32 ABSOLUTELY CHRONO LIMIT―絶対時空極限―
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飲まれる? 違うよ、僕はちゃんと使いこなしてる。
まだまだ足りない、ぬしさまを護る為には…!!!!
[吠える女へ、真っ向から返す。 次なる技を繰り出そうと掌を翳し――]
っぐ…!!
[反応しきれない、物理攻撃。 額に強烈に当たり、其処に新しい亀裂を生んだ。]
(126) 2010/09/21(Tue) 02時頃
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[セピアに染まる世界。
世界がまた、嘆く。 "別離<<ワカレ>>"を、寂しい、さみしいと。]
[唸る塔。 その頂上から、二つに裂けるように割れる。]
[そこから溢れるのは、 "声<<嘆き>>"と"堕ちた光<<キボウノヒカリ>>"
――……優しさを含まない、攻撃的な光。**]
(127) 2010/09/21(Tue) 02時頃
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[衝撃から地に落ちるが、ふらつきながら身を起こす。]
ぷり、しら……ダメだよ…。 僕は、負けるわけに、いかな…っく、ぅ…!
[どくん、と心臓が大きく脈打ち、胸を押さえた。 咳き込みかけるけれど、無理矢理に押さえ込み。]
―暗雲よ、黒霧よ、影空よ
闇の王の力もて請う 我が呼び声に応え来たれ
――連鎖する魔闇<<ダーク・ダーク・ダーク>>
[詠唱に導かれ地から伸びる無数の黒い腕は、安らぎへ続く死の塊。 プリシラを抱擁せんと、殺到する。]
(128) 2010/09/21(Tue) 02時頃
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[びしり、びしり。
完全なる戦神の加護で持ちこたえてはいるものの 加速する酷使に、崩壊は止まらない。
闇と光は相容れない。 同時に体内に収めた身体は、 闇を使えば光が、光を使えば闇が。
常に矛盾と反発を抱えたまま。]
(129) 2010/09/21(Tue) 02時頃
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>>+78 大ハズレじゃの。 店番が言っておったであろう? >>2:81
>>+80 見事にいい役職ついたであろう? 邪気悪魔から弾かれてそれになったが中々いい具合にはまったと思っておるよ。
正解:狼血族
(+81) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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大体守護者はラルフであろう?? 世界の『守護者』と思いっきり言われておるしの。
(+82) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2010/09/21(Tue) 02時半頃
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あー、守護ラルフか! そいや、ベネットは魔術師で役職占えたっけ。 すっかり忘れてt
(+83) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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ホント、分からずやが―――っ。
[額に滲む血。 拳をまた構えて次の攻撃を繰り出そうとする。 地面に墜落した少女を今度は見下ろした。]
勝つ、とか負けるとか、後でいい。 今はアンタが冷静になることが大事で……っ?
[様子のおかしさに数歩距離をとった。 そして、少女から無数の黒い手が伸びるのが見える。]
ちっ――――っ!!
[炎で対抗しようとするもかわしきれず。 1つ、掴まれてしまう。]
(130) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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ぐっ、あああああああああっ!!!!!!!
[死へと誘う手招き。 遠い昔、味わった感覚。 腹から流れる血、見えなくなっていく目。 遠くなる声に寂しさと痛みと。
そして、死にくないという願い《嘆き》。 大切なもののために死にたくないと願った。
誰も泣かない世界なんていらない――――。]
オレが望むのは――――。 大切なヤツが泣かない世界だ。
[水の奔流が広がり、そして。 右の拳から天を貫くほどの光を放った。 それは、恩恵。元主とのライン―――――。]
(131) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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選手交代だ、マーゴ。
[青い髪の男が不敵に笑う。]
生憎とオレはキャパが狭くてな。 みんなが泣かない世界とやらには協力できねぇんだ。
[まだ揃っていない力。 腰にあるボウガンを構えて、崩壊の進む相手を見る。]
ドナルドはお前を救おうとした。 だから、オレはお前を救ってやる。 新しい主様に会えたことに感動するシーンだぜ、ここ。
[プリシラは己の身体に入っている存在。 真なる継承者なんてガラじゃないが、そう名乗る。]
(132) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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おおおっ! ラルフが… ラルフが…!!
