207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時頃
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[甲板の淵。 獣の力には敵わないから、彼が共に海に引きずり込もうとするなら力では抗えないだろう。 それでも、足掻くと決めたのだ。]
はっ、クソ喰らえ。 そんな趣味の悪ィ場所へのお誘いは御免だね。 落ちたきゃテメェが一人で落ちな!!
[呻くようなその声に瞳孔を見開いて。 それでも最後まで生に喰らいつくように ハッと嘲笑って告げてやる。
そのまま程なくして、痛みに意識を手放した**]
(221) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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おぉい船長
[背中から話しかけることになったろうか。 向かいあう二人を見ながら、磨いてからは何も切っていない刀を、抜いた]
なにしてんの?
[死に損ないの口元に浮かぶのは、はっきりとした笑み。 死にたかったとか、死ぬべきだとか、くだらないことを考えてはいても、結局のところ命のやり取りが、好きだった。 医務室からギリアンの姿が見える。 片腕のないさまに、また少し、笑みが深くなる]
(222) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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[寝台の軋む音の後、 道化がギリーへと命令する>>215。
急に訪れた立ちはだかる暗闇。 だがこれは、横から現れたギリーだと分かる。]
ギリー、俺の邪魔ぁ…… まぁ、そりゃするわなぁ! だが……、
ほぅら船長命令だぁ!!きけねぇってのか!! お前さんは寝てろ!!
[怪我人相手ではあるが、 こちらも手加減している時間的猶予がない。
ギリーの左肩を乱暴に押しのけ、道化を追った。]
(223) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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[強く、マストの柱を握っても。
爪痕さえ残すことの出来ない無力さだ。
息が詰まり、耐えかねて目をつぶりたくなる。
だがそれさえも出来なくて、目を逸らすのも見ているのも辛くて。
それでもただ見ることしか出来なくて]
へく、った……。
[ホレーショーの叫びをきっかけとするように、喉の奥から声を絞り出した。
かすかすに掠れた声で、苦しげに喘ぐ。
やめてくれ逃げてくれと言いたくて、何度もそれを呑み込んだ。
代わりに]
い、きてっ、くれるんだろ……っ!?
しっかりしろよお。この、バカ
[嘘ですごめんなさい。
なんて、普段ならすぐに謝るんだけど。
今回は、謝らなかった]
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[道化はギリアンを押しのけて自分を追って廊下へ出て来た男へにやりと笑う。]
一瞬で蹴りをつけてやろう…ッ!
[せめて死神らしく。
死神の足が地を蹴った。 双刃がモンドへと襲いかかる――
さあ、ダンスだ。*]
(224) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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[間に合え、と祈りながら、甲板の縁へ駆ける。 はらわたを喰らわれた男と頭を潰された獣。残った獣の頭に向かって、サーベルを薙いだ。 己の体重ごと力に転化するつもりで、ヘクターに食らいつく獣にぶち当たる。 最後に足掻いた男の力が噛み合えば、うまく獣だけ。 そうでなければ――*]
(225) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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[口の中に広がる臓物の味や苦痛に耐える声に 何の味も感慨も沸きはしない。 ただひたすら前へ前へ。
残るヒトを減らす事だけに執着し。]
趣味の悪い場所が、俺達には似合いだろう…がっ。
[血に塗れて、副船長の顔は見れなかったが。 きっと生き汚く、足掻いた表情をしているのだろう。
ジェレミーの声が聞こえたが、構わなかった。
甲板まで押すだけで殆ど体力は潰えた。 この身体を押し出す力は残っているかどうか。 血で滑れば落ちるのはこの身1つだが。]
(226) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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2人分の命は……貰っていく……。
[今で無くとも。 呪詛の様な言葉と共に、狼は跳んだ**]
(227) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時頃
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