216 宵闇駆けるは天つ星
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
雷門が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
戦慄の走るなか教会の鐘が鳴り、新しい法律が発行された。今夜より解決のときまでひとりずつ、人狼が成り代わった村人を処断する義務を負うという。
聖貨騎士団の物々しい姿に追いつめられ、集められた「容疑者」たちはルールを定めた。投票により怪しい者を決定すると。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろう。それも村のためにはやむを得ないのだ……。
現在の生存者は、トリ、亀吉、芙蓉、余四朗、たまこ、丁助、沙耶、鬼丞、おもんの9名。
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[ひょう、と過ぎ行く冬の風]
[横切る翼は、何を見るか]
(0) 2015/02/10(Tue) 00時半頃
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― 林付近 ―
[絶えず吹いていた風が、一瞬だけ止まる>>1:132。 自身の言葉が相手の内心に何を齎したかはわからぬが、ただ笑みを深くし]
そうかい。 星の力は親から子へ引き継がれると聞いたから、もしかしたらと思ったが。 ああ、親子でも顔を知ってるとは限らないか。
[人の世のことはわからぬ、と、軽く首を振る。 そこに掛けられた問い。揶揄いの口調に、片眉をぴくりとさせ]
本気でやり合いはしなかったさ。 ただ、喰おうとしたら逃げられたというだけのこと。
[しかしこの妖が、喰うと決めた獲物を逃したことはかつてなく。 負け惜しみじみた響きは、隠そうにも隠し通せなかっただろう]
(1) 2015/02/10(Tue) 00時半頃
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役目を厭うていたのか、本気で祓う気はなかったようだが――
[ざわり。 背後にて、木の葉が意思を持ったかのように、一斉に揺れる]
さて、そちらはどう出るおつもりかい?
[まだ手は出さぬ。 あくまで己が領域と力を誇示するに留めつつ、薄笑いと共に問い掛ける]
(2) 2015/02/10(Tue) 00時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 砂浜 ─
[岩場の様子は視界に入る分しか知れない。 ただ、そこに居るのが余四朗と同じ退魔師とは思いにくかった。 一瞬垣間見えた、烏を落とす何か。 そこから星の気配は感じ取れていない]
妖──て考えぇが自然けぇ。
[そうなれば気を引き締めてかからねばなるまい。 抜いた太刀は一旦鞘へと戻し、そろりとした足取りで余四朗は岩場へと足を踏み入れた]
(3) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 岩場 ─
[潮の満ち引き繰り返す岩場は、今は満ちる途中か半分程が海水に浸っている。 まだ海水に浸っていない砂地も湿り気を帯びていて、踏めば乾いた砂よりも弾力ある感触が返って来た。 余四朗は岩に身を隠すようにしながら先へと進む。 近付けば近付く程、妖の気配は濃くなり、更には血の臭いも漂って来た]
………あれけぇ。
[共食いをする妖の姿を目で捉え、余四朗は低く、小さく呟く。 血に酔っているのだろうか、烏の妖を喰らう姿は恍惚としたように見えた。 喰らう妖の見目が美しいのもあり、その光景は惨劇ながら絵になるようでもある。 余四朗は緊張と、飲み込まれそうな光景に、こくりと喉を一度鳴らした]
(4) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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[さて、相手は余四朗の気配に気付いているのかどうか。 一拍置いて、余四朗は再び接近を試みる。 相手の隙を突けるのなら、太刀を直接叩き込んだ方が効果的と考えたために**]
(5) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
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― 林付近 ―
ああ、俺にゃあ、親なんてもんは...居なかったからなあ。
[顔を知っているとは限らない、と、思いついたように言った妖に>>1返した鬼丞の声は、そこだけが、どこかさらりと静かだった。 そこに乗せる想いを忘れたように、或いは忘れたふりをしているのかもしれないが]
ふっふ...そうかい、そりゃあ残念だったことで。
[続いて喰らおうとして逃げられたという言葉の響きを聞けば、笑いを隠そうともせずに、そう言った]
(6) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 岬への道 ─
[海沿いに幾つか気配は感じていたものの、そちらに近づく事は避け。 人気のない所に──と思い進めていた歩みは、途中に見えた分かれ道の前でふ、と、止まった]
……この奥……なんぞ、あるんか?
[小さく呟き、そのまま道をそれて木立ちの奥へと歩みを進めて]
(7) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 神社 ─
……神社?
[たどり着いた先にあったのは、古い鳥居と社殿を持つ神社。 境内に植えられているのは蕾を抱いた梅の古木か。 漂う空気は清冽で──その感触に、張りつめていたものがふ、と緩んだ]
ここの、氏神さん……かねぇ。 すまんが、ちぃと休ませてもらいますわ。
[深く息を吐いて呟いた後、梅の木の下に座り込んで目を伏せる]
(8) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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あー……もぉ。 大概にせぇや、ほんと。
[零れる愚痴が向くのは、己が内の黒の星。 銀の星のみならず、時には妖すらも喰わんとするこれを制するのに要する努力は決して表には出さぬもの]
……俺は……あんなん、やりとうないんや。 あんな、思いは…………。
[呟いて、左の肩を緩く掴む。 手の下にあるのは、幼い頃に妖に引き裂かれた痕。 唯一知れる過去の形とその記憶、それらに囚われまい、とする思いを込めてふる、と首を横に振った後。 梅の古木に寄りかかって目を閉じた。**]
(9) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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― 林付近 ―
[笑いながらも、鬼丞は次の手を考え続けている。今の言葉で知れたのは二つ。これが人喰いの妖だということと、恐らく過去の経験から、己の力を強く警戒しているのだろうということ]
そうさなあ...
