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[地に伏せた猫王子に降りてくる爆風、破片、そして懐から取り出した短剣≪約束された死の剣≫
草木が揺れる。 今は亡き約束した丘も、楽園も、その総てが無くても
君の様な女神を嘆かせる 約束破り ≠ノ成るつもりは、ない
剣柄を握りしめる。 双眸は堕ちて風を待ち侘びる鳥を見つめたまま 枯葉の栞を紡ぐ様に刃先を、彼の胸元≪核≫へと突き刺した。]
(43) 2016/12/09(Fri) 11時頃
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君におはようと言えるなら 其れはなんて、なんて、 …ふふ、素晴らしい世界だろうねぇ?
[聖剣を取る英雄が闇に飲み込まれる世界。 英雄が生まれない世界。 人類史上最大最悪の絶望的事件《KinokoTakenoko-Sensou》の爪痕は、今も尚消え失せることがなく。
不平等が平等に配られる此の世界で、唯一 平等 ≠ノ皆を 救済 ≠キることができる、方法。
100万の真実が少年に与えたもの。 其れはThanatosの名に相応しい──永遠の眠りこそが、総てを救う希望であるという事実だった。]
(44) 2016/12/09(Fri) 11時頃
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[何時から、だろうか。 愛(かな)しみに咽ぶ草木が風を呼び、森全体を震わせながら泉の水面を錆びた銀色に陰らせてしまったのは。
嗚呼、其れは── 己が穢れを持ち込んだ ≠の日から。
約束の石は割 ら ≠黷トしまった。 少年の手によって。 ──総てを守るという、意思を以って。]
これが僕の、 ── 救済 ≠フ仕方だよ。
[砕き失せる赤≪ルージュ≫が放つ深淵≪アビス≫を森へ散りばめたあの時の様に、乱雑に言葉を吐き捨てる。 何処か慈悲に満ちた響きを持たせながら。]
(45) 2016/12/09(Fri) 11時頃
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おやすみ──── クシャミ。
[薄く薄く目を細めれば、その短剣を引き抜く。 朝を迎える挨拶は森の芝生の様に踏み躙り、最期の挨拶を花束代わりに贈った。]*
(46) 2016/12/09(Fri) 11時頃
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[雛罌粟の歌声は女神に幸福の眠りを齎し、赤い実を宿す。 彼女の残した言葉>>2:111を喪くした世界樹の示す鍵は、自らの求める理想郷への一歩に成り得るのだろうか。]
……ふぅん 堕ちても メガミサマ ≠ゥぁ
[独り言を零せば、手持ち無沙汰に刃先の赤を払う。 瞳には友だったものも女神をも映さず、静かに伏せたその先、魔道書≪グリモワール≫の頁を唯捲った。]
(47) 2016/12/09(Fri) 17時半頃
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[耳には王>>25の声色が轟き、辺りの鈍い微光が裁きの夜≪JUDGMENT NIGHT≫を手招いていた。
────暗黒の魔法≪ルシ=ヴェード=アルタイル≫
発動時間は、不明。 だからこそ、少年は唇からすと息を吸う。
彼らの真実≪世界≫と、 僕らの理想≪世界≫
真に強いのは…何方なのか。
そんなの、僕らの理想に決まっている!]
