308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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[引きこもりになってから今まで 僕にずっと優しかったのは、兄貴だけだった。
最初は全く外に出れず塞ぎ込んでたけど ここまで元気になったのも兄貴のおかげで。 いつもより料理を頑張ったのも、 電車を乗り継いでケーキを買いに行ったのも、 全部、兄貴に喜んでもらいたいと結果だ。
兄貴が本当に嬉しそうにケーキを食べる姿を見ながら 買いにいった甲斐があったなぁと、 僕もふわふわのクリームとスポンジを頬張る。
甘くて幸せな気持ちで頬を緩めつつ、思う。 ケーキのことばかりが頭にあって、 ちゃんとしたプレゼントは買ってなかったから。 勿論お金は取らず、誕生日のプレゼントとして、 何か絵を描いてあげるのもいいかなぁ…なんて。]**
(1) 2020/10/21(Wed) 00時半頃
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― 昼過ぎ ―
[枕元で、アニメの主題歌が鳴り響く。 マジカルモンスターの戦闘曲で、 好きな曲ではあるのだが…… 本来起きる筈ではない時間に、戦闘曲をこの音量は辛い。]
なんだよ、こんな時間に………… [寝ぼけつつ"こんな時間に"とは言ったが、 スマホ画面が映す時間は午後の14時。 でも僕の起床のアラームは15時だから 特に、前言を撤回するつもりもなかった。]
(92) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[着信相手を見て、通話ボタンをタップ。 首から下は布団の中でもぞもぞと丸まって、 まだ寝てたことを全く取り繕わないままで。 相手に聞こえるのは起き抜けの間延びした声だ。]
兄貴、どしたの……何か、忘れもの…?
[どうせ、大したことはないんだろうと。 電話を切ったら二度寝しようと。 そう思いながら、何度も欠伸をしつつ尋ねたのだが。]
(93) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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「えーくん、まだ家に居るよな!? 絶対外に出るんじゃないぞ。 俺はすぐ家に帰るから!絶対だからな!」
[寝ぼけた僕の頭は、兄貴の言葉で一気に覚醒した。]
え……外に出るな、って、、 …………あ、切れた。
[兄貴は焦ったように早口でそれだけを言うと、 僕が聞き返す前に、通話はぷつりと切れてしまった。]
(94) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[僕達の家は東京の郊外にあって、 兄貴は都心の大学に通っている。 ざわざわと、胸のあたりが気持ち悪い。 僕が寝ている間に兄貴に何かあったのだろうか。
いや…兄貴に何かあったなら、そう言うはずだ。 でも……それなら、何があったのだろう?
電話……は、あの様子じゃ無理かもしれない。 すぐ返事が来るかもわからないなと思いつつも、 僕はベッドから上体を起こして、 メッセージアプリを開く。]
(95) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[開いた瞬間、一番上に表示されていたのは 『父』という名前と、未読の表示。 その下の『兄貴』の名前にも、未読表示がある。
いつも両親が僕に連絡をするときは、 直接ではなく、兄貴を通じてが殆どだった。 ニューヨークに出張に行っている両親から、 僕に、何の用なのだろう。 兄貴の電話を受けてから、妙な胸騒ぎがする。 僕はおそるおそる。 まずは、『兄貴』の方のメッセージを開いた。]
(96) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[兄貴: 父さんからのメッセージ、見たか? えーくんにも送ったって言ってたから見てくれ。
アメリカだけじゃない、 日本も、世界も、なんか大変みたいだ。 大学が休校になったから急いで帰るよ。
大丈夫、父さんも母さんも、 連絡はつかないけど……きっと、無事だ。 だから俺達は俺達で、自分の身を守るんだ。 全部杞憂なら。世の中が騒いでるだけなら それでいいって思うけどな。 ほんとにやばいことが起きてるなら、 用心にこしたことはないからさ。 ]
(97) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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な、んだよ……これ。 [僕は、自分の目が信じられなくて、 何度も、兄貴のメッセージを見返した。
一体、父親は寄越したってんだ。 それに……世界が?大変だって??]
