207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[白狼が、三つ脚のギリアンが。親子のよう抱き合い永久の天に還り、動かなくなったあと。 夜の世界にざわめくほどに風が吹き始めても、絶望号は束の間しんと静かになった。 男二人笑うように詰り合ってからは誰一人の衣擦れすらせず、みゃーおと猫が鳴くばかりだった。 背が、脚が、全身が痛――]
――……、
[こめかみに銃口、がちりとそれが不発する瞬間までを、おそらく僅かでもこの目にすることあれば、身を引きずってでも止めたに違いない。 けれど女神は、ただ静かな船の中で采配を下した。]
(15) mmsk 2014/12/18(Thu) 04時頃
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[紅い月の昇る夜。それが沈むまで。 二度を繰り返す間、幾つの命の灯が潰えたろう。 数々の屍と同じに、力なく壁に上身を預け。 傍らの航海士を案じるよう、伸ばした指の先も、今は。
静かな眠りの淵の中、束の間の休息を*]
(16) mmsk 2014/12/18(Thu) 04時頃
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ジェレミーは、議事のダイスは全部手打ちだよ [[ fortune ]]
mmsk 2014/12/18(Thu) 22時半頃
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――if・あったかもしれないこと――
[陸地について、大抵の船員のやることといえば、抱え込んだ戦利品の換金と、その金で酒と女とその他諸々の必需品を買うことだ。 絶望色の船がもぬけの殻になるまで、皆が皆散り散りになる。 一晩しても次の夜まで帰ってこないようなのがいる中で、己はといえば数時間を陸地で過ごして、酒の一瓶か二瓶抱えて戻るのが常のこと。 後は備蓄と船員の人数の確認をし、気が向けば甲板を隅まで掃除していた。これだけ人がいなくなれば、ずいぶん仕事も捗るというものだった。 だから、船に戻ってくるのは早い方で、盗みに入るような鼠も逃しやしなかった。 そんなことだから、白羽の矢が立った。]
……はぁ。
[敬愛す絶望の道化曰く、料理人が酒場で酔いつぶれていると。 介抱して連れ帰れというのが本日の命令のようだ。 普段ならば道化の言葉には即答ではいと返すところなのだが、あまりに呆れる内容に、気の抜けたような返事が口から出てしまった。]
(40) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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[とにかく、行く他の選択肢はなく、指定された酒場へと足を向ける。 戸を開けると酒場特有の騒がしさと、人熱れに酒精の匂いがした。 つかつかと床に転がる男に歩み寄る。]
帰るぞ。
[返事はあったか、ないか、暴れたかどうか。 肩を抱えて無理矢理立たせ、力の入らない男が自分の重みで崩折れて無為な怪我などしないようにと、一歩一歩を確かめるように戻る。 自分より少しばかりだけ背の低い料理人に肩の高さを合わせて、船の甲板を踏ませた。]
(41) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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[さて、ついぞ酔っ払いの介抱などしたこともない。 どうすればよいのだったか、頭の裏側まで記憶を探ってみたが、吐き戻すだろうということと、後は水分を取らせるくらいしか出てこずに。 水を得ようと厨房に向かったところで、昨夜にその料理人自身が煮込んだスープがまだ少しだけ残っていたのを見つけて、猫の餌になる前に器によけた。 結局その日は料理人は目を覚まさず、冷えたスープと水と、遅ればせのバケツを手に再び医務室を覗いたのは、朝。]
起きたか、――
[体調を問う言葉が続くはずだったが、濡れた床とその側に座り込むニコラス当人を見て先が消えた。 消えているうちに、足元に何かが縋りつく。ニコラスの腕だとわかったのは、更に足元を見やった時だ。]
(42) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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どうやって。
[助けて、と縋られて、是も否も言わずに方法を聞いた。 酒を無心されたら、自分の手の荷物を見る。]
今はない。 ミナカは知らんが、船長なら戻っているから、お前に飲ませていい酒があるか聞いてこよう。
[皮肉のつもりだったが現状への戸惑いが勝って真顔になってしまった。 そのまましゃがみ込んで、まずはカップの水を手渡した*]
(43) mmsk 2014/12/19(Fri) 00時頃
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[思考する頭なんて、随分前に止まっていた。 もともと向いちゃいないのだ。必要と意思と何かにかられてしていただけで、頭脳労働がそれほど得意なわけじゃない。 ぷつんと糸が切れたように、脳味噌は闇に沈んだ。 それを引き上げたのは、乱暴な手>>32。 意識が戻ったのは引きずりあげられたとき。目が覚めたのは、そのまま放り投げられたとき。 したたかに背中を打ち付けて、はじめから痛かった身体がさらに悲鳴を上げた。]
――……クソにクソ呼ばわりされる筋合いはない。
[力ない悪態ひとつ、身体を起こす。 船が軋み、動いていた。風が吹いたのだと繋がるまで僅かの間。 天井見上げ歩き出すフランク>>33の、数歩後ろを付き従う。 振り向いた先眠る獣たちに、目を眇めた。]
(51) mmsk 2014/12/19(Fri) 14時頃
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部屋、無事か?
