4 SADISTIC DETH GAME:2nd
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―カフェ―
[パティが詫びたのを聞き]
「失礼致しました―― 嗜めたかった訳では有りません」
[肩をすくめた彼女に、少女からの詫び。 マーゴも座ったままで会釈をする。 オーダーを取りに来た店員には]
「紅茶をふたつ」
[と、少女が注文をして、パティは何を注文しただろうか]
男性同士は拳で判り合う――事でも有るのでしょうか…
[勿論そんな事は微塵も思っては居なかったけれど、 怪訝そうに尋ねたパティにはそう取り繕って]
(347) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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(わたくしには―― 【湖】のトップはおそるるに足らず――と思っておりますけれど… ――実際どうなのでしょう)
[パフォーマンス、と言うパティにはひとつ頷いて。 作り笑いには「…まあ…」と以外そうな声を上げる]
作っているように見えてしまいましたか…? ――これは、失礼を。
[謝罪しながら、やんわりと微笑んだまま]
…あまり外に出る事が有りませんの。
[それ故に、表情も少ないのだと言いたいらしい。 家の中には忠実な使用人ばかりなのだから、 表情には頓着しない――むしろ、冷徹な方が 長としての威厳も保てると云うもの――]
(348) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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ボスの血? ――ああ……
[成程、女嫌いも徹底すると見事なものだ。 大体の内容の予想はついたが、黙って話を聞いていた。――上手く行けば、これは援助が出るかもしれない。『道』から援助を受けられるのは、正直、大きな話だ。だがおそらくその代償として、この男は――いや、考えすぎかもしれないが]
パピヨン様が、勘違い? ……ですが、パピヨン様はまごう事なきボスの血を受け継いだご子息のお母様です。そして彼女は、ボスに一番近い場所に居られたお方だ。 彼女が勘違いをなされているとは、私は思えませんね。
[曖昧に笑って、今度こそ席を立とうとする。 ――保留だ。まだこの件に対して結論を出すのは早い]
(349) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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――…抱けないと、ほんとうに…?
[その言葉には、ごくごく稀有な事に、くすりと笑ってみせた。 表情には出なかったが、傍の少女もさぞや驚いた事だろう]
(350) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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[情報共有の申し出を受けて貰えれば]
…感謝致しますわ。
[またしても小さな会釈をして。 手の内を吐露する]
「【零】は【烏】と連絡を取ります。 《ZerO》に参加するかは―― そこで決める事になるかと思います」
[少女は淡々と、感情も籠らない口調で呟いた。 良く通る声はパティの耳を捉えただろう]
「情報は―― 今のところ、こちらも変わりません」
[まだ、【道】と【烏】の接触は知らないが、 街に出れば諜報を専門とする部下が知らせて来るだろう]
(351) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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そうかそうか。
[上機嫌で頷く。ただサイラスがどんな返事をしたとしてもそんな顔でそんな返事をしたのではないかと疑いたくなるぐらい、心のない返事だった。その不気味さに危惧を抱いたとすればもう一つの話を促すだろうし、観察したまま黙っていたのならこちらから続けて話を続けるだろう]
もう一つの話は実に簡単だ。 この部屋は内側から閂をかけられる仕組みになっていてな、それをかけると
――外に音が漏れない仕組みになっているんじゃよ。
[言うと同時に、お茶を運んだまま室内に控えていた部下がサイラスに飛び掛る。警戒して返り討ちにして打ち倒すなり、油断をしていれば組み伏せられることができるかも知れない]
(352) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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(上に立つチャンス―― …今回のお茶は十二分な成果でしたわ…)
[その"一言"が欲しかった]
[「様子見」のくだりも、【烏】との遣り取りで決める、 と情報を提示したところ。 パティの杞憂もひとつは晴れただろうか]
「――【零】は―― ボスに忠誠を誓う者を歓迎致します」
[双子の片割れの言葉に、またしても。 今度ははっきりとマーゴは頷いた]
「参加なさるのですね―― 諒解致しました。 情報を、ありがとうございます…」
[そう言ったところで、タイミング良く店員がお茶を持って来た]
(353) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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―繁華街→事務所―
[カフェの前を通り、中に女性2人を見れば立ち止まる。 もし視線が合えば帽子を取って軽く一礼でもするだろう。
いずれにしてもその後は事務所、へ]
(354) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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―『贅』のアジト―
[毛が濃い手を握り拳を握って机を叩いた。
それは悔しさからくるもので、何度も何度も叩いているうちにテーブルの上に置かれていた高いワインが床に落ちて染みを広げた。]
くそー…、バカにしやがっテ…。
[いろいろな派閥に出した遣いは。
ろくな返事を持ち帰ることもなく。
また、そもそも戻っても来ない。]
くくく…、やはり、ワシが動くしかナイねェ。
フヒヒ……、何が死体を出さないだ。
あの女もフザけたこと抜かしやがって。
[筆を取り文書をしたためていく。
落ちたワインの代わりとなるボトルを持ち出し栓を抜いた。]
(#9) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
長老の孫 マーゴは、エンブレムの刺繍の入ったハンカチで口元を覆った。
2010/03/19(Fri) 00時半頃
[それをグラスに並々と注いで、太い指でグラスを握った。
1人で乾杯をするような素振りを見せると低い声で静かに笑い始めた。
その声を部屋の外から聞いていたのは。
ボスの側近であった1人の幹部。
ヨアヒムを監視されるように命令されており、その任務についていた。]
『―――――…。』
[その場を去ろうとしたとき、物音が1つ。]
『――――…(しまっ…)』
誰ダ!!!
[その短い指が引き金へとかかり。
銃声が夜の街へ響いたのは、皆が耳にしただろう。]
(#10) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
長老の孫 マーゴは、道化師 ネイサンに気が付いて、会釈を返した。
2010/03/19(Fri) 00時半頃
[男が握った銃口から紫煙が昇る。
不機嫌そうに死体を覗き込むと、さらに不機嫌そうに手を打った。
部下である人間がその死体を運び出していく。]
つまりは、コレもワシを器と認めてない、と。
フヒヒ、そういうコトだネ。
フヒヒ。
フヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!
[男の下品な笑い声が部屋に響き渡った。]
(#11) 2010/03/19(Fri) 00時半頃
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