75 サプリカント王国の双子
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――……。 [手を、伸ばす。
ば、っと。 花の赤さを移したように、両手いっぱい広がる、あか。]
"――……あ、 ……。"
[声は出ない。
手は、指は、ぴくりとも動かない。]
(27) pijyako 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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"これでは、もう、――……"
[綺麗に化粧を施す事も、飾る事も、 。
両手を見つめ、花の咲き誇る庭園、立ち尽くす。*]
(28) pijyako 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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―庭園―
[黒い傘をくるりと回す。 傍らのシルヴァーナが身を濡らさぬよう、気を付けながら。 オリーブ色が映すのは、儚く哀しい一つの物語の終焉か]
―――…。
[それとも、]
貴方が望んだものは、手に入りましたか?
[零した言葉は、 問いのようでも独り言のようでもあり。雨音に溶ける]
(29) nekosuke 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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― ??? ―
[さあさあと、水滴が舞う。 花達は水を得て、嬉しそうに身を揺らした。
綺麗な花が咲き誇る、庭園。
ベネットはブリキの如雨露で、花に水を遣っていた。]
―――…、…わ。
[急に後方から風が吹いて。 花弁が、舞い上がる。
風が吹く事なんてあるはずのない、この場所。
何事かと、振り返る。]
(30) sunao 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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…へ、…?
[そこに在ったのは、見た事のある後姿。 いつから、其処に居たのだろうか。
そも、何故あなたが此処に。]
…―――ハンス、さま?
[存在を確かめるように。 ベネットはおそるおそる、彼の名を呼んだ。]
(31) sunao 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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[助ける、とは、何からだったのだろう。
彼が手をかけた人々。 女王。庭師。そして、もう一人の世話役。 後者二人が、ばれそうになったから、と殺害したのだとして、女王は。
彼の謂う、助けとは。
混乱の中、ただひとつだけわかったのは]
(32) kokoara 2012/01/20(Fri) 00時頃
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[ざわめきが近づく。 掴もうとした体は、けれど遠くて。 また一歩、遠ざかる。]
シメオン……っ!!
[やり場のない想いをすべて込めて、一度だけ名を呼んだ。 警官だろうか、増えてきた人々の後ろへ、姉の姿があった。 その隣にある男の姿、その意味まで気づくのは、もう少し後で。]
いや、
[世話役として一歩後ろにいてくれた彼が、いなくなる。 王女という立場、殺人者という彼。 雨のせいにしていたしずくが、あつい。
何かを否定するように、首を横に振った。]
(33) kokoara 2012/01/20(Fri) 00時頃
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……ベネ、ット ?
[>>31名を呼ばれ、振り返る。 両の手からはぽたりと血が滴った。
痛みらしい痛みは、今は無く。]
死んだはず、では。
[如雨露を手に持つ姿は、 ここでも「庭師」である彼は、 まるで、死んだものとは思えない。]
……。 私も、死んでしまったのでしょうか。
[弱々しい口調で、問いかけた。 酷い質問かもしれないなんて、思い至る事もできず。]
(34) pijyako 2012/01/20(Fri) 00時頃
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[振り返った姿も、返る声も。 それはやはり、間違いないもの。>>34
あの時見たままの、姉王女の、世話係。]
……僕の事、覚えていてくれたんですね。
[死んだはず、との言葉にベネットは微笑む。]
不思議ですよね…。 僕も、不思議だと思います。
確かに僕は、死んだはずなのに。 こうして、僕は在り続ける。
(35) sunao 2012/01/20(Fri) 00時半頃
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[生前の記憶ははっきりと、残っている。
『――本当に、運の悪い。』>>4:22
最期に聞いた声も未だ、鮮明にそこにあった。
一瞬の事で、叫ぶ暇もなかった。 痛みを感じなかったのが、唯一の救いだったか。
