270 食人村忌譚
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[神様というやつは、いつだって気まぐれだ。 願ったところで、叫んだところで、 決して叶えてくれることはない。
それを、私は身を持って思い知ることとなる。]
(1) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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[石動と錠の家に泊まり込んだらしい彼は、 一晩中姿を現すことはなかった。
故に、妹―巫女との約束を、 儀式を果たすこと叶わず、眠い目を擦って 朝を迎えた私の前に在ったのは、信じがたいもので。]
……うそ。
[彼は、一晩中、石動の家にいたはずだ。 誰も出てくる様子はなかった。 足音も、ましてや、車いすの音も聞こえなかった。 酷く、静かな夜だった。
それなのに、ゆりも、江津子おばさんも、 二度と動くことはなくて。]
(2) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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ねぇ、なんで。 誰が、どうして。
[誰かが運んできてくれたのか。 茣蓙に包まれた二人に私は駆け寄った。 二人がどんな姿だろうと、厭わない。
巫女のように、その場を取り仕切ることも、 泣くことも出来ず、唯、私は、 二人のそばにしゃがみ込むだけ。**]
(3) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 01時半頃
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―回想:昨日の夕刻―
[突然伸ばされた腕>>3:241に、私の身体は呆気なく捕まった。 彼の顔を振り仰ぐ。焦茶の髪と瞳―同じ色が写る。]
……変なミナカタさん。
[けれども、何か用事があったという訳でもないらしい。 笑みを零しつつ、私は再び駆け出しただろうと思う。
何故だろう。離れる腕に名残惜しさを感じたのは。 きっと、その瞳に、体温に、 毎晩のように見る夢を思い出したから。*]
(16) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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―朝:集会所にて―
[昨日の夕刻には席を外していた私は、誰かの話を聞く。 曰く、ゆりは、毒を盛られたらしい。 江津子の方も――。 凄惨な姿から、咄嗟に目を背ける。見ていられない。
裁定者であった巫女は、もう口を開くことはない。 誰も、何も言いださないようであれば、 ぽつ、と、口火を切るのは私になったかもしれない。]
(17) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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……全部は難しいとしても、 薬で煮たりして、手とか、足くらいは食べられない?
[ミナカタがそこにいたなら、 彼の方を振り仰いで、問うただろうか。 きっと、難しいというのは分かっていながらも。
あぁ、それでも、どうにかして 彼女らを無事に送りとどけなければ。 今の私にとって、それだけが支えだった。]
(18) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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[手が震える。 村の心の拠り所であった巫女が――妹が死んだ。 唯一信じられる相手だった江津子まで、 無残な姿で横たわっている。
昨日までの熱に浮かされたような高揚はない。 疑っていた相手の無実を、 自分の眼で確かめたのもあるかもしれない。
鉛を飲んだかのように、胸が重い。 私は一体、何を、誰を信じればいいと言うのだろう。]
(19) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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[沈黙が、重い。 何にせよ、このままという訳にはいかない。]
食べられる部分を除いて、 あとは……燃やすか、埋めるか。 そうするしか、無い、の、かな。
[今まで生きた中で、 こんな姿に成った者を弔った経験もなく、 私は、ただ、知識が深そうな者たちに 知恵を乞うばかりだったろう。*]
(20) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 21時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 22時頃
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[握りしめた両手が震える。 泣いても、叫んでも、誰も助けてはくれない。 問う眼差し>>26も、ただ、いつも通り。 深く、静かな色を湛えているだけで、 答えをくれることはない。
二人の亡骸を眺める。 どうして、こんなことになったのだろう。]
食べられる箇所があったなら、よく薬草で煮て、 ……あとは、
[息を吐く。躊躇いごと、吐き出すように。]
(41) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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あとは、焼いて、土に還そう。 ……仕方ないよね。
[この結論は、間違いではなかっただろうか。 彼女らは恨まないでいてくれるだろうか。 無事に、よき来世を迎えられるのだろうか。
祈るように両の手を組む。 神様は、いつだって残酷なのだけれど。*]
(42) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 23時頃
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[上げかけた悲鳴を、飲み込んだ。]
(59) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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……やだなぁ、そんな、畏まらなくても。
[>>47“様”、だなんておこがましい、と。 そう言わんばかりに、私は笑って手を振って見せた。 そもそも、リツ以外の者が それを認める筈がない、と。そう言わんばかりに。
巫女にふさわしいのは、妹だった。 例え血が繋がっているとしても、 私が、巫女を名乗る資格など在る筈もないのだから。]
(60) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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……ところで、リツ君。 少し、頼みごとがあるんだけど。
[ややあって、大切な者たちの亡骸から目を背けた私は、 彼に向き直ったと思う。 それは、昨日の顛末を―ゆりを殺めた下手人の話を 聞いた後のこと。]
志乃の様子を、見てきてもらえないかな。 出来れば、話も聞いてきて欲しいの。
[彼は志乃と親しかった。 それなら、何故、彼女がこのような行動に至ったのか 聞き出せるかもしれない、と。私は頭を下げる。
尤も―]
(61) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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……理由はどうあれ、 『儀式』は、避けられないと思うから。
