56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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全
ミッシェルは御者 バーナバスに投票した。
ヤニクは御者 バーナバスに投票した。
バーナバスは記者 イアンに投票した。(ランダム投票)
ソフィアは御者 バーナバスに投票した。
オスカーは店番 ソフィアに投票した。
イアンは御者 バーナバスに投票した。
ローズマリーは御者 バーナバスに投票した。
バーナバスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ソフィアが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ミッシェル、ヤニク、オスカー、イアン、ローズマリーの5名。
/*
さて、どうなる。
さいころころころころーん!
▼ローズマリー[[who]]
▲イアン[[who]] 予備ヤニク[[who]]イアン[[who]]オスカー[[who]]
(#0) 2011/07/04(Mon) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 01時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 01時頃
|
――砦外――
[視界が一瞬、真っ白に染まった刹那
ずぅ―――――――………ん
腹の底に響く強大な爆発音>>4:93に、身体がびくりと浮き上がる 発光弾に目がやられ、うまく視界が動かない]
な、何事、ですの……!? 敵襲!?
[目を見開き、徐々に視界が戻ってゆく ソフィアの信号弾の意味はローズマリーには分からない
ただ、この爆発でまた、人が死んだのだろう、と思った**]
(0) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
|
…待ってろ。
[大きなため息とともに囁きを返した。]
|
[いつの間にかミッシェルが傍に来ていた。>>4:89 振り返り、苦笑する。]
ちげー……いや、そうかもしれないな。
[副団長の死を告げたのだから。 守りたいと思って騎士団に入ったのに、何故こんな顔をさせてしまったのか。 戦の所為とはいえ、心が痛んだ。 あの時見かけたように笑っていて欲しいと思ったのに。
近づいてきた幼馴染>>4:92に、緩く首を振る。]
(1) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
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いや、死んでる。 ……認めたくなくても認めろ。
[ペラジーの首に刺さった矢には、副団長の胸を貫いた矢と同じ印。
追い払うのではなく、追いかけ止めを刺すべきだったと思ってももう遅い。 仕方がなかったとは言いたくなかった。]
すまない……。
[小さく謝ると同時に空が光る>>4:93。 それに僅か遅れて聞こえてきた爆発音。]
(2) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
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|
[画面に入った紅に、目は奪われて>>4:90
自分が、目を逸らそうとしていた現実が、そこにはあった。 受け入れなければいけない、 その赤を。]
…… っ
[一心不乱に絵を描き上げるその姿は
あの平原で戦っていた者達――― 彼が憧れていた騎士団と、何ら変わらなかった。]
(3) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
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[それが諜報隊で使う信号弾だと分かれば、ペラジーの体を背負う。]
ミッシェル!姫様を連れて一度中へ!
[本来ならペラジーの遺体はそのままに、公女を引き摺ってでも中に連れて行くべきなのかもしれないが。 ペラジーを置き去りにすることは出来なかった。
幼馴染がそれを聞いていたか、ローズマリーが素直に戻ろうとしたかどうか確認することなく、砦へと走る。]
(4) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
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おい、おっちゃん…ッ!!
[手がだらりと落ち
告げられた最期の言葉は、 ―――]
(5) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
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――砦外――
[涙を流す公女と目があう。 何も言葉を発する事は出来ずに見つめるだけだった。 ヤニクに声をかけられれば焦点もままらない瞳で顔を向けた。]
泣かせたの?なんで泣かせるの? 死んでるとか言わないでよ… ペラジーは死んでなんか… [必死で声を押し出すが消えかかる言葉は幼馴染みに聞こえただろうか。]
(6) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
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[ 公女の涙。 友人の死。
頭の中で反響をした。]
「ずぅ―――――――………ん」
[近場で聞こえる爆発音。 周囲は地響きと共に木々の木の葉が揺れ、一斉にざわめきだした。
この戦況下では既に何が起こってもおかしくない。]
(7) 2011/07/04(Mon) 01時半頃
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|
[幼馴染みの大きな声は焦点の合わなかった瞳を元に戻す。]
あ…わかった。
[背負われる友人を見つめながら女は公女の手を引いて、彼の後を追いかけた。 公女が何を言おうとも、女は必死に砦へと走った。]
(8) 2011/07/04(Mon) 02時頃
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…埋めるもんかよ。
[飾られた、彼の最期の作品を見て呟いた。 彼が遺したいと、命をかけて描いたものだ。]
ありがとうな、おっちゃん。
[紡がれなかった言葉の続きを、代わりに呟いて**]
(9) 2011/07/04(Mon) 02時頃
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[砦に着けば、ペラジーの遺体を他の者に任せて参謀室へと向かう。 部屋には参謀の姿はなく。 代わりに団長と、既にソフィアのことを報告していたのだろう、そこに辰と藤の姿もあった。]
参謀殿は? ……まさか。
[視線を逸らす二人の代わりに団長から、ソフィアの最期を聞き拳を握り締めた。]
(10) 2011/07/04(Mon) 02時頃
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•••なんだ!?
