308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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[――やだ。 そう言って顔を膝に埋める青年が小さく見えて、 まるで昔に戻ったみたいだなと笑う。]
私も、……君も。 キャロルにはなれそうにないな。
[その名を聞いて、シーシャの肩が跳ねたように見えた。 目端にちらつく動きに視線を外し、目を閉じる。]
……せめて、食事はとりなさい。
[昨日ここに来てから何も食べていないのだろう。 意識のなかった間に強盗でも入っていない限り、 ・・・・ 人ひとりが生きるだけの蓄えはあるはずだ。
空腹はない。 それなのに喉の渇きばかりが頭を満たしていく。 眠るフリをして、あたたかいものから目を逸らした。]*
(+49) 2020/10/24(Sat) 22時頃
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― 数日後・コーヒーショップ『abbiocco』 ―
[あれから何日が過ぎただろう。 窓から覗く空模様だけでは、正確な時間は掴めなかった。 壁掛け時計の針は、濁った膜に覆われてよく見えない。
畑の間を走る道路から、車の音は聞こえなかった。 規制がかかったか、 あるいは車に乗る人そのものが少なくなったのだろう。 数少ないエンジン音も、明らかに壊された形跡のある ドアを見れば、速度を上げて走り去っていく。
ここを訪れる者はいない。 孤独が満ちるはずだった――それなのに。
例外は、いつもと変わらぬ体勢のまま俯いている。]
(+68) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[最初、彼がその場を離れた時、助かったと思った。 好きな方を選べと言ったけれど、 あんなもの、二択の皮を被った一本道だ。 悔いのない選択など、今ここには存在しなかった。
しかし彼はすぐに戻ってきた。 その手にあったのは、 申し訳ばかりの缶詰と土のついたままの野菜だ。
彼はコートの袖で拭った人参に齧りつく。 眉間に皺を寄せ、泣きそうな顔をしている癖に、 目の光だけは消えないまま。]
……ふ、 ふ。
[思わず小さな笑い声が零れた。 シーシャが視線だけでこちらへ問いかける。]
(+69) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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ふ……いや、すまない。 前言撤回しようと思ってね。
私はキャロルにはなれないが、 ははおや 君は、キャロルによく似ているよ。
[薪を燃やす炎に似た赤毛を思い出す。 太陽が落ちて来たみたいな笑顔を思い出した。 シーシャは虚をつかれたような顔をした後、 一瞬だけ眉間の皺を解いて笑みに近い表情を浮かべた。]
(+70) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[それからずっと、10フィートの境界は保たれている。]
(+71) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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[寝る時は私のベッドを使いなさいと言ったけれど、 シーシャは頑として聞かなかった。 生きる為に必要な分だけ動き、 必要ない間はすべて店の壁に背を預けて過ごしていた。
会話はほとんどない。 日に何度か彼の名を呼んでは、拒否の一言で幕を閉じる。 あの日から、状況は平行線のままだ。今日も駄目だった。
――嗚呼、 そんなことをしている間にまた夜が来てしまうのに。 空が暗く滲んでいくのを、濁った左目で見つめていた。]*
(+72) 2020/10/24(Sat) 23時頃
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