そんなわけないだろ…… 大変ってのもきっと、一部の地域だけで、 そりゃあ、紛争とか暴動は、 世界のどこかであるから…… [世界中が、なんてことはないだろうって、 平和な日本で暮らしてきた僕は、そう思いたかった。 でも、兄貴のメッセージが、必死な声が、 僕に、"そんなことはない"って突き付けてくるようで 漏らした声は、自分でも驚くほど震えていた。]
(98) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[恐る恐る、父からのメッセージを開く。
父のメッセージには、写真が添付されていた。 >>#3虚ろな表情の人が町に立ちすくんでいる写真。 恐怖の表情を浮かべて逃げようとする人へ、 白目を剥いて、噛みついている写真。
全て、現地で記者をしている……母が撮った写真だそうだ]
(100) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[父: ヨスガにも送ったが、お前にも送っておく。 エニシ。ニュースで観ただろうが、 此方は今大変なことになっている。 母さんも襲われて噛まれたらしいが、 写真と一緒に、逃げた先について連絡が来た。 俺はこれから母さんを迎えに行く。 だから、こっちは心配するな。 ニュースを見たところ、 日本も不審な話が多いらしいしな。 一過性のものだろうから、騒ぎが収まるまでは お前は兄貴と一緒にいなさい。 ]
(101) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[『父さんのやつ、見たよ。 でも、日本も不審な話が多いってだけで、 別に世界が大変ってわけじゃないだろ。 まだ何も見てないけどさ。兄貴は大げさだな。
父さんと母さんは……きっと、無事だよ。 母さんも、人に噛まれただけだろ? 僕は大丈夫。家に居るから、心配すんな。』 兄貴にはそう返してベッドに横になるけれど また寝てしまおうという気には、もうならなかった]
(104) 2020/10/21(Wed) 22時半頃
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[僕のSNSは日常の呟きや絵の投稿が多い。 名前は単純に縁という漢字から捩っただけで、 アイコンも最初に設定した後ずっと変えてないもの。
そんなアカウントで、 本当なら今日は、昨日夜遅くまで書いて仕上げた、 兄貴にあげる用の絵を投稿する予定だった。 "誕生日の兄弟に向けて、書きました!" ……そんな一言を添えて。
兄貴も僕のアカウントは見てるから、 サプライズのつもり。…その筈だったのに。]
(120) 2020/10/21(Wed) 23時頃
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[家に帰って来た兄貴は、 両手に、沢山食料が入った袋を持っていた。 缶詰に、レトルトカレー。 カップラーメンに、水に、 棒状の栄養食に、チョコレート。 手回し発電機やガスボンベなんかも一緒にある。
テレビやネットで話題になっているような ゾンビ事件はこの辺りでは起こってないが、 騒動を真に受けた人はそこそこ多いらしい。
スーパーには、家にこもろうとする人が押し寄せて 特売日かってぐらい、物の取り合いになったそうだ。]
(149) 2020/10/22(Thu) 00時頃
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「俺の大学、別のキャンパスの近くで 例の、ゾンビ状態の人間が一人でたみたいでさ…。 ニュース見た時は冗談だろって思ってたけど 父さんのメッセージも見て、もう、 ほんと、焦っちゃって………… あーー……えーくんが無事で、よかったあ。」
[鍵を閉めたのを念入りに確認した後、 兄貴は頭をぐりぐりと撫でてくる。 この歳になっても160ぐらいしか身長の無い僕は、 190近い兄からしたら、そりゃあチビに見えると思う。
いつもなら、こんな風に子ども扱いされたら、 (嬉しくても)ポーズだけは怒ってみせるけど。]
(152) 2020/10/22(Thu) 00時頃
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[でも今日はそんな強がりを言うよりも 目の前に兄貴が居ることが嬉しくて。]
僕も。兄貴が無事で、ほんとによかったよ。 父さんも母さんも……無事だよな。 [ちょっと泣きそうになりつつそう返す僕に、 兄貴は「当たり前だ」と笑って言ってくれたから。]
だよな。……兄貴が言うなら、そうだよ。
[僕は安心して、ふへ、と笑った。]*
(155) 2020/10/22(Thu) 00時頃
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