[急に響いた轟音に慌てて窓の外を確認すると、大きな煙が立ち登っているのが見えた。]
おい、誰かイアンの姿を見た奴はいないのか!
[切羽詰まった様に張り上げられた声に、バーナバスを送って行ったという声が聞こえると、その場所を聞いて急いで駆け出した。**]
(11) 2011/07/04(Mon) 02時頃
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おっさん、参謀と副団長から万が一の時は俺に後を任すとか言われてた。 だから。
[軍を出す許可をくれ、と頼む。 団長が頷いたのを見るが早いか、辰と藤を連れて部屋を出た。]
参謀殿が命を張って持ってきてくれた情報、無駄にするな。 支度が整い次第、敵を討つ。
それとお前は動ける奴らと一緒に、水を大量に用意しておけ。 敵がすぐ傍まで来ていたら、火矢で狙われる可能性もあるからな。
[辰に人数を集めるように指示し、藤にはそう頼む。
大量の矢を射る場合は牽制も兼ねている為、飛距離を優先にして命中度は気にしない。 しかし毒矢は命中させなければ意味が無いのだ。 それを持った敵兵が近くに居るのなら、火矢で砦が狙われる可能性も考えておかなければならなかった。]
(12) 2011/07/04(Mon) 02時半頃
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[動ける騎士が集められる間、見張り台へと向かう。 静かに見つめるは、敵陣の方向。 これで終わらせなければならない。]
今、勝利を我等が手に。
[敵討ちではない。勝利の為に。 それだけを考え、支度が整ったという報告が来るまでの間、そこに居た。**]
(13) 2011/07/04(Mon) 02時半頃
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[砦は外より安全だった。 ペラジーをヤニクが他の者に任せる姿を見つめ>>10、女は振り返り涙を流す公女に近づき話かける。]
大丈夫ですか? ヤニクが無礼なことをしていたら申し訳ございません。
[幼馴染みに否定されなかった言葉を思い出す>>1。 公女の様に泣けるのならば泣きたかった。 全ての感情を押し流すように涙を流せるものならば…
一体どんなに楽なのだろう**]
(14) 2011/07/04(Mon) 02時半頃
|
…どこに居るのか分かったのかよ。
[倒れたバーナードに寄りながらも、既に息が無いことを確認すれば
視線は絵に釘付けのままで、囁き返した**]
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 02時半頃
馬鹿にしてるのか?
[バーナバスの部屋へと急ぎつつ]
|
――砦の中――
[手を引かれて走った>>8記憶は曖昧で、気がつけば、砦の中に居た
愛した騎士団が、壊れていく 人がどんどん、減っていく
戦争とは、こういうものだったのだ 外交が失敗したせいで、ここまでたくさんの命が失われるのだ
ミッシェルの言葉>>14に、ふるふると首を振った]
違うのです、違うのですわ……彼のせいではありません…… わたくしのせいなのですわ…… こうして、国すら守れずに、どうして統べていけましょう?
[涙に濡れた瞳で、ミッシェルをじいと見つめる]
愛する人と一緒に居られないのならば、生き延びても辛いと、思いませんか? 愛した人と戦わねばならないとしたら、貴女は、どうします?
(15) 2011/07/04(Mon) 17時半頃
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[公女は涙で溢れた瞳を向ける。 ここで自身が泣いてしまえば、何も先には進まない。 女は涙を堪え、解かれた髪の毛を全て後ろに持って行くとそっと公女を抱きしめた。]
無礼を承知で行っております。 お許し下さい。
何故自身を責めるのですか? 外交が失敗したからですか?
