289 【ペア】風邪引いたあの子ん家に行く村
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[状況の割に吐いた勢いでテンションはおかしくなっている反面、体には力が入らないらしく、ぐったりと力の抜けた弱々しい体を支えながら個室を出て、ベッドへ移動するのに付き添う。 それほど力持ちではないので、ゆっくりと。
足元に気をつけつつベッドにたどり着けば、今度もゆっくりと体を離し、彼をそこに寝かせる。]
スポドリここ置いとくね。 水よりそっちのがいいでしょ。
[吐いた直後だ。味のついたもののほうが、まだマシな気がする。
宇原の額にある剥がれかけの冷却シートを指で押さえつけてみるが、もう随分温くなっているようだ。]
これも貼り替えるか。
[そう言うと、新しいシートを取り出して宇原の額に貼り付ける。 そのついでに二度三度、ゆっくりと頭を撫でた。 成人した男相手に何をしているのだと思わなくもないが。
どうにもこの弱り様が気の毒で、つい。]**
(91) 2018/12/01(Sat) 06時半頃
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イスルギは、ウツギの眉間を親指で押した。
2018/12/01(Sat) 06時半頃
イスルギは、ウツギに思い出したように体温計を渡した。
2018/12/01(Sat) 06時半頃
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[トイレを出ると、宇原が台所で立ち止まり流しで口を濯ぐ。>>101 べ、と吐き出された水がシンクの底を叩きばたばたと低く高く音を反響させた。]
あー…急に飲みすぎたか。 そりゃあ…参ったね。
[口元を拭う彼の背中をとんとんと軽く叩く。残りも催すなら今だ。]
まだ出そう?
[確認してはみたが、どうやら一旦落ち着いた様子に見えた。 叩いていた背中をひと撫ですると、再び肩に腕を回して来た彼を支えて部屋の奥へ戻ることにした。]
(107) 2018/12/01(Sat) 17時頃
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[宇原をベッドに転がしながら、過干渉かもな、そんなことを考えないではなかった。 けれど、病人の扱い方なんてよくわからない。酔っ払い相手ですらこの程度はやるのだし、風邪ひきゲロ野郎にもこのくらい世話を焼くのは妥当なラインな気もした。]
(108) 2018/12/01(Sat) 17時頃
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>>102
[枕や抱きまくらに印刷された美少女たちにしがみつく知人というのは正直、なんとも言えないキモさがあった。かといって岩動も所詮はオタク。同じ穴のムジナ。
岩動だってふたなり美少女の1/1膝枕フィギュアなどが安価で手に入るなら購入を検討し、洋服や香水もこだわり抜き身にまとわせてそのお膝に顔を埋める理性の吹き飛んだ私生活を送っていただろう。 ここまであけっぴろげにできていたかはさておくが、あけっぴろげにできる分、顔がいい分宇原のほうが随分爽やかでマシなはず。 ……だがしかし岩動は実行には移していないので、やはりその分宇原にアドバンテージが有り、実際今眼の前にある光景にはやはり若干引くのであった。
というか、単純にパンチ力がすごい。]
(109) 2018/12/01(Sat) 17時頃
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>>103
頭から枕カバーかぶったけようか?
[そうすれば美少女に看病されているような気持ちになれるかもしれない。28歳の、彼から見ればおっさんに片足をつっこんでいるであろうメガネの冴えないオタクが眼前にあるよりは幾分マシでは?という冗談交じりの提案だ。]
何かしてほしいことある?
[風呂はこの様子じゃあ無理だろうし。やはり美少女枕カバーをかぶって美少女になってやるのが一番良いのでは。]**
(110) 2018/12/01(Sat) 17時頃
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>>112>>113
[岩動紅一。28歳会社員。 どこにでもいる何の変哲もない無害なソロプレイヤーのネトゲオタク。…彼との付き合いが浅い人間はその程度の認識だろう。
だが腐ってもオタク。 彼にはどうしようもない性癖…『ちんこ萌え』属性があった。
皆さんにも覚えがあることだろう。男優が気持ちよさそうだと抜ける、とか。男優のちんこが自分より小さいと萎える、とか。そういうことだ。
その類の意識をどんどん拗らせていったのがこの岩動紅一と言うオタク。
だが決して同性愛の性質があるわけではない。 可愛い女の子にちんこが生えていて、ちんこも気持ちよくてえっちになっちゃう女の子が一番抜けるというだけで。]
(115) 2018/12/01(Sat) 18時半頃
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[だから、宇原の抱き枕カバーを被ることにより岩動は、ふたなり美少女に…]
ならない。
体まるごと男とかバランス悪すぎて萎えるしそもそもふたなりの良さそれだと死んでるよね男の娘でいいよねまあ男の娘もいけなくはないんだけどすね毛とか絶対勘弁して欲しいしふたなり美少女はパイパンじゃないとなんか汚くて抜けないしそもそも俺の変身願望はこんな低クオリティじゃ満たされるわけないんだよねそう言うとこウツギくんてキモオタのくせに理解が浅いっていうか若いって感じするよなあ今回のこれは俺の欲のためにやることじゃなくてウツギくんが美少女に看病されたほうが嬉しいかもねっていう俺の計らいっていうか粋な冗談っていうかまあそういうことじゃない?
