行動の動機としては十分すぎた。
怪我は無いか損傷は無いか、視認できる限りで確認して、ジャックがパニックに陥っていないようならば彼の口からも痛むところは無いかどうかだとかを聞き出そうとして。
一通りの見聞が終わったなら、きっ、と顔をエスペラントの方に向け。]
(177) 2013/07/23(Tue) 01時半頃
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―――……!! … ――!?
[そのまま、抱きつかんばかりの勢いでエスペラントの方へ駆け寄った。
彼の細い手を取り、キャタピラの表面に触れ。 ヒューマンならば半泣きになっているのではないかと思わせる必死さで、傷はないか怪我はないかと、白い腕でエスペラントの其処かしこに触れる。
彼の狼藉に関しては、一切の言及をしようとする素振りもなく。
やがて、紅い爪で彩られた指が彼のガラス面に触れ。 そこでようやく浮かび上がっていた文字に気が付き、はたと我に返ったのか、ぴゃっと両手をばんざいのような形にして仰け反る。]
……――…
[羞恥に視線を彷徨わせるように、レンズを明後日の方向に向けながら、 ただいまもどりました、という言葉の代わりにぺこりと小さく頭を下げて。]
(181) 2013/07/23(Tue) 01時半頃
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[ジャックとエスペラントの位置関係、それに皿の割れ方を見れば、エスペラントがジャックのいる方向へ向けて皿を投げたのだろうという結論には辿り着く。
つまり、エスペラントが怪我をしている可能性は低い。むしろ何をしているのかと叱責しなければならない場面だったのだろう。
けれど、駄目だったのだ。
ガシャンと響いた砕ける音、それに飛び散った破片を見てしまっては。 折角冷静さを取り戻したはずの思考回路が、また真っ白になってしまったのだ。
怪我の可能性を考えて、ジャックの様子を優先的に診る、そんな当たり前の行動が叶ったことが奇跡的だったとすら思えるくらいに。]
…… ――…―
[エスペラントが短絡的に暴挙に出るとは、彼女にはとても思えない。 きっと何かしら、彼の中で譲れない何かがあったのだろう、それは信じている、けれど。
びっくりさせないでくださいよ、 しんぱいさせないでくださいよ。
そんな思いを込めて、彼のボディーを駄々っ子のようにぽかぽか叩いてみせるくらいは許されるだろうと。]
(187) 2013/07/23(Tue) 02時頃
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[……聞き間違いだろうか。 今、名前を呼ばれたような。
それも、滅多に耳にすることの出来ない声で、呼ばれたような。]
……… …―――――?
[心の中だけの声で、かの人の名を呼び返す。
いつの間にか、仰け反った時に支えられていたことと、叩いていた手が止まりエスペラントの胸元に添えるような格好になっていたせいで、まるで抱擁でも受けているかのような体勢になってしまっていたけれど。
認識すればまた照れで一暴れしてしまいそうな状況にも、きょとんとエスペラントを見上げるばかりの頭は気がつかないまま。]
(190) 2013/07/23(Tue) 02時半頃
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[例えどんなにか細い声でも、聞き逃しはしない距離だったから。 聞き逃しはすまい、と思ったから。
聞こえている?という問いかけに、こくりと頷いた。]
……―……
[…あ、パンケーキ、いいのかな…。 ふとそんな雑念が交じりそうにもなったけれど、 エスペラントの細い手指で撫でられれば、感覚の全てはまたそちらに集中して。
ふるる、と身体が小刻みに、不随意に震えた。]
(193) 2013/07/23(Tue) 03時頃
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[嫌だなんて思わない、その意を示すため、また首をちいさく横に振り。 身体が震えてしまうのも、擽ったいような、こそばゆいような、そんな感覚のせいなのだと、伝えたいけれどどうすれば伝わるだろうか。考えるのが少し難しい。
彼の微かなバリトンに耳をすませていると、何故か頭がぽうっとしてきてしまうから。]
―――……
[それでも、きっと何かを求められているのだろう。 それくらいは分かるから。 そして、応えたいと思うから。
エスペラントの手に自分の指先を絡めて、きゅっと握った。**]
(196) 2013/07/23(Tue) 03時半頃
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―調理室―
―………―?
[再度呼ばれた名前に応えるように、小首を傾かせる。 ……彼の『声』は、何処から発されているのだろう。 自分には無い、その能力。
周囲の証明を透かし乱反射させるような透明なフォルム、 その内部、緑色の体液に浸された、ヒューマンの脳を模した部位――あるいはそのもの?――。 細かな機動のひとつひとつまで目に留まる精巧な手指。 表情筋というものは無くとも、充分に感情豊かにくるくると動く眼。
装飾美とも違う、機能美とも違う、 けれどそのひとつひとつが、この視線を捉えて離さなくて――]
(299) 2013/07/24(Wed) 00時頃
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……… …――… ――
[そんなことをぼんやりと思い耽っていたら、
…え、今、なんて?]
(300) 2013/07/24(Wed) 00時頃
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