147 書架の鳥籠
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[注文の多い友と、サロンを見下ろしながら階段を下りる。 ――異変は、突然だった。]
[ ゴゴゥン… ] [ …ゴゴゥン ]
……な、に?
[地響きのような音。 時を刻まぬ大時計――響く鐘の音に不安げに友を見る。]
[ くすくすくす―― ]
[ 姿見えぬ少女の嗤い声 ]
[ "魔女狩りの時間だ" ]
[サイモンの声を聞くが早いか視界に塞ぐ白、白、白。]
(39) 2013/10/05(Sat) 17時半頃
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[ぞくり―――― 淡い瞳は黒い獣を捉える。
魔女は笑う、高らかに。 彼女は願いを叶えない――嗚呼、此処は]
Hexenhaus―――……
[無意識に身を抱こうと動かした腕と 意識を失うのとでは 一体どちらが*早かっただろう*]
(40) 2013/10/05(Sat) 17時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/05(Sat) 17時半頃
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[鈍い覚醒――硬くも柔くもない暗い場所で 視界に入ったのは白い白い―――]
――――落としちゃったんだ、
[支えを亡くし床に叩き付けられた白磁の珈琲カップ。 割れることなく転がるがまま。
ぽつり、落とした言葉はそんなことで。]
(41) 2013/10/05(Sat) 18時頃
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[サイモンの声に、姿なき少女の声に、 ――動き出した大時計に。
近く、友の姿を見つければゆるりと体を起こし始め]
はは、 痛くもなんともないな。 さすが私…… それとも、"そう"なってるの?
[頭を下側に、階段の低い位置にいたのだから、恐らく何段か落ちたのではないかと思うのだけれど。
見上げれば時を刻み始めて大時計。 病の友を気遣わしげに見遣り、頬にぺたりと手を添える。]
(42) 2013/10/05(Sat) 18時頃
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発作――起こってない、よね。 大丈夫、だよね。
[あの一瞬に、流れ込んで来た映像と言葉。 サイモンはどこにいった――――? 軽く周囲を見渡せど、彼の姿は見えないようだ。
友が目覚めれば、サロンへと促す。 奇妙な数日を共に過ごした願い人たちの元へ。]
(43) 2013/10/05(Sat) 18時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/05(Sat) 18時頃
ピッパは、大時計が動く前にはなかったもの(>>#9)を見つけ、訝しむよう――*
2013/10/05(Sat) 18時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/05(Sat) 18時頃
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[見た覚えのない書見台。 魔女の言葉から、2名は願いが叶っているが忘れていたこと、魔女狩りのこと、そして掴めぬ"人形"のこと ――会話が飛び交うを耳にして。]
少なくとも私は、見覚えないね。
[グロリアと交わる視線に対しては音で返す。 書見台を巡り、周囲を見渡すのは自分も同じく、レティに本を任すオズワルドの言葉が聴こえて意識を向けた。]
あ。
[友が魔女の足跡調査の報酬としてとった決めポーズ。 帽子付きの完全版を目の当たりにし、思わずもらす。]
(68) 2013/10/05(Sat) 22時頃
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[悩むくらいなら開いてしまえ、と歩みかけたが、小さな探偵助手が任されたならばでしゃばりはしない。]
まぁ、 サイモンが一番知ってるってことに間違いはなさそ。
[気を失う前の事を思い出そうとして―――あの脳髄にこびりつくような不愉快な嗤い声を思い出し首を振る。]
……魔女だか何だか知らないけど、 すっごい嫌いなタイプ。
友達にはなれそうにないね。
[などと吐き捨てる。]
(80) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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ふむ。
[小さな探偵助手が読み上げた単語と数字は要領を得ないものだったが、わからなかったとは思わせぬよう一息。]
その人数が書かれているのは、全部で11人。
……、
[すぐさま行き詰まった。ここには12人、いたからだ。 魔女が用意した本ではないのだろうか。]
(102) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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叶えてはもらえなそうだったけどね。
[カトリーナやシメオンの言葉に、思い出しつつ添えて。 叶えることもある――が、 今は魔女が叶えてもらう番、と言っていた。]
魔女の願いを叶えたら、こちらの願いも叶うとも 読み取れんでも、ないけどね。
[しかし、既に叶えてもらったらしき人間が――2人。 2人?]
……亡霊?
[過ったものをそのままこぼし。]
(106) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[こぼしてすぐに、はっとする。
"サイモンが見つけたものがそれなら――"
グロリアの声が聴こえる――人数が、合ってしまう。]
配役、ってこと……?
[だとしたら。 もし、万が一『亡霊』が。 叶えてもらった人間を指すのであるなら。 この中の、誰かだとしたら。
魔女を殺すにはまず――――]
(112) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[ラルフに問われ、びくり、と一瞬体が震える。
"願いを叶えてあげたあなたとあなた" 誰かをさして、そう言った。1人でも3人でもない。]
願い事を叶えてもらったのは、多分2人。
あの感じだと、あの瞬間までそれを忘れていた人が "私たち中に"いるのかな。
村人6、占い師1、霊能者1、亡霊2、と、狂人1、 だっけか。
[指折数えつつ、話す顔色は良く無いが。]
(130) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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仮にこれが配役とするなら、亡霊がちょうど2人。
[ふー、と息を吐き出す。 深呼吸を、数度。]
サイモンが、魔女狩りをするつもりならさ。
[サイモンが。 主語を断定したのは、想像に責任が持てないからか。 口を開く――音はなかなか出て来ない。]
(131) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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ピッパは、グロリアに話の続きを促した。
2013/10/05(Sat) 23時半頃
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この本の通りなら、 ――魔女を殺す前に、亡霊を、ってことだ。
[少しの間の後、一息に言った。]
あくまで、憶測。 仮定の話。
誰が、どういうつもりで置いたものかもわからないし 本の意味がそうだとして、正しいとも……
[言いながら、声が震えていることに気付いた。 自覚すると、はー、と息を吐いて。]
やっぱりサイモン捕まえて、きくしかないかな。 ぐだぐだ言ってても、さ。 ね。
(135) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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よーぅし、男性諸君、検討を祈る。
[言外にサイモン探しを任せることば。 亡霊、がどういう意味であれ、良い単語とは思えない。 サロンに残るのが子供と貴婦人なら、傍に在ろうとも。
ホリーの感想には、うん、と同意を返して]
人数から、当てはめただけだからねェ。 ……あとはサイモンにでも聞いてみるしかないかな。
[彼は本当にすべてを知っているのだろうか――それさえも、疑問としては残るのだけれど。 書見台に一歩、二歩、近づいて――自らも本を*覗き見た*]
(153) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 00時半頃
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[書見台に置かれた本を覗き込む。 グロリア(>>169)からも見やすいように、少し位置をずれて共に文字を追えるように。
オズワルド達はサイモンを見つけただろうか。
どうか、この書が。 ――私が想像したものではありませんように。
そっと願い置きながら。
記された配役。 レティーシャが読み上げた通りの、文字。
苦笑して、文字を指でなぞった。]
(179) 2013/10/06(Sun) 01時半頃
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[それはまだ、確かならぬこと。
けれど、 それもほどなくしてわかるだろうか。]
この本も、魔法か何かかかってるのかな。
[奇妙な空間。 ここは不思議の連続だった。
それは魔女の魔法に違いないのだろうけれど。 彼が魔女狩りを、と言うからには――*]
(182) 2013/10/06(Sun) 01時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 01時半頃
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