32 ABSOLUTELY CHRONO LIMIT―絶対時空極限―
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[>>1 覚えている、という赤子に、ゆるりと首を振った]
いや―――アタシは、知らない。 《Hel》が、アンタの母親なのか?産んだ―――訳じゃあないな どうにせよ、その状態に産み変えたのは間違いない、のか。
[身の内から湧き上がる、赤子を抱きしめたい衝動。 しかし、其れに抗うように足を止める。 思い出すのは獣耳の眷属の姿。あれが”父親”たる役割を担ったはずだ]
……アンタの”母親”は、もう死んだんだ、可哀相だけど
[侵食されまいと、堪える心は残酷な言葉を吐いた >>2 白い乙女に名を呼ばれれば、首を傾げたが、すぐに思い至る]
闇の娘…恩恵を受けたのか。
(13) 2010/09/15(Wed) 00時半頃
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[>>4 もう一つ、上空からの視線に気がつきそれを見上げる]
…あの時の、子供…否、カルヴィン・リシェントだっけか。
[未来与えし恩恵の御子《アーシストチャイルド》と、もう一人の始祖という強い力に、自然《Hel》の力と意識は表層に引き上げられる。 瞳は徐々に色彩を薄くし、唇には平素からは考えられぬほどの妖艶な笑み]
仰々しいことだ。 おちおち死んでも居られない 折角、妾(あたし)の猫が死《プレゼント》を呉れたというのに。
可愛い坊や、自分の為すべき事をなさい 視ていてあげる。
[言うと、ヨーランダの耳元で何がしか囁き、その手を離す]
(23) 2010/09/15(Wed) 00時半頃
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[>>30吸血鬼の始祖の語る言葉に、笑んだまま首を傾げる]
願う?やられる? 単なる暇つぶしだよ、同胞。 願い《wish》などと、随分センチメンタルなことを言う。 だが―――…そういう処、嫌いじゃない
[薔薇色の唇をなぞる爪は、氷色]
そうか、同胞はこの状況、屈辱と見るか。 ふふ、ふ。妾(あたし)を得た人間が―――何を成すのか
面白いと思ったんだがな
[其処で、ふと瞳の色が色彩を帯び始める。顔を押さえて、しばしの沈黙、それから顔を上げる]
……でしゃばんな、ババァッ…
[悪態を吐き、踵を返そうとする]
(38) 2010/09/15(Wed) 01時頃
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[ふと、懐から取り出した懐中時計の文字盤、"XIII"の刻が現れていた。 正しき時を指す世界時計《フェイト・ウォッチ》。 裏面に刻まれた文字は、『Veroandi《現在》』
此れを買い取る時に聴いたベネットの話によると、他に『Skuld《未来》』が存在し、『Uror《過去》』は時計台に住まう循環する母風《ウィングフィールド》が持っているという。 『Skuld《未来》』の行方はつかめていない。 どうやら、重要なものらしいが―――]
未来に世界が崩壊するっていうのはどうやら本当そうだな、ヨーランダがこのザマじゃ。
―――そーいや、お前らさ
[踵を返したものの、一度足を止め、呑気な調子で言葉を紡ぐ]
(49) 2010/09/15(Wed) 01時半頃
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この世界、好きか?
[誰にともなく、問いかけ。 答えが得られれば、それがどんなものであっても、ふうん、と気のない返事を返し、答えが得られずとも、そのままその場から立ち去った]
(53) 2010/09/15(Wed) 01時半頃
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[来た時と同じように、時計台のふもとにふわりと降り立つ]
さて、どーすっかね―――
[ふわり、地を蹴ると、宙を舞う。 其れは、時計台の真上]
あーあ、こんなにキョーレツなのばっかり集めるから 時空に、亀裂がはいっちまってる。
[其れは、崩壊への序曲《プレリュード》 僅かに手をかざし、その亀裂をつつけば、いとも容易く亀裂はひび割れ
―――その刻から、世界に”異形”と化した時の”残骸”が、
あらゆるところから出現した]
(71) 2010/09/15(Wed) 02時頃
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[それは地に在る全ての”存在”を襲う。 ”失われた時”は、”存在”に惹かれ、羨ましい、妬ましいと呻く
己はただ、崩壊しかけている世界の時空をつついただけ]
まだ。まだまだ。 こんなもんじゃ、本気になってくれやしねーよな。 アタシ、なんもしてねーに等しいし。
あー…トリッキーなのもあんま好きじゃねーんだよな アレ、さっさと潰しておくか。 《Hel》も《Michelle》も、そう思うだろう?
