8 DOREI品評会
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あの子を買うの?
[グロリアの耳元にそっとくちびるを寄せる。]
(+137) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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No.2に700入りました!!
波乱万丈ですね、どうなってしまうのでしょうか!? 定刻は間もなくですよー!
(190) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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[客席に入ってきた姿に、一度目を向けて、思わず扇子を取り落としそうになった。 平静を装い、何事もなかったように彼を見る]
居なさいと言ったのに。
仕方ないわ。 こちらに来て、傍にいて。
[声は舞台まで届くか。それでも誰が来たのかは見えないだろう。もっとも、該当するのは一人しかいないのだけど]
(191) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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[重なる唇は、まるで恋人たちのよう。 けれど、その内側で行われるのは甘い愛の交歓などではなく、二人の立場は天地ほどに違う。
それでも、そうされてしまうことにどうしようもなく胸は高鳴ってしまう。
鋭い痛み。 声を殺したまま、一度大きく震えた身体はその胸へと縋るように身を寄せて。
主人の口腔へと、流れ吸われていく赤。 ゆっくりと自分を味わっていく舌に、恍惚としたまま蹂躙されて。 痛みと陶酔に、朦朧と腕の中に居る。]
(+138) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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No.4に700ポイントです!
ふふふ、ドキドキしますか? しますね? ふふふふふふ……。
(192) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアの声に入ってきたらしい人物を悟って目を伏せた
2010/04/11(Sun) 23時半頃
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『…、一々、口に出さなくて、いい…っ…』
[首を緩く横に振る。聞きたくもない。 言わないで欲しい。自分はそんな事知りたくもない。 漸く男の手が離れた時、男には見えない背中越しの表情は、 幾らか陶然としたものが混じっていた。 けれど、叩かれたことによってそれは霞のように消えていく]
『…いい。…見たくも、ない』
[内腿をくすぐる様に振れる房飾り。 眉を寄せて首を横に振った]
(+139) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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うるせェよ…、悪趣味野郎が。
[たらし、と言ってくる灰青に、きっと鋭く金を向ける。
売られている立場。 それでも、まだ、自分を捨て切れずに保ち続けているのは意地でも矜持でもあった。]
―――… 俺の事は 忘れろ。 買われれば、覚えてるだけ 辛い。
優しくなんて… ねェよ。 俺は酷い男だ。
[それでも、少女が離さない限り――握る手は離さないまま]
(193) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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定刻です!!
おや困りましたね。同点が二人ですネ。 困りませんか。二人ともお買い上げいただきましょう!
NO.2とNo.4がともに700ポイントずつです!!
[道化は狂ったように木槌を打ち鳴らす。]
(194) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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――― ッ、 …
[嬉しそうに話す道化師が、この上なくむかついた。 表情が読めないペイント。 苛立ちと、嫌悪を 視線として一度向けた。]
(195) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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[見上げる横顔は、酷く楽しげに見えた。 この方は、客との駆け引きすらも楽しんでいるのだろう。 相手の焦りすらもじっくりと味わうように。
この世の全てを弄ぶ気でいるのかもしれない。 富も感情も、人の命すらも。
そんな狂おしいほどに美しい魔物に、女は既に魅入られていた。]
(+140) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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おお恐い。睨まれてしまいましたか? けれど道化師は笑っているものです。いつも、ネ。
[これが仕事だから、とは言わずおどけてみせる。]
(196) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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口に出さなくていい? 違うだろう、言わないで欲しいならお願いしなきゃ。
[惚けた表情は男には見えないが 叩くタイミングは彼が陶酔しかけた瞬間を狙ったかのよう。 首を振る青年に笑いながら告げる。 嵌め込んだ玩具を動かす為のスイッチは、未だトレイの上]
じゃあ、もう足閉じていいよ。 其のまま開いてたら落としそうだしね。 今度はこっち向いて。
[召使へ手を伸ばしながら命令を下す。 振り返れば髪の長い片割れが 男へ翡翠の薄絹を渡す姿が見えるだろう]
(+141) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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どうして、イアンもテッドも、 僕に忘れろって言うんだ。
[忘れられるはずないのに。握った手に僅か、力が篭り。]
酷いなんて、思ってもないこと言わないでよ。 僕なんか、あちら側に立っていたら 同じようなことをしたかも知れないけれど……
テッドは違う。
[ふるり、一度頭を振って。もう一度優しいよ、と囁いた。]
(197) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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辛くならないように配慮してくれる人を、 酷いとは言わないんだよ。
(198) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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―――… 茶番だ。
[おどけた道化師から視線を外して、少女へ向ける。 どうやら2人ともお買い上げされたようだ。
――― 誰が買ったかは 知らないけれど。]
おい、この椅子から下ろしてはくれねぇのか?