[ここまで一息。ちなみに読まなくても良い。]
(116) 2018/12/01(Sat) 18時半頃
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まあ、やるけどね。
おもしろそうだしね。
[やるのだ。少しの本気をにおわせたばかりに、はちゃめちゃにキモい遊びになってしまっているが、やるのだ。]**
(117) 2018/12/01(Sat) 18時半頃
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[宇原が少し調子を取り戻しているようにも見えるのは、一時的なものなのか、出し切ったからなのかわからないが。本人的には遊び足りないようだし…]
んーーー…
俺が居てもウツギくんが疲れないなら泊まってこうかな。 明日休みだし。 いい?
[食事がとれない程度ならば一人の方がゆっくり休めるだろうしすぐに帰ろうと思っていたが、ここまで弱っているのを放って家に帰ってもどうせ気になってしまうだろう。]
(119) 2018/12/01(Sat) 19時半頃
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>>118
ウツギくんにきめぇとか言われるの本当に心外。
[むせながら笑う様子を尻目に、性癖トークを繰り広げる。]
ほんとそこ相容れないよね。 俺は二次元でくらいつるつるきれいな裸じゃないと萌えんが…だってファンタジーだしきれいなほど良…あっ 萌えるな…
[同時に岩動も脳裏の二次元ファンタジー空間のふたなり美少女のノーパンセーラー服たくしあげバージョンを吟味するように唸った。]
(120) 2018/12/01(Sat) 19時半頃
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[そんなことを離しているうちに、体温計を脇に挟んだ宇原の隣には腰までずっぽし抱き枕カバーに包まれた岩動が腰掛けていた。]
(121) 2018/12/01(Sat) 19時半頃
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>>122
[宇原の無理など知る由もない岩動は、彼のくるくるまわる口と表情にいくらかの安堵を覚えた。しかしその安堵も束の間、調子に乗りすぎたツケが宇原を襲う。]
めっちゃむせてるじゃないの。 ちゃんと水分とって。
[吐いた後って喉焼けるみたいに熱くなるし痛むよなあ、などといつだかの実体験を思い出しながら目の前の気の毒な友人を見る。へろへろになりながらも、ラーメン食べに行こうなどと大きな口を叩いていた。]
うす。じゃ、今日は泊まってく。 ……ラーメンいく?いいよ。 二度とラーメン食べたくなくなるかもしれんが。
[絶対吐くだろ。そう思いながら、半分笑ってそう答えた。]
(126) 2018/12/01(Sat) 22時半頃
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>>124
[しょこらちゃんの皮をまとった岩動を宇原のスマートフォンが撮影している音が聞こえる。]
ウツギくんウツギくん。 しょこら、眼鏡がずれて気持ち悪いし何も見えないですぅ。 あと音も聞こえにくいの。 女の子ってたぁいへん…!