[医務室を叩き壊すよう振り回された獣の腕。壁は一部崩れ、振動と衝撃で滅茶苦茶になっていた。 真隣の5号室はかなり損害が激しそうだが、その隣の4号室がフランクのものだったはずだ。 事が起きたのが船首側でなくてよかったと他人事のよう思いながら、階上へ向かう。 所々に新しい血の痕が見え、眉を顰めながら*]
(52) mmsk 2014/12/19(Fri) 14時頃
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――if・酒臭の医務室の話――
[靴が濡れた。酒か胃液か吐瀉物かわからないものがついた足を睨みつつ、水を飲ませる>>48。]
生憎酔い潰れた奴に飲ませる酒に溢れてる船じゃないんでな。
[身体を掻き咳き込む様子はいわゆる二日酔いというそれとは少しばかり違う気がした。 が、ニコラスの目に見えるものは共有できない。這いずり回る虫も食い破る蟻も見えない。 見たこともないようなしおらしさで下っ端に任せておけと言うのに、ふんと鼻を鳴らして。]
あの時間に戻っている奴が私しか居なかった。 それ以上でも以下でもな――おい、吐くな汚らしい。
[バケツを床に叩きつけて、吐くならここへと無言で示す。 縋り付かれていた足ごとニコラスの腹を膝で蹴り上げた。]
(53) mmsk 2014/12/19(Fri) 21時頃
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――第二甲板――
生きてる。生憎死に損ないだからな。 あれで起きなかったら死んでるよ。
[叩きつけられたその衝撃で気を失う可能性も無きにしもあらずだったが、とりあえずはその運命は回避した。 口の中が塩苦い。]
……他の死に損ないは、セシルだけか。
[板の軋みと風の音と、フランクの声>>60>>62しか聞こえない中、静かに問う。 滑る足元が死に損ないの地獄への道標のように思えて苦い息を吐いた。]
(85) mmsk 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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船長室でも副船長室でも、空き部屋だ。 今ならどの権力も持てるぞ。
[笑うつもりが、うまく笑えない。 船員名簿は捨てて作り直したほうがいいだろう。あまりにも横線とバツが多くなりすぎた。 仕事は尽きないな、と視線を下げる。]
(86) mmsk 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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――甲板――
[フランクが呼んだその声>>63で、セシルはそこに居るのだと思い込んでいた。 だから、隠れていると聞くまで視線は落ちたまま。 代わりに居ないと判れば、脇目も振らず船尾へと向かう。 何が出来るわけでもないが、せめて船が流される事を防ごうと。]
――セシル! お前の波読みがなければ、と言ったろう。
[この船の航海士が、あれだけ風を、波を気にかけていた航海士が、この船を捨てるとは考えられなかった。 声を上げれば何処かから顔を出すだろうと、名を呼んだ*]
(87) mmsk 2014/12/20(Sat) 23時半頃
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見てくれだけになるが、せめて汚したままにしておくものかと思ってな。
[好き好んでこんな時に掃除だの片付けだのしたがるのが誰だか、察しのよい審美眼を持つ男ならわかっているだろう。 船尾の梯子を上りながら、答えた。]
私は船長を敬愛していたが、船長になりたかったわけではない。 誰かの下につくのが似合いの男だ。 お前こそ、舵も取らない波も読まないで、ただの平でいられると思うなよ。
[この船に乗ることが叶う、それが唯一の望み。 誰にも語っていないので誰も知らぬ事だが、そもそもこの船には権力を求めるのに飽き飽きして乗ったのだ。 そんな己が今更何を言う。]
(97) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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――……死なないと、何度言っても覚えぬらしいな。
[怯えたような声がした>>67。確かに、いま敵船に出会いでもすれば危ないところだが、それを今、この場で、この船の中で怯えても仕方あるまい。 口を回す類のことはフランクのほうが随分得手だ。見えもしない何かに語りかけ、空砲が空に火花だけを散らせる。 となれば、だ。]
(98) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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誰を見てドグサレだと?