(83) 2010/09/15(Wed) 02時半頃
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[そう問いかけた次の瞬間、始祖の力でその身は骨董屋『ベネット』の真上に出現する]
恨みはねーが。むしろ飯喰えなくなるのは残念だけどね。
[懐中時計が、正しく『ベネット』の時空を捕える。 両手を構えると―――その手に集中した青白い氷の炎をゆっくりと振り降ろす]
―――氷華降炎《バーニング・アイシクル》
は、ァッ!!
[無数の氷柱炎が、ベネットめがけて*降り注いだ*]
(84) 2010/09/15(Wed) 02時半頃
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[ズッ ガガッ ズガガガガッ
氷柱炎は『ベネット』の領域へ達する前に、その周囲の時空が揺らぎ骨董屋の周辺に突き刺さった。]
ちっ。 だぁーから、トリッキーなのは苦手なんだって。 ガチでこいっつの。
[ ぞる 闇の蠢く気配 常から店で良く知る其れは、理解した今背筋が総毛立つ]
くる、か。
[ぞくり。身がまえるのが早いか。 異形を降り撒く罅割れ内部から、ずるり 暗黒結晶《ダーククリスタル》の棘が、数多の存在を無差別に貫く
付近に顕れた其れを、ひらりと軽いフットワークでかわす。 世界が毀れることに―――頓着する様子はなく、その表情はスリルを楽しむかのよう]
(117) 2010/09/15(Wed) 17時半頃
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なめるな! こんな盲目の攻撃が、アタシにあたるとでも思ってんのか?
始祖《hel》の喚び声に応え顕在せよ!ガルム《Garm》!
[天に手を翳して叫べば、時空の裂け目から現れるのは、一匹の大きな青白い光を纏う猟犬 ガルムの方向は地、時空を震え上がらせ、一瞬それらを凍結する 傍らに擦り寄るそれを慈しむように撫で、命じる]
良い子だ。 ま、今すぐ一人で始祖たる『ベネット』をどうこうできるとも思わんし …でも、そうだな、あいつには、会って行くか
[ガルムが出現するその一瞬の隙をついて、時空をこじ開け、店の中の”店番”へと歪みから手を伸ばす]
(118) 2010/09/15(Wed) 17時半頃
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《ミカエル》は。 未だにお前《judah》を救いたがってる 毎回メシ、ありがとな
[―――運命分かつ接吻は今度は此方から。 凍結した時間が動きだし、『ベネット』が行動を起こす前にその場を離脱する]
三十六計逃げるが勝ちっと。 またな、ベネット!
[黒いメタリックな大型二輪車へフォームチェンジした《ガルム》に乗り、すばやくエンジンを掛けると、ブーツに挿しておいた、異形を殺せる特殊使用の銃を両手に弾幕を張りながら其の場を後にした]
(119) 2010/09/15(Wed) 17時半頃
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―研究所《ドック》 上空― [『ベネット』から十分に距離を取ると、《ガルム》の擬態(トランス・フォーム)を解いて異形の出現にざわめく街を見下ろす。]
さて、研究所《ドック》行って、貰えるもの貰ってくるか。 なんか良さそうなの残ってっかな。 その前に、騒ぎおこしといたほうが遣りやすいよな?
[その身の特性は、神も魔も取り込み一体とする融和性。 振り上げる両手の上に出現する、白炎の固まり]
粉砕しろ。―――絶対零度ノ炎華《アブソリュート・ゼロ・ファイア》!
[研究所を中心に。
街《ノルン》を遥かに超えて、地平線の彼方まで。 その一撃は、其処が見通せぬほど深く深く大きな亀裂を地に残した。]
(123) 2010/09/15(Wed) 18時頃
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聴こえるな、《MistiyChaos》!
