人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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【墓】 本屋 ベネット

― 赤国国境 ―

[陽が傾いてきた。陽が暮れる前にララントに到着して良かった。
 交易の盛んな、国境帯のこの街を囲む壁の造りは公国の中でも頑丈な造りをしている]

 とりあえず、フィリスは軍の屯所に、かな。
 二人はー……うん。

[僕が説明するまでも無く、ムパムピスが受け持ってくれる>>+4
 彼、ムパムピスは、只の二等隊士は勿体なさ過ぎると思う。
 気性の荒い人間の揃う赤国では珍しい大らかさに、何度か垣間見せる事務的な方面の有能さ。
 ――特進…掛けてみるかな。使えそうだし。
 勝手にそんな打算的な事を考えていて。

 ……あ、ここの揚げぱん最近食べてないや。
 セディー、お金無さそうだし、明日でも会ったら奢ろうかな]

(+42) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット

[態々僕から何も言わなくても、ムパムピスが纏めてくれる>>+10
 ……解る事は、口煩めのあの推佐。
 彼よりもムパムピスの方が遥かに有能だって断言できる。

 荷物も野盗に奪われてしまい途方にくれている、らしいメディも、入国拒否で放り出させるつもりは毛頭無かったけど、そこもまたムパムピスが腕の見せ所。

 メディは、野盗の件についての参考人として。
 僕が口出しする必要も無く、三人の入国は受け入れられた。

 ――というわけで、おいでませ赤国]

(+43) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット

[――と思ったその時には>>+17]

 ……!

[馬と馬が激しく衝突し、激しい嘶きが響く。
 既にセディーの身体はメディに引き上げられてる。
 そんな気はしてたけど、やっぱり歴史家て言うのは嘘だったんだ]

(+44) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット

[そうしている間にも行き交う怒号。
 メディはフィリスの知り合いだったみたいで、明らかにこのまま緑国へまで逃げ出そうとしているのが見て取れる。

 ――だけどここで逃がそうとも思わない。
 このまま、何もしないままで逃がそうとは。

 対立の意識を強めるだけの結果では終わらせたくない……]

(+45) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット


 ――…………


[すぅ、と眼を細める。
 獲物を狙う『狼』の様に…鋭く]

(+46) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット

[ぱんっ、と音を立てる硝煙が立ち昇る]

 ……あれ……

[……僕、"まだ撃って無いのに"。
 迅速に行動した誰かが威嚇射撃をしたらしく、そこで事は集束した。

 あの人、伊達に口煩いだけじゃ無かったんだ。
 そう思いながら、これでも護身用に隠してるハンドガンをこっそりと戻した。
 もしかしたら、誰にも気付かれなかったかも知れない]

(+47) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット

[やがてメディとセディーが連行されていくのを見送って。
 何も言わずに馬を進めながら、少し考え込む。

 ――国境帯のこの街で、緑国の兵士(多分そうだと思ってる)が騒ぎを起こした。
 取りあえず兵には即日緘口令を敷くのは僕の頭の中では既に確定事項。
 メディは……こればかりは庇い切れない。命を落とさせる様な処置だけは絶対に取らせないつもりだけど、拉致未遂、軍務妨害。脱獄する気が無いならだけど、最低でも三カ月程度の禁固にはなるはず。
 …考えが無い事も、無いんだけれども、今は無理。

 後もう一つ。さっきのフィリスの言葉にも考えさせられるところがあって>>+32
 どうにも上手くいかない。そんな言葉が一番しっくりと来る。
 緑国の民は、赤国ではこの先冷遇を受けやすい立場だろう。それは僕一人の力では変える事の出来ない類だ。
 それが、本来ならある筈の無い状況を生み出す戦争と言う物なのだろうけれども……]

(+48) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット

[…ムパムピスの視線に気付く。困った様な表情]

 ……中々思うように行かないね。
 まさかあんな所まで態々助けに来る人が居るとは思わなかった。

[どうしようかな、と苦い笑みを浮かべて見せる]

