4 SADISTIC DETH GAME:2nd
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執事見習い ロビンは、カフェを後にすれば、酒場で狙撃銃を回収し、時刻まで傘下の宿に身を潜めている。
2010/03/20(Sat) 22時半頃
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―路地―
[煌々と照る月の下。 地面に這いつくばった豚の前で、蠢くのはいくつかの黒い影]
――手前ぇが誰の所に足を踏み入れたのか。 いや、その前に。 手前ぇが誰の組織の幹部を撃ち殺しやがったのか。 ……いいや、その前に。 手前ぇが誰の葬式でアレを言ったのか。
手前ぇは『ZerO』の一人だよなあ?そうだよなあ?ヨアヒム。
(201) 2010/03/20(Sat) 22時半頃
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ボスはなあ、手前ぇに土足で踏み荒らされていい墓に葬られたんじゃねえんだよ! 手前ぇには一生手に届かねえような、そんな所にいたんだよ、ボスはよ! それを――ハッ、笑えるぜえ。ボスのポストはなあ、ボスが死んだからはいそうですあなたにどーぞって渡されるような代物じゃねえんだ!
[そしてその影からゆらり、歩み出たのは金髪の青年の姿。 張り上げる声は、普段の彼を知る者にはひょっとしたら違和感を与えるかもしれない。まるで無邪気な子供のように澄み、まるで無邪気な子供のように、憎しみと高揚感を剥き出しにしている]
(202) 2010/03/20(Sat) 23時頃
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特に、この俺が――俺達『烏』が居る限りな!
(203) 2010/03/20(Sat) 23時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 23時頃
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[ぱあん、と。高らかに銃声が鳴った。 もちろんそれは空に向かって放たれたもの。だが、部下を奪われ地面に転がされた豚には、それでも十分な脅しになった。 銃を空に向けて撃った本人――イアンの方を一度振り返って、そして地面に蔑むような視線を余すところなく投げて、サイラスは存分に嘲笑う。
その銃声は、宵闇に紛れて――辺りに響き渡ったかも、しれない]
(204) 2010/03/20(Sat) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 23時頃
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―『蘭』応接室 子の視点― (>>195>>196>>197) [ブルーノの来訪を知った『蘭』の部下は、 主の不在に先ずはお引き取りを願ったろう。 しかし、それを知った子は客人の前に姿を見せた。 互いに丁寧な挨拶を交わし、内へと招く。 武器の供出を断られた代わりと言う訳でもなく、 面会には適切な任数の護衛員が同席しただろう]
「ルーセント・カインの宝の手掛かりを探して、 あのご本を……」
[子供扱いかと思われた贈り物の意図に反発は弱まり、 続いた言葉にぺこりと頭を下げた]
「わたしはまだまだ未熟ですから、 今後ともブルーノ様には、ご指導の程お願いします」
(205) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―『蘭』応接室 子の視点― (>>195>>196>>197) 「けれど、母が僕を育てる事だけでなく、 組織《ZerO》の一員として努力している事を、 ご理解して下さると、嬉しいです」
[子はブルーノを極端な女性嫌いだと知っていた。 母が嫌われている事を不快には思っているが、 自分への低姿勢に、好感と奇妙さの両方を感じている]
「大事なご相談……ですか? 『蘭』宛てなら、わたしにご伝言をお聞かせ下さい」
[留守を預かる少年はそう答え、部下と共に話を伺った]
(206) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―街のホテル― [『雪』の傘下であることを知るはずもなく。 ついでに飯も要求しておいた。 朝から結局何も食べておらず、かきこむように食べる。]
………銃声。 月っ……、
[見れば月はもうかなり昇っていた。]
あー、そろそろか。 ごちそうさま。んでこれもサンキュー。 もらってくな。
[女ものの服を受け取り、入ってきた窓から出ていく。 近くの路地裏の倉庫にもらった服装を隠し、『烏』のテリトリーへと屋根の上を走っていく。]
(207) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―路地― [屋根の上から走って行き。 硝煙のニオイが強いところへ駆けていく。]
1人できたのは間違いだったか……。 ボク1人でも十分だとは思うけど。
[目的の豚を路地の下、見つける。 屋根の上から両方の銃を抜き、両手で構えた。]