嘗ての《Hel》は死した。
だが此処に存在する。今は、アタシが《Hel》だ。
”アタシ”と。共に来い。
[己と繋がる氷華の絆を使い、喚びかける。 彼が応えるかどうか―――今や融合し混濁したHelとの絆では五分というところ。だが、人出はあるにこしたことは無い。 暫し待ち、返答がないようなら、単身崩壊し黒煙を上げている研究所《ドック》へ向かうだろう**]
(124) 2010/09/15(Wed) 18時頃
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[>>131 霧の如き混沌が己の前に現れ、銀猫の姿を再形成する様子を見る。 面白そうだろう、という声に、からりと笑って]
少なくとも、退屈はさせねぇ。
…第三奇石絶嬰瞳《ザ・サードアイ・ジュエル》、何処に落してきた、ミケ? まぁいい、”契約”の再締結をする気はない。 飽いたら好きにしろ。言うまでもないだろうけど。
アタシは、ミッシェル。『存在を喰らい同一とする者《ソウル・イーター》』 アタシが取り込んだモノはアタシ自身になる 故に―――新たなる《Hel》であり、《Michelle》だ。
[笑う笑顔に、妖艶さを滲ませ、《Hel》の癖と同じように薔薇色の唇を指先でなぞる]
それとも―――胸にデカイ脂肪の塊ついてるかどうかに拘るっけ? まあ、凹凸美も気に入っていたけど…
無性別体《エンジェル》を素体にし女性化を施したこの躯も、それなりにいい。
(166) 2010/09/15(Wed) 22時頃
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[すらりとした清廉な肢体に、不似合いな《Hel》の艶やかな笑み。 銀猫の胸倉を掴むと、接吻と共に彼の好物だった《Hel》の魔力を幾ばか流しこむ]
ん。 前払いだ、対価受け取ったからには働け。未来与えし恩恵の御子《アーシストチャイルド》を産んだ時程に大層な役割じゃねーよ。 未だ喰らえる存在《ソウル》が残っているとしたら、第0区画だ。 楽しむには、力が必要だろー? 嗚呼、第13区画の『雫』には手を出すな、今はアレに用は無い。
[言うや否や、銀猫の返事をまたず、ガルムの背に座ると研究所《ドック》へと降下した]
うん、流石アタシ。大雑把。 セキュリティ関係全然生きてるじゃねーか。 ま、あんな大技でセキュリティ部門ちゃんと狙えとか無理だよな!
[言いながら、警報がけたたましく鳴るにも構わず、身軽にレーザー照射装置や飛んでくる刃物を避けながら第0区画を目指す]
(167) 2010/09/15(Wed) 22時頃
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探索者《ルスカドール》が留守となると、残ってる警護者《ガーディアン》は大したことねーな。 特にヴェラ―――”マレリウスの夜”を指揮した男―――は、厄介だし。 あんまりあっさりと行きすぎてもつまらんが、ラッキー、と思っておこう。
[ミケに研究所《ドック》により強化された警護者《ガーディアン》排除を任せ、突き進み、第0区画の重厚な扉を吹き飛ばす。 其処に並んでいるのは―――捕えられ抽出された神魔異形問わぬ力あるものたちの《ソウル》 そして、合成中に力《ソウル》を受け入れられず破裂した、己の兄弟の残骸]
…結局成功したのは、アタシと、トニー《雷帝》だけ、ってわけか。
[それを一度だけちらりと見た後は、力《ソウル》の物色に映る。 その一つを選び取ると、翡翠の目の前に翳し、眺めて]
―――戦神・ヴァルキュリア《valkyrija》 こんなものまで、どんな手使って手に入れたんだか。
[躊躇なく、其れを飲み干した。]
(185) 2010/09/15(Wed) 23時頃
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うぐっ…ふ、んっ…ぅあ…
[飲み下して間もなく、同化が始まると共に、その場に蹲って呻き声を上げる 神をその身に受け入れる痛み―――それは想像を絶する 既に人成らぬ身である己にとっても、それを避けることは出来ない
暫く呻き、床を叩く手がリノリウムの其れに無数の罅を入れ抜けるのではないかと思われた頃。]
…ふ、ぅ…。 じゃじゃ馬、め 最初から大人しく、アタシと一つになってろっての。
[ふらりと立ちあがった姿は、一見何の変化もない]
オーケイ、用は済んだ。
[言うと、得たばかりの力でその場を破壊しつくし、研究所《ドック》を後にした] 研究所《ドック》→外
(186) 2010/09/15(Wed) 23時頃
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―時計塔― [研究所《ドック》から出ると、大型二輪車に擬態(トランス・フォーム)した《ガルム》に跨り、エンジンをふかす。 先程、其のままの姿でも背に乗れるところからして、この擬態は完全に単なる趣味だ]
さて、先刻やった前払いじゃ、これ位が限度ってところか。 アタシはもう一度ヨーランダに会いに行こうと思うけど、お前どーすんの?
