256 【突発RP村】胡蝶の夢
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
お使い ハナは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 00時半頃
|
―次の日―
[その日は自分の意思で目覚めることが出来た。 目覚ましも、朝食を作る音もなしにそれは珍しいこと。 惚けた目を擦りながら、今日はもう帰れるだろうかと 降り積もる雪を眺めるけれど、きっとそれも叶わない。 静かな、朝。 打ち破ったのは聞き慣れた声のローズマリーの 聞いたことのないような叫び声だった。>>46]
……え?
[一抹の不安が胸を過ぎる。 真っ先に過ぎったものはあの噂、 ──いや、嘘、あれは嘘に決まってるけど
翳りを浮べ、ゆっくりとした足取りで階下へ向かう。 声を頼りにローズマリーの元へゆけば そのけしきが、わたしの目には映っただろうか。 それとも、別の大人が隠してしまったか──。**]
(48) 2016/11/15(Tue) 08時頃
|
|
[心臓が煩くなるのを覚えながら、声の元へ足を運ぶ。 人の気配、声、湧き上がる胸騒ぎ。 一歩、一歩と見えた人影に歩み寄れば ツンと鼻を刺す錆びた匂い。]
……なあに? どうしたの?変な匂い……、
[不安に眉を顰めながら、見付けた男の人の姿。>>50 その先に何があるのかと覗こうとした両目は 男の手によってたちまち塞がれてしまう。]
(110) 2016/11/15(Tue) 16時半頃
|
|
──… くさい……
[嗅いだ覚えのあるその匂いを、 的確に表す言葉をわたしは知らない。 そう、いつか転んでしまったときの 切った口の中をじわりと流れた──。]
……ねえ、血の匂いでしょう? 誰か、怪我をしてしまったの?
[小さな手は宙を泳ぎ、男の服の裾を捉える。 ぐいぐいと二、三度引いて 目を塞がれたままで見上げ、訊ねる。
──誰かが怪我をした。 口に出した、それはわたし自身への言い聞かせ。 本当はそれよりずっと、恐ろしい何かを感じていた。*]
(111) 2016/11/15(Tue) 16時半頃
|
|
[不安に問いかける声は、きっと届いたはずなのに 返事のない彼の反応がより一層の不安を煽る。>>117 何が起こっているのか。 けれどそれは教えられずとも、聞こえてくる声で 子どものわたしにも“なにか起こった”ことはわかった。
見てはだめ、血の匂い、 “ひとが、なくなった” ───… キャサリン?
途切れ途切れに拾った音は、 考えずとも勝手に、一つの理解を示し出す。]
……キャサリンの、お姉ちゃん…?
[紡いだ声は小さく震える。 裾を掴んだ先、呟くひとこと>>121が聴こえたら わたしの身体は容易く抱き上げられ、くるりと視界は移り変わる。──その合間、映ってしまった。 わたしから隠そうとしたのだろう被さった白に ちらと覗いた 赤い、赤い、色。]
(132) 2016/11/15(Tue) 18時半頃
|
|
[ひっ、と小さく声をあげた。 それが人のものであると、本能的に解ってしまった。 怖くなって、ここに居たってきっと怖いだけなのに どこか覚えのあるその腕から逃げ出したくなってしまって。
けれど藻掻けど大人の力に敵うはずもなく。 そのまま食堂へ、柔らかなソファに腰を沈めたなら 不安に揺らぐ瞳で男を見詰める。
何があったの? キャサリンのお姉ちゃん、どうしたの? ……殺されて、しまったの?