[転がり出たセシル自身に向かうのは己の役目だろう。 サーベルも持たぬ丸腰で、船尾楼を跳び降り銃口の前に立つ。 爛々と碧い目をしている。ヘクターの言葉が、頭に過ぎった。 "牙を剥くようなことがあったら、責任をもって始末しやがれ。"]
航海士には、まだ死なれては困る。 まだ牙は隠しておけ。
[装飾銃それそのものが、甲板を飛ぶ。 それがセシルの気を引くか何らかの狂いを与えるなら、己はそのままセシルとの距離を詰め、銃を持つ手を掴むつもりで手を伸ばす。]
(99) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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使えん女神だ。
[銃はセシルに当たることもなく、甲板を滑る。 船の縁、壊れかけの柵の近く後退ったセシルへ、一歩、近寄る。]
丸腰を撃つほど腰抜けか? 私は何度お前を護ると言ったら信じてもらえるのか。 確かに私は裏切り者かもしれないが、これほど信用のない男だとは思っていたなかったよ。
[フランクの両手はホールドアップ。反対に、己の両腕はあくまで下げたまま。]
(102) mmsk 2014/12/21(Sun) 01時半頃
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[振り回された腕を見て、それを機とばかり真っ直ぐ手を伸ばした。 暗闇の中、無闇矢鱈の腕を掴むことなど、容易い。 ぱし、と手首を掴めば、腕の動きは止められるだろうか。 そうでなくても、フランクに銃を奪えとくらいは言ったかもしれない。]
セシル。 誰がお前を狙う。誰がお前を殺す。言ってみろ。
私がそいつを完膚なきまでに殺す。 そういうふうに私を使え。
私がお前の武器になる。
[それならば、もう銃などいらないはずだ。 あの時も説いた、その手を汚すなという言葉を、言い換える。]
(105) mmsk 2014/12/21(Sun) 02時頃
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そうだな。確かに私はお前より強い。お前は私より弱い。 殺そうとすれば殺せるだろう。 だが、それは力がお前の領分でないだけの話。 力でない部分で、お前が、セシルが、必要なんだ。 私は、馬鹿だからな。
……こういう説得めいたことは苦手なんだ。どうすればお前は、その恐れを捨ててくれ、
[ばきり、と嫌な音がした。 掴んでいた手、離すまいと力を入れていた先が、がくんと重くなる。]
(109) mmsk 2014/12/21(Sun) 02時頃
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ああ、死んだな。 だからこそ、私たちはその分生きなければならない。
癇癪や気まぐれで捨てられるような軽い命ではなくなったんだ、私たちの心臓は。 だから、お前も、私も、フランクのも。簡単に死なせやしない。
[セシルの腕を強く掴んだまま、怒鳴りつけられても碧い目を見据える。 壊れた柵から引き離そうと、もう片腕を伸ばしセシルの上身を支える。]
(110) mmsk 2014/12/21(Sun) 02時頃
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クソにクソ呼ばわりされる筋合いはないとさっきも言ったはずだ。
[自分の身体ごと引き寄せられ、それで随分セシルを救うのは楽になった。 一息に航海士を引き上げる。半ば抱くような形になっても、気に止めるものか。 甲板に倒れ込む。打ち身だらけの身体には些か辛い仕打ちだが、生き残りの仲間が失われる事より何倍も軽い傷だ。]
……――そうだな、眠っておけ。 悪い夢でも見たと、起きてくればいい。
[気を失ったらしく瞳の閉じられたセシルの身体を、己に凭れさせるよう抱きとめ。 さて医務室と彼の部屋と、どちらに運ぼうか。 他の男たちより幾らか軽い、細い航海士の身体を、そっと抱き上げる*]
(118) mmsk 2014/12/21(Sun) 03時頃
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ジェレミーは、ザック!!!
mmsk 2014/12/22(Mon) 01時頃
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