さすがに『烏』ははえぇな。 腰抜かしてるじゃん、豚が。
[『烏』の視界に、月を背に立つオッドアイの姿は見えたか。]
(208) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―BAR―
[反応を窺った相手の口から予想外の言葉を聞き、ほお、と眉を上げる]
これは面白い事をおっしゃる方だ。 ええ、よろしいですよ。
ただ、私は幼い頃にずいぶんと酷い怪我をしましてね… 全てをお見せするのが申し訳ない程、それは酷い顔です。 今ここでこの化粧を取ると、ここにいらっしゃる他の方にも 醜悪なものをお見せする事になってしまう。
それに、今宵はパーティーもありますし。
[全てを晒したところで、支度を整える余裕はない―]
(209) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―路地―
「あれえ、『湖』の坊ちゃん? ああ、殺さないでちょーだいねえ、殺し御法度らしいし、他の参加者さんにもぼこってもらわないといけないらしいから」
[屋根の上に見えた影。先に見つけたのは銃を持った青年だった。 へらりと笑って、ですよねとサイラスに問いかける。頷いた]
銃は撃つなよ。 当たり所を悪くしないって自信があるんなら、どーぞ撃って下さいって感じかもしんねーけどぉ。
[そしてまた、サイラス自身も屋根の上の少年に声をかける]
(210) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―BAR―
ですが、一部分だけでよろしければお見せしましょう?
[そう言って左の頬の下を擦る。その下に見えるのは赤黒く変わり果てた色]
このような素顔、装いを解いたとしても私しかいない。 逃げおおせる事など、出来ますまい。
[素顔を晒せと言うその意図を察したかそんな言葉をつけたして、 くつ、と喉を鳴らした]
(211) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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―路地―
[坊ちゃんと呼ばれて悪態をついた。]
ガキ扱いすんな、おっさん。 テメェから撃つぞ。
[左手はヨアヒムに向けたまま、右手の銃をイアンへと向ける。]
撃っていいのはエンブレムだけだろ。 Gameのルールは理解してる。 みっじけー足ぐらい撃っても死にやしねぇだろうけど。 『烏』怒らせたのが運の尽きなんじゃね?
[左耳のピアスが揺れる。]
(212) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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―街路 女の視点― (>>204) [子に留守を預け、外向きの雑務をこなして後。 側近を連れ、女は夜の街を歩いていた。 『烏』の俄かな活発化の報が入っていたからだ。 時刻を鑑みるに、豚狩りの本格化と見て]
――……あら あら 遅刻してしまいましたかしら
[銃声、高い月を一瞥し、頬に手を当て首を傾げる]
(213) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 00時頃
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―回想『蘭』応接室―
[これは焼肉パーティーが始まる前、>>206の直後の出来事]
我々《ZerO》のお金の流れはご存知ですかな。 ええ、無論殆どのチームが基本的にお金を稼ぐ為に存在しますし、 自給自足、独立独歩が理想です。 ですが現実にはお金を稼ぐのではなく お金を使ってまで何かを為さねばならぬチームも存在します。
今回渦中のチームで言えばそちらの『蘭』、 私らの『道』、マーゴ嬢の『零』、パティ君の『月』、 あとはロビン君の『雪』などは当面お金に困ることなどないでしょう。
現に今パティ君なんかはお祭りがしたくて、 無造作にお金を使っても痛くも痒くもない。
[オスカーの賞金指騒ぎを目の前の少年は知っているのかいないのか。知らないとは答えないだろうから知ったかであっても ご承知だろうという顔をこちらは崩さない]
(214) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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ですが例えば裏切り者を抹殺する為にだけ存在する サイラス君の『烏』などはお金を作る側ではなく使う側です。
ですから健全な組織の流れでない今など、 組織から十分な活動資金を手にすることができず 彼自身でこちらや『零』などをあちこち金の無心で忙しく廻っておられる。 本来であれば、彼がそんな事をする必要などないのに気の毒なことです。
[『道』の所に来たことを知っていて聞かれたならば、 先にアテを見つけたからとこちらからの申し出は断られました。 組織の跡を継ぐかも知れない若者として 小煩い老人に借りを作りたくないのでしょう、 と目の前の少年のライバル視をそれとなく煽る]
いえ、お気づきになりませんか?