だから、最後に、話を聞いてあげて。
[彼女が人を殺したのは確かだ。 しかも、巫女であるゆりを手にかけた。
私の疑念はどうあれ、 その罪は裁かれなければならない。]
私じゃ、きっと話にならないだろうから。 だから、お願い。
[自分は未だ冷静になれてない、とか何とか言って、 彼が了承してくれるなら、その背を送り出そうと。*]
(62) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[儀式なんて生温い。 巫女を―あの子を輪廻の輪から外しておいて、 自分は食われ、のうのうと罪を許されようなど、生温い。
母や弟と同じように。 炎に焼かれて苦しみ続ければいい。 弔われることも、送られることもなく。 地獄の業火にその身を焼かれてしまえばいい。]
(69) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[首を振る。そんな恐ろしいことを考えてはいけない。 それで誰が幸せになるというのだろう。
けれども、きっと。 私は、もう、志乃の顔を見られない。 話もできない。したくない。
妹を失った悲しみを、煮えたぎるような怒りを、 どうやって沈めればいいのか、分からない。**]
(70) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[>>85名前を呼ばれる。 敬称のない、いつも通りの名に、 酷く、懐かしい気持ちになった。
今更ながらに気付く。 彼女も、ゆりも、こんな気持ちだったのだろうか。]
わぁ、ありがと! そんな、気を遣わなくてもよかったのに。
[洗われた割烹着と弁当箱。 食うた後そのままに返してくるものも多い中、 丁寧に畳まれた服たちは、彼自身の性格を表しているよう。]
(122) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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[信じても、いいのだろうか。]
(123) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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[頭に過った希望を、振り払う。へらりと頬を緩めて見せた。]
……ホント、敵わないなぁ。
[――“餌付け”と称される>>86のは、 普段なら頬を膨らませるところだろうけれど、 今この時は、言い返すこともしなかった。
所詮、全て、自分の為だったのだ。 巫女になる努力もしなかったくせに、 好かれよう、愛されよう、などと。
それでも、確かに、誰かの助けになったのであれば こんなに喜ばしいことはない。そう思った。
息を吐く。煮えたぎるような怒りを、 泣きだしたい気持ちを吐き出すように。]
(124) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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……大丈夫だよ。 志乃は、確かに許されないことをした、けど、 けれど、だからって、同じことをしたら 誰も幸せになんかなれないもん。
[そんなことをしたなら、 きっと、ゆりに怒られてしまうだろう。]
だから、大丈夫だよ。 私一人の恨みで、妙な真似はしない、から。
[ありがとう、と、頭を下げた後、 じっと彼の眼鏡の向こうの眼を伺う。]
(125) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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[ややあって、私は口を開くだろう。]
……源蔵さん。 進には、気を付けてね。
[それは、愛理を殺した痕跡を残した者の名前。 それから――。]
信じたい相手は、いつだって裏切るんだよ。 ……だから、気を付けてね。
[謎かけのような、不明瞭な言葉。 けれど、問われたところで答えることはなく、 私は踵を返しただろう。*]
(126) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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[>>71向けられた疑いの視線には、鼻で笑ってみせた。]
聡明な石動先生にしては、 随分と視野を狭くされているんですね?
愛理を殺した人間と、 江津子おばさんを殺した人間。 ……同じとは限らないでしょうに。
[昨日の彼の言葉をもじって笑う。 私も、彼へ疑いの眼差しを向けただろう。
昨夜の石動の行動は、裏を返せば、 進を守っているかのよう。そう見えたから。]
(127) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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少なくとも、江津子おばさんを殺した犯人が 進だとは思ってないよ。私も。
[――だって、ねぇ?
この目で、見たんだもの。 信じていた人が、命を失う様を。 家畜に食らわれる様を。
――その命を、奪った人を。]
(128) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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先生も、いい加減、本気で下手人を探してよ。
閉じこもってばっかりで、 疑わしい、怪しいばかりじゃなく、 行動を起こしてからモノを言ってよ。
……大切な人がいなくなってからじゃ、遅いんだよ。 何もかも。
[大袈裟なまでのため息と言葉を吐いて、 彼の返事に耳を貸すことなく、踵を返す。 彼に、構っている暇はない。
ひとり、向かった先は神社の方向。*]
(130) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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―神社内:自室にて―
[殺風景なその部屋は、 長らく主が不在にしていたとは思えないほどに、 片付けられていた。
きっと、あの子が掃除をしてくれていたのだろう。 畳まれた布団に、埃が積もっている様子もない。 その横に腰を下ろす。膝を抱えて、うずくまった。]
(144) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ただ、見ていただけだった。]
(145) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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―回想:昨晩―
[漸く動くことが出来たのは、 “その人”が去ってからだった。
豚小屋に駆けこんだ私は、両手で口を押さえた。 鉄のような臭いと、獣の臭い。 鼻をつくような異臭に、胃液がせり上がった。
何とか助け出そうと、力なく横たわる彼女の手を引いた。 それでも、悲しいかな。小娘一人の腕では 群がる豚をかき分けることも、 彼女を引きずり出すことも出来ない。 巨体に押しのけられ、私は情けなく尻もちをついた。
熊を倒したと言われる憧れの人が 丸々と太った家畜に食われる様を、 私は茫然と見ていることしかできなかった。]
(146) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ただ、見ているだけだったのだ。
江津子が首を絞められる様も、その首を絞めた“彼”のことも。 悲鳴を上げないよう、口を押えて。 物音を上げないように、ただ、震えているだけだった。
きっと、地獄というものが存在するなら あの光景を指すのだろう。
いや、むしろ、 “ここ”が、地獄だったのだろうか?]