ぶつりと記憶はそこで途切れて。 気がついた時には、花に囲まれていた。
ちりちりと首が焼けるような感覚はあったけれど。 目が覚めてからも痛みを感じることは、無かった。]
(36) sunao 2012/01/20(Fri) 00時半頃
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[ハンスのもうひとつの問いかけには、瞳を瞬かせて。 ベネットは首を横に振った。]
ハンス様は、まだ死んでいませんよ。
[確かに、言い切る。]
…その、赤い血が。 何よりの証拠です。
[示すのは滴り落ちる赤。 ベネットはことりと地面に如雨露を置いた。 そして腰袋から剪定鋏を取り出す。]
(37) sunao 2012/01/20(Fri) 00時半頃
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どうかその名を呼ばないで。 国家反逆者ですよ。
[いつの日からだろう、もう今ではしなくなった仕草。 お互い庶民の出で、時折昔の話をして。そんなとき秘密を共有するように、そっと人差し指で口元に戸を立てるのだ。
遠くに男を従えるシルヴァーナを見て、あの生成地色の血が好みなのだろうか、と、今だから思えるような毒を思想の中に。 けれど、目があうようならやはり笑う。]
――狂ってる。
[雨音にかき消されてしまうほどの小さな小さな声。 笑顔のままで吐き出された怨嗟。この国はやはり理解出来ない。]
(38) mmsk 2012/01/20(Fri) 01時頃
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[取り出した鋏は手に納まるやいなや。 反対の腕をじょきりと、切り裂いた。
舞い散る赤は、雫ではなく、花弁。
溢れるように、ひらひらと舞い落ちる。]
どうやらこの身体、花で出来てるみたいなんです。 ……面白いですよね。
死んだら花になるなんて、思ってもみませんでした。
[花弁を見つめながら、そう告げて。 視線をハンスへ戻せば、今度はベネットが問いかけた。]
それにしても、ハンス様は何故こんな所へ?
[大体の予想がつかない訳ではないけれど。]
(39) sunao 2012/01/20(Fri) 01時頃
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そりゃあ、覚えてますよ。 ……ええ。
[>>35不思議だ、と言うのには緩く首を縦に振り。 次いで、告げられた言葉>>37。 訝しげに眉を寄せた。]
まだ、死んでない、……? ――……おい、 。
[取りだされる剪定鋏。 それが腕に伸びる>>39のを見れば、 とっさに止めようと手を伸ばす。]
……。
[間に合わない、と思った掌。 散る、赤い花弁がひとひら触れた。]
(40) pijyako 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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死んだら、花に、……。
庭師が死んで、花になると言うのは。 とても、似合いだと思います。
この庭の花も、とても美しい。 ……何だか、城のあの庭のようですね。
[彼の身体から舞うあかに、 こんな状況だと言うのに暫し見惚れて。]
私は、恥ずかしながらシメオンに襲われてしまいまして。 ……恐らくは彼が、女王も。 ベネット、貴方もですか……?
[恐らくは、予想通りの答えだろうか。 思い出せば、喉元に手をやる。
先ほどまでは声も出せなかった筈が、 普通に会話が出来ているのはこの不思議な空間だからか。]
(41) pijyako 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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……。
[死んでいない、なら、戻れるのだろうか。 ぐ、と手に力を込めたつもりだけれど、 指は震えて、未だ動かずに。**]
(42) pijyako 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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―庭園―
[エリアスの傘の下、シメオン達とはそれなりに距離がある。 彼の表情もきっと、此処からでは見えないだろうと思っていた。
思っていたのに。 彼と目が逢い、彼が笑ったような気がして>>38]
――――……。
[じっとシメオンを見返す。 小さな声は雨の音にかき消されてしまったが、言いたいことがあるならば聞くと、睨むように、請うように]
(43) siro 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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ベネットは、シルヴァーナさまにおやすみなさい。
sunao 2012/01/20(Fri) 02時頃
ベネットは、シメオン様おかえりなさい
sunao 2012/01/20(Fri) 02時頃
シメオンは、ベネットにただいまーと手を振った(atろうや)
mmsk 2012/01/20(Fri) 02時頃