[ざわりと、木の葉が揺れるのを眺めながら、如何にと問う妖に、鬼丞は目を細めて見せる]
それじゃあ、今度は俺が...
[びょう、と風が強く渦巻き、揺れた葉を巻き込んで、大量に散らす]
「今は」見逃してやろうかい。
[「今は」という言葉を、強調しつつ、風音に紛れるように、とんと地を蹴った鬼丞の身体は、その身を包む風に乗って、一息に樹怪から距離を開ける]
次は、成仏させてやるよ。愉しみにしてな。
[逃げを打ったと見えながら、笑ってそう言い放つ男の顔は、妖の記憶に重なりはしたろうか**]
(10) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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― 廃村 ―
は、………追っては来んようじゃな。
[気配は、だいぶ離れていっている。 もう身の内がざわりとすることはない。今のところは]
しかし……あやつが、……退魔の者じゃとは。
[空気を揺るがした呪の正体は結界――力ある者を閉じ込める術。 その内で力を振るい名も知らぬ妖を仕留めた姿。 本人の口から直接聞いてはいないがそれだけで十分すぎると言えた。
今まで意識から外れていたそれらを事実として受け止めていき、なおも、不敵に笑う]
はん……だいぶ面白くなってきたわい。
(11) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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― 林付近 ―
[相手の返答>>6に、ゆっくりと瞬き]
そうかい。 ま、あたしにも親なんてもんはない、そこにどうこう言えはしないがね。
[想いの籠もらぬ、どこか静かな口調。 それに妖が触れられる訳でもなく。 少しの間、奇妙な沈黙の間があり]
そうさね。でも今、あんた相手になら――
[木の葉の音はあくまで威嚇。 地中を這わせるように、根を相手の足許へ進めたが]
――なっ
(12) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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[びょう、と渦巻く風。 葉を幾枚も散らされる感覚に、警戒と共に身を硬くする。 男が動いたは、その一瞬>>10]
あ、あんた、待ちな!!
[木々の枝が風と無関係に激しく動き、地中より幾つもの根が飛び出す。 しかし風に包まれた男の体は、既にそれらが届く所になく]
ちっ――なんでそれを……っ
[今し方知らないと言った相手の言葉と、重なる台詞。 風に乗り遥か高くで笑う顔もまた、あの日の面影に重なった]
(13) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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……一度ならず二度までも……
[ぎり、と、男を見上げたまま歯噛みする]
手前の気分なぞ関係ない。 次会う時は――容赦しないよ!
[もはや激情を隠すこともなく。 男の去りゆく方角向け、妖は吼えた**]
(14) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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[しゃがみこんで地面に手を当てる。 すると地面が盛り上がり妖そっくりの形を成した]
ま、……ちょっとくらい遊んでいってもばちはあたらんじゃろ。
[それらに近場の家から拝借した農具を持たせ呪めいた力を込める。 “誰か来たら動け”――と。 どうせ腕を一振り二振りもしたら崩れ落ちる土人形だが、 目の保養――もとい目くらましくらいにはなるだろう。 満足げに笑うとまた動き出す。
先の土人形と同じものを場所を違えてあと五つ、合わせて六つ作り出し、 ほとほとと足を向けたのは村の外れ。 少しばかり背の高い草地に挟まれた整えられた道を行けば、 やがては沼へと辿り着く。
澱んだ空気が妖の身には心地良かった**]
(15) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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─ 岩場 ─
[舌の感覚が特化している分、それ以外はことのほか鈍い。 >>3そろり近付く男の熱は岩場から沸く湯気に、匂いは貪る烏の血に紛れ。 それでも>>4常ならば音で気付く距離ですら、ようやく満たされた空腹と初めて味わう妖気に夢中な沙耶が気付けようも無く]
………あぁ。
こんな、おいしいもの。
あったんだ。
[>>5様子を伺う男が何を思うか所か、その接近すら知る由も無くただ無垢に呟いた**]
(16) 2015/02/10(Tue) 17時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 17時半頃
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― 林 ―
[男が何処かへ姿を消した後。 妖は雑木林の内へ足を踏み入れる。 先に道を塞いだ木々は、こちらが根を繋げば、まるで招き入れるかのように直立へ戻った]
住処まで戻ってもいいが……逃げたと思われるのも癪だねえ。
[枯れ枝の指を口許に当て、にたと微笑む]
それに力を得るならば、ここでも十分。
[陰鬱とした林は妖の力を高める。 それは力に惹かれ集う下級の妖も、例外ではない]
(17) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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さあ……寄って来な。
[足先だけでなく、臑や下腿からも根が生え、地中へ突き立てられる。 数多蠢く気配を感じ根を伸ばせば、漏れる妖気に気配もおびき寄せられる]
――そこだあっ!
