56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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―砦内 地下牢付近―
[それは、晩にオスカーが捕らえた捕虜だ。>>60 開戦の混迷の中、一瞬の隙をじっと伺っていた。 そして見張りの油断を逃さずに討ち伏せて、 脱走すべく牢を抜け出して――
幸か不幸か、それを見止めたのは丸腰の神父]
えっ……貴方、こちらの騎士団の方では……
……――っ!?
[騎士団の衣と違うものを身に着けた見知らぬ青年、 その手に握られた赤と銀に光る刃に声が引き攣る。
瞬間、どん、と突き飛ばされる衝撃と、 腹部に焼けるような痛みを感じた]
(116) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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[まずは、この馬を連れ帰らねばならない。 それが少年の仕事だからだ。 どくどくと脈打つ傷から止めどなく血が流れるのを押さえ、どうにか馬を御すと砦へと向かった]
…っ僕には、僕の戦いがある。
[剣を交えて戦うことではない。 少年や、厩舎で馬の世話をする仲間たちでしかできないことがある。 血の気を失って青くなりながら、少年は本日何頭目かの馬を、砦に連れ帰るべく駆った]
(117) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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― 出陣前 ―
[演説を終え、共に戦場に向かう愛馬を引き取りに向かう。 その手綱を引く厩舎の少年>>86には見覚えがあった。厩舎で、時には伝書鳥の手紙を受け取る形で、言葉を交わしたこともあっただろうか]
これまでダスクを有難う。 馬たちを―――宜しく頼む。
[手綱を受け取り、向けるのは凛とした敬礼。]
(118) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 暁・開戦前・平原が見える砦内 ―
[戦術の知識や戦闘能力の無い自分は、どちらかと言うと砦にて後方支援の役割を背負っている。しかし、状況に応じて人手として前線近くに出ることもあると通達はされていた。]
はー、こりゃすげえ眺めだな。 一糸乱れぬってやつだろう。 凱旋か出征か、ともあれ歩いてるのしか見たことねーからな。 [砦から、眼下に広がる紅と碧を、外側から遠巻きに見つめる。鎧を着込んだ騎士達が直立し並ぶ姿は思わず息を呑んだ。
一般市民の自分には、騎士の軍団が城下や街道を行進する姿しか見たことが無かった。]
(119) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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なりたかったんだよな。あれに。 ずっとな。あの中に入りたいってさ。 何時だって、今だって…。
[視界が水に入ったように潤んでいて、よく見えない。 想いが一つ、ぽた、と零れて落ちた。]
幼少の頃はその闊歩する姿に憧れていたこともあった。子供仲間と騎士になろうと言い合った事だってざらであった。凱旋する騎士に、握手してもらったことすらあった。その時の一瞬は今も覚えていて、生涯忘れないと誓っている。]
(120) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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僕は、持たざる者なんだ―。
[しかし自身には、騎士としての家柄も無ければ、登用されるだけの膂力も無かった。
年をとり現実を直視し、諦観の境地に至った今でも涙を流している。]
愚痴を言い合った騎士殿達、裏取引をお目零してしてくれた緑の団長、規律に厳しい緑の副団長、見張り台で涙を流した騎士殿、なにやら殺気を張っていた騎士殿方、見張り台に登る理由を教えてくれた騎士殿…。 お願いだぁ、勝利を。 そして出来るだけ生きて還ってくだせぇ…。
[自身の戦場入り―それを今は忘れ、唯唯不恰好な祈りをささげ続けた。]
(121) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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やはりお前は現れたな。
[ガイルと呼ばれる男に向かい、誰にも聞こえぬ声で呟いた。]
フィリップ!!!
[瞬く間に少年の肩口から血が噴き出し、一心不乱に愛馬と共に男に目掛けて賭けだした。]
(122) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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お前の相手は私だ!!!! フィリップ、お前はこのまま馬を連れて下がれ!!
[鈍い剣の音が響く、片手では相手に出来そうな相手ではない。 女は両手で握り締め、男と剣を交わらせた。 男は楽しそうに女の表情を見つめ不気味に笑う。]
(123) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[白馬の手入れされた毛並みを撫ぜ、その上に跨った。 続く団員達を振り返る。 黒い軍勢を見つめる騎士達。その中には、赤騎士団から派兵されてきたミッシェル・クロウの姿もあっただろうか]
恐怖心のその先を見ろ。 決して慄くな。
――――行くぞ、いざ、戦場へ!!
