191 忘却の箱
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スティーブンに1人が投票した。
セシルに7人が投票した。
セシルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ペラジーが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、スティーブン、ジリヤ、ヤニク、ズリエル、シーシャ、クリスマスの6名。
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[物語を読み終わり手持ち無沙汰になって ふらりと外に出た
そこに見知った顔がいただろうか>>3:86 いたならば、こう尋ねただろう]
先生、あそこの絵を描いた方を知ってますか?
[そして、さらに]
…先生のお名前、教えてもらえますか?*
(0) 2014/09/09(Tue) 00時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 00時頃
Parsley, sage, rosemary and thyme…
[木漏れ日に揺れる唄
重なる旋律
物語を口遊む調べ
柔らかな風で回る白い花びら
くるくると まるでワルツのように。
狐色の花の香り
空は溶けるような青。雨粒は降ってこない。未だ一人のまま。]
[涙色の花は雨露を落とした。
柔らかな少女の肌を彩ろうとする花々に。
道化のように振る舞う男には、花弁を揺らすだけの挨拶を。
羽ばたくことなど出来ないから。
物言わぬ花は梔子のよう。
佇んでは、静かに咲き誇る。
空は雲一つない快晴。
雨は降っていない。
小鳥が囀るような音を背に花は一度、雫を垂らす。甘酸っぱい初恋の味*]
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うん。…うん。 いっしょ、に。一緒にいような。ずっと。ここが、オレらの家だから。ずっと、一緒だ。
[噎せ返るような花の香りを抱いて。あやすように背中を撫でて。もうとっくに、物言わなくなった少女を、抱き上げたまま。
落ちた前髪の隙間から、とめどなく雫が頬を伝って、その肩に、背中に、新たな花弁が芽吹くけれど。 青年は、決して彼女を降ろそうとはしなかった。]
……ヤニク。
[上ずった息を吐いて、扉の近くでそっと見守っていてくれた男を呼んだ。]
悪ィ…ちょっと付き合ってくれ。 ちゃんと、休ませてやる前に、……そと、連れてってやりてえ、から。
[腕の中のささやかな体温を、落とさないように抱き直して歩き出す。肩越しに振り返って、スティーブンを見た。]
センセイ。……マーチェの事、よろしくな。
[言って、少しだけ笑ったその顔は。]*
(1) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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[その問いに答えがもらえたとしても きっと、自分は忘れてしまうのだろう
互いに明日をも知れない身の上
仮に、再び会えたとしても 明日が今日になったなら 今日が昨日として残っていることすら 望めないのだから
その夜、紫のスイトピーを小さな瓶に活け いつも通りに日記をしたためてから眠りに就いた 紫のブーケと青い鳥を遺した誰かがいたことを>>3:156 スティーブンから聞かされたのは次の日のこと*]
(2) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 00時半頃
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[ とん、とん、とん、とん。
案内板とスティーブンに教えられた道筋を、丁寧に追って。 男は診察室に向かう。スリッパを片手に。 未だに残る眠気の余韻を引き摺りつつ。]
……? あれ。
[通り過ぎようとした、中庭に面したガラス張りの踊り場。 金髪の女性の歌が聞こえた庭。 キャンバスが、中心にぽつんと投げ出されている。]
…絵描きさん、の、忘れ物?