主人公として腹をくくったか!!! wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(+84) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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うん、凄い凄い。 良くやったね。
[セピア色の世界。 落ちていく少年に向ける。 片腕でなければ拍手でもしそう位の笑顔。
哀しいとか、悔しいとか、憎いとか――。
人形《ベネ》には元々薄い感情。]
(133) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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[触手に絡まれながら。 右目の青い彩(いろ)は薄れていく。 繋がりの失せた『ベネット』の力が尽きて来ている。
しゅるり。 無事な腕から伸びる蔦が杖を作る。 半分程の長さしか無く、花《時計》も咲かない杖。 再び何処かが毀れる音がする。]
(134) 2010/09/21(Tue) 02時半頃
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[胸に時計《花》の杖を生やし、触手に運ばれてくる銀猫。 その手が胸元を掴む。 彼が望むものは知っている。 ちらりと主《トニー》が上ってきているのを見て。]
ねえ、お人好しのMichelle《ミカエル》 僕にもうちょっと力を貸してくれる?
[背負う炎の翼が燃え上がる。 拘束する触手を焼き、銀猫の手を逃れ――。]
(135) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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[――――堕ちる。]
(136) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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ねえ、"運命"は変わらなかったでしょう?
(137) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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[逆さまに堕ちる魔術師は微笑む。
刹那交わる瞬間に『時』を止め。 澄んだ青と薄翠が交じり合う目を見つめて。*]
(138) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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っは……ぁ…らる、ふ……!!
[炎を警戒していたところへ、届くのは水流。 現れた姿は、真逆の色を宿していて。]
っ、そ…なの。 どっちも、いたんだね……?
[道理でどちらの気配も有るはずだ。 頭の何処かで納得しながら、宣言する男を見つめた。 主の光が宿った、男を。]
ラルフは…ぬしさま、に、なるの…? 僕は、ぬしさまのために……どなるど、さま……救い……
[姿がないことから目をそらし、力<<ヒカリ>>を主と追ってきたけれど 其れを継承した男は、見知った別の人間で。
無視し続けた矛盾が今表出する。 疑問、困惑、憤怒、哀惜、――]
(139) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/21(Tue) 03時頃
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う、ぅう…っああああああっ……!!
[頭を抱えて、苦悩に叫び。]
(どなるどさま)
だめだよ、このままの世界じゃ、だめなんだ!! ゾーイがないてた、ミシェもないてた!
ぬしさまが創ってくれる、新しい世界がいるんだ!!
[感情にかき乱されるままに、白と黒を呼び寄せ。 調節<<コントロール>>もきかぬまま、全方位に打ち出した。]
(140) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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[海のように深く濃い藍色の瞳。 それが映すのは、かつての主だった者の子。]
世界の恩恵《ヴェルト・パダーラク》がオレに教えてくれた。
[こちらに驚く様子。 それに無表情のまま近寄っていく。 少女が放出される白と黒の波動。 右手を差し出すと水の膜が光と闇の角度を変え弾いた。 いつのまにかセピアへと姿を変えていた街に光と闇が氾濫する。]
希望の魂を抱くもの<<エスペランサ・アニムス>>。 その魂は何を願う《嘆く》? お前が作ろうとしている世界は、主が願った世界じゃない。
[主よ、少しだけでいい。 どうか、その力を貸してほしい。 貴方が愛したその部下のため。]
(141) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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というか責任とれ、アホん坊は。
[力を押し付けられたことに腹が立ったのかイラつきを見せた。]
主はお前に希望を見た。 闇の愛されてもなお歪みない力を持ったテメェに。 オレに力を託して逝ったときも。
テメェのことを、好きだった、と。 そう言って逝った。
[ドナルドから託された次の世界のためのカギ《インテルメッツォ・ネーヒスト・ワールド・クレイス》。 それを、カリュクスへ見えるように差し出した。]
――――ドナルドが望んだ最後の願い《パスレードニー・エウケー》。 聞こえなかったのか?