 僕一人だけの力にも限界があるから。
 国中の人の意識を変える事は出来ない。

 どれだけ頑張っても戦争の火種は消えてくれない。
 もどかしいね。

(+49) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット


 僕に出来ない事が出来る。
 力を合わせて出来る事を沢山に増やせる。

 ――そんな人が居てくれたら、良いのにな。

[ポツ、と何時も思っている心の声を口に出す。
 公子に…僕の足りない部分を補ってくれるような人がいれば。
 身分差を取り払って、までは言わないけど、信頼し合える様な人がいれば。
 無い物ねだりなのかも知れないけど]

(+50) 2011/07/04(Mon) 07時頃

【墓】 本屋 ベネット

 ……フィリス、一先ず君の怪我、医者に見せよう。
 しっかりと足を治す事がまず第一。

[馬を寄せ、横目で沈みがちな表情のフィリスに。
 足の怪我は、まず医者に見せるべきだろう。
 立場上、僕の間隔からは、一日以上も放置しておく時点で考えられないのだけど、小隊でも処置はしっかり為されたみたいだから良しとして]

 怪我を治しながら、ララントを見て回るといいよ。
 あぁ、さっきの彼。メディと会いたければどうぞ。
 困る真似をしなければ、誰か護衛が君に付く以外、君の行動に制限は無いから。

[馬の手綱を繰りながら、真直ぐフィリスの眼を見て]

(+51) 2011/07/04(Mon) 07時半頃

【墓】 本屋 ベネット

 暫くの間、この街を過ごしてみて。
 この国の民が皆、君の思う様な野蛮で乱暴な奴等ばかりだと思ったなら、僕は何も言えない。

 だけど、もし君の思っていた事と違う何かが見付かったなら。
 何れ敵国になるかも知れない人間でも、無闇な血を流させたくない様に思うなら。

 少しだけ協力して欲しい。
 民の様子、軍の動き、それを知っているだけで流れる血の量は違ってくる。
 今は無理でも、教えてくれる気になったらで良い。

[既に一度断られた事に、今度は条件を付ける。
 その為に僕はこうして彼女を客人として招くことにしたんだから]

(+52) 2011/07/04(Mon) 08時頃

【墓】 本屋 ベネット

 ―― 二週間。
 それだけ過ごしてくれたら、君の答えがどうであっても良い。
 司法取引として、君の身柄は放免するよ。

[それに、この打算は最初から決めていた。
 あのまま御咎め無しで逃がす事も難しかったからこそ、情報にも期待して、こんな回りくどい手を考えた]

(+53) 2011/07/04(Mon) 08時頃

【墓】 本屋 ベネット

 国の誰が何と言っても、僕はこの国の公子だ。
 次の大公として、公国を受け継ぎ、守る義務がある。

 その僕の国で、戦争の血を流したくはない。
 でもそれは同じ人間の住む他国も同じでしょう?
 手の届く限りに犠牲は少なくしたい。出来る限りの手は尽くしたい。

[そこでフィリスを真直ぐに見詰めていた視線を離し、馬を先に進める。
 もうあの赤狼の旗が靡いてる所が軍の屯所だ。
 ちなみに僕もここを使わせてもらう。上級軍官用の部屋には余裕があるし]

(+54) 2011/07/04(Mon) 08時頃

【墓】 本屋 ベネット

 ――さっき、セディーが言ってたよね。護るべきは101だって。
 良い言葉だと思うよ。


[出来れば、僕は更にもう一歩。102、くらい護りたいと思ってしまうけど**]

(+55) 2011/07/04(Mon) 08時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/07/04(Mon) 08時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/07/04(Mon) 08時頃


【墓】 本屋 ベネット

― 翌日 牢屋 ―

[地下の肌寒い牢屋は、余り健康状態が良さそうとは思えない。
 数人の兵士を引き連れて、僕の足は独房の前で止まる]

 おはよう、セディー。
 一晩こんな所に居させて悪かったよ。

[ごめん、と謝罪を籠めてセディーを見詰めている間に。
 多分彼が考えていたよりも随分あっさりと、牢の鍵は開かれた]