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――……はは。
[睨み返された。ふいと視線逸らして、から笑い。 いい女王になるだろうか。この国の未来など知らない。 壊したいと思っていたのに、壊れない。
両の腕は駆けつけた黒服に縛られた。 歩け、と蹴りつけられる前に、素直に歩んだ。 雨降る庭園を連れゆかれ、新たな女王となる男の横を通ったろうか。 その時は目を合わせようとしなかった。 己を裁く法は、この"女王"の一存で決まるやもしれない。]
――――狂っている。
[再度つぶやいた言葉は先程よりははっきりと。 黒服の数人がこちらを見た。が、その時はそれ以上何も言わなかった。口汚く罵られても、身体に痛みが走っても。]
(44) mmsk 2012/01/20(Fri) 03時頃
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[狂っている。 シメオンが捕まり、自分の横を通り過ぎる時。彼ははっきりとそう言った>>44]
――だから、壊したのですか。
壊しただけですか。 貴方はミッシェルを悲しませてまで、一体何がしたかったのですか。
[シメオンは、本当に心からミッシェルに仕えているように見えた。 だからこそわからない。 人を殺して捕まり、裁かれれば、彼女が悲しむことなど想像に難くないはずなのに。
義妹を"ミッシェル"と呼ぶ"姉"は、己の言動にすら彼の言う"狂い"が顕れていることにまだ気づいていなかった]
(45) siro 2012/01/20(Fri) 07時半頃
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[>>38人差し指の動きは、ミッシェルの口を反射的につぐませた。 その手の近く、首元。
いつもある場所に、>>0:101銀のブローチピンがついていない。]
っ ――――
[もう、ミッシェルの。 自分の使用人ではなくなるのだと、それが一番雄弁に語っていた。 おいしい紅茶をいれる、自分を美しく飾ってくれる手が、腕が、縛られて。
ただ、去っていく彼から目をそらすまいと、まばたきも忘れたように見つめていた。]
(46) kokoara 2012/01/20(Fri) 09時半頃
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シメオンがいなくなったら… わたしは、 ひとりになってしまう…
[如何に可愛がられても、自分が本当はよそ者だという事実は消えはしない。 疎外感を消し、城につないでくれた彼がいなくなってしまえば。
弱々しくつぶやき、ドレスの端を握りしめた。]
(47) kokoara 2012/01/20(Fri) 09時半頃
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そう。 だから壊した。
[救いたかった、などというのは伝えない。 結局何のひとつの救いにもならなかったのだ。]
シルヴァーナ様。 これ、ミッシェル様にお渡し願えますか。 汚らしいと思われるならそれでも結構。 私はこれを持っている資格がないと、それだけですから、捨ておいてくださってもかまいません。
[縛られた手の中、握られた花束。五本ほどの茎が束ねられているだけのそれは花束などと呼ぶにはあまりに貧相だったけれど。 銀のピンで止められたその花々は、受け取られるか、取られないのか。 受け取られないなら、その場のぬかるみにとさりと、落ちるだろう。]
(48) mmsk 2012/01/20(Fri) 15時頃
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[黒服が、身の程をわきまえろと蹴り飛ばす。]
ああ、少しクルック(ペテン師)ごときが喋りすぎたようです。 それでは。
[まっすぐにこちらに向かうミッシェルの視線には気づいていた。 だからこそそれには触れられなかった。 早く自分のことなんて忘れてしまえ。かける情など、なくしてしまえ。]
(49) mmsk 2012/01/20(Fri) 15時頃
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[車に詰められて向かった留置所は夏のくせに冷たかった。 ボディチェックをされて、あのペーパーナイフも、手紙も、抜き取られた。 特に手紙は念入りに調べられた。燃やしてしまえばよかった、と心中舌打ちしたが、もうどうでもよかった。 殺害動機を問われても答えなかった。 答えて死者が返ってくるわけでもなく、答えて己の犯した罪がなくなるわけでもない。]
――……
[ただ、裁きの時を待つ。]
(50) mmsk 2012/01/20(Fri) 15時頃
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―庭園―
[他に理由はないのかと、問い質すように睨む。 だけどきっと彼の本心は彼の口から語られることはないのだろう。 少なくとも今、この場では]
……っ! それは、
[シメオンが手にしていた花束――束と呼ぶにはあまりにも少ないが――それを束ねているのが紋章付きのピンであることに気づけば声を上げた。 これを手放す、いや、ミッシェルへの花束にするということはどういう意味なのか。 花束はぬかるみに落ちる前に拾い上げた。その際にエリアスの傘から離れ、髪が、頬が、雨に濡れる]
……貴方は……、……っ……!