[絵を描く人も居る、と。あの子は言っていた。 忘れ物なら、届けてあげなくちゃ。と片手の履物を一瞥して。暗くなった中庭に出る。 吹き抜ける風が耳に冷たい。肩を抱きつつ、月光に照らされる支持体に近付く。 紫色の世界がふわりと、空白を囲むそのキャンバスの周りは 水気に満ち、咲き誇った花に満たされていて…]
(3) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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[その中にぽっかりと穴の空いた部分。そう錯覚した。 しかし凝視すれば、それは深く鮮やかな濃藍の花。 夜の近い紺色の、高く高く澄んだ空と。よく似ていた。
キャンバスの空白は、輝く満月の光の様に。 いや、その光をそのまま反射して。 箱の中心でほの白く光る。
空白の肖像画の傍。 脳の深くにも植え付けられた、紫色のブーケの下。 誰かに向けたことのはを抱えた手帳に気付くのは 暫く立ち尽くしてからだったか]
(4) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 01時頃
―微睡み・腕の中―
[その意識は揺蕩う。ふわふわと、浮かぶように。ただただ幸せのみを抱いて。
ああ。そっか。
あたし、咲いたんだ。
その思考をきっと何回も何回も何回も忘れては忘れ。
だけど。最後の
さいごのおもいでは。
『オマエに覚えててほしいから』
それは目の前の記憶として流れずに思い出としてそっと、仕舞われて。]
(だいじょうぶ)
[思い出を忘れたって思いは残る。そう微睡みながら信じる。遠く、泣き声を聴きながら**]
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["しあわせ"
少女の身体に芽吹く花、ポツリポツリと網膜に焼き付く鮮やかな色彩。 花が彼女を掻き抱くまで、ずっと見ていた。
動かなくなって、それでも彼>>1が話し掛ける様子にフードを被る。 湿った声音は鼓膜を伝って鼻の奥をツンとさせた。
男の名を呼ぶシーシャの声には無言で頷いて、背後の扉を静かに開けた。 彼女の身体が、花の一欠片でもこぼさないように。
診察室を去る際になって、彼が放った感謝の言葉からマーチェの現在を垣間見る。 再びフードを深く被り直した。 ]
(5) 2014/09/09(Tue) 01時頃
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[涙の残像が消え切らない顔で笑った顔が見えた。 どうしようもなく息を殺した。 彼らが廊下に出たのなら、背中を向けたまま医師に向けてヒラリと手を振るだろう。
そうして、廊下と、診察室を区切る扉を音もなく閉ざして。*]
(6) 2014/09/09(Tue) 01時頃
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―廊下―
[中庭へと向かう道中。 男はシーシャの背中について歩いているだろう。
今、何を考えているのだろうか。 笑い、泣いていた彼の表情が今は想像出来ない。 ただ、診察室に入った時には無かった、彼の肩、背中の着物の不自然な盛り上がりには気がつく。]
……シーシャ、辛いようなら代わろうか。
[いつもより低い声で問い掛けた。 フードで隠れたその下で、時折頬を濡らすまいと天井を見上げながら。]
(7) 2014/09/09(Tue) 01時半頃
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―廊下―
[腕に少女を抱いて、裸足のままリノリウムの上を進む。しんとした廊下に、ぺたぺたとどこか間の抜けた足音が響いて、その滑稽さがまるで今の自分のようで。 時折、詰まる息を短い咳でやり過ごしながら、ゆっくり、ゆっくり、歩いていた。
背後について来るヤニクから、代わろうか、気遣う声がかかる。>>7 聞き慣れたはずの声がやけに低くて、きっとそれは彼も何かを堪えているからで。]
…いい。 オマエじゃ危なっかしくて、オレがおちつかねえよ。
思う傍から霧散する思考では、返す言葉も上手く見つけられず。結局、いつものような軽口が、温んだ夕方の空気を揺らした。
もうすぐ日が暮れる。 夜が来て、明日も。明後日も。 花は咲いて、散って。いつか。]
(8) 2014/09/09(Tue) 18時頃
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(────── いつか、オレも、)
[忘れてしまうんだろうか。]
(9) 2014/09/09(Tue) 19時頃
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––満月の下・中庭––
[キャンバスの傍、ブーケの下に遺された手帳。 この絵の作者の物だろうかと。開いたそこにあったのは、エスキースの類いではなく。 膨大な、研究者の記録。記憶。図。鮮やかな研究意欲。記憶の断片。 踊るグラフ。みっしりと書き込まれた文字。
男–––ズリエルは退行している。 失われた経験。消え去った知識。咲き散った思い出。 だから、この研究内容全てが、そして記録の細部が理解できる様な基盤も、無い。 言葉の意味がわからない。難しい例えもわからない。 だが、確信の持てる事項のみを繫ぎ、1つの結論を得る事は可能だった。]
……紫の、手の、人…。
[植え付けられていた紫のブーケ。 その持ち主の名前を知る。 その病の末路を知る。]
(10) 2014/09/09(Tue) 20時半頃
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[顔は思い出せない。 しかしそこにある紫が、そこにあるキャンバスが。 ブーケの栽培記録が。 手帳の中の、細密に記録された自分、 この絵の作者であろう老いた画家や 他患者や医師との、会話の記録が。
そこに咲くのが––––– 嘗て、自分の眼前で生きていた男だと。確信させた。
月光を薄ら灯に、暫く手帳を眺める。 ふと、捲る手を止める。患者との、会話記録。
"生きる"ために必要だったから。 忘れるのは、”生きる”為に必要なこと。
『Ziliya』 段落の最初、時間帯の隣に座る、名前。]
(11) 2014/09/09(Tue) 20時半頃
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…ふ、危なっかしいなんて酷い事言う…
[短い咳払い。裸の足が床を叩く音>>8。 なんだか無性に頭の中に響いて、どう足掻いても笑えなかった。]
[裸足の音と靴の踵を響かせながら歩いて暫くすれば、窓ガラスの向こう側に中庭が見えただろうか。
斜陽が作り出す大きな影が、丘の上の箱庭に濃紺の影を落とす。 二階の外窓から内窓にかけて射し込むオレンジ色の光だけが、暗い景色を四角くくり抜いていた。
その中庭の影に濃藍の花>>3:152>>3:153>>3:154が紛れる事を、恐らくまだ、誰も知らない。 此処からはよく見えないけれど、中庭のベンチには誰か>>3:113>>3:114が座っているかもしれない。
–––––そしたら、ペラジーが好きな「たくさんの人」が居る場所になるね。]
(12) 2014/09/09(Tue) 21時頃
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………シーシャ、君は何処まで覚えてる?