(199) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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……だそうですが、いかがいたしましょう、お客様方。
ああ、後ほど二人とも、あちらの小部屋に来て下さいね。 ご主人様に引渡しますから。
[道化は何も手を下さぬまま、舞台袖へと去って行く。]
(200) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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[命令を受けた舞台の屈強な男たちが、No.4を拘束から解く。 途中、その手の拘束が緩みヘッドホンもずらされていたことは、客席に報告されることとなるが。 誰の命令かは、奴隷の知るところではない。]
(201) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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… 性分だ。
[相手に辛さを残さないのは、自分を偽善化してる行為にも思えていたから 優しいと繰り返されても、曖昧な表情を返すだけ。 握ってきた手を、きゅ、と少し力を込めて握り返す。]
―――… 家のために よく、耐えて…頑張ったな。
(202) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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[カルヴィナかと言う問いに頷きながら、影のように身を滑りこませる。 扇子を持つ指先が震えている事に気付き、手をのばして重ねた。
隣席の金髪の紳士との会話が聴こえる。 姉さん──と。姉弟で奴隷の競売に来ていたのかと言う驚き。否、驚く事では無いのかもしれないが。]
(+142) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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僕も、服が着たいのだけれど。
[急に偉そうに客席を見回した。くしゅん、と今更思い出したように小さな嚏が一つ。]
このまま引き渡し、が買った人の趣味なら、それでもいいけどね。
(203) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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…、
[眉が寄る。小さく息を吐きだしながら、前を向いた。 動けば後ろの尻尾が揺れてくすぐったい。 それがまた、表情を少しだけ歪ませた。 指示どおりに男のほうを振り向けば、男の手に翡翠が渡されようとしているのが見えた。 その色に、少しだけ平静を取り戻したか]
(+143) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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家のため、になるのかな……。 未だ分からない、本当はもう、
ただ僕が、死にたくなかっただけだもの。
[醜い本心を曝け出して、それでもテッドの手を離さない。 もう流しつくした涙は涸れていて、葡萄酒色が眩しいライトを映して潤むだけ。]
誉められるほどのこと、じゃないけど、悪い気はしない……や。 テッドにも、守りたいものが、あるんだよね。
(204) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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[目の前で交わされる深い口付け。 それは美しい絵のようで。 その内で何が行われているか、此処からではわからなかった。 ただ、男の瞳からただの口付けでは無い事は悟れたような気がして。 こくりと一度喉が鳴った頃、現れた人物の気配>>+135によって漸く目を逸らす事が出来た。]
…、……
[ちら、と客席に来た人物に視線を向けたのは一度。 その後は視線を主人へ戻し、控えめに見上げる。 息はまだ少し乱れたまま、ただ無言で。]
――――…!
[その無言が崩れたのは、道化のコールが響いた時。 ばっと道化の方へまず視線は向けられて。 再度、主人へとその視線は向けられた。
ちりん、と胸元の鈴が一度啼く。 その音色は心を映したかのように、軽やかだったか。]
(+144) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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おっと、力抜くと落ちちゃうよ?
[振り返る青年に忠告一つ。 尻に力を入れると、中に嵌めたモノの存在を嫌でも感じずには居られないだろう]
少し待ってて。 その尻尾が出る穴あけなきゃならないから。
[そう言うと、彼の目前でトレイの上からナイフを手に取った。 翡翠のディスターシャに宛がう]
(+145) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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[四肢の拘束が緩めば、薄らと手足に残る抵抗の痕。 ずっと聞こえていた女の声が遠くなれば、安堵の息を吐いた。 部屋に来いと言われれば、了解した様子の欠片も見せずのまま 両手と左足に再び枷が付けられれる事となる。 それでも、少女が離さないなら手は繋いだまま。]
…俺も、まだ死にたくはねェさ。
客席でにやにやしてるような奴らより 先に死ぬなんて癪だからな。
[涙を拭う事も髪を撫でる事もしないように。 ただ、小声で話しかける。 守りたいもの ――― 。思い浮かんだ もの。]
… ああ。あるよ。
(205) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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[またも命令で、No.2のための服も運ばれてきた。 丈のせいか子供服が多いが、さてどれを選ぶのは彼女次第。]
(206) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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それは、確かに。
[客席の連中より、とはよく言ったものだ。 くすりと笑って頷く。 彼の、優しすぎない態度が、遺恨も残さず丁度良い按配で。 最後に一つ、繋いでいた手を引き寄せ、その甲に唇をつけると、名残惜しそうに絡めていた指を解く。]
ありがとう。 テッドなら、屈しなかったキミなら、きっと守れる。
[この先どんな運命が待ち受けているか、奴隷の身に知ることはできないけれど。着替えるために、手を離す。温もりが、遠くなる。]
パトリシアも、色々教えてくれて……ありがとう。 キミがいなかったら、僕は挫けていたと思う。
(207) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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『…解っている』
[中に入っている分よりも、房飾りの部分のほうが重い。 遠心力と重力もある。迂闊に、動けない]
な───
[瞳が、まあるくなる。 翡翠のそのきぬは、自国で着ていたものとは多少違えど身に馴染んだもの。 それに突き立てられようとしているナイフ。
込み上げるのは悔しさと───酷い喪失感]
(+146) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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──……っ
[躊躇いと、苛立ちとが入り混じった眼差しで、隣席の弟と話すグロリアを、あるいは道化に指示を出す彼女をじっと見詰めた。今はまた扇で隠されているから、金の睫毛で縁取られた灰青の瞳だけを。 言いたい言葉があるのだ。 指が絡まなければ、それを口にすることは不可能だったかもしれない。それだけ、酷く滑稽な言葉を自分が口にしようとしてる。その自覚がイアンにはある。]
…… な あ。 グ ロリア。
もし、今から奴隷を買って欲しく無い。 って、言ったらどうなる。 もう競売が済んだ以上、どうにも成らない か? そもそも、そんな口をきける立場じゃないか──。
どうしても、女奴隷を育てなくては?
(+147) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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…、…!
[手の甲に落ちた唇に、見ないように気をつけていた少女へと視線を向けてしまう。体形とか関係なく、お互い服も着ずのままなのはずっと気にしていた事。]
と、…とりあえず服着ろ。服。
[照れ隠しも出来ない口調。 けれどそれは、少女をちゃんと女性として扱っている事にもなる。 運ばれて来る子供服。俺のはねぇの?と道化師を見る。]
(208) 2010/04/12(Mon) 00時頃
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