308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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[朝、目が覚めて。
部屋を出て真っ直ぐ暖炉に向かおうとする。 パパが出してきた段ボールの箱と、ホームビデオのテープが散乱している。
途端に、違和感。]
おはよう…?
[何だか、家の中が静かに感じた。 いつもキッチンからは、パパとママの話し声と、ママが淹れたパパの飲むコーヒーの匂いがするはずなのに。]
パパ?…ママ?
[キッチンを覗いても誰も居なかった。]
(3) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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[パパたちの寝室の扉を開いた。]
おはよう、まだ寝てるの?
[2人は居なかった。 でも部屋がなんだか散らかってて、写真立てが床に落ちててガラスが割れていた。 それを拾い上げると、赤ちゃんのわたしをママが抱っこして家の前に並んでパパとママが笑顔を向けている写真が見えた。いつもベッドサイドに立て掛けてある。 この2人の笑顔はどこにいったんだろう。
そんな時、ジリリリリリッと玄関の呼び鈴がなった。 わたしは飛びはねるように玄関へ向かう。 もしかしたらパパたちが戻ってきたのかもしれない。
でももしそうなら、なんで鳴らすの?]
(4) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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[玄関の扉の前までやってくると、外から微かに荒い息息づかいが聞こえた。 除き穴から見てみようと思ったら]
「むやみに直ぐ開けなくなったわね。偉いわっ…」
[扉の外から聞こえてきたのは、ママの声。]
ママッ!
「ダメよ!開けないで!」
[更に息苦しそうになったママに止められる。]
「パパね、ゾンビになっちゃった。街に行った時に、かまれちゃったんだって」
[ママはまるで何でもないように話を続ける。]
(5) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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「ママもね、ゾンビになっちゃうみたい。 だから…あなたはちゃんと戸締まりしてお家にいるのよ? お腹が空いたら、冷蔵庫のご飯温めて食べなさいね…」
…ママ…マ、マ…
[信じられない。信じたくない。大好きなパパとママが居なくなっちゃうなんて。]
(6) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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[涙があとからあとから流れてきて止まらない。]
「ご飯がなくなったら、お料理するのよ。 包丁は気を付けて使ってね。ママのお気に入りのお鍋、底が焦げ付きやすいの……ごめん、ね」
ママァ!行かないで!いやだよ!
[なんでこんなことになっちゃったの? なんでゾンビなんて出てきたの? なんで大好きな2人とは、もう一緒に暮らせないの?
なんで?なんで?……なんで!?]
(7) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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[ガタンッ、と何かが落ちる音がすると、ママの荒い息が一層強く聞こえた。]
「ママ、もう行くね。絶、対…絶対に外に出ちゃダメよ あなたは、ちゃんと、生きなさいね…いいこでね。」
[まるで、どこかにお出掛けしに行くみたいに言う。
ママの息づかいが遠くなっていく。
ママは"出掛けて"いった。 パパもいつか"帰ってくる"。 わたしはちゃんと"お留守番"する。]
(8) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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[悔いのない選択って、どうすればよかったのかな]
(9) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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[わたしは、扉を開けて外へ飛び出した。]
ママァーーー!!
[ママの姿は、もう見えなかった。]
パパァァーーーー!!
[こんなに大きな声を普段出さないから、直ぐ喉が痛くなった。 でも気にせず、叫び続ける。
分かりたくないけど分かってた。 2人はもう帰ってこないんだって。
とうとう、わたしはその場で膝をついてわんわん泣いた。]
(10) 2020/10/24(Sat) 11時頃
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[パパはいつもニコニコしてて、わたしのわがままは何でも聞いてくれた。 でも、悪いことをするとなんで悪いかちゃんと教えてくれた。
ママもいつもニコニコしてて、お料理とお洗濯とお掃除が完璧で、パパに怒られたあとは甘〜〜〜いのケーキと強めのバグで慰めてくれた。
ちょっとウザイくらい…あんなに優しい2人だもん。 わたしをゾンビにしないように、生き延びられるようにいなくなったんだ。
でもね。 独りぼっちになるくらいなら、2人にゾンビにされたほうがマシだったって思ったわたしは悪い子かな。]
(11) 2020/10/24(Sat) 11時半頃
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[涙で地面き水溜まりを作りそうだった。 叫び続けて、もう身体に力が入らなくて。
だから、それが近付いてくるのに気が付かなかった。
直ぐ側で呻き声を上げたものに、わたしの肩を乱暴に押されて地面に倒れてしまった。 見上げれば、ママでもなくパパでもなく知らない人だった。
わたしは恐怖に襲われて悲鳴を上げた。 何とか立ち上がり、その手を振り切って家へと逃げ込んだ。 玄関の扉を閉めて鍵を閉めると、扉を背をついてヘナヘナと座り込んだ。]
…いたっ
[さっき押された左肩、服が切れて少しだけ赤く染まっていた。]
いたい
[そんなに出血してないみたいだけど、痛かった。 そんなことより、この一人には広すぎる家に独りでいる方が、心が痛かった*]
(12) 2020/10/24(Sat) 11時半頃
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[何日か経って。 その間、お腹が空けば冷蔵庫の中の、ママのご飯を温めて直して食べた。
独りで食べると涙が出た。 寝るときはパパとママのベッドで寝て、やっぱり涙が出た。
怪我した肩がずっと痛い。 我慢できる痛みだけど、なんだかそこだけズキズキする度に熱さを感じる。
何日かぶりにSNSを開く。 世界は混乱がおさまっていない投稿で溢れていた。
まさかと思っていたけど、わたしゾンビにならないよね? 噛まれたわけじゃないんだもの。 ゾンビになったら、ママたちが悲しんじゃう。
スマートフォンで文字を打っていく。]
(13) 2020/10/24(Sat) 11時半頃
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[気が付いたら、また泣いてた。
涙を手で拭って、ホームビデオの続きを見始める。 暖炉の薪がパチパチ音を立てていた**]
(14) 2020/10/24(Sat) 11時半頃
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[ビデオを見ていたら、いつの間にか眠っていたみたい。 テープがも終わってた。
わたしはソファに横になってて、スマートフォンが床に落ちてるのが見えた。
熱くて目が覚めた。 覚醒しくてると、肩がジワジワと痛みを増してて、我慢できないくらいだった。]
きもち、わるい…
[頭も痛くて息苦しかった。 今何時かわからないけれど、窓の外は暗かった。 暖炉の火も消えかけていた。
急にこんな風になるのなんて、もう1つしか考えられない。]
(22) 2020/10/24(Sat) 19時頃
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パパ…ママ…ごめん、わたし…
[わたし、きっとゾンビになるんだ。
パパとママがゾンビになって、もう一緒にいられないって思った時より落ち着いているのは、どうしてだろう。
肩は泣きそうなくらい痛くて熱いのに。 頭は痛くて胸は苦しくて気持ち悪くて死にそうなのに。 涙が出ないのは、どうしてだろう。
ここ数日で、一生分の涙出しきっちゃったかな。
床に落ちていたスマートフォンに、必死に手を伸ばした。]
(23) 2020/10/24(Sat) 19時頃
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[懺悔と希望を込めて。
そういえば、たくさん(じゃないけど)投稿したなぁ。 以前のわたしが知ったら驚くだろうな。なんて。
時間は巻き戻せないけど。 地獄になった世界に、幸せを願いたかった。 もし少しでも世界に幸せ成分が増えたら、パパとママにも会えるかもしれない。そんな奇跡を願ってもいいよね。
消えそうな意識の中で思い出すのは、 過ぎ去りし"日常"**]
(24) 2020/10/24(Sat) 19時頃
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