(147) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[私が、一体何をしたというのだろう。]
……私は、私は、 私ばっかり。
[ぽつ、と歌うのは、いつかの歌。 意味の分からなかったそれが、今ならわかる気がする。
信じていた人は奪われ、信じたい人には裏切られる。 見たいものは見えないくせに、見たくないものばかり見てしまう。
下手人は、一人じゃあない。少なくとも、三人。 志乃と、進と、それから――。 けれど、何人いるのかは分かりやしない。]
(148) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ふ、と、視線を机へ向ける。 丸い鏡の中に写っている、憔悴しきった顔の女。 母とは似ても似つかない、可愛げのない女の顔。 笑みすらも抜け落ちたような その顔に手を伸ばして、
――それを、床へと叩きつけた。*]
(149) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 23時頃
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[軋む音。人の気配。 それは、すぐ傍―部屋の扉の向こうから。>>151]
……だぁれ?
[喉から出た、掠れた声に口元が上がる。苦笑。 そうだ、聞くまでもない。]
(157) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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いいよ、入って。
[殺しに来たのだろう、私を。 分かっていながら、私は笑う。
いつぞやとは違って、招き入れるような真似はしない。 ただ、座り込んだままに、 袂に隠し持っていた短刀の感触を確かめただけ。*]
(158) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[そこにいた彼>>162は、いつもと変わらないように見えた。 立ち上がる。見せつけられた鍬には見覚えがある。 名まで付けて愛用しているモノでもあったので、 心の中で舌打ちしたのは、また別の話だ。]
私も、一度戻ろうかな。 ……志乃ちゃんの儀式もあるからね。
ただ、鏡を割っちゃったから、 片付けてから行くよ。
[先に行ってて、と促せば、さて、彼はどうしただろう?]
(171) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[――つぅよい方と、正面から向き合ってはいけません。 ――かといって、背中を見せたり、捨て鉢になったら、それまでです。
いつか>>0:57の声が、聞こえた気がした。 とはいえ、私にはそれは難しい。*]
(174) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[冷静な言葉と、昔話>>177に、 酷く泣きたいような気持になる。 そそっかしい姉と妹ふたりで、 毎日のようにおにぎりを運んで、三人で食べて。
それなのに、 彼は、何処から違ってしまったのだろう。
一見、彼はいつも通りのように見える。 静かで、ただ、淡々と、此方を見ていないように見える。
けれど――。 約束は、守らなければいけない。 巫女との―妹との約束は、未だ果たされていない。]
(186) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[握りなおされた鍬に、ちらりと視線を遣る。 彼が動く様子はない。足元の鏡の破片を蹴飛ばして、 私はへらりと笑った。]
……進が言っているのは、どの人を殺した下手人? 愛理を殺した人?江津子おばさんを殺した人?
[まくし立てる。女という生き物は 何時だって口うるさいのだ。]
志乃よりも先にっていうなら、 探すも何も、もう、見つけたよ。どちらも。
[なんなら、その名を、どちらも彼に囁いてあげよう。
反応が在るにせよ、無いにせよ。 或いは、彼の手に在る鍬が振り下ろされるにせよ、 無鉄砲な女のやることは変わらない。]
(188) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[その、静かな―水面のような眼に向って、 短刀を、振りかぶる。*]
(189) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[横なぎに払われた鍬>>191は、腰へ強かに打ち付けられて、 崩れ落ちた私は咳き込んだ。 短刀を手放さなかったのだけが幸いか。
ぎし、と、床の軋む音が聞こえる。 振り下ろされる鍬が見える。 あぁ、もう、ここで終わりらしい。
けれども、最後に。 楽に死ねずとも、ただ、彼に。 ――平穏を奪った者に、爪痕だけでも残そうと。 再び、私は短刀を握る。]
(197) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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[手を、伸ばす。 這いつくばるようにして、彼の足先に向けて、 短刀を振り下ろした。**]
(198) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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