お金を使う側のチームなのにも関わらず、 何故だか今まで全くお金の心配をせず"以前と変わらぬ活動"を 続けていられるチームの存在を?
(215) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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[それから自分が隣町を中心に外部の組織が蠢いているか調べている事、 "情報"を集めるには大層お金が掛かるのだという事、 麻薬騒ぎで何故か俊敏な反応をすべきなのにしなかった組織の存在。
少年自身が母から見聞きしているだろう情報や、 自分が人を使って調べている事実(>>62)だけを告げ、
そして何一つそれらが繋がっているという根拠がない事は語らず 隠して、相手が勝手に連想と想像が膨らませるがままにして語り続けた]
無論、杞憂であるかも知れません。 ただ、かのリーダーもまた、頂点を狙うかもしれない方ですから。 ご母堂ともよくご相談なさって下さい。くれぐれもご油断なきよう。
[――そんな毒を埋め込んで、呆然とするか圧倒されるかしたままの少年に丁重な別れの挨拶の後に応接室を後にした]
(216) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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―→ 『烏』の縄張り ―
[青年がようやく自分の宿から出てきたのは、銃声が聞こえてから。 その歩も別に急いではいない。常通りの足取りで歩いている。
懐には、サイレンサーをつけていない拳銃が、1丁。 傍らに少年の姿は、ない]
(217) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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執事見習い ロビンは、辿りついた時にまだ『烏』の面子がいれば、人数の多さに思わず眉を顰めた。
2010/03/21(Sun) 00時頃
司祭 ブルーノは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 00時頃
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―『烏』縄張りの路上近く―
[かの御婦人とサシで会わねばと思えば憂鬱だったが 意外にも不在でかの少年一人が出迎えてくれたのは僥倖であった]
ともあれ、別段嘘は言っておらぬからな。 御婦人からもそうそう恨まれる筋合いはないだろうさ。
[口にした無根拠な話も。少年への期待も満更嘘ではない。そう嘯きながらも部下が今夜の会場についての情報を手に、...の元にやってくる。『湖』の少年は既に先行しているだろうか。他の面々は、本当にやってくるのだろうか]
はてさて、随分と賑やかなことだ。
[月夜を貫くかのような一発の銃声。至誠をかざすかの青年の顔を思い浮かべながら、...は待ち合わせの場所へゆっくりとした足取りで近づいていった]
(218) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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双生児 オスカーは、執事見習い ロビンの姿が見えれば小さく舌打した。
2010/03/21(Sun) 00時頃
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―BAR・まだ宵の前―
―では。
[それからしばらくの後。 テーブルの上に置いていた帽子を手に取って、軽く一礼をする。 話の行方は如何様であったか。 話次第ではその後返す言葉は異なったのかもしれないが、 描いた笑みは崩れぬまま、帽子を頭にのせて店を出た]
「ご報告が」
[店の外で待っていた側近がすぐに傍へやってくる。 『月』と話をしている間に伝達がきたのか、 耳打ちされたないようにくつりと笑みを漏らす]
――………、そう、ですか。
[わかったと頷いて空を見る。その色を見れば宵は近い頃か。 白を落とした頬を手で覆いながら一度事務所へ]
(219) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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エンブレム。――ああ、そうか。そうだったな。 あーでも、こいつさあ、幹部殺してんだよなあ。しかも葬式の時のあの文句、俺は忘れてないぜえ?
[口調はどんどんと粗さを増し、視線はどんどんと蔑みを増す。 ふと現れた新たな気配。銃を掲げたその姿を見れば、ふうんと頷く]
「あれえ、ロビンの旦那ぁ。セオドールの坊ちゃんは一緒じゃないんですかい?」
[問いかけたのは、イアンだった]
(220) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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執事見習い ロビンは、双生児 オスカーからの舌打ちは耳に届いていたが、そ知らぬ顔。
2010/03/21(Sun) 00時頃
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― BAR ―
フン――
[目の前の相手が晒した、素顔の一部。 さすがに取り乱す程可愛らしい性格はしていないが、醜いそれに一度眉を寄せる。]
まあ良いわ。保証としては十分よ。
[そして、協定が結ばれた。 後は幾らかの取り決めを事務的に交わす。 互いの情報の提供、他との抗争の際の武力貸与等々。]
――コレで。問題は無いかしら?