[外交の失敗は参謀から聞いていた>>4:49。躊躇いがちに出す言葉。 愛する人と問われれば脳裏に浮かぶのはただ一人。]
公女様はお強いです。 私なら耐えられません。例え貴女の立場でも…私には無理です。 愛する人と戦う苦しみを味わうのならば、私は自らの命を絶ってしまうかもしれません。
[想像が出来なかった。したくはなかった。 苦しむ公女に何も気の利いた言葉も言えずに口を噤んだ。]
(16) 2011/07/04(Mon) 21時頃
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…いくつか聞いても宜しいでしょうか? 愛する人との関係が悪化したと感じるのは何故ですか? 貴女は…関係が悪化した後にそのお方に会いましたでしょうか?
[耳元で尋ねる公女への質問。 女は公女からの返事が来るまで、彼女が僅かでも落ち着くように背中をさすっているだろう。]
(17) 2011/07/04(Mon) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 21時半頃
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[支度が整うまでの間、緑騎士団長から赤騎士団長へ伝令が向かっていた。
その内容は、緑の副団長と参謀の死、そしてその参謀が残した書付に書かれていた内容>>4:87。
敵を討つ為に、両軍が協力すべきという物。]
(18) 2011/07/04(Mon) 22時頃
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[見張り台で敵陣の方角を見つめ、思い出したように笑う。]
そういえばさ、俺逃げなかったぜ。
まぁ、動揺しちまったが。
[公女と会った時逃げ出すかもしれないと彼に言ったが、そんなことはなかったと報告した。]
|
[鳴り響いた爆発音に、ふと音のした方を向くも それに対して、驚く程に冷静な自分がいた。
――――何が起ころうとも、ただ勝利だけを。 その赤は、内側で、静かに燃えていく。]
…
[やがて、その部屋でオスカーとも合流出来ただろうか。]
部隊を再編でき次第、…攻める。 お前は先に行っててくれ。…俺は少し、寄るところがある。
[そうして、バーナードの遺体を担いで、部屋を出ていく。]
(19) 2011/07/04(Mon) 22時半頃
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|
ー バーナバスの部屋 ー
おい、いるか? いるなら返事しろ!
[目的の部屋のドアのまえに辿り着くと、そのドアを叩いて。 イアンは出てくるだろうか。]
(20) 2011/07/04(Mon) 22時半頃
|
なぁんか、返事がないと只の独り言だよな。
[事実だが。
それを寂しいと思うのは戦が終わってからで良い。
今は、戦を終わらせることが何よりも重要だった。]
感傷は此処まで。
敵を、討つ。
|
― →遺体安置所 ―
[動かなくなったバーナードを担いで 辿りついたのは、死んでいった仲間達のいる場所。 せめて、共に、安らかに眠らせてやりたいと]
…
[す、と辺りを眺めるように視線を移動させれば 赤騎士団の制服を身に纏った“彼”の姿が見えて]
…待ってろよ。
[そして、その身体から ]
(21) 2011/07/04(Mon) 22時半頃
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•••その男
[どうした?と聞こうとしたけれど、彼の瞳を見てなんと無く気おされて。]
分かった。
[イアンの言葉に頷くと赤騎士団の詰め所へと。]
(22) 2011/07/04(Mon) 22時半頃
|
ようやく命令らしい命令をしたな。
[僅かにえんだ。]
|
[そして、緑騎士団長から伝令が届く>>18 副団長と参謀の死、そして…]
…悲しんでる暇もねーってか。 そりゃそうだ。
[上げたのは、嘆きの咆哮ではなく 戦いの為に、仲間へと伝える囁き。]
(23) 2011/07/04(Mon) 23時頃
|
…うっせー。
[聞こえた声を一蹴して。
次に話すのは、今しがた聞かされた伝令内容。]
ヴェスパタイン副団長と、
カテーリングラード参謀がやられた。
両軍協力の下で敵を討てとの命も出た。
俺達は緑より前衛に出て、敵を迎える。
動ける赤狼達は、…足りそうか?