(+78) 2011/07/04(Mon) 20時半頃

【墓】 本屋 ベネット

 昨日一晩で、ローゼスブルグ大学に確認を取ったよ。

 確かに、君の名前はあったし、帰国の旨も四日前にちゃんと申請されてた。
 君が緑国の人間だと言う事も考えて、それなりに厳密に調べてみたけど。

[軍部の関係者だと言う根拠も当然だけどなかった。
 そして昨日、メディを止め様として居た様子も、僕だけじゃなく何人かが確認していた事も働いて]

 身元証明になる物が在ったら完璧だったんだけど、大学から証明書類の写しを回して貰った。
 だから当部の判断から、君は正式な留学の一般市民だと判断して、無罪釈放にしたよ。

[何で僕がこんな事を通達しているのか、と疑問には思われるかも知れない]

(+79) 2011/07/04(Mon) 20時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/07/04(Mon) 20時半頃


【墓】 本屋 ベネット

 ……悪かったよ。
 昨日は止めれる様な状況じゃなかったんだ。

[話を聞いている間、ずっと僕を見つめ――ううん、睨んでる彼の視線を、無実にも関わらず一晩を牢屋の中で過ごす羽目になった事に対する怒りだと思い、小さくだけど頭を下げる]

 とにかく、ついて来て。
 緑国への馬車の流通に関しても教えてあげたいから。

[セディーを伴って歩き出そうとして、隣の牢から声が届く。
 メディだ。昨日は尋問を行いはしたらしいが、余り酷い扱いを受けて居ないと良いけど。
 昨夜も言い含めたにも関わらず、彼の服の下では幾つかの青あざを作っている事は知らない]

(+108) 2011/07/04(Mon) 22時半頃

【墓】 本屋 ベネット

[けど、一息に喋る彼の言葉には眉を微かに寄せる>>+96

 100の為に1を捨てる。
 国や軍としての在り方として、正しい、のでは無い。それが一番、楽、なんだ。
 難しくも無い、多数にとっては都合の良い。

 でも嫌いな考え方だ。

 両方守れないと誰が決めた?
 限界まで彼は努力しようとしての言葉?
 僕には、ただ諦めてる様にしか見えなかった]

(+109) 2011/07/04(Mon) 22時半頃

【墓】 本屋 ベネット

 ―― わ……

[ただ、それを僕が言葉にする前に、全部セディーが言ってくれた>>+104]

 ちょっとセディー! 引っ張んないで!
 ほら、そこの人凄い顔で睨んでるから!ちょっとー!?

[そして僕が何か言う前に、僕を引っ張って踵を返す。
 あぁ、流石に兵や看守の皆様方が驚いて、一部凄い形相で睨んでるんですけど……
 気付いてくれないかも]

(+110) 2011/07/04(Mon) 22時半頃

【墓】 本屋 ベネット

― ララント裏路地 ―

[本当に大丈夫なのかな。離してくれる様子は無い。
 そのまま人気の無い裏路地まで連れ込まれて]

 ……参ったな。
 僕の正体なんでバレちゃったの……?

[別にバレた所で問題は無いし、隠す気も無かったけれど。
 眉根を寄せるセディーの詰問に、まぁ待ってと片手をあげて]

 フィリスは既に知っている通りに、飽くまで客人として迎えるつもりだよ。
 心配しなくても、二週間ほど立てば彼女の事をそれ以上拘束するつもりはない。だから安心して。

 ……メディは……
 なるだけ善処はする。少なくとも殺す様な真似はしないよ。

[正直メディの処遇は捕虜として扱う以外に無く。
 どうしようかと考えていたから、少しだけ曖昧な返事になる]

(+116) 2011/07/04(Mon) 23時頃

【墓】 本屋 ベネット

[何故僕の事を知って居たかの理由は、僕は当然どちらの意味でも知り様はないけど。
 諸侯について問われたら、大丈夫、と指で口を押える]

 手は打ってるの。
 まず諸侯にまでそんな話伝わらないよ。きっと。

[緘口令は昨日の内に敷き切った。
 昨日の騒ぎを起こしたメディの事は勿論、フィリスの事のどうこうも、特別な何事かが無い限り、ローゼスベルグまで届く事も無いはずだと思う]

(+122) 2011/07/04(Mon) 23時半頃

【墓】 本屋 ベネット

[…む。あんまり信用されてない。
 人の口に戸は立てられない。それが当然だと思っていそうなセディーの反応に、肩は竦めておく。
 とは言え、実際あれもララントの街の往来でされたなら、隠し様も無かったくらいには派手だったけど]


 ……観光……
 ……じゃないかな?