[可愛い泣き顔をぐしゃぐしゃに歪ませながら己の不自由を訴える様には、目に見えぬ迫力があっただろう。大爆笑の宇原をよそに、しょこらちゃんはゆっくりとぎこちなく宇原の方を向き、話し続ける。]
さ、ウツギくん… しょこらはウツギくんのしこしこら♡だから いっぱいにゃでにゃでしてあげるょ…。
[そう言って、抱き枕カバーにみちみちに拘束されて動かない腕はそのままに、裾からはみ出ている手首だけをひねって、ぴろぴろと宇原に手招きをした。]
(127) 2018/12/01(Sat) 22時半頃
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あのね、ウツギくん。 なんか、エロ漫画で美少女の皮被ってえろいことしまくるみたいなのあるじゃん。 なんかその気分ですらなくてな。 なんというか…
俺は今、リアル包茎ちんこくん(物理)の気分です。
[今の岩動は、さながら手招きちんこだ。]
(128) 2018/12/01(Sat) 22時半頃
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>>130
肉もだぁめだって。 俺せっかくおかゆとか買ってきたのに もったいないでしょぉが。
[こんな状態の風邪が1日でけろりと治った例を岩動は知らない。咽てるし。]
(140) 2018/12/02(Sun) 00時頃
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>>131
[シャッターの連射音が布に阻まれ、薄く聞こえる。こんなにたくさん写真を撮られて、まるで人気コスプレイヤーにでもなったような気分だ。]
そうです。私がしょこらちゃんです。
[堂々とした声色はどこからどう聞いても176センチ28歳会社員オタクだ。]
しょこら、小学生の時からメガネだから メガネ外す文化に慣れてなくって…ごめんちょりん★
[小学生の頃のあだ名はもちろんメガネくんだ。 そんな過去もあってか、くしゃくしゃになった泣き顔とみちみちの胴回りがドギツイ哀愁を帯びていた。]
(141) 2018/12/02(Sun) 01時頃
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[少しすると、宇原が手のひらに届くところに頭を寄せてきた。 今が好機!とこれでもかというほどに撫で回してやった。
…手首しか動かないために、結果的には頭を叩き回しただけになってしまったのだが。]
優しくナデナデされた気分になった?ウツギくん しょこらがんばりましたぁ〜!
[架空のしょこらちゃんだけが、宇原の頭を撫でたと思い込んでいた。]
(142) 2018/12/02(Sun) 01時頃
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>>138
[宇原の手によってゆっくりと、包茎ちんこマンは慎重にむきむきされた。
正直に言うと、着心地(?)からして若干伸びていないか心配だがめちゃくちゃキツかったので多分生地は丈夫なはず…きっとそう…そうだといい。まあダメならしょこらちゃんの肉付きがよくなるだけだ。]
(143) 2018/12/02(Sun) 01時頃
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[宇原が抱き枕カバーを全て剥ぎ取ると、その勢いでメガネがぽろりとベッドの上に落ちる。 少しぶりの開放感に、眼鏡を拾うことも忘れ ふう。と息をついて頭を振った。]
しょこらちゃんの中すっごい狭くてきつかった。
[素直な感想を言った後で、これエロいな。と少し思った。世の中にはもしかしてそういうつもりで中に潜るオタクも居るのかもしれない。改めてオタクの世界の業の深さを垣間見た気がした。]
(144) 2018/12/02(Sun) 01時頃
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[眼鏡を拾い上げてかけ直すと、ベッドに転がった体温計が目に入る。 表示されているのは『E』の文字。]
エラー………
[そう呟いてリセットボタンを押すと、再び宇原に体温計を差し出し]
馬鹿やってないでしっかり休めって言ってんでしょうが。
[半ギレっぽく言った。]**
(145) 2018/12/02(Sun) 01時頃
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ウツギくんはNTR地雷かあ… そいつは…悪いことをしたねえ…
[謎の嫉妬にさいなまれる宇原を見ながらこれまた謎の優越感に浸る。※ただし童貞である。]
まあ苦手そうだよね、ネトラレ。 ウツギくんなんでもイケる!みたいなイメージもあったけど。
[相手に対する性癖の印象についてをちらりと話す。 一応人間らしく地雷もあったんだな、と思った。]
(148) 2018/12/02(Sun) 02時頃
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[「理不尽!!!」と文句を言われようと自分が言い出しっぺだと抗議されようと、彼が体調を崩していることと、体調管理をさぼって遊んでいたのは紛れもない事実だ。 まあ、彼の言う通りに遊びに誘ったのは自分だが。]
だって俺遊びに来たんだもの。
[そう言って宇原の体温計が測定を終えるのを待つ。 しばらくすると電子音が鳴り、宇原が取り出したそれを受け取る。]
(149) 2018/12/02(Sun) 02時頃
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うわ!!!!!!
ばっかじゃないの!寝なさい!
[あまりの数字に驚き、咄嗟に宇原に掛け布団を投げるように掛けて、ベッドに押し付ける。]
もうじっとしてなさいよ! すぐふざけて遊びだすんだもんな。
俺ももうウツギくんが寝るまで喋りません。
[そう言うと宇原のパソコンの前に座り、FeF10のアイコンをクリックする。]
眠くなるまで新式作っといてあげるから。 あ、俺のアカでログインしてい?