(124) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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―砦内 地下牢付近― [地下牢の出口は、厩舎と近い。 馬を繋いだ後、傷の手当てをすべく歩いていると、倒れ伏すムパムピスを見つけた。 そして、その傍らに立つ、赤く染まった凶器をもった者も]
ムパ兄!? おまっ、真坂
[オスカーから捕虜を捉えたことは聞いていた。 まさか自分と同じ程度の年頃とは思わなかったが。 しかし、少年が皆までいうことは許されず、すばやく動いた敵兵に、ムパムピスと同じようにナイフを突き立てられた。]
なん、でっ!
[戦争になんでもなにもあるものか。 そう言いたげな敵兵は、肺から溢れた血を口からごぼりと零した少年を顧みることなく走り去っていく。]
ムパ兄…ムパ兄…! しっかり、しろよ…帰るって言っただろ
(125) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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……くそ…誰か、ごほ、ムパ兄に手当を…
[地に地だまりを作りながら倒れ伏した少年は、這うように、ムパムピスへと近づこうとする。 しかし、遅々としてに距離は縮まない]
(126) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[両軍が平原の中央で激突する。 最初の激突こそが最も剣戟激しく、一瞬にして大勢の死者が出る瞬間。 槍に、剣に貫かれ、馬に跳ね飛ばされ、硝煙の香りが立ち込める。 その首筋に突き付けられた刃を物ともせず、誰もが、敵陣深くの喉元にまで食い込もうとする]
――イアンッ!!
[そして彼よりも更に戦闘切って突撃を仕掛ける青年も又。 抜き放った両手の短剣を強く強く構えて……
乗り捨てる様に愛馬から飛び降りる]
(127) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[馬から飛び降りた青年は、自身の足で戦場を駆け抜ける。
軍馬の突撃を――躱す。 騎士の長剣の斬撃を――躱す]
―――っ……!
[そして静かなる咆哮を上げる狼は、その牙を振り翳す]
(128) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[一瞬の交差に、数名の敵騎士が纏めて絶命する。
その力で甲冑を打ち砕くでも無い。 その力で盾を叩き割るでも無い。
その狼の如き素早さを以て、片手で肩を叩く。 そしてその手には、一振りの短剣が、兜に覆われない首を掠める。 ただそれだけで、人は軽く絶命してしまえる。
それが、力強さに恵まれず、騎士剣を持てなかった青年の戦い方]
(129) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[赤と緑が、平原へと散らばって行く。 向かい来るのは、唸りを上げた敵軍。
愛馬の手綱を引いていれば、思い出されるのは 馬の世話を欠かさずしていた少年の姿。 彼が今、負傷をしているなどとは思いもしない。]
…ッああああ!!
[ただ、咆哮と共に敵軍へと切り込んでいく。]
(130) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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――― ベネット!!
[馬から飛び降りて、地へと降り立った青年の名を呼んだ。 剣や矢、はたまた馬の猛攻が飛び交う中、 地に足を着いて戦うのは、危険だった。 けれど]
(131) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[この分野では最強と言えるオスカー程では無い。 人体の急所等青年は全て押さえても居ない。
然し、地を駆ける狼の足は疾風を求める様に素早い。 既に軍馬に道を塞き止められそれ以上を斬り込めずに乱戦の最中斬り合う騎士達を後方へ。 馬に乗らず、己が身一つで剣を振り翳す騎士達は、只一人突出してきた狼を狩り尽くそうとその長剣を突きだすが。
―当たらない。 ――当たらない。 ―――当たらない。 ]
(132) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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―回想:開戦前>>118― [ダスクと名づけられた白馬を引き取りにきた緑騎士団副団長へと敬礼をして、手綱を引き渡す。]
―――はい。 どうか、ダスクと共にご無事の帰還を。 待って、います。
[一度、馬と顔を合わせ、頼んだぞ、とでも言うようにして、悠然と歩くその後ろ姿を見送った。*]
(133) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[砦にいるほとんどの看護士たちは、戦場からの負傷者の手当てに追われている。
まして、治療に使われているホールや中庭は、地下牢からは、やや遠い。
そして、戦場を往復している女衛生兵は、まさか砦の中にいるムパムピスや、フィリップが負傷しているなどとは露ほども思っていなかった]
(134) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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―回想:撤退直前>>123― [駆けつけてきたミッシェルに叫ぶ]
駄目だ、ミッシェルさん、一人で敵う相手じゃない!!