(51) siro 2012/01/20(Fri) 21時頃
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[殺すだけ殺しておいて、その理由をろくに説明しないまま去っていくのが悔しかった。 信頼を裏切り、ミッシェルを悲しませたことが腹立たしかった。
だからこそ――妹の為に花束を作った彼の優しさが、わからなくて]
――自分のしたことが、解っているのですか、貴方はっ!! 貴方が犯した罪の重さだけではありません、 貴方が"これから"私たちに課す苦しみがどれだけ重いものか……!
[女王を殺した彼が助かる道はもう無いだろう。いくら己が次代の女王になるといっても、覆せないものなどいくらでもある。 これから、自分も妹も、叔母も使用人も皆、喪失の悲しみを抱え続けることになる。――きっと、死ぬまで。
十年もの時間を一緒に過ごしてきた人間を忘れることなどできやしないのだ]
…………っ……!!
[――見送る背が、遠くなっていく]
(52) siro 2012/01/20(Fri) 21時頃
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……。…………ミッシェル、
[やがて、男たちがシメオンを連れ去れば。 雨降る庭をゆっくりと彼女の元へと歩き始めた]
……風邪をひいてしまいます。 中に入りましょう……。
[そう言いながら妹に手を伸ばした。 今、本当に彼女に必要であろう言葉が、わからなかった。
伸ばした手と反対の手には、シメオンの花束を握る。 捨てることなど、できやしなかった*]
(53) siro 2012/01/20(Fri) 21時頃
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[降りしきる雨の中、薄く瞼開けば、連行される使用人の背が映る。 雨の音でも掻き消せなかった二人のやりとりが耳の奥、残る。
女王を殺めたのは本当に彼なのだろうか。 引きとめるべきではないのか、彼女の、妹王女の為にも。
そうは思えども、彼を連行する輩を振り払える程力があるわけでもない。 実行に移す勇気だって、ない。
自分の無力さを思い知っている中、届いた弱々しい呟き>>47。 眉に皺寄せ、濡れた庭に目を向ける。]
(54) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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昔、……僕の、好きだった女の子が、教えてくれたんです。
[不意に口を開けば、ぽつり、と、独り言にも似た言葉を落とす。]
一人が嫌なら、一緒にいてくれる誰かを探せばいいって。 探していれば、いつか見つかるから、って。
[『だからこの庭に来たの』 と。
祖母の屋敷の、陽のあたる庭で。 ベンチに腰かけ本を読んでいただけの自分にそう言ってくれた少女。 柔らかな金の髪と瞳が、印象的だった。]
僕も、その時、一人だったんです。 ……でも、僕に、そんな“誰か”を探す勇気なんて、なかった。
(55) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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……だから僕は、いつか彼女が一人になった時、彼女の元に行ってあげようと、思ったんです。 精一杯の、恩返しの心算で。
[駆けつけた使用人が首を傾げているのがわかった。 その使用人の顔を見て、浮かべるのは曖昧な表情。 そうしてまた妹王女の方を見て、言葉を続ける。]
……どう思いますか、“ミッシェル”様。 僕は、今はこんなですけど、いつかきっと彼女の傍に、何らかの形で辿りつけると思うんです。
僕のできる、精一杯の僕なりの方法で。
……どう思いますか、……“あの子”は待ってくれると思いますかね? いつか、こんな事があったね、って、……一緒に、お喋りできますかね?
(56) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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