[早速喋った。]
(150) 2018/12/02(Sun) 02時頃
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イスルギは、ウツギのパソコンを無断で触っている。
2018/12/02(Sun) 02時頃
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[パソコンの前の椅子の背もたれにギイ、ともたれかかりながら宇原の方を向いて話しかける。]
寝たら話せないけども。 でも寝なきゃ治らないからね。
[宇原のわけのわからない言動はいつものことだが、今日に至っては弱っているのだと改めて思わせる。ただふざけているのか、何か不安なのかはわからないけれど。
そしてログインどうぞ、と言われれば「じゃあ遠慮なく。」と厚かましくIDとパスワードを入力した。]
あんまり端っこ来ると落ちるよ?
[あんまりに一生懸命に少しでも遊ぼうとしている様子がおかしくて、くっくっ、と肩を揺らして笑う。あの体調でなお遊ぼうという気が削げていないのだから、宇原らしい。]
(155) 2018/12/02(Sun) 03時頃
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ああ、布団どこある? 自分で出しますよ。 着替えとかも適当に借りて良さそうなら借りるし。 寝てていいよウツギくんは。
[ここまで話して、下着を買いに行かなくてはな…とぼんやり思う。別に清潔感のあるタイプのオタクではないので今日と同じものを履いてもいいのだが。なんとなく不潔さをさらけ出すのは憚られるような気がした。]
(157) 2018/12/02(Sun) 03時頃
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[クルン!スタ!と当然のように言うがベッドの高さなどたかだか50cmくらいのものだろう。忍者でもそこから転がり落ちたら回転数が増えるくらいで着地は無理だと思うが。]
わかった。絶対見逃さないぞっ!
[もちろん顔面着地をだ。そうなったらゲロの海だろう。それはそれで悲惨すぎてまあ、展開としてはなしではないな。と言う気持ちになった。本人が望むなら仕方ない。そんな事を考えながら、製作用のマクロが動くか再確認している。なにせ前回作った頃から少し期間が空いている。]
ああ、UIね。 結局公式は使いやすく作ってくれてるよねー… いじったのって表示サイズくらいかも。 ウツギくんてUI結構使い分けてるんだっけか。 それこそようやるわ、て感じだけどねえ。
[隣から聞こえてくる宇原の声色が、少しずつ眠気を帯びてきているのがわかる。 その調子に合わせて、岩動もゆったりと低い声で話した。]
(160) 2018/12/02(Sun) 04時頃
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…これ?
[椅子を立ち、ベッドの脇にしゃがみ込み宇原が引っ張り出そうとした布団収納袋を引き出す。掛け布団はないらしいが。]
ああ、毛布で十分十分。 俺んちまだ毛布全然出してないし。
[そう言ってテーブルを部屋の隅に寄せて、袋から引きずり出した敷布団をベッドの脇に並べると、そのままクローゼットへと向かい毛布を取り出した。ちなみにクローゼットの中もかなりドギツイアイテムが散見したが、それについては触れないでおく。]
(161) 2018/12/02(Sun) 04時頃
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さすがに病人から布団剥ぐとかはしないから安心してよ。
[クローゼットから取り出した毛布は、軽い。 岩動宅の毛布も似たようなものだが、未だにこの軽い毛布というのには慣れない。何をとってもあのずっしり重い毛布よりずっと使い心地はいいのだが。 さっき敷いた布団の足元に毛布を半ば落とすように置いた。こんなことをしてもずしりとも言わない。]
……よし。
[これで布団の準備は完璧だ。あとは宇原が眠りにつくまで、様子を見守ることにした。]
(164) 2018/12/02(Sun) 06時半頃
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[布団の準備が済めば、再びパソコン前に戻り椅子に腰掛ける。ぽつり、ぽつりとゲーム内のなんでもない話を聞かせているうちに宇原は眠りについたようだ。
寝息が聞こえてくると、クライアントを終了させてパソコンの電源を落とした。]
(165) 2018/12/02(Sun) 06時半頃
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[宇原が眠っているのを確認すると、汚れた体のままで他所の布団を使うのも悪い気がして風呂の準備をすることにした。なるべく物音を立てないように、最寄りのコンビニまで下着だなんだを買いに行き、宇原の部屋を漁って雑に寝間着を借りる。なんでも良いと言っていたから、なんでも良いだろう。
髪が粗方乾いたら、布団に入る。 岩動が眠りにつくまで、それほど時間はかからなかった。]**
(166) 2018/12/02(Sun) 06時半頃
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