[しかし、走りだした馬は、無情にもその場から彼を遠ざけて行く。 声は、届いただろうか。*]
(135) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[オスカーが馬を走らせるは、己が主の斜め後ろ。 主の背後に守られる様に、馬上で手にした長弓を番える。]
…っ!
[ヒュッ、と鋭い音と共に弓を放てば、狙う先は今にも衝突しようとしている敵軍の先頭の馬。 激しい嘶きをあげ、大きな音をたてて崩れ落ちる馬に連鎖され、次々に倒れてゆく馬達。 そこに切り込んでゆけば、かなりの敵兵を蹴散らす事が出来ただろうか。]
(136) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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…………ぐ
[視界が明滅して音が遠退いていた。 いつの間にか床がすぐ目の前にあって、体は動かない]
――ィ、っ
[夥しい赤に染まる床の向こう、同郷の少年が見えた。>>126 どうして彼はあんな風に這いずっているのか。
……離れてください。ここは危険です。
ただの一言が出ずに、濁った嗚咽が漏れる。 痛む腹を、震える手で押さえると、ぬるりと滑った気がした]
(137) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 砦内 ―
追加食料は7,8番倉庫においてありますが。 …わかりあした直ぐ持ってきま―、一人来てくださーい!
負傷兵が見えたそうでーす! 薬が足りなくなりそうだったら直ぐ言って下さいー!
[戦場の後方もまたひとつの戦場を擁していた。 伝言、物資の運搬、補助。 何にでも限り対応することが自身の戦となっている。]
(138) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[傍には、命を棄てたとしか思えない特攻。 然しその数多の剣に斃れず、その数だけの敵軍の喉笛を噛み切る。 敵陣も敵陣。既に周りには敵しか居ない『副団長』のその勇姿に、赤狼達はきっと勢い付けられるだろう]
―― 食い千切れっ! 赤狼達っ!!
[活気付いた士気は、未だ高まる]
(139) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[一太刀、二太刀とガイルに浴びせる。 同時に鋭い刃が自らの躯を掠めた。じわりと滲む赤い染み。]
いい加減にその馬から降りろ。 そこから殺り合うよりお前は地面に足をついて殺り合う方が得意だろう?
[男の何を知っているのか、女はガイルに向かって至近距離から話かけた。]
(140) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 現在・戦場 ―
[乱戦の中、剣の切っ先を向け、冷徹に軍勢を突き倒し進む。 甲冑を叩き割れば骸が転がり落ち、白馬は返り血に染まる]
第二隊は一時退却! 第三隊は南方へと進撃せよ!
[戦場を駆け回り、指示を出し続ける。 同時に、探すのは敵将。ガイル・カロッサの黒き姿を討てば、混乱の内に瓦解することを見越して。
将の姿を求め――――。]
(141) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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[一瞬、一瞬気を取られただけでも、 次の瞬間、目の前に剣や槍が有る。 片手でそれらを受け止めれば、首目掛けて一撃を放つ]
…上等だ、ッつーの!
[翠の瞳を思い出しながらも、咆える。 背後では、オスカーが弓を持って援護をしていた。 そうしてひらけた視界へ、またしても突撃していく。]
(142) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 薄明:出陣前 ― [愛用の弓は左手に。 団長と副団長の鼓舞する声を聞く。
集まる前、ペラジーが用意してくれたであろう軽食を取った。 不味くても、と彼女は言っていた>>77が、用意されていた物は旨かった。 これから戦場への力となるべく残さず食べて、行って来る、と声を掛けただろう。]
(143) 2011/07/02(Sat) 00時頃
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[提案は受け入れられた。間合いを取って、馬から降りる二人の騎士。二人の空間に入ってくる兵はいなかった。]
『お前。俺の何を知っている。』
[低い声で尋ねられれば女は高らかに笑った。]
やっぱり何も覚えてないんだな。 お前が5年前の戦で殺した男の娘だ。 やっと逢えたね。
[女は男を憎しみの視線を送り続け、最後の言葉は笑ってみせた。]
(144) 2011/07/02(Sat) 00時頃
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――勝利を我等が手に!
[声を上げる。 弓を握り締め、鋭く敵が居る方へと視線を向けた。]
(145) 2011/07/02(Sat) 00時頃
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