[例え戦力不足でも、引くわけにはいかないのだけれど。]
|
[支度が整ったという報告を受け、見張り台から降りる。 副団長の代わりに、ならば、彼の甲冑を借りた方が良いかとも考えたが、弓を打つには甲冑では動きにくい。 そして何より、副団長の死は伏せられている。]
ま、似合わないだろうしな。
[にやりと笑って、砦を下から見上げた。
守りたいもの、守るもの。そして、守れなかったもの。]
……守る。
[その為に、騎士団に入ったのだから。]
(24) 2011/07/04(Mon) 23時頃
|
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[ミッシェルの優しさが身に染みる>>16 そう、国の者たちはここまで彼女を愛してくれるのだ 辛さと嬉しさで、涙は溢れるばかり
重ねられる質問>>17に、微笑む]
会っては、おりませんわ…… 会えませんの、もう、会えませんの……
会った方が、良いのでしょうか?
[会おうと思えば、居るだろう 戦場に出れば、きっとそこに、セシルは居るのだろう]
会いたい、ですわ――
(25) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 23時半頃
|
[公女の答え…>>25。 彼女のセシルへの愛情が伝わって来るのがよくわかる。]
会った方が良いと思います。 そして…真実を確かめてみるのです。 もしかしたら彼は戦を望んでいないのかもしれない。
[絶望からの僅かな兆しを頼りに発する言葉を並べる。 女が何を言いたいのか…それは誰にもわからない。]
戦場には出ないで下さいね。 危険ですので絶対に辞めて下さい。 会いたいのならば…私がどうにか致しましょう。
[安心させるかのように声は応えた。 しかし公女からは見えない。女の表情が曇り眼になっていることを。]
(26) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
|
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[ふと浮かんできた、幼馴染の顔。]
なあ、ミッシェル。 この戦が終わったら……いや、やっぱ良いや。 戻ってきたら、直接言うか。
[呟きかけ、頭を掻くとそのまま戦場へと向かった。]
(27) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[ミッシェルの言葉>>26に、はたと顔を上げる 『戦場には出ないで』という、言葉に]
(戦場に出れば、きっと、会える――)
[ミッシェルの曇り眼には気付かない 彼女の意図も気付かない 隊を無視する行動を取ってしまったり、意図を上手く伝えられなかったり そのようなどこか不器用な女性である事を、公女は知らない]
敵将がどこまで、来ているか、ご存知ですか? 作戦の詳細を、教えていただきたいのです
(きっと、居る……居るのなら、近づけるのなら――!)
[騎士団達に言えば、もちろん止められるだろう だから、ミッシェルに問う
本当にセシルがそこに居るかも定かではない事を、ローズマリーは知らない 凝り固まった思考は、もう、会いに行く事しか考えられていなかった]
(28) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 23時半頃
ローズマリーは、何も知らない
2011/07/04(Mon) 23時半頃
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― 砦前 ― [揃った騎士達の前に立ち、その顔を一人一人見る。 副団長のの代わりに男がいることに、首を傾げるものもいたがそれでも全員の目に恐怖はない。
副団長がしたような演説はしなかった。 ただ、言うのは。]
己にできることをやれ。悲観するのはその後だ。 守るべきものを守るために、俺たちは勝つ!
