180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
――遥かな昔……
人がまだ創世の神話の中の存在だった頃……
銀の門に至らんとする者がいたという……
銀の門は法の神の定めた楽園の最奥に。
世界を見下ろす大樹の頂上に……
法の神が銀の門を隠し、 一つの『 』(それ)を割砕き、
それらを封じた世界を千々に分けたのは…
神々の楽園にて始源の乙女を己がものとせんとした俺を冥府へ落とし最初の死者としたように、傲慢への誅罰とでも言うつもりか、 あるいは……
(15) 2014/06/10(Tue) 22時頃
|
|
―館・食堂―
[外の三千世界で何が起こっているか冥王は知らぬ。 ただ、辺獄(リンボ)を激震させる程の戦に文字通り削った身と魂をしばし癒しに、泥のような闇へと誘われているだけの事。
部屋の外に、常に付随う年代じみた鎧の騎士が番をしている。 その一方、黒翼の戦乙女を思わせる風貌の女が一人、ロビーへと降り、食堂からじっと窓奥の『愚者の庭園』を眺めている]
―――愚者の庭園にて失われし片翼が蘇りし時天使は道を切り開く(>>2:294)……
(17) 2014/06/10(Tue) 22時頃
|
|
―愚者の庭園が見える食堂―
「…あの方か。
[先ほどまでの、見るものが見れば帽子屋とアリスを想起させよう茶会も終わり、シルクハットの紳士の姿は既にない>>@2。 ただ金色の、触れれば溶けて消える砂のような輪郭がテーブルに、椅子に残っているだけだ]
「何処にでも、何時の世にも現れるお方だ。
[黒翼の乙女はそう言って、また窓の外を眺め、翼を畳んだまま魔皇から接収させた欠片の一つを眺めている]
「これの使い方も、逝った者の声も全てご存じなのだろう。 ……人が悪い。
(23) 2014/06/10(Tue) 22時半頃
|
|
「私か。
[少女の言葉>>22に黒翼の女が椅子に肘をついたまま横を向く。]
「閻羅王に仕える一人、ジャンダークは私の名。 閻羅王は酷く憔悴していらっしゃるので、今は私が目となり足となる。
「片翼の天使………か。あの彫像の事だろうか。 それとも、他に誰かいるのか。
[一言告げて、視線は庭園の彫像に戻る]
(30) 2014/06/10(Tue) 23時頃
|
|
「或いは、もしかするとこの『欠片』こそが翼になるのか。 それともこの『欠片』はもっと別のもので……他に何かあるのか。
[茫漠としたどことも知れない空の下、手入れのされた草花が咲き、噴水が飛沫を上げている。その下、白銀の騎士の横で片翼の天使の像を見上げながら、黒翼の乙女は呟く。]
「館の中に、あるのかもしれない。
(35) 2014/06/10(Tue) 23時頃
|
|
「分からない。
[銀色のペンダントを首に下げた男>>38の方を見ながら、黒い翼の乙女は青白い顔のまま口を開く]
「閻羅王クリュメヌスは冥界の支配を望んでいる。 三千世界の支配も、望むかもしれない。 以前は世界を混沌に陥れたかもしれない。 ことによると神を滅ぼさんとするかもしれない。
けれど、それもただ一人の女性を手にする為に行っている事に過ぎない。
「その目的に反しない限り、望んではいるのだと…… そう思う。
(46) 2014/06/10(Tue) 23時頃
|
|
「逆に聞いてみたい。貴方は……そう、サイラスというのか。
「貴方は、そういったものに興味はないのか。 神への道、全ての収束点、全て、全て… そういったものを手にしてみたいとちらっとでも考えた事は? 何があるのか見てみたいと感じた事は? あの、黄金の螺旋階段の主に比肩したいとは……
[ふとそう呟いて、首を振った。短い髪がぱさぱさと振れる。]
「少し無駄口が過ぎたかな。
(57) 2014/06/11(Wed) 00時頃
|
|
「少し、様子を見てこよう。
[サイラスと話を交わしたのはどのくらいか。ふとそう言って食堂を出る事にした。]
「貴方の目的が何かは知らないが…世界があちこち綻び出しているのは確かな話。長居は無用だ。
[そう言い残して。**]
(63) 2014/06/11(Wed) 00時頃
|
|
[退出する少し前>>65、ふと黒翼の乙女ジャンダークは振り返る。羽が1枚抜けて食堂に落ちた]
「そうかもしれない。私もその方が良いと思う。 きっと、余程業の深い女性を好いてしまったのでしょう。 ……貴方、一体あの天使の事を知っているの? ……どこまで知っているの。
[答えがなければ、無理に聞き出すことはせずに。**]
(69) 2014/06/11(Wed) 00時頃
|
|
―館・ホール―
「振るえている。
[黒翼の乙女は冥王にあてがわれた自室へ戻る途中、不意に胸騒ぎを感じた。羽が微かに震えている。]
「身震い?違う、何かと"感応"している。 共に振るえ……共振、している。
[微かに上の階かどこかから呼び声が>>@8聞こえたような、そんな気がした]
「いけない…行かなければ。これは…
[焦りの顔色を滲ませて、黒い羽を数枚散らせながら、乙女は上の階へと消えた――――]
(131) 2014/06/11(Wed) 21時半頃
|
|
―自室―
誰だ。
誰だ、人を深い眠りの淵から叩き起こす者は。
俺は寝起きがすこぶる悪いのだぞ……
[時の止まったような昏睡状態から意識が覚醒する。いや、強制的に目覚めさせられたような、そんな不快感を伴った目覚め。 相変わらず痛む頭を抱えながら窓の外を見る。]
(132) 2014/06/11(Wed) 22時頃
|
|
霧が一層濃くなったか。この館は… ん?何だ、あれは………ジャンダーク、いや…?
