308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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―― 終幕 ――
[ヴゥン、ヴヴゥン。
鄙びた雑居ビルの一室で、 空調が低い唸り声を上げている]
この地区は まだ電気が来ているのか。
[迷彩服姿の男が 物珍しげに天井の空調を見上げた。 その手には、自動小銃が握られている]
(107) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[昭和めいた雑然とした灰色のビルディングは 見る影もなくなっていた。 打ち捨てられたその街に立ち入る者もなく ただ、建物は朽ち果てようとしている]
……いる。
[油断なく辺りを見回していた男が、 立ち止まる。
そうして、その扉を、蹴破った]
(108) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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『お"、おおおおれだよぉ。お"れぇ』
(109) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[親しげに、肉塊が男に話しかけてくる。 そのオフィスには、腐臭が満ちていた。 思わず男は、鼻を塞ぐ]
…………………。
[喋る肉塊から、目を離せない。 身に纏ったスーツからかろうじて 男性だということが判別できた。
奇妙なのは、その腕が 壁の配管に手錠に繋がれていることだ]
(110) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[眼球は腐り床に落ち、 ところどころ骨が見え隠れしている。 それでも、残った喉で、舌で、 こちらに懸命に話しかけてくる。
感染したこの人間を、誰かが閉じ込めたのか。 それとも周囲に危害を加えぬように、 自らここに閉じこもったのか]
意識は、まだあるのか?
[あるわけがない、と決めつけつつも 聞かずにはいられなかった。 自動小銃を、向ける]
(111) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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『ここここうつうぅ、じこぉ。 ごひゃぁ……くまん。けいさつがぁ。 ごひゃく、くくく、ごひゃくまん えんえんんんんん』
(112) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[――500万円。
壊れたラジオのように繰り返す言葉は ほとんど理解できないものだったが、 唯一その単語だけは理解できた]
金なんて この世界じゃもうなんの意味もねえ。
[銃口を向けたまま、 耐えられずに目を逸らすと]
(113) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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『しってるよ』
(114) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[突然、ちゃんとした単語が返ってきた、 驚き顔を上げても、 そこには嗤う肉塊がいるだけだ。 割れた窓から、 冬のから風が吹き込んでいた]
知ってるか。ならいい。
[引き金を、ひいた]
(115) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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『あは、あはははっははははっはは』
(116) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[頭に一発、二発、三発。 そうしてようやく、笑い声は止んだ]
……良い顔で笑ってやがる。
[動かなくなった肉塊に近付き、 軽くブーツの爪先で蹴飛ばして 仕留めたことを確認する。
床に大量に転がったサングラスに目を遣り、 そのひとつを拾い上げた]
(117) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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じゃあな、伊達男。
[眼球が零れ落ち 銃弾で穴だらけになった顔面に サングラスを掛けさせてやる。
なかなか似合ってるぜ、と笑いかけて 迷彩服の男は去っていった]
(118) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[動かなくなった肉塊。
まばらになった頭の黒髪が、 窓から吹き込む北風に揺れていた。
その口元は、やわらかに微笑んでいる]
(119) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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[神さま、見ていたかい。
誰を襲うこともなく、 誰の迷惑になることもなく。
最後くらいは、 まっとうな人生を送れただろう?]**
(120) gurik0 2020/10/28(Wed) 22時頃
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