[そう叫び、進軍する。]
(29) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
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[彼女は何を考えているのだろう>>28。 女に問うその言葉は心なしか明るく聞こえた。 そんな公女に女は冷静に答えた。]
私には申し訳ありませんが分かりかねます。。 知っていても…公女様に教えることは出来ません。
[女は抱きしめた手に一度、力を入れるとすっと放し、一礼を。]
必ず連れてきますから。変な考えは辞めて下さい。 公女様は砦の中でお待ち下されば良いのです。 では…失礼します。
[女はその場から立ち去った。 彼女の幸せを考え、ある場所へと向かう。]
(30) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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― 遺体安置所 ―
[公女の返事を聞けば女は一礼をして遺体安置所へと足を運んだ。余計な音が一切入らない部屋。 自身が探していたムパムスピを含め、大切な友人を含めれば見知った顔が数体あった。]
こんなはずでは…
[冷たく横たわる神父。厩務員の少年。自軍の上官。物資補給管理者。参謀者。父の面影を照らしていた上官。そして友人――― 物言わぬ彼らを見つめ、同時に頬を伝わる自身の涙。] ヴェスパタイン副団長はなんで私をおいて行くのですか?! 剣術の指導をしてくれるとおっしゃってくれたではないですか…?! 私はまだ教わっておりません。 それに…私はあなたにまだきちんと謝って…いな…ぃ。
ペラジー…痛かったよね。首だもんね… ごめんね。守ってあげられなくて…ごめんね。
[涙の跡が見られる友人の頬に触り、自身のハンカチで優しく拭った。人がいようと関係ない。女は抑えていたものが溢れ膝から崩れて、次第に声は嗚咽へと変わった。 全員の死因を聞けば女の声は枯れるまで泣いた。]
(31) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
[―――それからしばらくして。 動ける赤狼達が集められ、戦場へと送りだされる。 その途中、緑騎士団とも合流するだろうか。
平原は、以前と変わらず深緑に染まっていた。 それは、バーナードが描いた絵を彷彿とさせて、 手にした剣に思わず、ぎり、と力が入った。]
かっこワリー歴史なんざ、残さねーぞ。
[>>4:90思い出したのは、彼の言葉。 騎士としての本当の戦いを、この時に刻むために。]
―――我が手に、勝利を。
[そう、低く咆えれば、馬が嘶く。 それを合図に、敵軍へと向かうように駆け出したのだった。]
(32) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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|
[女は二通の手紙を書いた。
さらさらと迷いはなく進む筆。 その後、筆を置くと次は髪の毛に鋏を入れた。美しく腰まで伸びた髪の毛は肩の長さになった。 それはある決意の固さ。 女は手紙を握りしめ、部屋を出た。他の者に手紙を託し、女は向かう。
自身が一番大切な人の元へ…]
(33) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
― 砦前 ―
見つけた。 ヤニク。話がある。
[女は捜した。必死で幼馴染みを捜して回った。 緊張した面持ち…見れば忙しいのはわかるけれども―― 髪の毛が短くなった自身を見れば幼馴染は何を思うだろうか。 彼が振り向けば無言で近づき、人目も憚らず自身の唇を彼の唇へと重ねる。 怒られそうだがせずにはいられなかった。感情のままに起こす行動。一人の女をしての行動。]
…ん。ごめん。 好きだった。幼い頃からずっと好きだった。 今も大好き。私はヤニクがいなくなるのが怖かった。だからこの騎士団へ来た。
[初めて語る入団理由。一つ一つ言葉を綴る。上手く伝えることは出来ないがそれでも表情は真剣に。 女の瞳に映るは女が何年も愛した幼馴染の顔だった。一方通行でも良い。伝えたかった自身の気持ち。]
(34) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
――砦前――
[ミッシェルの言葉は>>30、もはや聞いていない 冷静な判断力も失われ、その心はただ、会いたい、その一心だけで
赤緑騎士団が進軍する>>29>>32のを、影から見ていた 馬舎に行けば、自分をここまで運んできた馬が居る 毛並みも血統も素晴らしい良馬だと言うが、そんな事は知らず]
(あら……編まれている?来た時より、綺麗になっている気が……?)
[フィリップにより入念に手入れされた馬は、しかし戦闘用に訓練された物ではない そんな知識も、無い]
(行くしか、無いのですわ。会いに行くしか、無いのですわ……)
[乗馬だけは、教養として身に付けている 灰色のフードを被り直し、危なげ無く、馬舎から飛び出した
ローズマリーに気付いた者が居ても、もう、止められないだろう]
(35) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(36) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(37) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(38) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
――――……
[駆ける、駆ける 風がフードをはためかせ、尚更にローズマリーの気分を高揚させる
緑の草原は、赤い血を吸って それでもまだ、雄大な自然を感じさせる
歓声を上げ、唸る狼 鋭く空気を引き絞る、鋭利な弓
敵から向かってくる塊を、押し返す そして、小さな命が一つ一つ消えてゆく]
(39) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
[馬が駆ける かつて何度も越えた道 ここを抜ければ、この先には、あの目印となる岩場が有り そして、その向こうには、壮大な山脈が見え始めて そして、そして
その先には、きっと、愛しい――
愚かな姫は、何も知らない 目立つ馬、灰色のフード、遅い足取り 格好のターゲットにしかならない、それを
愚かな姫は、何も知らない 心の臓を貫いた鋭利な矢も その反動で自身が落馬した事も
幸せな夢の中で、幸せのまま、鼓動が、止まった**]
(40) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
[弓兵が矢の雨を降らせる中、剣兵が敵を薙ぎ払う。 殺すだけが勝ちではない。 戦意を失わせる程度の傷を負わせれば、その分敵の戦力は落ちる。]
進め! 我等狩人!その矢は祖国に仇なす敵を討つ! 敵をすべて射ち落とせ!!