[ペラジーとの約束。 シャツに書いた文字。 毟った花の数。 「何処まで」の境界線は酷く曖昧にぼかしたけれど。]
明日、明後日、もしかしたら…今日。 何処まで僕らは覚えていられると思う?
[(しあわせ……だってさ…)
確かめるような呟きは、シーシャを追い越した時にこっそりと呟かれただろう。 フードを脱いで、中庭への扉を開こうと。]
……もう忘れられなくなっちゃったね。
(13) 2014/09/09(Tue) 21時頃
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-マーチェの部屋-
[黄色い花は揺れる。 まるで男のことを慰めるように。微笑むように。 水気のない枝は、しかし柔らかく見えて。]
―――どこが、いいかな。
[中庭、食堂のそば。サミュエルも、ギターと一緒に日の当たる場所に移さなければ。 でも、今は。]
――――。
[男は心の痛みを忘れることができない。]**
(14) 2014/09/09(Tue) 21時半頃
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オレが酷いこと言うのはいつものことだろ、
[返る声に少しだけ口元を歪めて。忘れてないだろ?言外に滲ませる。 ここではどんな約束も、どれほど繰り返したって不確かなままだから。そうやって確かめずにはいられないのだ。
柔らかなオレンジ色の光が、紅鳶色のレンズに映る世界の輪郭を曖昧にする。 床から天井までぴったりと嵌め込まれた強化硝子は、今朝あった喧騒など忘れたふりで。
けれど、中庭への扉の近く、リノリウムのうえに落ちる萎れた花弁が一枚。鴇色のそれを、膝を折って拾い上げた。ギターを持ったいつかの彼が、網膜の奥を過る。]
(15) 2014/09/09(Tue) 22時半頃
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[やがて、どれほどたったろうか。 気付けば日は陰り、黄色い光が朱から青に色を変えて、夜が来た。
食堂からは暖かな食事の香りが流れてくる。]
―――ああ…
[食事の人数が減ったことを、賄い婦に伝えるのを忘れていた。 小走りに食堂へ。それを伝えるのは、少しだけ勇気が必要だったけれど。
そう、また、いつものような夜が来る。
男はカルテにさらさらと書き込む。 彼らがいたことを消して忘れないように、書き込む。]**
(16) 2014/09/09(Tue) 22時半頃
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『君は』 『何処まで覚えてる?』 『何処まで僕らは覚えていられると思う?』
[後ろから投げかけられたのは、果たして問いであったのか。>>13 やけに自戒のような、自嘲のような響きを持って、曖昧な音。]
──── 言ったろ、「俺はひとりも忘れてない」。
[青年が繰り返すそれは、まるでまじないじみた言葉。 けれど、常の様な強気な青年の面影はなりを潜め。ただ、「そう在るように」と──祈るようなか細さだけがそこにあった。
そうして、中庭への扉を開ける男が、追い抜く瞬間、届いたその呟きに。>>13
伏せた瞳がまた、少し滲んだ。]
(17) 2014/09/09(Tue) 22時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 22時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 23時頃
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いきる、ために。
[腹の皮膚が、突っ張る。 光は既に月光。植物も眠る時だというのに 肺の辺りで何かが蠢き。 頁を捲る手の甲の古傷、それを覆い隠すかの様に 数輪の白い花が芽吹く。 何処から食事の匂いが漂って来る。 だが、やはり空腹感は湧かない。『生物として生きる為』の力なら。今この時も、衰え続けている。 けれど。]
なんだ、ぼく、は…
[屋上で咲き散った、薄い花弁を見る。 キャンバスを囲んで、目の前で揺れる花を見る。 ひょっとしたらこの中庭に咲く花達は。嘗てはみな、ひとだったのかもしれない。]
(18) 2014/09/09(Tue) 23時半頃