(48) 2016/12/09(Fri) 17時半頃
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Calm≪鎮静≫、Muffle≪消音≫、 Frenzy≪錯乱≫、Pacify≪魅了≫
C'est≪其れは≫ ────Fear≪恐怖≫
[少年が紡ぐ呪文≪時間稼ぎ≫はやがて目的を成し、其の瞳には自らの理想を宿す。]
(49) 2016/12/09(Fri) 17時半頃
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闇夜を濡らす猛る炎よ、怒り狂え 悪の律動よ、踊れ 我が影、彼の者を惑わせん
Thanatos≪死の語り部≫の名に応じ 其の姿を現せ
幻想幻影の支配者 ──アマイモン≪Amaymon≫
(50) 2016/12/09(Fri) 17時半頃
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[その場に居る人物など眼中にも無いのか、召喚の閃光と巻き起こす風を森へと打つける。
獣の様な影が、静かに唸る。 そうして姿を色濃くしたのは、死徒十三祖の1位。 月の抑止力であるアビスの怪物、 殺人鬼とも謳われる白い獣はヒトに対する絶対的な 殺害権利 ≠持つ──悪魔。
アビス覚醒者≪同志≫の血液で栽培された大麻、繚乱蠍毒≪ブラッディ・キラー≫から作られた餌を放り投げる。 彼の先代、ローキャドル=ライランドを死に導いた其れを、濁声放つ大きな口元が歯牙で噛み千切り喰らう。 狼の様にも見える獣は背中に大きな羽根≪グリフォンの翼≫を広げ、長い尻尾を揺らめかせていた。]
さぁ、人形劇≪崩壊の序幕≫を始めようよ
(51) 2016/12/09(Fri) 17時半頃
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──── 踊れ ≪Rage≫
(52) 2016/12/09(Fri) 17時半頃
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[新たに呼び出した兵士≪Undead≫を舞台上に配置し、歪曲した理想を掲げたなら、少年≪Necromancer≫はゆうるりと微笑を湛えていた。]**
(53) 2016/12/09(Fri) 17時半頃
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───────── 本当に強いのは
どっち《 真実 か 理想 》の世界なのか?
強さこそが、 正義なのか───────?
(54) 2016/12/09(Fri) 21時半頃
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[ イカはね いつだって タコが嫌い ] [ タコはね どうしても イカが嫌い ] [ ──── 王はイカを追い払ったよ ] [ 海水なんかを遠ざけて 川のそばの、村に集めた ] [ うらみつらみが募ったイカは ] [ いつかタコ足を引っ張ることを 望んだよ ]
世界は再び、” 上書き ”されるべきじゃあなイカ?*
(55) 2016/12/09(Fri) 21時半頃
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[3人で、ナ・プトゥの森で、世界樹のお膝元で、遊んだ日々を思い出す。
彼女が哀しみに溺れた日も、 森が哀しみで包まれた日も、 僕が″O″を欠けさせた日も。]
(56) 2016/12/09(Fri) 22時半頃
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[僕らは共にいた。 タケシの森で遊んだ日も、>>1:184 白鍋※を共に囲む仲間もいたけど>>1:197 (※この白鍋≪ホワイト・シチュー≫はタケシの実が入っておりとても美味しい)
やはり帰ってくるのは…≪ココ≫だった。]
(57) 2016/12/09(Fri) 22時半頃
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[音も立てず、豹のようにしなやかにThanatosの隣に降り立つ。 Thanatosに背を預けて、自身も魔法を展開する]
我が声に従い、解き放たれよ。 ─Es schmilzt Obst.
[つぶやいた魔法はひどく簡単なもの。デタラメに育てた木から ─コロリ と転がった果実が溶け、小さなトカゲとなる。]
(58) 2016/12/09(Fri) 22時半頃
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デメテルが魔法を展開したあとでなかったらうまくいかなかったかもな。
[Thanatosの余裕の笑み(>>53)は背中越しでもわかる。]
まだ踊り足らないだロ? ダンスパーティの間、背中は頼んだゼ
[そう声をかけて自身も余裕そうに口元を歪めるのだった]**
(59) 2016/12/09(Fri) 22時半頃
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好奇診 キカは、メモを貼った。
2016/12/09(Fri) 23時半頃
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回想:『O・cuto・pus暦518』 […幾億の黎明を迎えようと、『it』(其れ)は形を変えることなく在り続けた。 システマチックな思考能力と最低限の反射のみを与えられた、世界を正常に運営するための舞台装置でしかなかった。 ………《英雄》が『it』(其れ)の前に現れるまでは]