[ついてくるようなら拒みはしないし、対価の魔力を要求されるのならば与えただろう。 そうして、時計台の麓へとつく。 先刻と同じように呼びかけるが―――…ヨーランダからの応答はない]
…どういうことだ? 此処で飛ぶのは目立つな。中から上るか
[時計塔の中に入ると、そこで目にしたのは、休息をとる探索者《ルスカドール》ヴェラの姿だった]
…お前は… どうしたんだ、一体?
[彼のコアを傷つけたのが己だなどと知らず、目を丸くする]
(233) 2010/09/16(Thu) 01時頃
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[>>239 含み笑う男の前に、ふわりと金糸を揺らして屈みこむ]
女王―――…嗚呼、お前は知ってんだっけ。 アタシがラボで何を捏ね繰り回して創られたモンか。 ま、思い出したよ、何もかも。 アタシを捉えて研究所《ドック》に連れ帰る?
…外傷はないようだが? 拾い食いでもして腹でもこわしたのかよ?
[壁に身を預ける男が今まで為したことを知っているが故に、その弱った姿に首を傾げ、問いかけた。]
(243) 2010/09/16(Thu) 01時頃
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[>>249 行動を起こす気配のない男の言葉に、しれっと嘯く]
形あるものは何時かは壊れる―――っていうだろ? ただそれが今だっただけのことさ。 ターゲットじゃ、ない、ねぇ。”今は”かな。
[手を伸ばし、”女王”の冷たい指がその頬を撫ぜる]
バグねえ。あそこになんか大事なもんでも置いてたンかな? 此処だって安全とは限らねーし。 動けるように応急処置はしてやるよ。
[触れた躯を通し、遠隔でコアの傷を冷し固める]
アンタ強いんだから、アタシと戦う前にこんなところで死んだら勿体無い。
[にこと微笑む姿は、年相応。処置が済むと、すっと手を引いた]
(253) 2010/09/16(Thu) 01時半頃
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[>>258 触れるな、とは言われど振りはらわれぬ手は其の目的を達すれば自然離れる]
ふぅん。機関《イデア》ねぇ。 奴らの目論見なんか、しらねーけど。
アタシは、アタシのしたいようにしたいことをする、だけ。 それが機関《イデア》にとって都合が良かろうと、悪かろうと知った事じゃないさ。 アタシは、強い奴と戦えればそれでいーし。
創った時?真坂親心?それとも…―――殺す自信ねぇの?
[笑いながらそんな事を離すと、すっと立ち上がる]
中には…入れねーのか。 仕方ない、出直すか。
[予言者のいる部屋を見上げて、そう*呟いた*]
(260) 2010/09/16(Thu) 02時頃
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―回想:研究所《ドック》外― [行かないというミケに、ひらりと手を振る]
ん、今回は助かったよ。 ありがとな!