[窓の外から館の向こう側、画廊の辺りから飛び出す黒い嵐のような一群の塊>>@10。 それに、強烈な既視感を感じた]
呼び声が聞こえる……ぞ?
[まだ到底本調子とは言い難い。鈍い体を引きずるように階下へ降りていく。誰かと会えば、事の次第を問い質すつもりで。]
何だ。この感覚は、もう随分、遥か昔に覚えがあるぞ。 まさか、俺が楽園に踏み込む前、地上にいた生前とまでではなかろうが……
[ともかく覚えがある。それに、何であれこの館に深く関わるものであろうという、因果の糸めいた、何か。 近寄るために、庭園の方へと姿を見せる]
黒い……烏、か?
(133) 2014/06/11(Wed) 22時頃
|
|
待て、この声。この呼び声は聞き覚えがある。 遠い昔に聞いたような…しかしそれにも増して、思い出す。
あの混沌たる瓦礫だらけの町に鳴り響いた終焉の鐘の音…… 世界の終焉の始まりを告げる「ガルガンチュアの鐘」の音ではないか。
それにあの黒い大烏のような一群……あれは覚えがあるぞ。 遥か昔に、セレンディアの城に現れたという伝承の群れではないのか?あれのおかげで地獄がしばらく手狭になったのを今更に思い出す。
(139) 2014/06/11(Wed) 22時半頃
|
|
そうか…いや! 考えてみれば「銀色の門」に「銀色の子供」。
何を驚く、至極当たり前の事ではないか。
それに「銀色の門」に「銀髪の王」。 「銀色の門」に「銀の騎士」。 「銀色の門」に「銀の鍵」。
その符合は当然と言えば当然の事。成程、これは… 此処に集められた者共は、ただ偶然に選ばれたというわけではないのかもしれんな…
(140) 2014/06/11(Wed) 22時半頃
|
|
おう。どうした。確か…サイラス?
[今にも跳躍せんとする男が背後に注意を向けたのを幸いと、ジャンダークから聞き知ったその名前を口にした>>138]
あれが気になるのか。言われてみれば確かに…翼が足りんな。 だが全て無いわけでもなかろう。見ればわかるはずだ。(>>@9) そう、片方……天使と同じ片方。
昨今の人間は昔ほど迷信深くも信心深くもないと聞いておるが、あながち偶然の一致とも考えんだろう?
[ちなみに余分な一言がないのは幸いだった。口にしていれば、無論青筋を立てるでは済まなかったろう]
(141) 2014/06/11(Wed) 22時半頃
|
|
そうか。まあ……「天使の片翼を補う」というのが俺と貴様の考える通りかは知らんが。 だとすると癪ながら、あまり軽々にできる事でもなかろうな。
……どうもすっきりとせん。気に食わん事だ。
[噴水の前に腰を据えて座り込む。大分ましになってきたとはいえ、先ほどは半分滅されかけた身。できればあまり立って歩き回るのもまだ避けたい状態だ。少なくとも、もう少しだけは]
「銀の子」も「銀の王」も「銀の騎士」も… それに相応する者は館で見た。 あとは「鍵」だが…
[手にした欠片を眺め見る。今は己の手元に合わせて2つ。]
ヘルメス・トリスメギストスが言っていた。 これが「鍵」の、あるいはその複製の一部ではないかとな。 要は大して判明もしなかったという事だが…やれやれ。 貴様はこの「欠片」のこと、どこまで知っている?
