198 かるらさんのうなじ争奪村
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そうだな。大丈夫じゃないな。 だから、こんな夢をみてるのかな?
[甲斐くんは大丈夫だよね。 つよいし、鈍感だから。
全くもってそのとおりだと答え続けた日々。
もちろんこれからも。]
玲は気持ちいいなあ。
[目を閉じたまま、あやされるまま。 それは、ゆめだからいいんじゃないかなって。]**
(11) 2014/10/09(Thu) 08時頃
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>>12
女の子みたいに柔らかくはなくても、玲はなんだかいい匂いがする気がするな。
[そんな彼が、そういうことを手馴れているとは、もちろん思うわけもなく ただ、気持ち悪がらないんだなぁ、とか。 気持ち悪がらないなら、なんだか、照れるのもおかしいし、とそのままくっついて、見た目が大型犬が懐いているようだっただろうか。]
玲が接客業とか、想像つかなかったけれど、 人は変わるもんだな。
でも、無理は駄目だぞ、玲は身体丈夫なほうじゃなかったしな。
[あの頃は同じ細身だったのに、 遺伝子というものはすごいものだ。]
(30) 2014/10/09(Thu) 19時半頃
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>>34
俺はむさくるしいだけだぞ。 それとも、こういうムサイのが好みか?
[そして、ケラケラ笑う。]
玲は昔から、こう、存在が綺麗だよな。 きっと友も、玲とは友達になりたかったんだろうと思うよ。 あいつは、でも、素直じゃないからな。
[そして、あまりくっついてるのも、どうかな、思って、抱き込まれている頭をあげる。]
俺にも泣いてもいいよ、なんていう奴ははじめてだな。 どーするよ、本当に泣いちゃったら、 責任とるかい?
[そういいつつ、ゆるく笑って]
(38) 2014/10/09(Thu) 20時頃
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>>15
[推測の話をきけば、しばし、考え込む。]
大事だから、こそ、 忘れて、もう、思い出さないほうがいいってこと、 あるかもしれないな。
[きっと、意外、とも思える答えかもしれない。]
(39) 2014/10/09(Thu) 20時頃
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>>41
なんだ、そういう趣味はないのか。 ま、フツーそーだな。
[慌てる玲に、そう真顔でこたえてから、 続く言葉に傍をそっと離れる。]
眩しかったのか。 そりゃ、友のことだな。
[さらり、返して、友のことを思う。 玲と友が話したというのであれば、きっと、そのわだかまりは消えたかもしれないと思った。 玲が目を伏せる様子に、見守るような気持ちになって。]
友と話せたのは本当によかったな。
[その指が目をなぞっても、涙などは出ない。 泣けばいいのに、なんて、思うと出てくるものじゃないのだし。]
(44) 2014/10/09(Thu) 20時半頃
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じゃ、もう、とっくに泣き止んでる。 俺は大丈夫さ。
[そう告げて] >>39 大切にしまうんならば、 もう、本当に安全にしないとな。
木の葉を隠すなら、木の葉の中、 場所も忘れてしまえば、 木の葉は自分の視界からは永遠に安全だ。
[論理はとても間違っている。それも知っていて、 そう考えるのは、もう大人になってしまったからだ。]
(45) 2014/10/09(Thu) 20時半頃
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>>46
本当だって。 俺が泣いてるところなんて、見たことねぇだろ。
[真顔が否定されたようなので、顔をぐにぐに動かして、次にはまた笑みを作った。]
玲も眩しいさ。
[そう告げたあと、いつもタバコをいれているほうのポケットをさぐって、出てきたのは、飴玉。]
(49) 2014/10/09(Thu) 21時頃
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>>48
きっとさみしいだろうな。 だから、そのさみしいってことも忘れようときっとするんだ。
[そんなことが後ろ向きなことなどもわかっている。 けれど、もし、大事なものができても、それが壊れるような危険な場所に、なんて、きっと誰も思わないだろう。]
(51) 2014/10/09(Thu) 21時頃
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>>54 だから、泣いたことないって。
[うそだけど、本当だ。]
いる?
[返事の前にぽいっと。]
禁煙してんだ。 だからどーした、だけど、 まぁ、できればおふくろよりは長生きしようと思ってるからな。
[そして、一つもそもそと含んでから。]
玲は、元気でいろよ。 お前から頼られるのは嬉しかったんだよ。あの頃。
[そして、立ち上がって、そう、ススキ野原は気持ちよすぎるものだから。]
(57) 2014/10/09(Thu) 21時半頃
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じゃ、ちょっといくわ。 お前の傍いたら、お前に惚れそうだし。 綺麗だな。玲は。
[そして、うしろ手のひらひらひら振って、その場から立ち去るために歩き出す。]
(58) 2014/10/09(Thu) 21時半頃
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ゴロウは、違う違う、死んでないって、ただ、先に死なないってことだよ。
2014/10/09(Thu) 22時頃
ゴロウは、ぽってぽてとススキ野原を歩き始めた。*
2014/10/09(Thu) 22時頃
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タバコ、すいてぇなあ。
[そして、ススキ野原を抜けていく。**]
(85) 2014/10/10(Fri) 07時頃
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ゴロウは、鼈甲飴買いつつ、ペロペロ
2014/10/10(Fri) 20時半頃
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― 夜店の中 ―
[ふらりふらり歩いて、店の前。 べっこう飴の金色はきらきら光る。 黒い下地の上、鮮やかに描く鳳凰、龍、獅子の絵。]
すげえもんだな。
[的屋のおじちゃんに、根性って書いてくれ、なんて頼んで、 根性文字飴をぺろぺろ。]
(121) 2014/10/10(Fri) 21時半頃
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ゴロウは、そして、どこかにふらふらと消えていく。**
2014/10/10(Fri) 21時半頃
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[飴をなめながら歩きつつ、 誰かとすれ違っても小さく挨拶をするだけで歩みは止めない。]
おう、楽しんでいるかい。
[顔は笑みを作って、彼らに向けるだろう。 これは夢なのだと、そういう笑顔で。]
(128) 2014/10/10(Fri) 23時半頃
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