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[「オレが酷いこと言うのはいつものことだろ」
うん、知ってる。 サナトリウムに来てから1、2回しか咲いてない花は幸せそうな色だった。 だから、シーシャとの記憶は絶対に忘れてない。 ……冗談でも怒られそうだから、言わないけれど。
中庭に一歩踏み入れる。 橙と、肌の色と、服の赤さが混ざり合って、このまま溶けてしまいそうだ。 薄く目を閉じて夕日を見つめる。 はた、と何度か耳にした彼の呪文で振り返った。 まだ影の中に身を置く青年も溶けてしまいそうで、思わず残った片腕を差し出した。 同時に薫る、夕飯の報せ。]
………そうだ。
[思い出したように、差し出した手でちょいちょいとペラジーのポケットの中––––ビスケットを示す。]
シーシャ、彼女のポケットの中のを半分こするのも、忘れちゃいけない君のすべき事だよ。
(19) 2014/09/09(Tue) 23時半頃
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[空っぽの腕。 消える記憶。 揺れる花。 そこにある、花。]
・・・・・・・・ ・・ なくなるわけじゃ、ないんだ。
[歯を露にせずに、穏やかに。 口角を上げて、目を細め。
ば、ばつ、ばつつん。
音を立て、背から首から。砂色の花が3輪。]
(20) 2014/09/09(Tue) 23時半頃
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……、?
[夕日の中、思わず、といった感じで差し出された手に不思議そうに首を傾げる。 その手がペラジーのポケットを示せば>>19、納得がいった青年は微かに笑った。
夕日の差し込む中庭を、二人は少女と進む。 さくり。剥き出しの足の裏に感じる、湿った土と草の感触。柔らかなそれが、足音すら消して。
中庭の中央にある広葉樹まで歩けば、青年はその下のベンチに少女の身体をそうと降ろした。]
Inside the pocket, there's one biscuit──… …これも、オマエの『魔法』?
[ベンチに座らせたペラジーの前にしゃがみ、ポケットからくるまれたビスケットを一枚。 低い声で歌って、隣に立つ男を見上げた。 魔法。青年は、男の手品をそう呼んだことは一度もない。含みのある言い方に、ヤニクは気付いたかどうか。]
……ここ。好きだったもんな。オマエ。
[立ち上がってベンチに腰掛ける。ぽつりと言って、少女の髪を撫でた。]
(21) 2014/09/10(Wed) 00時頃
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[赤いフードの男が傍らに立ったままなら、座るように促して。 手の中のビスケットの端を咥え、真ん中でパキリと折った。ん、と短く言って、ヤニクの口元にそれを当てがう。戸惑うようなら、構わずそれを押し込んだだろう。
そのまま押し黙って、落ちる日差しに溶ける中庭の景色を眺めながら。 口の中でほどけていくビスケットは、味覚なんてどこかに咲き忘れてしまった筈なのに。どこか、甘かった。]
────…なァ。オマエにさ。
[どれくらいそうしていただろう。 視線を前に向けたまま、青年の唇が動く。紅鳶色の瞳は、どこか遠くを見詰めて。時折、古い記憶を呼び起こすように細められる。]
ずっと、訊こうか迷ってたことが──あって。 忘れてたらそれでいいんだけど、さ。
[逡巡するような間。 無意識だろう、両手の指が、腕に咲いた花を押し潰す。]
…サーカスに。いただろ。いろんな都市を回って。 前座で、赤いフード、被って。 オマエのこと、見たことある。たぶん。
(22) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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[重ねられたフィルムの中の、その情景は。けれど観客席からのものでは無い。
いやに歯切れ悪く。また、沈黙。 息を吸う。したくない話を、無理にするような。それから、問うた。]
(23) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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