[《Hel》の妖艶な其れではない、”ミッシェル”のからりとした明るい笑み。]
お前も用があれば呼べよ。 暇なら応えてやる。
[笑いながらそんな応酬をし、ミケの姿が掻き消えるのを待たずに大型二輪車《ガルム》のエンジンをふかした**]
(310) 2010/09/16(Thu) 21時半頃
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―現在:預言者眠りし大時計《グランド・クロノス》前― [ヴェラが去った後、うんともすんとも言わない壁に背を向け、窓から街の景色を眺めた。]
アタシさぁ。 莫大な力を納める為の人間の器―――”雷帝”を作りだすための、試作品で、最初の成功作なんだってさ。 つまり、完成することが目的で、後は用済みってわけ。
お優しい研究所《ドック》は観察のためにアタシを世間に放り出したみたいだけど。 ま、封じた力が大きすぎて処分できなかっただけだろうがね。 研究所《ドック》からも、機関《イデア》からも、アタシには何の役割も課せられていない。 彼らはもう、カギ《ヴィト・プエルタ》を作り終えた。
だったら―――…
(313) 2010/09/16(Thu) 21時半頃
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アタシはアタシのために生きる
世界が必要としてなくたって、別にかまわねぇ。 使命だの、運命だの、知ったこっちゃねぇよ。
素敵じゃねーか、異形蔓延る崩壊した世界。 握手ひとつするのも気ぃ使って相手壊さねーようビビって生きるのも、もー面倒くせぇし。 所詮フツーの人間と一緒に生活するなんて無理な話なんだよ。
―――…あーそっか。 あの店『ベネット』では、力加減しなくてもモノ壊れなかったな。だから居心地よかったんだっけ。
[その正体に漸く気付いた今、成程ね、と納得した様子で笑った]
(317) 2010/09/16(Thu) 22時頃
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[眼下に出でる、預言《VISION》で見た未来の異形たち]
―――…どんなもんかね
[そのうちの一体、翼の生えた異形が此方に向かってくる。 その突撃に抗うことなく、押されるままにそのまま倒れ込む]
試してみろよ。
[異形の爪が大きく変化し、振り下ろされる!
ピキッ ィィインッ
しかし、薄氷のような結晶の壁が其れを弾く。]
……その程度で、終わりじゃ、ないよな?
[未来から来た魔物を見つめ、考えごとでもするようなぼんやりとした顔で、馬乗りになった魔物が繰り出す攻撃を薄氷ごしに見ていた。]
(322) 2010/09/16(Thu) 22時頃
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―――…なあ、『ベネット』。聞こえンだろ?
ちょっと手伝ってくんない? …ああ、”協力”を買うんでもいい。何でも売るっていってただろ?
対価は。
何でも望むもんを遣る
[未だ攻撃を続ける異形を気にする様子もなく。 店番ではなく、『ベネット』へと呼びかけた。
一番の適任者へと。]
(325) 2010/09/16(Thu) 22時半頃
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[>>331 寝そべったまま、最早己の防護壁すら突破できぬ異形に興味を失った女は、其れを除けるのも億劫とばかりに首を動かし、人型をとる漆黒《混沌》を眺めた]
ふふふ、増長、ね。そうかもな。 ヒキコモリは身体によくないんだぜ? やさしーアタシからの外出《デート》の誘い、もっと喜んでくれてもいーんだけど?
[平素のように冗談を飛ばすが、己の上の異形はベネットの重圧《プレッシャー》に気付き身を強張らせる]
……あーあ、弱いモノいじめして。
[其れを見て、眉根を寄せて笑う]
(336) 2010/09/16(Thu) 23時頃
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[>>348 ぱしゃり。 破裂した異形の体液は、薄氷に阻まれてその身を穢すことはなく。 圧しかかるものがいなくなれば、昼寝明けでもあるかのように、ゆっくりと身を起こし、ベネットを見上げた]
褒めても何もでねーよ。
用件は、この”何者をも拒絶”している大時計《グランド・クロノス》の中に入るために空間こじ開けて欲しいんだ。 そんで、その後、アタシが良いって言うまで、アタシと予言者《ヨーランダ》に誰も近寄らせないで欲しい。
簡単だろ? 折角のデート、二人っきりじゃねーのは申し訳ないけどさ?
[からりと笑う明るい笑顔で、手を伸ばす。立たせろとでも言うように。 応じないようなら、渋々自分で立つ]
で、この要求の対価は?それともボランティアしてくれる?
(355) 2010/09/16(Thu) 23時半頃
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