畳み掛けるように問うけれど、 一つとして求めた答えは返ってこない。 ただ「ごめんね」を口にして、優しく頭を撫でる手に わたしも、何も言えなくなってしまう。]
(133) 2016/11/15(Tue) 18時半頃
|
|
……うん……
[告げられた言葉に頷く意外の言葉は出ずに 母さんの言い付けに、渋々従う時みたいに わたしはか細く小さく頷く。 立ち上がる姿を目で追うけれど 行かなきゃ、と告げる言葉にもう一度頷いてみせる。 「ありがとう」と付け足したそれは、彼の背中に届いたか。*]
(134) 2016/11/15(Tue) 18時半頃
|
お使い ハナは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 19時頃
|
[──ここへ、来る前。
“ナナが熱を出してしまったの。” “ハナはひとりで大丈夫でしょう?” 収穫のお手伝いへ一緒に行くはずだった母は いともあっさりわたしとの約束を破った。 病気は大変、仕方のないこと。 お姉ちゃんのわたしが我慢するのは当然で
ひとりで大丈夫。
心配の言葉を掛けられたなら、 無意識に強がってそう答えるのが常。]
(148) 2016/11/15(Tue) 20時頃
|
|
[大丈夫。 だいじょうぶ、だから。
きっとすぐに帰れる。 そう、トレイルのお兄さんは言っていたから。 吹雪が止んだらきっと、すぐに──…]
……かあさ、ん……
[震える声でぽつり、零せば目を伏せ泣き出さぬように ぎゅっとスカートの裾を握りしめた。 けれど、無知なわたしは気付かなかった。 殺されてしまった、そんな事実よりもっと怖いこと。
雪に閉ざされた修道院で、誰かが殺されてしまった。 それはつまり、見知った誰かが キャサリンを無残に殺したということ。*]
(150) 2016/11/15(Tue) 20時頃
|
|
[握りしめた手は小さく震えていた。 大丈夫と言い聞かせても、気休めにもならない。 構われないのと会えないのとは訳が違う。 不安と寂しさはただ、募る一方で。]
……ヴェスパ、お兄ちゃん
[掛けられた声。>>154 ぎこちなく頭を撫でる手に、落としていた視線を上げる。 向けられた気遣いに瞳がじわりと熱くなるのを感じた。 ぎりぎりで堪え、唇を引き結び 飛び込むようにその胸に顔を埋めたなら ぎゅう、とか細い腕で抱き着いた。]
(160) 2016/11/15(Tue) 21時頃
|
|
[顔を上げ、差し出された手のひらを見遣る。>>164 子どものそれと、見慣れた母さんのそれとは違う 青白い顔には不似合いなごつごつした男の人の手。 ぎゅ、とそれを握りしめれば体温はどちらのが高かっただろうか。]
お兄ちゃん、守ってくれるの……?
[潤んだ瞳で見上げて。 不安に揺らぐ瞳は、けれど、彼が笑うのを捉えたなら ぎこちない笑みを浮かべてみせた。]
(177) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
|
|
[頷き頭を撫でられれば不安は僅かに和らいだ。>>181 確かに何かが起きていると知りながらも 見知った顔が傍にある、ひとときに安堵を覚える。]
……うん。
[こくりと頷き潤んだ目元を擦る。 一つ息を吐き、林檎と聞けば 思い浮かべた赤に、どきりと心臓が鳴るけれど 差し出されたそれは綺麗に赤色が取り払われ、 綺麗な黄みがかった白色をしていた。]
──… ありがとう
[受け取り、一つ頬張る。 しゃりしゃりと瑞々しい汁を噛みしめながら でも、同じ林檎のはずなのに 前に食べたそれのような甘さは感じられず。 過ぎる、束の間の思い出に 表情は浮かないまま。]
(189) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
|
|
[林檎を齧りながら、離れるヴェスパタインを見送る。>>207 傍に大人が居なくればどこか浮かない顔でいたものの 泣き出しそうな先程までの不安は、少し薄れた。
けれど手元が空になり、ぼんやりと瞼を閉じていれば ちらと目にしただけの赤色が焼き付いたように蘇る。 キャサリンの死に様をわたしは目にしていない。 死んでしまったとただ、漠然とわかる。
詳しくを知らないだけにただ不安はあるけれど 具体的な情報を知らない子どものそれは、 オトナの抱える思いとはまた違っただろうか。
“人狼が出たんだって。 ──…ねぇ、あたしたちも食べられちゃうの?”
記憶に残る子どもの声と リンクするキャサリンの御伽噺。 思い出しても今は、嘘だ、と否定出来ずにいた。 帰りたい、と胸のうちに抱きながらソファで膝抱えていれば、いつしか転寝に落ちてしまったか。*]
(224) 2016/11/15(Tue) 23時半頃
|
|
[膝抱えたまま、こくこくと揺れる頭は定まらない。 男の声が掛けられたなら、すぐに目を覚ました。>>228 気付けば食堂には先程よりも多く人が集まっている。]
……ううん、平気よ。
[部屋で寝るかと問われればゆるりと首を振った。 一人になってしまえばきっと不安で眠れないし それに目も覚めてしまった今、 わたしも、起っている何かをちゃんと知りたかった。]
(232) 2016/11/16(Wed) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る