(144) 2014/06/11(Wed) 23時頃
|
|
[サイラスが手にした漆黒の濡れ羽>>142。 それを見て、珍しく冥王は傲岸な笑みではなく、神妙な表情を浮かべる。]
あの烏ではないな。ジャンダークのものか。 この羽は言わば、無念が形を取ったものだな。 あれも、己の護ろうとした者に裏切られ、磔刑のまま焚されたのだ。俺が拾い、今でもああして魂の半分を冥府に置いている。
しかしそういった無念が、どれほど三千世界に渦巻いている事か。掬い上げられなかった可能性は省みられる事もなく、時空の果てに消えてゆくのだ。 案外そう言った無念の因果が巡り巡って世界を滅ぼすのかもしれん、がな。興味はない。
貴様は…「アレ」に興味はないと聞いた。 何のつもりかは知らんがな。傍観者でも気取るか? あのシルクハットのいけ好かん男のように。
(149) 2014/06/11(Wed) 23時頃
|
|
ほう……そうか。そのくらいの弁えはあるか。 そうとも、此処の館の主…… 呼ばれた者が銀の王に騎士に皇子とくれば、館の主が彼の「銀の主」でもおかしくはない。 だとすれば、無関係に傍観していられる者が呼ばれたとは思えぬ……が、繰り返しになる。その話は一先ず捨て置こう。
[サイラスが己の夢を語っている。別に興味はないが、邪魔立てする理由もなかった。途中までは]
なんだ、運命論か?案外詰まらんな。 俺などはこうだ。俺は滅ぶ者でない。だから滅びぬ。 しかし滅びる定めであるならば、そんな定めはねじ伏せて、曲げて通る。定めた者を潰して歩む。 貴様の助力などあてにもしておらぬ、が………
[その話題が女の事に触れた刹那、傲然と浮かべていた笑みが凍り付いた。]
何だ?貴様……亡びの王(タナトス)にでも憑かれたか?
(158) 2014/06/11(Wed) 23時半頃
|
|
そうか。いや、しかしな。 貴様の言うようにこの欠片がパズル盤のピースのように集められたものならば、事此処に至って館主の姿が影も形もない事に必ず理由がある筈ではないのか。聞けば、、館主の部屋は入室を禁じられ、施錠もされているというではないか。 そこに意味を感じぬか?
[笑みの消えた表情のまま、サイラスに向く。ちろりと、青白い炎が蛇の舌のように周囲を舞った。]
貴様はまだ死ぬ時ではないか、そうか。 その定めを覆せるかどうか試してみたくもなったが…… 今は止めておこう。
[本調子ではないのだ。それに、目の前の男も無傷で潰せるようには思われなかった]
(173) 2014/06/12(Thu) 00時頃
|
|
成程一案だ。それもまたあり得んではないな。 あの娘しか最初からいないというのがどうしても不自然だ。 行くならば連れ立ってやっても良い。
案ずるな。もう少し容体が戻ったら貴様も捨て置きはせぬ。 しかし他の連中が見当たらんな。大方「欠片」探しに血道を上げているのだろうが…使い道を誠に知っておるのやら。
[肩を竦めるサイラスに先立ち、振り向かずにそう告げて歩き始める。途中で一度、立ち止まり鼻で哂った**]
求めても手に入れられぬものだからこそ… 否が応でも欲しくなるものよな。
(194) 2014/06/12(Thu) 00時半頃
|
|
―館内―
[庭園での女神像をめぐる一悶着には加わりはしなかった。別段、自分の冥府さえ無事ならば後はどうでも構わないのだ。 先に階段を上る。折から降り始めた霧雨に促されるように、踊り場から草花が鬱蒼と茂りだし、天使像を覆っていくのが見えた。>>@15]
さながら緑の要塞《アルセイデス・フェステ》か。まるで意思だな、あれに関わらせまいとする。
[遅れてきた二人に視線を戻し、館主の部屋の方へと向かっていく。雨足は少しずつ強くなり、草花や木々を濡らし窓にさざ波を作っている。]
(293) 2014/06/12(Thu) 22時頃
|
|
しかし嫌な雨だ。昔遠くの地で混沌の悪しき驟雨が降った事があってな。黒い雨だ。 その時もセレンディアに黒烏の大群が現れた時のように、うちの地獄が亡者であふれた。 あれに少し似ている雨だ。
[画廊の前に羽が落ちている。己の僕とする戦乙女と同じ、しかしもっと黒い、虚無のような羽。窓越しに見える絵画の幾つが灰色に朽ちている]
あれも……無念の形かもしれんな。人にも無念はあるが…例えば一つ丸ごと救われなかった世界があれば、その無念だけで別の世界一つ殺せるやもしれん。神は世界だ。神に無念があるならば、世界にも宿ろうよ。
それより、絨毯が豪勢になったな。そろそろ館主の部屋ではないのか?