[寧ろそれ以外にすることも少ないんじゃないかと考えながら。
 少し戻らなければ行けない、と元来た道をセディーと一緒に戻る。

 丁度その時、緑国からの親書が届くだろうか]

(+129) 2011/07/05(Tue) 00時頃

【墓】 本屋 ベネット

 ……緑国からの親書?
 この街を伝ってローゼスベルグに届けるつもりだったんだね。

 ――いいよ。僕が直々に見る。

[セディーと戻った僕に入った報せ。
 緑国から、実際は父上。赤国大公に届けられるべき親書。
 だけど僕が見て判断する事も、ある程度は赦されている。
 まずは親書の中身を確認するしかないだろう]

(+132) 2011/07/05(Tue) 00時頃

【墓】 本屋 ベネット

 ……ごめんセディー。
 本当は君のこれからについて伝えたかったんだけど。

 ムパムピスを見つけたら彼に聞いてくれないかな?
 たしか彼はある程度抑えててくれたと思うから。

[緑国に帰国するなら、現状の馬車の流通。
 ローゼスベルグに帰国するなら、そっちの馬車についても。
 無一文との事なので、多少の保護手当も申請すれば受けられるかもしれない。
 中途半端で悪いと思いながらだけど、セディーとはそこで別れた]

(+133) 2011/07/05(Tue) 00時頃

【墓】 本屋 ベネット

― 赤軍屯所・一室 ―

 ――― これは…………………


[適当に誂えさせた机の上でその親書を広げた時―
 ―サッと身体中の血が青褪めたのを感じた>>+107]

(+137) 2011/07/05(Tue) 00時半頃

【墓】 本屋 ベネット

 空白地帯の砦を問答無用の占拠。
 開戦に非ずと言えども時間を立てればあの砦は済し崩し的に緑国の領土にする以外に無くなる……


[く、と両手で握った親書に皺が走る。
 それにも関わらず、僕の思考はこの一言のみに集約される。
 ――今すぐ『これ』を破り捨てたい]

(+138) 2011/07/05(Tue) 00時半頃

【墓】 本屋 ベネット

[僕がララントに居ず、この手紙が恙無く赤国に届けばどうなるか。
 答えは簡単。開戦だ。
 事実上の空白地帯と言えども、お互いの国が所有権を主張していた。

 ――つまり赤国にとっては、『赤国の領土』を勝手に奪われた事に他ならない。
 その上で開戦しないと言う主張なんて。
 血で染まった刃物を手に『お前を殺す気は無い』と言う様にしか受け取られない。


 …間違いなく、この親書は開戦の引き金になる]

(+139) 2011/07/05(Tue) 00時半頃

【墓】 本屋 ベネット

 ―――〜〜〜〜!!

[背中を撃ち抜かれた様な衝撃に、悲鳴を上げたい。

 若干十五歳ながらも、嘗て起こった貴族の反乱を抑え、反乱分子を粛清し切った、現女王、ソフィア・エカテリンブルグ・ビリジアーナ。
 その余りにも強引且つ鮮やかな手腕には、敬意を表す反面、思い切りその顔を殴りたくなる衝動にも駆られてしまった]

(+140) 2011/07/05(Tue) 00時半頃

【墓】 本屋 ベネット

 ……僕の力だけじゃダメなんだ……!

 まだ足りない……。
 僕に出来ない事を出来てしまう、そんな人が居ないと……!


[このままでは、本当に戦争が始まってしまう。
 何よりも望まない、赤国の民が不利になりかねない状況で。

 ――考えても、僕一人ではこれに対する事はできなかった]

(+141) 2011/07/05(Tue) 00時半頃

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