人狼議事


261 甘き死よ、来たれ

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【人】 営利政府 トレイル



[
  波間に漂うは、誰かの思い出の写真*
                     ]

(51) 2016/12/17(Sat) 23時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2016/12/17(Sat) 23時頃


 いくつか心残りはあるけど…
 これは、後悔ってゆうとちがうかな。

     うん、わるくない。わるくないよ。

[ほほえんで、あたしは答えます
それは強がりでもなんでもなくて、正しく本心でした。
えらそうな彼女には、ありがとうございます、なんて冗談めかして頭をさげてみせましょうね。

彼女はどうだったんでしょう。
ぽつりと浮かんだ疑問は、後でたずねてみようかしら。
その前に、もっと前から気になってることがありますからね]


     うん、なに なに。
     
[焦らされれば、神妙なおももちで答えを待ちます。
はやく!って言いたいのをこらえて、いい子に……
かなり焦れながら、彼女を見つめました]


 ……思い出。そっかあ。

[やっと与えられた答えを、ゆっくりゆっくり噛みしめましょう。
口は、ほとんど脊髄反射で動いていましたけど]


   きみの時間は、うごきだしたんだね。
   メリーも、しあわせなんだね。
   なら、よかった。


[彼女の言葉の意味をきちんと理解できたのか、それはわかりません。
けれど、あげられなかったプレゼントは、あるべき持ち主のところに向かったのでしょう。
彼女の笑みを見れば、後悔だとか、そーゆーのもしていないって、すぐわかりました。
だから、それで充分です。深く考える必要って、ないですよね?]


 ……前むきになれたみたいで、よかったよ。

[彼女の冗談ににやにや笑いながら、彼女を肘で軽くこづきます。
彼女の視線が向かった先には、ねこけるはるちゃんの姿。
ああ、きみたちももうひとりじゃないんだねって、不思議とあたしも満たされたここち]


 ごめんね、先にあやまっておく。
 気をわるくしないでね。
    あたし、メリーをもってるきみが、
    なんだかちょっと、かわいそうだった。


 でももう、ちがうね。
 しあわせそうで、あたしもうれしいよ。

[メリーの名前を聞いた、あの日。
あたしはこっそり、彼女を哀れんでいました。
だけどもう、あわれまれるべきおんなの子は、ここにはいないのでしょう。それがとっても、うれしいのです]


 ……そっか。
 心残りは、生きている人たちに
 託せるものかもしれない、ね?

[わからないけど、と自信なく付け加えるのは
彼女の心残りが何なのかがわからないから。
だけど、後悔でないのなら、それは昇華出来ると思うのだ。

よかった、という言葉が、とても心に染みる。
シンプルで、だけど全てが集束した言葉だと感じた。]

 ――…ありがとう。
 私も、メリーもしあわせ。


[にやにや笑いには、
ちょっとぉ、と小突く肘をぺしりして]

 かわいそう、か。
 ……そう、そうなんだ。

[かわいそうは、あんまり使っちゃいけないって、
子どもの頃にママに教わったことがあるけれど、]

 メリー……あの子に縋って、
 クリスマスにとらわれている私は、
 そうだったのでしょうね。

[それが彼女の感じたありのままなのだから、
私は素直に頷いた。

そして続けられた、ちがう、と
うれしそうにしてくれるみょんこに、一つ微笑む。]


 ねえ、みょんこさん。
 私からも一つ聞いていい?

[ずっと思っていた疑問を、いまさらだけれど
ぶつけてみることにした。]

 あなたは、なぜ
 みょんこ、という名前になったの。

 その、みょんってして可愛けれど
 ……本当の名前は、? 

[忘れてきたのか、置いてきたのか、捨ててしまったのか
灰かぶりの彼女を知らずに。

家族からもらった名前を、
私のように、ぬいぐるみに渡してしまったり
彼女のように、別のものに変えてしまうのは

少しだけ、悲しいから*]


 
 ……そうだね、あとはあの子たちしだい。

[心残りのその形を彼女に伝えることはしないけど、あたしは同意しました。
死んでしまったあたしには、もうどうもできないのは確かなことですもの。
あとをつむいでいくのは、彼ら彼女らのお仕事です。

幸せだと言う彼女には、やっぱり笑顔を見せて。肘を叩かれれば、唇をとがらせてみせましょう。
死んでいるのに、こういう何気ないやりとりができるのって、なんだか不思議。

かわいそう、って。確かにあまり人に向けちゃいけないことだと思います。
だけどあたしってば、ひとをかわいそがるのが大の得意なんですよね。性格、わるいですから。
気をわるくされるかもってわかってて言ったのは、ある種の贖罪なのでしょうけど]


 
 どうぞ。
 なんでも……とは、いかないけど。

[そうして聞いた問いは、今更といえば今更なものでした。
まさかそんなことを聞かれるとは思っていなかったので、きょとりと目を丸くしてしまいます。

でもこれも、彼女の時間が動きだした結果なのでしょうね。
訪ねもせずに奇妙な呼び名を甘受してくれたのもありがたかったですけど、こうして名前を尋ねられるのも、そんなにわるくはありません]


      あたしの名前は、青柳未葉。


 みよ、って 未だ葉っぱ、ってかくんだよ。
 もう、なにかんがえてんだって感じだよね。
 もっとかわいい名前、つけてほしかったよ。

[大嫌いだった名前を、けらりと笑って伝えます。
両親の死んだあの日に、捨ててしまおうとした名前。
それの代わりにかつて使っていたあだ名をもってくるあたり、やっぱりこれも捨てきれてはいなかったのでしょうね。

そろそろ、捨てたはずの未葉をもう一度拾いあげましょう。
終わりの先にある、生のために]


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