[味方を鼓舞し、前線を押し上げる。]
(41) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
[と、その視線の先。 見間違えようがない印を掲げた姿が見える。]
クリストファー……。
[先の戦いでは姿を見せなかったと聞いたが、副団長を討ったその勢いで出てきたのだろう。]
調子に乗らせるかよ! 第一隊は前線を維持!第二隊は俺について来い!!
[そう叫び、クリストファーのいる場所へと駆ける。]
(42) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/05(Tue) 00時頃
|
[敵もこちらに気付いたか、直ぐに陣形を変え弓での攻撃は難しい距離となる。]
ギリギリまで弓を射続けろ! 援軍を足止めするんだ!
[叫び、敵が目の前まで迫れば、弓を左手に持ったまま、右手で剣を取った。
バックラーで相手を視界を奪い、その隙に相手の足を砕く。 苦手だとは言っていられない。 少しでも、戦力を削りたい。
勝利の為に。]
(43) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
[何故自分がこんなことをしてしまったのかはわからない。 幼馴染みの言葉を借りれば言わない方が「未練」だと感じたからだった。]
大丈夫。伝えたかっただけだから。ありがとう。 私ね、これからちょっと行くとこがあるんだ。もしかしたらもう逢えないかもしれない…
ねぇ。来世で逢ったらさ…また幼馴染でいさせてね。
[眉は八の字になっていたかもしれないが、精一杯の笑顔で笑って見せた。 そして彼を見送り自身は愛馬に乗って目的地へと目指す。]
(44) 2011/07/05(Tue) 00時頃
|
|
(私はどうなっても良いから… ヤニク…あなたはどうか無事でいて。)
(45) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
|
|
― 隣国 ―
[一人で向かう、敵陣営。姿を見れば、何も言われず通されるだろう。そう――敵将であるガイル・カロッサの所へ。]
何故襲って来た。私はお前らのいうとおりに行っていただろう。 それの答えがこれか!?
[女は騎士団に入団した後に父親が生きてることを知った。 しかしそれは隣国であるこの国に囚われていた。父親の出身はこの国だった。つまり…亡命。許されぬこと。 病院へ運ばれ、医師から死を告げられたがそれも嘘だった。父親は国へと連れ戻されたのだ。 父親の国へ行ってみれば脅迫される。「親を殺して欲しくなかったら協力しろ。」と。]
私はこの戦いなど望んではいなかった。協力をすれば戦争にはならないと言われた…だから!!
[女が協力していたこと。それは物資をほんの僅かだがこの国に手渡していたことだった。ばれたことは一度もなかった。]
(46) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
|
|
[後方から飛んできた矢がクリストファーの馬に当たり、落ちる。 その隙を逃さず、駆け出す。 傍まで行けば、相手も剣を持ち立ち上がっていた。
そしてそのまま打ち合いになる。]
くっそ、もっと真面目に訓練参加しとけば良かったか!
[敵の攻撃が腹を刺し、膝をついた。 そこに伸し掛かる、蛇のようだと称された男。]
(47) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[敵軍との衝突の瞬間になれば、馬の上を転がるようにして 身をかわしながらも、剣を払う。 崩れ落ちた敵兵を押しのけて、そこに自分の道を作るように。]
――――…っ !!!
