256 【突発RP村】胡蝶の夢
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お使い ハナは、メモを貼った。
choro4946 2016/11/18(Fri) 00時半頃
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── 現世 ──
『むかぁしむかし──、』
[紡がれる響きは、優しく心地良い。 何処かで聞き覚えのあるそれは けれど、すぐには思い出せず あたたかな微睡みに落ちゆく感覚に溺れる。]
……『私たちが此処に居たこと』
[綴られた御伽噺おしまいに そんな言葉を聞いたなら 遠い、遠い 何時かの“記憶”が、 くっきりとした輪郭を持って色づく───。]
(33) choro4946 2016/11/18(Fri) 21時頃
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[──… ああ、これは 夢 。 わたしの中で形作られた ただの御伽草子なんかじゃなく “いつか”のわたしのものだと解る。]
「かあさん!」
[うと、うと、重たい瞼を閉ざしたままで 微睡みに身を任せていれば、わたしを呼ぶ声がした。]
──… う、ん……?
[ぼやけた視界に映る瞳は じっとこちらを見つめて。]
ああ、……ロジェ。
[つい先日、11歳を迎えた息子だ。 「起きてよ!」と不満げに膨らむ頬が愛らしい。 つん、と指先で突けばくせのある柔らかな毛が揺れた。]
(34) choro4946 2016/11/18(Fri) 21時頃
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「母さんのねぼすけ。 ミミの面倒だって、僕がずうっと見てたんだから!」
[胸を張りそう告げては、 褒めろとばかりに此方へ擦り寄る。 触れた髪に残された寝癖を見つければ ──ふと夢に見たあの少女を思い出した。
そうして身を起こし辺りを見回せば 寝惚けた意識が覚醒すれば此処が、 母の故郷である街の修道院だとわかる。 訪れたは良いものの、降り積もる雪に閉ざされたまま 随分と長い間、食堂と思しき一角の古いソファで わたしは眠ってしまったらしい。]
(35) choro4946 2016/11/18(Fri) 21時頃
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[薄い毛布一枚で寒さを感じないのは、 設えられた暖炉によるものだと思うけれど 見遣る窓辺は白く雪が降り積もり 外はきっと、身震いしてしまうほどに寒い。]
……夢を、見ていたみたい。
[ロジェの頭を撫でながら、ぽつりと零す。 辺りに人はいただろうか。 雪に閉ざされた修道院はまるで、 “あのとき”のようだ、と 半ば夢のような不思議な心地で。*]
(36) choro4946 2016/11/18(Fri) 21時頃
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……んー…、
[ロジェを撫でる手を止め 強張った身体をほぐすべく軽く伸びをする。 少し重たいのを感じて立ち上がれば 小さなミミがすぐさま飛びつき、 よろけたのと共にくせのある栗色の髪がふわりと揺れた。]
「ねぇママ、いつかえるの?」
[黒ぶち眼鏡の向こうから、まあるい瞳がわたしを見つめた。 7歳だというのに随分と早く目を悪くしてしまって ──ああ、でも。“わたし”によく似ているわ。 ゆるりと首傾げ、すこし考えて]
(66) choro4946 2016/11/19(Sat) 21時頃
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雪が止んだら、かしら。 パパが待っているものね。
[微笑みかけて答えたなら、 そのままミミを抱き上げふらりと歩いたなら 幾人かの人が目に付いた。 顔立ちを見るにきっと、国籍も違う。 何故かしら、 まるで遠いどこかで見知ったような 懐かしさを抱くのは、わたしだけかもしれないけれど。*]
(67) choro4946 2016/11/19(Sat) 21時頃
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[ぱちぱちと火花の弾ける心地良い音を耳にしながら 古ぼけたテーブルを見遣り、甘い匂いを感じたような気がして ふと、扉の開く音に視線をそちらへ馳せる。]
……あら?