[その中で、組織に対する理念や前ボスに対する想いなど確かめたりはしない。 そのような物に価値を見出せないから。 そこにチャンスがあるのなら覇権を握るべく勝者を目指して当然だと思っているし、「権力」以上の目的など信じられない。 だから。この協定は互いが勝者を狙う意思を見せている限り、いつか切って当然の物だと考えているし、相手も自分などを最後まで信じたりはしないだろう。 お互いに「利」がある間だけの関係。]
(221) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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― BAR / まだ宵の前 ―
――、……。
[『幻』のトップが去った後は、適当に酒を注文して喉に流す。 既にヨアヒムの居場所は『零』から得ていたから焦りも見せず。 そこそこの時間になったら一度事務所に戻り、豚狩りへと赴くだろう。**]
(222) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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[そこには既に複数の派閥の長が顔を見せていただろう。 烏の――確かイアンという青年だったか、彼からの問い>>220は聞こえていなかったかのように無視し、その先、地面に転がっている豚を見る]
――…。
[視線は、『贅』のエンブレムを探している。 それは何処にあるのだろうか]
(223) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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―『烏』の縄張りへ―
[『蘭』の息の掛かる建物に一旦入り、準備を整えた。 こつりこつり、控えめなヒールの足音。 女が一人の側近を伴い現れたのは人も揃い始めた頃か]
――……失礼致しますわ
[告げてより、姿を見せる]
(224) 2010/03/21(Sun) 00時頃
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[『烏』のリーダーはあんまりガラが悪かったか。 そういえば『烏』の他のメンバーを見たのも始めてだったが。 今、警戒を強めるべきは豚ではなく。]
―――――…。
[右手の銃だけ、撃鉄を引き上げた。]
これから、まだ集まんのか…。
[女装をやめてきて良かった、と心の底から1人安堵していた。]
(225) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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[蠢く影の一つとして...も存在していた。一人だけ供を連れて。 ここの縄張り主であるサイラスが主導を取った形とは言え、 彼自身もそこに転がる塵蟲に対して抱く感情は弱くはない 何にも関わらず]
『十二の刺傷』か。
[自嘲めいた感慨しか抱かない。 既に目の前の生き物は...の意識にない。 この場でどれだけ見知った顔を見つけようとも いつものような態度や挨拶をしようとはしなかった]
(226) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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―事務所―
[事務員から疾風が一度戻ってきた事を聞く。 執務室へ上がって机の上に置かれたメモを見ながら、 晒した頬を何度か強く擦った]
まさか、顔を見せろと言われるとは思いませんでしたね。 全部晒さず急場しのぎで協力は頂けたので、問題はナシ、ですが―。
[それから頬を擦った手をダストボックスの上で払い、 はがれた白をつけなおす]
―ふむ。 宝はまだ見当つかず、ですか。 せめて今宵のご馳走が美味ならいいのですがね。
[支度をして事務所を後にする。 すでに月は―上っていた]
(227) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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さぁて。 エンブレムは、どこかな?豚さんよぉ。
[イアンが銃口を向ける。ひええと情けない息を洩らして、ヨアヒムは転がるだろうか。 その豪奢な上着の、二の腕――月に照らされ煌々と光る、でかでかと刺繍されたエンブレムに、口元は三日月を描いた]
(228) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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――見つけた。
[はっきりと、そう口にし。 自身の二の腕――ヨアヒムのエンブレムと同じ位置――に静かに手を滑らせる。 一秒、二秒。手を置いて。
三秒目に、眼鏡に手を触れた]
(229) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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[そのエンブレムを掠めるように、どこかから飛んでくる銃弾。
ヨアヒムの上着を僅かに擦るように焦がし、 弾自体は地面に落ちるだろうか]
(230) 2010/03/21(Sun) 00時半頃
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