[幾千年の年月を過ごす中、時に『it』(其れ)は自身を討ち滅ぼさんとする人間に見えることがあった。 それは夥しい数の軍靴の音を地上一面に鳴り渡らす帝国の軍勢であることもあれば、邪悪な魔竜を誅伐せんと我こそはと名乗りを上げた聖都の騎士団であることもあった。 …目の前にいる男のように、単身で現れる者も稀ではあるが存在していた。]
[今考えてみると、初めて見た姿からその男は此れまでに出会った人間とは異なっていたように思う。
一寸そこまで出かけてくるとでも言わんばかりの軽装に、似合わぬ大剣のみを携えた気怠げな男。]
(60) 2016/12/10(Sat) 18時半頃
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「よお、漆炎より舞い戻りし堕ちた魔竜≪ファブニール・ヒュドラ≫」
(61) 2016/12/10(Sat) 18時半頃
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「──────パイ食わねえか」
(62) 2016/12/10(Sat) 18時半頃
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[その名を、バルメロス=ラフェリオン=レイオスと言った]*
(63) 2016/12/10(Sat) 18時半頃
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[そのずるり>>10とした登場────まるで蒟蒻の如し] [世界樹の裂けた先─────禍々しい漆黒はタコスミ] [相対する”ヒトカゲ”は─────ポケモンではない] [少年は自分を認めてくれた>>22フィ=リップーサンの横に並び それから彼らを心の中だけで見下げた。]
[ああ、抱擁の温もりは] [父さんの熱い想いよりも、温かかったな…
(64) 2016/12/10(Sat) 21時半頃
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[手を差し出されたのには、戸惑いがちに重ね返して] [ビッグバード《ビッグバード》の背中に共を出来たのなら 空に浮かんでいるという城のような心地を身に受けて 僕はラピュ─タ─の歌を口ずさむこともあっただろう。]
[しかし、その道も、何れ終わる]
(65) 2016/12/10(Sat) 21時半頃
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[──────── O・cto・pusは、捌かれるのだ] [今宵来たる、JUDGMENT NIGHTによって───?]
(66) 2016/12/10(Sat) 21時半頃
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[否!]
[o・cto・pusを捌くのは]
──────── この、僕《キカイカ》だ
[そのつぶやきは、小さく落とされた]*
(67) 2016/12/10(Sat) 23時頃
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[青年は目を覚ます。 この世の楽園のような此処は、──ナ・プトゥの森。 透明に透き通る泉の近くにそれはあった。 先程玩具箱の中で粒子状に輝いていた、約束された勝利の聖剣≪Lightning sunshine Excalibur≫、その原型]
───お前はずっとここで、待っていてくれたんだな。
[青年は剣を取る。 数々の屍を積み上げ、そしてその亡骸の頂に咲き誇った平和…神々が恋した幻想郷。 裁きの夜《JUDGEMENT NIGHT》が訪れるまで、あと僅か]
(68) 2016/12/10(Sat) 23時半頃
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──ヴェス、お前の力を借りる。
[青年は黒き翼を得る。 猜疑が爪を研ぎ、再び蘇った正義《バルメロス=ラフェリオン=レイオス》が牙を剥く。 女神の詠が青年を癒す。同胞の魔法がその身に宿る。 かつての仲間達の力と共に、この世界は救済される]
───この世の摂理≪PERFECT HUMAN≫の中心部へ行こう。この手で再び、核《コア》を守ろう。
[青年は手に『剣』、背に『翼』、そして瞳に『未来』を─── すべてを終わらせるため、飛び立った]
(69) 2016/12/11(Sun) 00時頃
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本日中に〆る事が難しそうでしたので村の更新を延ばさせていただきました。(なおシステムの更新日時的に延ばす必要はなかった模様)
次の更新は12/12日 0:00(日)の予定となっております。
今回も〆の様子を見ながら更新致しますので、各自コミットしていただけていると助かります。
なお本日は
【吊り】シメオン
【噛み】すきにしてくれ
です。よろしくお願いします。
(#0) 2016/12/11(Sun) 09時半頃
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[引き抜いた剣≪Lightning sunshine Excalibur≫を持ちどこで得たのか、翼≪世界の希望≫を得て飛ぶトレイル≪世界の幸福の象徴≫飛んでるその姿は(>>68,>>69)は…まさに人を超えた≪英雄≫そのものと言える。
そしてその位置は奇しくもデメテルが飛んでいた位置そのもの。 彼女が見ていたのが英雄との「過去」なら 英雄が見ているのは仲間との「未来」だろうか]
(70) 2016/12/11(Sun) 15時半頃
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