[叫ぶと同時、根は一斉に、地中の気配を縛り上げながら地上へと突き出した。 巨大な蚯蚓や蜈蚣、鱗持つ土竜などが、土の外に引き摺り出され宙でもがく]
悪いねえ。 ま、この地を食い荒らそうとした報いだと思っとくれ。
[根が締め上げ、食い込んでいき。 仕舞いには赤や、様々な色の液体が噴き出し地面をぼたぼたと濡らす。 頬に散った一滴をぺろりと舐めて、妖は花弁のように艶やかな唇で笑んだ*]
(18) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時頃
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─ 岩場 ─
[見据える妖は烏の妖を喰らうのに夢中らしい>>16。 呟きが微かに聞こえる程近付いても、余四朗に気付いた様子は無かった。 どうやらこの妖は初めて共喰いをしたらしい]
(…てぇことは、人ぁまだ喰ろうとらん、けぇ?)
[妖は人の方を好んで喰らう印象が余四朗にはある。 疑問を抱き僅かに首を傾いだが、それは祓わぬ理由にはなり得なかった。 放っておけば、味を占めたこの妖は人を襲うだろう。 余四朗は太刀の柄を握り、湿った砂地を草履で踏み締めた]
(19) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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《────ザンッ》
[力強く砂地を蹴る音が重々しく響く。 岩陰から飛び出すようにして跳躍した余四朗は、もう一つ岩を蹴り跳んで太刀を上段へと抜き放った]
っらあぁあっ!!
[大きく跳躍した余四朗の位置は烏喰らう妖の真上。 落下の速度を乗せた真直ぐな一撃が振り下ろされた*]
(20) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時頃
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─ 神社 ─
[本来なら、野外で眠り込む、という事はほとんどない。 ましてここは妖閉ざした結界の内、いつ何時奇襲を受けるかもわからぬ場所。
にも関わらず、緩い微睡みに身を任せる事が叶ったのは、周囲に漂う清冽な気、故か]
(……なんか、知ってる感じに、よう似とるなあ……)
[夢現、こんな事を思うものの、その「知っている」のがどこなのかはわからない。 それでも、落ち着く場所でがあるのは今の状態ではありがたく。 微睡みの内で気を均すその肩の上では、小鬼がきょろりと周囲を見回していた。 不寝番の心算、らしい]
(21) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
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[地を蹴った瞬間に土中から伸びた無数の根は、>>13僅かに鬼丞の身には届かなかったが、ほんの少しでも遅れていれば、絡めとられて身動きならなくなったろう。 内心のひやりとした焦りを押し隠して投げた声に、妖が激高して吠えた、その本当の理由は判らなかったが]
くわばらくわばら...
[風に任せて距離を稼ぎつつ、鬼丞は、小さく呟く。 あの妖は気付いていなかろうが、こうして風で身体を宙に運ぶ時は、逆に攻撃に移ることは出来ない。 人ひとり分を支える風を操るのは、それだけの力を必要とするものだったからだ。 身を包む風が、ある程度の防御とはなるが、護る一方ではいつか力が尽きてしまう]
やっぱり油断は出来ねえな...さて、せめてあそこを離れて追ってきてでもくれりゃあいいが。
[そう思って煽ってみたが、向こうも警戒している筈だ、そううまくはいかないかもしれない。それに、すぐにまたぶつかる事は、どちらにしても避けたかった]
(22) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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[いつまでも宙にいては、逆に空飛ぶ妖共に襲われかねない、どこか休める場所は、と、眼下を眺め、目に入ったのは先刻通った岬への道の分かれた先]
ありゃあ、神社か?
[滅びた村とはいえ、それなりに人のいた地の鎮守の社なら、妖共にはあまり近付きたくない場所の筈だった。息をつくには格好かもしれぬと、思いつく]
(23) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
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― 神社 ―
[それでも多少の警戒はしながら、ふわりと、社の屋根の上に、まず身を運んだ鬼丞は、その時初めて、別の気配が傍に在る事に気付いた。>>21 常ならば、闇の星の気配に、こうまで気付かぬ筈はない。先程の妖との対峙に、気力をすり減らしていたせいか、或いは、闇の星の持ち主が、微睡んでいたそのせいか]
おやおや...
[苦笑と共に呟いた鬼丞を、紫の小鬼は何と見たか]
(24) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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─ 神社 ─
[近づく風の気配。 微睡む青年の意に反し、内なる星はざわり、ざわめく]
……んー…………るさ……ねさせ…………。
[それを抑え込むように小さく呟く姿に、小鬼は呆れた視線を向けた後。 苦笑する男>>24をじぃ、と見上げて、キキ、と短く鳴いた。 声音にあるのは、微かに警戒する響き]
(25) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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