[若い男だ。彼も旅行、だろうか。 東洋の国の人らしい。>>69 外国人に知り合いなど居ないはずなのに、 見覚えのあるように思われた。 それも気のせいかとすぐに視線を逸らすものの、 ……胸に残るのは妙なざわめき。]
(74) choro4946 2016/11/19(Sat) 22時頃
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[けれど見つめる視線に気付けば、再び目を向ける。]
ええ、家が恋しくなってしまいました。 ……懐かしいですね、なんだか。
[温和に思われる話し口。>>70 時折耳にする、やさしい国の人だろう。 笑みを浮かべ言葉を返すけれど]
あら、何故かしら。 「ですね」なんて、可笑しいわね。
[同意を求めるような自分の言葉に くすり、と笑いが零れてしまった。]
(75) choro4946 2016/11/19(Sat) 22時頃
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[狼狽える彼の様子>>81にくすくすと笑ってしまって。 あの子ならどうしたかしら? なんてふと、“わたし”に思いを馳せる。]
……あら、貴方も? どこかでお会いしたことでも…なんて、ふふ。
[その彼が知っている誰かと 似つかわしい雰囲気を纏っているせいか 言葉を零しては可笑しくて自分で笑ってしまう。 彼の目には、変な外国人として映っても仕方ない。]
ふふ……確かに似ているわね。 この街ね、母の故郷なのよ。
……ヴィオラといいます。 こうして会えたのもきっと何かの縁だわ。
[柔らかな笑みを浮かべ名を告げる。 出会ったばかりなはずの相手に対し、不思議な気軽さで。]
(88) choro4946 2016/11/19(Sat) 23時半頃
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[曖昧な笑いに首を傾げる。 やはり変な人に見えてしまったかしら? つい先程まで夢見ていた景色の割に、 不思議な懐かしさに思いを馳せながらも今は気楽で。]
……夢、ですか?わたしもです。 それでかしら、なんだか覚えがある気がして。
[少し遠くを見つめながら]
ええ、ついでにこっちはロジェとミミ。
リク?そう、よろしくね。 ふふ。楽器の意味もあるけれど わたしの名前は花の方、です。
[写真を、と問われればひとつ頷き]
もちろん、是非とも記念に。
(126) choro4946 2016/11/20(Sun) 19時頃
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ふふ、ありがとう。
[柔らかく微笑み返すけれど ミミを見つめる彼の顔に、微かな躊躇いを気取ったか。 夢に見た誰かと似つかわしい雰囲気の、 ──“わたし”の食べられる瞬間は、 そういえば見ないままだっけ。]
ありがとう。 リク、貴方も素敵な名前だわ
[にこりと目を細め 普段は聞き慣れぬその名をもう一度唇に乗せる。]
どういたしまして。 [頷き立てかけられた画面の前に並んだ。 見せてもらった写真を覗けば、礼を述べて]
(140) choro4946 2016/11/20(Sun) 20時半頃
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ふふ。そうね、 家が恋しくなっちゃうわ。 貴方もお気を付けて、素敵な旅を。
[軽く頭を下げ、離れる姿を見送った。 なつかしさを抱くこの場所での 新たな出会い に どうか幸せで、と無性に願いたくなるのだった。*]
(141) choro4946 2016/11/20(Sun) 20時半頃
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──それから──
[やがて、世界を閉ざした雪は止んだだろうか。 白に彩られた世界へ踏み出す。 入り口を少し進んだ先、振り返り見上げる景色は いつか、遠い日の“わたし”が見たのと同じもの。]
──… ねぇ、帰ったら雪合戦でもしようか。
[唐突に手を繋いだ先、ロジェの方へ目を向けては 大人げのない誘いをしてみる。 ふるりと一つ身震いしては、甘えるナナを抱き上げ 柔らかな髪をひとつ、撫でて]
(164) choro4946 2016/11/20(Sun) 23時半頃
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ありがとう、 ……ハナ。
[知らない“わたし”を、素敵な夢をありがとう。 誰もいないその先へ、ちいさく呟く。
──わたし達が 幸せに暮らす、今。
紡がれる物語はきっと今も、これからも。 どうか、やさしく幸せなものでありますように。]**
(165) choro4946 2016/11/20(Sun) 23時半頃
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