[赤い鎧を纏って駆ける姿は、まさに『狼』 赤騎士団団長の名に恥じぬように。 死んでいった者達への追悼となるように。]
(48) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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――ゆめのなか――
バーナバスが描いたような、あまりにも明るい新緑の草原の中 響き渡る、愉快な笛の音色 心を沸き立たせるそれは あまりにも軽やかで あまりにも伸びやかで 身体が勝手に、動いてしまう
ああ、手を繋ごう
弓の得意な、それ故に練習を欠かさない、真面目な緑騎士団員 馬舎で働く、どこまでもまっすぐで誠実な少年 優しく言葉を掛けてくれた、皆の支えの従軍神父 独特の服と物言いが真新しかった、緑騎士団の参謀 軽い言動の中に、しかし実力に裏打ちされた心を持つ新騎士団長
そして、ずっと反りが合わなかった、衛生兵と、手と繋いで
皆と手を取って、幸せの中で、踊ろうではないか――……**
(49) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[突如、ぽかりと空いた空間に現れた敵。 纏う雰囲気は、団長クラスのそれ。 黒い影は躊躇う事無く、真っ直ぐにこちらへと突撃して来る。]
…ぐッ!!!
[金属音が鳴り響き、お互いの剣が交差する。 真正面からぶつかろうとも、相手はオスカーのように引こうとはしなかった。 それは純粋な力比べ。剣を離しては、またぶつかり。 繰り返す度に、内なる熱が一気に外へと溢れ出るのが分かった。]
だ、ああぁぁあッ
[咆哮は止まない。 相手の一瞬のスキを突いて、懐へと滑り込むように]
(50) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ベネット・ファーレンハイト… [突然話し出す亡くなった人の名。静寂なこの部屋で異様な空気が二人の間を流れた。]
あんたの剣術レベルは下だ。力任せでねじ伏せようとする。剣術レベルでは私以下だ。 イアン・レッドフィールドやセドリック・ヴェスパタインには敵わないのは自分で良くわかっているだろう? だから初日に弓兵部隊がイアン・レッドフィールドを狙ったがそれに気が付いたベネット・ファーレンハイトが気が付き替わりに息絶えた。 計算違えだったが副団長と言う身分の彼を殺害出来たことは結果的に成功した。
(51) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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くそがぁぁぁ!!!
[クリストファーが止めを刺そうと、剣を振りかざす。
反撃の為、辛うじて掴むことの出来た矢をその胸に突き刺した。
渾身の力で突き刺した鋭い鏃が、メイルの隙間に突き刺さり致命傷を負わせす。]
ざまあねぇな。
[血を噴き、倒れるクリストファーの体。 肩で息をしながら、立ち上がる。 刺された腹からは血が流れているが、何とか立っていられた。]
(52) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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[はっと息を吐いたその瞬間。]
――ドスッ。
[その背後から、胸へ向けて剣が刺さった。 崩れ落ちながらもゆっくりと振り返えれば、今殺した男の兄――ガイル・カロッサ。]
ち……。 ……戦場ではいつでも気を抜くなって……おっさんが言ってたっけな。
[敵を討ったことに気が抜けていたと、苦笑が漏れる。]
(53) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ああ、ミッシェル。 すまん、な。
[口から漏れたのは、赤い血と。 幼馴染への最後の言葉。**]
(54) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ムパムピス・ドルナー、フィリップ・マーシャル。 彼らは前日に捕虜となった偵察者・テオドールに殺害された。奴が鍵開けが得意なことをもっと早くに気が付いていれば良かった… だがもうその彼もいないことはわかっているだろう。彼は既に殺害された。
セドリック・ヴェスパタイン。 剣術が敵わないお前は弟のクリストファー・カロッサに頼んで矢を射った。奴は名手のようだな。案の定、胸を貫き殺害することに成功した。
(55) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ッあぁぁあああ!!!!
[鋭く光る、矢尻。 それは彼の――ベネットの赤い意志が混じったもの>>21
懐に入った瞬間に、体を捻らせれば 相手の喉元に深く、深くそれを突き立てた。 飛び散る赤は、まるで **]
(56) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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ペラジー・コロン。 私の友人。彼女はセドリック・ヴェスパタインを殺害するために射った矢の流れ矢に当たって亡くなった。 お前は知っているか?彼女がどんな思いで亡くなったか…お前なんかにわかるわけないよな。
バーナード=バース。 彼の死は私には理解出来ないが…物資補給管理者だった彼がいなくなれば物資が滞るでも思ったか? 殺害方法はなんだ…?
(57) 2011/07/05(Tue) 00時半頃
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