[ふと立ち止まり、広々とした回廊の奥、他と隔絶されているような部屋の一つを指さした]
(294) 2014/06/12(Thu) 22時頃
|
|
そうか。まあ俺も炎の雨だの光の雨だのは、仕事柄割とよく見る。
[先ほど地雷を踏みぬかれたのを決して忘れたわけではない。むしろ結構根に持つ方だ。しかし今は平然を装ってサイラスに話を合わせる。 画廊の絵に何を感じるか、心地よくはないのであろうことは分かったが、気には留めない。己にとっては世界の亡びや無念などというものは既に見飽きているのだから]
どうかな。無念な奴がいるのか、いないのか。 いずれにせよ館主の部屋を見てから考えても遅くはない。
[かなり古めかしく重厚で、この館の中でも異質に感じる扉。鍵がかかっているのを、ガチャガチャと荒くノブを回して確かめた。]
(310) 2014/06/12(Thu) 22時半頃
|
|
開かんか。なら……破ァ!!
[裏拳で殴りつける。派手な音が館の中に響き渡ったが、壊れる気配はないようだ。]
さすがにこれだけでは無理か。となると鍵でも探すか、解呪の方法でも考えるか? あの小娘も、見る限り此処の事は大して知らんようだったしな。
[少し首をひねるが、サイラスの提案に物珍しそうな視線を向けた]
なるほど、言われてみればそれがあったな。 では貴様、内側から開けてみるか?
(311) 2014/06/12(Thu) 22時半頃
|
|
まあ、そうだな。とは言え虚数波動まで展開して全力で殴れば開かん事もないだろうが…… 虚数の波動で消えん事もないだろうが、本気でやると、それより先にこの館が消し飛ぶか、俺達が館ごと次元嵐に巻き込まれかねん。
[さらりとそう言って、サイラスの方を見やる。彼が示した提案はかなり意外なものだったが、うなづく]
荒唐無稽…というわけでもなさそうだな。この扉、《内と外を分けるもの》として概念装されているように見える。部屋の内部は此方とは少し位相がずれているかもしれん。 扉ごと消せるならその方が無難ではあろうな。
[気楽げにそう言って、扉の前をサイラスに譲った]
貴様の手並みを見せてもらおう。 うまくいったら、死後うちの地獄に来る権利をやっても良い。
(327) 2014/06/12(Thu) 23時半頃
|
|
[言われる言葉を黙って聞く。命令されるのは無論嫌いだ。 我慢がならない事だ。しかしここは度量の狭い真似もできまい]
では……貴様力を貸せ。
[色は違えど己の僕ジャンダークに少し雰囲気の似た中世的な騎士に声をかけ、拳に青白い波動を纏わせる。]
――――相克波動(カウンターフォース)
[ただ拳に波動を纏わせただけの一撃――無論これも生命相手なら七度は死ねるほどの致命打にはなるが―――を扉に向け、傍らの騎士ライトニングと同時にぶつけてやる]
(330) 2014/06/12(Thu) 23時半頃
|
|
ヤヌス……ああ、双貌の。
[サイラスの言う想像《創造》の力というものを目の当たりにする。 つまり、それは想像のヴィジョンを現実に有質量として反映実現させるという事であろうか。なるほど、先ほどまでの思わせぶりな物言いもさもありなん、と納得する]
仮にも神を気取る程度の力は有る……という事か。
[騎士の方の一撃も見るべきものはある。今のは、間違いなく光に近い速度で放たれていた]
どうやら。魂狩りの分だけでも収穫にはなりそうだ。 それはそれとして、崩れたか。
[派手な音と光を上げて崩れた扉から内部を見て、目を瞬かせた]
……これが、館主の部屋だと?
(352) 2014/06/13(Fri) 00時頃
|
|
それは難儀な事だったな。そうか、神に近づこうとして落とされたようなものか。よく分からんが分かった。 つまり貴様は口さがない奴だが、魂は地獄に持って帰るだけの価値があるかもしれんという事がな。
[少し気分を回復したように語って、部屋の中を見やる。 一見普通の部屋のようだがここにも館主はおらず、物が散乱した部屋が広がっている。 その奥にある、一見すると窓の様な、奇妙な黒一色の扉。]
………あれは。あの門は…見た事があるぞ。 何処だ?確かに見た、俺は遥か昔に……
(360) 2014/06/13(Fri) 00時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る