[首を傾げて、少女を見た。]
(142) 2010/09/21(Tue) 03時頃
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ドナルドはテメェとの絆を切れなかった。 きっと、お前が泣くのをドナルドは良しとしねぇだろうな。
[切ったのは彼の父たる存在。 そのことを誰より悲しんだのはきっとドナルドだろう。 彼にとって繋がりとはきっと大きな存在だったのだから。]
みんなが笑う世界。 そこに、笑っているテメェと主がいるのか。
[水の膜の中、ボウガンを構えた。 崩壊の進む相手へ向けて。]
(143) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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ラルフは、カリュクスから決して視線を逸らさない。
2010/09/21(Tue) 03時半頃
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カリュクス、カリュクス 泣くな、嘆くな 余のために、余のせいで
どうか、ないてくれるな、カリュクス
[聞こえない、見えないと知りつつも己の部下の頭をそうっと撫でた。]
(+85) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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あ……っ
[静かな問いは、真っ直ぐに少女の心に届いた。 目を見開き、歪め。 暴れる感情の儘に涙を流した。]
『余の大切な契約者』
[誰もが恐れた"悪"であったマーゴを "希望"の魂を抱くもの<<エスペランサ・アニムス>>と。 そう言ってくれたのは主で。 最後の、言葉… 最後の願い《パスレードニー・エウケー》―― そのときには既に狂い始めていた少女は、気づけなかった。]
ぬしさま……どなるど、さま…っ……!
[最後の問いかけに、答えは出ず。]
(144) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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まったく!まーたそなたは余をアホん坊などと!!>>142 余は余の部下をみな好いているし大切におもっておるわ!! 先の真摯な願い>>141 はなんであったのだ…?
カリュクスを救ってくれるというのは嬉しいぞ。
そなたに期待しておるぞ? なんせ、なりいきであったとはいえそなたは余の後継者なのじゃからな!ラルフ!!
(+86) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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どうし、て…いない、何処にも… …っぬしさま………どこ……!?
[新しい世界。古い世界。 其処にも、此処にも、主の姿が見つからない。 震え。]
っやだ……いや、独りは、いや……!! おいて、かないで……っ!!
[崩れた。]
(145) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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[暴れ狂う生と死が、背の翼を媒介に周囲をかき乱していたが ラルフの水で彼自身には届かず、消耗を続けていた。 そして、竟に主の不在を―喪失を、認めた瞬間。
調整<<コントロール>>をなくしたまま振り回され続ける 矛盾した力の強引な同時行使に 肉体が、限界を迎える。
ばぎり
肩口から異様な音が響き、其処から白い焔が吹き出した。]
(146) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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[涙は水の膜を通してだと上手く見えない。 けれど、声が届いた様子を無表情のまま見た。]
おい____...主。 テメェの仕事だ。 ちゃんと、絆、掴んどけよ、今度は。
[止まった時空の中。
独りは嫌だと、願う《嘆く》気持ちに応えるかのように。 少女と赤子を繋ぐ絆が―――、少女から伸びていく。 けれど、それは恩恵ではない。
恩恵を与えることは赤子にはできない。 その逆もまた然り。 希望の魂を抱くもの<<エスペランサ・アニムス>>の魂の形。]
(147) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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[ボウガンを構えたまま、相手を無表情で見ていたが。 生と死が混在する状態に限界を向かえた肉体。 それが弾ける様子を見て、駆け寄る。]
マーゴッ________!!! ッ、おいッ!!!!!!!
[肩口から噴出す、白い焔。 それは、彼女の身体と本来相容れることのない光のようなもの。 限界を迎える肉体、それを止める術が思い浮かばない。]
_____......。 マーゴ。もう独りで頑張るな。
[壊れ行く身体を慈しむように、そっと身体を抱きしめた。]
(148) 2010/09/21(Tue) 03時半頃
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ドナルドが待ってる。迎えにいっておいで。
[堪えきれず涙が零れた。 キレイごとなんて言ってられない。
そう自分に誓ったのに。 最も大切なものを守るため。 彼女を殺す選択しか取れなかった。]
悪い____...。 オレは......、
[溢れる涙が止まらない。]
大切なもの奴が生きるために、この世界を守るしかねぇんだ...。
[彼女にとっての光がドナルドだったように。]
(149) 2010/09/21(Tue) 04時頃
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